Under the Sun

本を立ち読みした

2004.06.19(Sat)

図書館行きましてね。偶然手にとったカルト系に関する本(タイトル忘れた)に、偶然貴乃花と一緒にTOSHIの件も取り上げられていたのでそこだけ立ち読みしてきました。でも、貴乃花に関してはこれはこれでって感じの論調でしたが、冒頭から「TOSHIに関しては深刻である」なんて書かれちゃって、ああ、やっぱりなんて気分でした。MASAYAに関してもけっこう書かれてて、ヤマ師だとか単なるセミナー屋で終わるつもりはなかったとかいろいろ。その本だけ読むとTOSHIはいかにもあくどい山師、詐欺師に引っかかってしまったって感じに取れる書き方でした。

で、思ったんだけど。確かに当時はそうだったんじゃないかなと思うんですけどね。
MASAYAもマスコミにも出てきてたし、多分に一発当てよう的な面があったんじゃないかと私も思うのですが、最近のMASAYAはちょっとまた違うような気がしてるかもです。
なんかさ、もう本人も変になってませんか?多分自家中毒に近いんじゃないかと思うんですけど。麻原もそうなんだけど、間違いなくもともとは自分の妄想ででっちあげで詐欺なのに、それに自分自身が中毒しちゃってわけわかんなくなっちゃって、傍から見ると「え?こいつなんなの?」ってなることってあると思うんですよ。本気なの?って周りから見るとわかんなくなるっていうか。
MASAYAも昨今はそういう状態にいるような気がしなくもなくもないです。
といっても直接見てるわけじゃないので、サイトのコメントだけの印象ですけどね。
山師で一発狙っててそのために都合のいい教義をでっちあげて…とかやってるうちならいいけど、本人も自家中毒しちゃってるような状態だと、なんか周りからは手に負えない気がしますね。自分自身でもわかんなくなってるんじゃないかっていう気がするし。

あと、マインドコントロール否定論みたいなのが載ってて、つまりセミナーなんかで引っかかる人は別にマインドコントロールにかかっているわけではなく本人の意志でそういう状況に入っていくのである、みたいな話だったようです。
これは、ちょっとわかるような気もしなくもないかな。
私も「TOSHIの人間が全部変わってしまった」とは思わないとは書いてますよね。冷静な頃の長文でも(笑)。実際多分コンサートとかではMASAYAに否定的な人でもTOSHIのことは肯定している人もけっこういます。きっと、直接接したらTOSHIらしさが端々に見えるんだろうなと想像してます。また、おそらく、意志としてはそれ以前から地続きなのだろうとも書きました。GRACEからその萌芽はあったと書きましたし。そういう状態がマインドコントロールと呼べないのであれば、マインドコントロールではないとも言えるでしょう。
ただ、私が認識しているマインドコントロール手法とは「視野を狭め」「判断力を奪う」手法なんですよ。だから、本人の意志としては継続しているし、人間も変わらないけれど、その視野が極端に狭められ、判断力を奪われているんだろうという状態を指して、マインドコントロール状態にあると書きました。

だからさ、マインドコントロールとは言ってるけど、TOSHIに対して、被害者でもあるけれど、やっぱり一人の大人としてこういう団体に関わった責任を和らげてあげる気にはなれないですよ。
今のTOSHIも「TOSHIではある」と思ってます。
彼はもともとこういう人間ではあったと思っています。
上記の本の「マインドコントロール否定論」を読んだら、マインドコントロールだと言ってるからと言って、「こいつはTOSHIじゃない!」なんて思っているわけではないということだけは強く言っておきたくなって。改めて書きました。

今のTOSHIも、TOSHIですよ。
そして、私はそのTOSHIの今のありかたは、受け入れられないと言っているのです。
MASAYAに依存する彼を受け入れることはできない。
YOSHIKIと一緒にいた時期は、もちろん状況的に事実上依存してたとは思う。
でも、ヤツはソロを始めて、それを何年間にも渡って続けていたわけだし、少なくともYOSHIKIに依存したそのままでいいと思っていたわけではなかったはずです。YOSHIKIには敵わないと思っていたかもしれないが、それでも、少なくとも自分自身であろうとはしていたでしょう?
そして、私は、その自分自身を表現していたソロを好きだと言っているのです。
弱い人だとは思うよ。でも、その弱さを、GRACEっていうアルバムでステキな歌に昇華していたじゃない。
どうして、そんな自分自身を捨ててしまうんだよ。
わかるんですけどね。多分そうやって自分自身であろうとすればするほど、YOSHIKIと自分を比較してしまい、届かない自分を自覚してしまって、苦しいばかりだったんでしょ?でもだからって、誰かそばにいて支えてくれないといられなくて、MASAYAにべったりくっついて、あげく自分自身を捨ててんだよ?今。
それが、どれだけ卑怯な逃避かって本当にわかんないの?

…って、何回同じことを繰り返して書いているのでしょう(笑)。
正直根っこを書こうとすると、TOSHIに関してはこれしか書けないんでしょうね…。

Posted by koko at 04:46 AM | Comment (0)
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