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ようやく本題の、幻影旅団団長こと、クロロの話に入るわけですが。
最初登場したときの団長の印象は「わぁいかにも悪の大ボス!かっこつけすぎ!」でした。そんでもって、そんなことを思った人はほかにいなかったようですが、私ときたらあまりにも悪の大ボスすぎる団長に「トガ氏の悪役キャラにしてはストレートすぎる…こいつ、あっさりヒソカにやられて死ぬんちゃうか…」とあまりにも不吉な想像をしてしまったぐらいです。そんなわけで、いまいちキャラ的に深みを感じなかったうえに、前述の理由でもともと敵役にはまることはめったにない私なので、団長は長らく思いきりアウト・オブ・眼中のままでした。
しかし、当初、ヒソカ的快楽殺人者集団だと思っていた幻影旅団は、実はウボォーが行方不明(本当は死んでるんですが)になったら一生懸命探しまわるよーな人情集団で、これはかなり意外でした。ただし、悪党は悪党、殺人集団は殺人集団とゆーことで、旅団がイイ奴らだとは思いませんでしたが、この「意外に仲間思いの人情集団なんすか?旅団?」という認識は…まぁ前振りですね。
そしてコミックス11巻発売。別にハンターにさほどの執着ももってなかった私はなんの情報もなく11巻を読んで、大動転。
だ、だ、誰ですかこれは!!!
とゆーわけで、突然現れた前髪降ろしてにこやかに(でもやっぱりお目目がちょっとサイコな印象)微笑むクロロ・ルシルフルとの出会いです。ネオンとにこやかに会話してるしー!ウボォーが死んでいると確信して泣いてるしー!死者の鎮魂とか言ってるしー!!挙句「ウボォーさん 聞こえますか? オレ達から貴方への鎮魂曲です」
って、ウボォーさんってなんですかー!なんで突然さん付けなんですかー!!こないだまでのかっこつけオールバック団長だったときには「俺が許す。殺せ」
とかめっちゃ偉そうだったじゃないですかー!!どうなっちゃってんですかー!!
とゆーパニックは誰もが通る道でしょう。この段階で私は団長キャラをどう読めばいいのかさっぱりわかりませんでした。実は偉そうに命令して旅団団長してたけど、中身は他の団員と同じく妙に人情キャラなのか、はたまたやっぱりただのサイコさんでこれもただの気紛れなのか。しかしその直後のインドアフィッシュによる殺人シーンは、「う…やっぱ可愛いことを言ってたくせに、これですか…」とゆー感じで、明らかに快楽殺人者の感じ。でも、このシーン、ヒソカとは違って萌えポイントを微妙に突いていたらしく(何故か…?顔がよかったからだったらどうしよう…あるかも…/自分を疑う私)かなり好きでした。
でもこの萌えポイントだけだったらおそらく「キルアいいなぁ」「クラピカいいなぁ」と同レベルで済んだと思うのです。最大の逆転はこのあとのゾル家のシルバ・ゼノとの戦い。いやぁ、この戦いって実は団長キャラ的には危ないですよね。どっちも悪の大ボスじゃないですか。シルバ父は当然キルアが最後に越えるべき人だろし、団長はクラピカの最終標的だし。その悪の大ボス同士があっさり戦っちゃってますよー。とゆーわけでゼノの鋭い推察に「御名答…やりづらいじいさんだ」
「それも正解。仕方ない」
といちいち実もフタもないモノローグをつけつづけた団長は、うちの弟にも「なんだかあれはありなのか?」と突っ込まれてしまう若さを露呈(笑)。いや、ゼノの横で隙を狙っているシルバが一生懸命「たいした使い手だ」
「親父の攻撃を紙一重で交わしながら、俺へは隙を見せない」
「あのときよりも体術はさらに向上している」
と誉めてくれてるんですけどね。やはり団長、若いです(笑)。実際、生け捕りに拘って本気を出さなかった団長、危うく本当にゼノもろとも殺されてしまうところでしたし。旅団団長という強くなくてはいけないキャラとしてはどうなのか?強くないんじゃないのと見えても仕方ないぞ、団長、とゆーアブナイ闘い。でも私は全然おっけぇなのです。
結局ギリギリのタイミングでゾル家の標的でなくなった団長は、ゼノじいちゃんと一緒に瓦礫の中からボロボロの姿でにこやかに復活したわけですが、なんだかこの二人が漫才なんですよね。ええ、もうこの会話がね!!大好きなのですよ私!!「お互い命拾いしたのう」
とさっきまで殺そうとしていた相手に告げるじいちゃんも素敵ですし、それに対して「殺らなくていいの?」
…萌えすぎて倒れそうです私…。「わしゃただ働きもただ死にもごめんじゃ」
「そう? 意外だな。もうないよ、こんなチャンス」
ううう〜〜団長…可愛いわなんだか!!といきなり萌えまくりの私。ここの会話は全部大好きなんですが、敢えて団長ラブの決定打をあげるなら…とても楽しそうな…とゆーていいのか…(でもやっぱりとてもサイコさんな/笑)笑みを浮かべて言った、この台詞でしょうか。
「ひとつ訊いてもいいかい? サシでやったら、あんたとオレ、どっちが勝つ?」
このとき、私の中で団長像が勝手に決定されてしまいました。
団長ってば、誰よりもお子様!!!!お子様だったのね団長!!!!
シルバたちが去って一人になった団長が、どさっと床に大の字に転がり「しんど――」
「ありゃ盗めねーわ」
とまでやるのは、ヤリスギの感も否めませんが…それも悔しいことに、あぁ…可愛い…(涙)。
…まだ続く。次は多分私の妄想炸裂です。→「妄想トーク3」へ
2001.3.30