Under the Sun

1990/02/23 「SOUND GIG」YOSHIKI,TOSHI,PATA

2004.03.01(Mon)

テレビ東京の深夜の音楽番組です。内容は1990年2月4日の武道館復活ライブ映像と、メンバー3人のインタビューです。ライブ映像もインタビューもどっちも面白い。

まず、武道館映像ですが、この選曲がえらいマニアック。いきなり「STAB ME IN THE BACK」、ベースソロ、HIDEの部屋、ドラムソロにピアノソロという、およそテレビの放送とは思えないラインナップです。しかもどのソロもちょろっと見せるとかじゃないですからね〜。ベースソロなんか編集のあとが見えない気がするんで、全部やってんじゃないですか? めちゃめちゃかっこいいです。STAB ME〜は、私多分ライブで見たことがないんです。で、ライブ仕様の構成とか知らないんで、HIDEちゃんとTOSHIの掛け合いとか新鮮です。歌詞もJealousy収録バージョンとは違うし。

インタビューは、司会がうじきつよしさんでいい感じにリラックストーク。うじきさんが冒頭「復活ライブということで…」と話し始めたとたんに、YOSHIKIが前に置かれていたビールのグラスを手に取ってぐいぐいと飲み始め、隣に座っているPATAちゃんがいつになく本気で「おい……おい!!」と止めるのをよそにいきなり一気。さらにスタッフに「ビールください」といきなりおかわりを要求する傍若無人ぶり。結局このインタビュー中に三回一気しましたね、この人。うじきさんの「体の具合はどうですか?」という質問が虚しい響き…(笑)。「とりあえずドラム叩くのには支障ないんだ?」と訊かれ、「いや、ありますけどぉ。もともとあのドラム自体が支障あるんで」と身も蓋もない返事。まぁ事実ですけどね(笑)。うじき「速度落とそうとかそういうのはなかったの?」YOSHIKI「いや……作ってる方だから。作ってるときは自分がドラムってこと忘れるんですよ。で、こんなかんじだなあってたたたたたーって作っちゃって、冷静になって叩こうとして……あ、難しいわ、これ(笑)」うじき「そういう支障はギターとかにもないの?」PATA「けっこうありますよ。このひとの場合譜面で作ってくるじゃないですか?運指とかむちゃくちゃなものを、ほいって譜面を渡されて…」YOSHIKI「ピアノでも弾けないのあるもんね。やってみて、あ、これピアノでも弾けねぇや…ま、いいや、渡してみようって…(笑)」うじき「……誰がやるんだ、そんなもの」。この話をしてるYOSHIKIはとても楽しそう。さらにボーカルの音域の話になって、やっぱり大変ですよと答えるTOSHIに、YOSHIKIはいきなりむちゃくちゃムキになって、「でもさ!いつも、TOSHIのいちばんいい音域に合うように、キーを変えたりしてるのにね〜!」と強く主張。うじきさんに「ケンカすんなよ」と言われるほどムキになってます(笑)。PATAちゃんも尻馬に乗って一緒になって「ね〜」とTOSHIをいじめてて、かわいそうなTOSHI(笑)。

武道館映像から「20th Century Boy」(またマニアックな選曲…)。そのあと、TOSHIがカラオケで「紅」を歌ったという話。「紅を歌いに蒲田まで行ったんですよ」とのこと。蒲田にしかなかったんですって(時代ですね)。で、紅の難しさを力いっぱい主張しているTOSHI。ま、確かに難しいですよね、あの曲(笑)。えっくすのなかでもそうとう難しい方だと思う。で、「酔っ払ってるから、ついていけないんですよ。乗り遅れちゃって」というTOSHIに、YOSHIKIすかさず「そんなのいつもじゃん〜」。TOSHIの反応に、YOSHIKIはなにげに嬉しそう…(笑)。この頃はこういうのもすごい微笑ましいんだけどな。で、最後は武道館より「X」。なんとも、ファンのツボを抑えた選曲ですよね。

Posted by koko at 12:00 AM | Comment (0)
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