Under the Sun

1992/01/05.06.07 「東京ドーム3DAYS〜破滅に向かって〜」

2004.03.01(Mon)

91年夏に帰国してJealousyを発売して以来の半年間の怒涛の活動の集大成が、このドーム3デイズです。記者会見を開き、TVCMを打ちまくって華々しくやりました。この時点でのドームの動員記録みたいなのも作ったような記憶がおぼろげに(これは嘘かもしれません/爆)。

もともとこの3デイズ終了後にXはアメリカに進出するために活動を休止する予定でした。それもあって、ファンもものすごく感情的だったし、メンバーもとても感情的でしたが、実はこの一週間前の91.12.31にbassのTAIJIの脱退が決定していたんですよね。でもそれはファンには知らされていませんでした。なかなかに複雑な状況での、とても刹那的なライブだったわけです。そんなわけで、名実ともにXの活動の大きな転機でした。

初日と最終日はJealousyツアーの流れで大幅な変更はなかったですが、2日目だけはSEはDEAR LOSERで始まりVANISHING LOVEを演奏するという、昔からのファンを狂喜させる選曲でした。最終日のライブは「VISUAL SHOCK vol.4 破滅に向かって」という2本組のビデオにMCとかも完全収録されました。

さて、私がXを聞いたのは、このライブの2,3週間前。普通だったら当然チケットなんか取れません。そもそもこの時点では私「アーティストのファン」になるのがまったく初体験ですから、音楽を聴いてアーティストに惚れ込んで雑誌やテレビやラジオを追いかけるとか、ライブに行くとか、そういう発想が根本的にありませんでした。ライブの情報だってまったく知らないわけですし。

そんな私がこの伝説の3デイズの最終日に行くことができたのは、100%友人Nちゃんのおかげです。当時学校が違ったNちゃんとはかなり縁遠くなっていたのですが、彼女から92年1月に届いた年賀状にちょこっとバンドの話が書いてあったのですよ(私は彼女がロック好きだということも知らなかった)。それで軽い気持ちでお返しの年賀状に「Xを聞いた。はまった」と書いたわけです。そうしたら、おそらく彼女のもとに私の年賀状が届いて即だったと思うのですが、彼女は1/6東京ドームから電話をくれて、「明日のチケがまだ売ってるけど、行く?行くなら買おうか?」と誘ってくれたのです。本当この件については彼女に感謝してもしきれません。もちろん一瞬躊躇はしましたが(だってライブなんてまともに行ったことのない私が、明日いきなりXのライブに参戦、おまけに席はNちゃんとは違うから一人きりと思ったらそれは躊躇しますよね)結局勢いに任せました。普段は全然その場のノリとか勢いとかがない面倒くさがり屋な私なのですが、これについては勢いに任せてよかった。なにしろこのあとまる2年間Xはライブをやらなかったんですから(笑)。

席は3階席の端の端。メンバーはシャーペンの芯のようなサイズでした。一応この段階でTOSHIとYOSHIKIだけは認識してて、金髪下ろしてる人がYOSHIKI、金髪立てている人がTOSHIだと思いながら見ていたんですけど…いつのまにかTOSHIが行方不明に…(笑)。どういうわけかこのときTOSHIはライブ中にどんどんどんどん髪が赤くなっていき、慣れていない私はHIDEちゃんと見分けがつかなくなってしまったんです(笑)。仕方ないのでYOSHIKIだけ見てました。

周辺は男の人がすごく多かったです。でもそんなはるか彼方の席の男の人でもすごく熱くて、前の男の人が「TAIJIー!!TAIJIー!!」と絶叫をしてたので、後半は真似して私もYOSHIKIを呼んでました、こそっと(笑)。周辺の人たちの声にまぎれてこそこそと(笑)。でも本当楽しくて、一人だったことなんて全然気になりませんでした。

ところでNちゃんは「20th Century Boy」のときはモンキーダンスをやるんだよ、とかライブのお約束を前もって教えてくれていたのですが…実はこのとき私はまだXジャンプも知らなかったんだ…(笑)。モンキーダンスねと思っていたら、それどころじゃないXジャンプなんてゆー突飛なお約束が始まったので、本気で仰天して「なななななにが始まったの?!」と思いました。でも一応真似してみた(笑)。ライブ終了後にNちゃんと合流したときに「あのジャンプには驚いた。何事かと思った。教えてくれればよかったのに…」と言ったら、「まさかXジャンプを知らないとは思わなかった」と言われました。確かに…(笑)。でも私はX聞いて2,3週間しか経ってなくてね…TVで見たこともまだ2回しかなかったんだ…(笑)。

Posted by koko at 12:00 AM | Comment (0)
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