りな日記

コワイ女

2008.09.05(Fri)

久しぶりに怖かったホラー。とりあえずオフィシャル
3本のオムニバス形式のホラーでした。1本を雨宮慶太が監督してたんで拝見。したらまー怖い怖い。

1本目、「カタカタ」
雨宮慶太監督。この人のは「怪談新耳袋」でもそうだったんですが、なんかビジュアルが怖いんですよね。化け物(幽霊とかそんなかぼそい感じじゃないもう)のデザインもやってますが、これに追っかけられる恐怖ときたらないわ。所々CG処理してある画がありましたが、そんなのより生身の人間がやってる部分があまりにも怖かったです。これが全力で走ってたり天井にへばりついてたり、ありえないくらい怖かった…。
オチとしては永遠ループエンドでしたが、この赤い女の正体が割れなかったところもまたすばらしく怖かった…訳がわからないまま追い詰められる恐怖ってないよなー。

2本目「鋼」

面白かったんだけどリアクションに困った話でした。腰までの長さのあるずた袋をかぶったお姉さんに付きまとわれる話。主人公の勤め先の上司の妹とデートすることとなり、迎えにいったらお相手はずた袋かぶった「鋼」ちゃんだった、という始まりでしたが、この鋼ちゃん。デート中の動作がなんだか愛嬌があってかわいくてですね。おかしいといえばおかしいんですが、なんかかわいい。ついでに足が綺麗(笑)。その後はずた袋の面目躍如といった勢いで怖くなりますが、それでもなんか動きがコミカルでかわいかったんだよなぁ…。こわかわいい、そんな話でした。エンディングで、青いスカート穿いてくるくる回ってる鋼ちゃんはちょっと可憐だった。図太袋だったけど(笑)。あー、あと主人公を吹き矢で攻撃するのも面白かった(笑)

3本目「うけつぐもの」

正統派ホラーといった感じ。田舎の旧家(?)、開かずの土蔵、亡くなった子供と好き要素てんこ盛りでした。何が怖いって、数十年前に亡くなった子供の幽霊。何をするでもなくただ、そこにいるだけだったんですが首をかしげて斜め上を虚ろな目で見つめた姿勢でそこにいる、それがすごく怖い画でした。クライマックスあたりの、夜中、静かな家の中で線が一本切れたお母さんが息子を呼ぶ声がすごく怖かったんですが、映画館の四方八方から音が鳴るサラウンドで聞きたかったかなぁとちょっと残念。

ざっと各話ごとの感想でした。3本あわせてもとても怖かったので満足。しかしあんまり怖かったのでぐったり疲れてしまいました(笑)。本気で怖がらせようとして作ってくるホラーは、それでぞくっとするのは本望なんですが、あんまり怖いと「もうちょっと手加減してくれても」と涙目になります(笑)。相方には「ホラー好きな人って矛盾してるよね」と言われましたが、本当にそうなんだよなぁ…怖くなきゃ怖くないで怒るし(笑)。

次は「シャッター」が見たいんですが、映画館に行く暇がない…か。それにしてもスピリチュアルホラーって、なに?

Posted by りな at 11:51 PM | Comment (0)
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