Aliens

微妙

2004.04.03(Sat)

試聴ができるようになった結果、Valonが微妙という声をちらほら聞くので、それについて。
もちろん個人的な趣味が大きいので、その辺は別問題ということは前提に。
ま、でも、微妙と言われる理由は、客観的に見て、なんとなくわからなくもないです(笑)。

まず、私が思ういちばん簡単な理由は、試聴のできるパートがツカミとしてはあんまりよくないとゆーこと。と言っても、実際あそこが最終的な大サビなので、あのパートにせざるをえないですけど(笑)。おまけに、大サビしか二人が一緒にやっているパートがない以上、試聴はあそこしかありえないんですけどね…。
ツカミを重視するなら、できたらサリュちゃんの歌から入ってイルと絡んでいったら、もう少し印象が違ったのではないかと思うんですけどね〜(と言っても、何度も書くが、そんなパートはないのだ(笑)←無意味)。
実際誤解している方が多くいるようでしたが、あのパートだと、どーにもイルが歌っているように聞こえてしまうんですよね。しかもあれ、歌がうまくないって感じに聴こえるしなあ…(笑)。
でも、試聴しかできない方のために書きますと、イルはあの曲ではラップをしているんです。あの試聴部分は、RIPの曲でも当然ある、メロディーのあるフックでして…たとえばDandelionのサビも歌っているといえば歌っていますよね。そういうレベルのものなんですよね。ラップに関して言えば、むしろRIPのとき以上に頑張ってラップしているように聴こえます。一人な分、一人で幅を広げようとして、いろんなパターンのラップにチャレンジしているような印象でした。
ま、とりあえずは、歌っているわけではないということで。

あとは〜…私自身も首をひねったまま、いまのところ解決していないのですが、あの曲は誰が作ったのか? どこかでイルと小林武史の共同作業というような文を読んだ記憶もあるのですが、トラック自体が共同作業なのでしょうか?いまのところ、どうも詳しいことがわかりません。
さらに、そもそもイルの音楽的志向がどこを向いているのかもわからないので、この曲がイルらしいのかどうかもわからず(笑)。
…でも、イルらしい曲なのかは判断できないけど、リリィシュシュっぽいということはわかるのです(笑)。つまり、小林武史&サリュらしい曲ではあるのですよ。

最初から個人的にひっかかっていることなのですけど。この活動は本当にイルが主体なのか?っていう謎なんですよ。ずっと表立って動いていなかったサリュちゃんが今年は動くという話が、このイルとの話が出る前に小林武史から出てたんですよ。でも、そのときの言い方では、単発の動きではなく継続的な動きであるように思えました。だから、サリュちゃんは多分今年からがっつりサリュとして活動を開始するんだと思ったんです。だから…めちゃめちゃ単なる印象と推測だけですけどね。でも、イルのほうが全然知られてますから一応イルソロデビューとして世間に出してはいるけれども、実質的には「サリュちゃん活動開始」というのが、このイル×サリュの活動の本当の主体なのではないか?という気がしてしょうがないんですよね〜。
あと、これも個人的な印象に過ぎませんけど、イルが小林武史&サリュを選んだ理由が思い当たらない。でも、小林武史&サリュサイドがイルを選んだとしたら、その理由はなんとなくわかる気がします。最初の記事でも書きましたが、声質です。サリュの世界にラップという要素を取り入れたいと思ったときに、イルの声を選ぶってのはありえそうな話です。

……すいません。思いのほか話が長くなってアタマがモウロウとしてきているので、本日はここで。また明日続き書きます。

とゆーわけで、翌日です。あのねえ…前もそうだったんですけど、頼むから、翌日の私に全部投げて帰るのやめてくんないかな…(笑)。>前日夜中の私。毎度翌日の私が困るんだよね…(笑)。

まあ、たわごとは置いておいて。
昨日の夜のはちょっと先走ってしまった気がしてます。とにかく実情が全然わかってないので、上記の推測は全部大間違いで、もしかしたら本当にイルがやりたくて始めたイル主体の活動なのかもしれません。
タイトルがValon(フィンランド語で「光の中へ」)なのだから、少なくともサブジェクトはイルだってことですもんね。
ま、その辺の状況は多分17日に出る雑誌のインタビューでわかるんじゃないかなと。それを待つしかない感じですね。

で、「微妙」といわれる理由ね。上記とも関わってきますけど、イルの流れが見えにくいっつーのもあるのかなって。私はたまたまもともとがリリィシュシュも大好きでこういう系統の曲もすごく好きな人ですけども…まあ、普通、RIPとリリィの音楽性はやっぱりあんまり繋がらないですよね(笑)。なので、RIPファンの人からすればこの音は当然面食らうだろうなとも思うし、そもそもこの手の音が全然趣味じゃないって人も多いだろうなって。ジャンルとしても間口は広くないだろうってのも、好きな私も自覚してます。
また、この曲も決してツカミのいい曲ではないってのも事実だと思うんすよね。こういう音が好きではない人にまで一発でガツンとくるようなタイプの曲じゃないかなって。じっくり聞き込んで初めて届くタイプの曲のように思えるんですよね〜。
そんなこんなで、「微妙」というのもわかるなって。

でもね、個人的には、あれほどイルのソロであることを大々的に銘打ってなければ、「ん〜?」ってのはまったくなくなるんですけどね。何度も書くけど、サリュちゃんもこの手の音も、もともと大好きなんで(笑)。ソロじゃなくて、普通にコラボって銘打っててくれれば、こっちも単純に「この曲好き」って言って済むんですけど、「イルのソロ」として見ると、やっぱりこの先(あ、他のメンバーのソロって意味じゃなくて、イルのソロのこの先って意味です)ってのも考えるじゃないですか。その観点で考えると、この曲のポジションがよくわからないんだよね。

堂々巡りになってきたので、この辺で。曲は大好きだけど、とにかくこのイル×サリュのそもそもの成立状況を知りたいというのが現状です。

Posted by koko at 04:22 | Comment (0)
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