Under the Sun

2002.01.13 大宮ソニックシティ

2003.05.24(Sat)

「X-JAPAN FILM GIG 2002〜X-JAPANの軌跡」ツアーの初日。

私などはFILM GIGと言われると思いきり1993年のものを思い出すので、自然とライブだと思い込んでいたのですが、ふと考えてみるとサブタイトルに「X-JAPANの軌跡」と入ってます。…てことはドキュメントフィルム?!さてどっちだ!?とドキドキしながら開演です。

前座とCM。

エクスタシーから来年4月にデビューが決まっているという4人バンドのPICK2HANDが前座でした。こう言ってはなんですが、Xファンは昔からX以外には全然興味がなくすごく冷たいという特徴があるので(笑)、誰も立ち上がらないちと寒い状況。でも、インディーズバンドはそんなのは慣れているのかなかなか飛ばしたライブを見せてくれました。音は…ZEPPET兄さんたちみたいな、ブリティッシュギターバンドのようなときもあれば、いきなりメロコアかみたいなときもあって、かなり幅広く思えました、でも、多分基本はギターバンドの方かな…という印象。よかったです。しかし曲のタイトルがへんですね。米粒ってなんですか(笑)。ギターの人が子ザルで可愛い…vv ボーカルの人も回らせたら楽しそうでおいしいvv<オイ ドラムとベースの人は濃い(笑)。

そしていきなり、hideMUSEUMのCMが入ります。唐突に赤ちゃん時代の写真に始まり、合間にhideちゃんのインタビュー等での言葉を挟みながらの、ちと心臓に悪い感じのCM。曲が流れているときにはいいんですが、いきなり曲が止まって「お酒を愛し…」とか「人間を愛し…」とかテロップに言われてもリアクションに困ります(笑)。でもってさすがに98年の三部作が続けて流れた最後に「1998年5月2日」のテロップはひじょ〜〜〜っ!!につらいものがありましたよ。いきなりそう来るか!!喧嘩売ってるのか!!みたいな(笑)。このあたりになるといったいこの映像はなんなんだ?!って感じだったんですけど、最後にテロップ「hide MUSEUM」。やっぱりCMだった(笑)。

前置き。

待っている間、冗談で「ドキュメント系でさぁ、いきなりウニ頭とか出てきたらどうしよう?!めちゃめちゃリアクション困っちゃうよね〜」と言っていたら、本当にいきなりウニ頭の人でした。しかもガンダムのような姿でエスカレーターを降りてる5人。あああ、やっぱりどうリアクションを取っていいかわからない〜〜。曲も流れないし…。

そして、やっと「紅」が流れ始めました。ああ、よかった、ライブモードになれる、と思ったら、映像が、87年、88年、89年…しかも音もその都度その時期のライブ音源で、変わっていく。リズムも声も歌詞も変わっていく〜(^^;;。「紅」なのでついノってしまいましたけど、リズムが変わるのはライブモードで考えると大変に困ります(笑)。やはりこれはドキュメントフィルムなのか。でも「紅」の間に時間が進み、93年だの94年だのに進んでいったら、ほっと一息。

そして「紅」の途中でいきなり「FILM GIGS〜X-JAPANの軌跡」とのテロップ。あ、これまでは、前置きだったのですね(笑)。これから本編でしたか(笑)。

ぎゃー!LAST LIVE!

そして「紅」が止まり、中央に黒地に白抜きで「1997年12月31日 THE LAST LIVE」。そして流れ出すAMETHYST。ラストライブの、ながーいながーいオープニングがそのまま流れています。ああああ、LAST LIVEなのですか!なんとゆーことか…LAST LIVEのFILM GIGなのですか…。花道でXというロゴの作ってあるステージ。ああ、こんなだったんだっけ。そうそう、花道からみんなが歩いてきたんだったなぁ…だいたいSEのAMETHYSTって曲がそもそも、無駄に切なくていけません。いきなり終わりの日を思い出して涙目モード。

そして、ラストライブのOPからそのまま一曲目の「RUSTY NAIL」。やっぱりそのままやるのか。ノッている自分もちょっとどうかと思うけど、もういいや…。しかもLAST LIVEの最初のMCまでそのまま流れました。TOSHIが「みんなそれぞれに思うことはあると思うけど…」とか言ってて涙目。と思ったら、当時のYOSHIKIもそう思ったらしく、ドラムをめちゃくちゃに叩いてMCの邪魔。ああ、そう言えばよくこうやってMCの邪魔をしてたわね…(T_T)。

とつぜんのVANISHING LOVE〜山形〜またLAST LIVE。

MCまでそのままやるんじゃ本当にラストライブのFILM GIGなんだな…と思ったのもつかの間、流れ出した曲は「VANISHING LOVE」。間違ってもラストライブでそんなものやってません。映像はまたまた88年ごろに逆戻り。ああ、またウニ頭…。しかも京都スポーツバレーで、火吹いてる人がいますよ…。続いて「BLUE BLOOD」。「BLUE BLOOD」のときは前半は初期のダイジェスト映像で、後半はツアーごと…というかタイトルつきライブごとの映像が時代を追って出てきました。88年のBURN OUT TOURとかから始まるし。ドキュメント?

さらに、突然右上のテロップは1995年山形。なぜに突然山形の映像?しかも曲はさっきもやった「RUSTY NAIL」。なんじゃ?と思ったら、YOSHIKIが今度は曲途中でいきなりドラム破壊を始めました。ああっ、ありましたね!!いきなり一曲目でドラム壊しちゃったときが!!あれかぁ!!楽屋の映像まで出てきました。HIDEちゃんが煙草を吸いながら一言。「……びびったぁ〜〜……」…可愛い(笑)。

そして、「WEEK END」はまたLAST LIVEからの映像。続いて「DAHLIA」。最初だけ1995年で、途中からLAST LIVEの映像に。二番に入った辺りからでしょうか。TOSHIがしつこいぐらい延々とYOSHIKIの耳元で歌ってます。YOSHIKIは泣きそうな顔してます。「あああ〜YOSHIKIがやばい〜(T_T)」と思っていたら、終わった瞬間に、ドラムを壊し始めるYOSHIKI…しつこいぐらい、これでもかってぐらいに壊してます。抜けないシンバルも諦めないで意地で抜いて投げつけて、もういいだろうと思うけど、まだ壊す。あああ、この人は〜…(T_T)子どもすぎて可哀想…(T_T)

くりすますーのKOBE RETURNS

アトランダムな秘蔵映像シリーズ。いきなり楽屋でサンタの格好をしているYOSHIKI。「なんか変じゃない?下もみんな穿いてるの?」「…穿いてないじゃん!!俺だけじゃん!!」とあわてて脱ぎ捨てる。でも、白いおひげはつけて、鏡の前でかっこつけてます。そんな右角度で見てどうすんですか、ひげつけて…(笑)。さてクリスマスなのでスペシャルに、YOSHIKIが「WHITE CHRISTMAS」をピアノで初見演奏。もう照れくさそうに、でも嬉しそぉぉぉに、にこにこと楽譜を見ながら弾いてます。そしてピアノに寄りかかってTOSHIが低く歌い出します。でもって、YOSHIKIは照れて、はにかみながらにっこり。う、うわぁ〜〜〜〜っ(大赤面)なんだこいつ!!乙女じゃあるまいし!!やばいって可愛すぎるって、YOSHIKI!!!!…ちなみにピアノ演奏を始める際には、HIDEちゃんが特等席に座り込んでよっちゃんを見ています。うん、HIDEちゃんはよっちゃんのこと大好きだもんね…(笑)。

おんぶシリーズ

なんだかよくわかりませんがライブ中のおんぶの特集(笑)。YOSHIKIさんがHIDEちゃんをおんぶして登場。HIDEちゃんはもう、YOSHIKIを馬のごとく走らせております。はいほー!とでも言い出しそうな按配です。続いて、今度はHIDEちゃんがYOSHIKIをおんぶして登場。よよYOSHIKIさん…そんなきゅっと首っ玉にしがみつかなくても…。しかもそんな嬉しそうに、にこにこと顔をうずめないで…。あああ、乙女再び…(大赤面)。どうしよう、どうしてこの人、天然なのにこうなの…(大赤面)。そしてHIDEちゃんがお客さんに手を振ったのを見て、嬉しそうに一緒に手を振る人。可愛いのぅ…とほほ。

1996年名古屋…

さて、右上のテロップは「1996年3月13日名古屋レインボーホール」。流れている映像は「紅」のラスト前。うぎゃあ!頚椎椎間板ヘルニアを発症した、まさにそのライブ映像です。すでにYOSHIKIはヘルニア発症したあとで何度も肩を押さえています。うああああ(T_T)。でも叩ききってそのまま楽屋の映像へ。楽屋の映像まであるのか。YOSHIKIはものすごく痛がっていて横になろうとするたびに悲鳴をあげて身体を跳ねあげてます…見てるだけで痛いー!! 周りのお医者様が「首を下げると痛いのか…」とか言ってます。そして救急車。YOSHIKIは横になることができないみたいで、座ったまま固定されて、大量の毛布にくるまれて運ばれていきました…(T_T)。なんて映像が残っているのよ…(T_T)。途中からLAST LIVEの「Longing」の映像に切り替わって、合間合間で針を打ったりストレッチをしたりしているYOSHIKIの映像が…。痛々しい…(T_T)。

紅〜orgasm〜Dlum Solo

さて秘蔵映像シリーズは終了で、ここからライブモード。LongingからLAST LIVE通り「紅」へ。なんだかオルガスムあたりは破滅的な暴発…って感じ。子どもみたいに走り回って、可愛くて、バカで、破壊的で、それこそがXだったのかもしれませんけど。HIDEちゃん、CO2を持って暴れているYOSHIKIを見てめちゃめちゃ嬉しそう。しかしCO2のボンベを持っている金髪で白いTシャツのあの人はまさか、GEORGE…ああ、LAST LIVEまで君がボンベを持っていたのか。

オルガスムが終わって、いきなり音がすべて消えて沈黙。FILM GIGで沈黙はいちばん怖いのですが。「な、なに?どうしろと?あっ、もしかしてアンコールをしろと?!」と思ったとたん、Dlum Soloが始まりました。久しぶりに会場で聞くと、ツーバスがめちゃくちゃ内臓に響く…すごいです…。そして特効もすごい。YOSHIKIがひとつ叩くたびにどぉーんっとあがる火柱。この辺もなんとなく、破滅的に暴発気味…。使えるだけ使ったれ!!やれるだけやったれ!!みたいな感じがひしひしとします。

Forever Love〜空白〜World Anthem

ドーム中央でのDlum Soloが終わって、そのままステージではTOSHIが「Forever Love」を歌い始めます。個人的に、この曲は終わってしまったあとに歌うにはあまりにもつらい曲だと思っていたので…まして、今ならともかくこの時点ではそれを永遠と感じることができる状態ではなかっただろうと思いますので…という私の勝手なこの曲の感想が相俟って、私がまずボロボロに。「YOSHIKI〜YOSHIKI〜うぅ〜…(T_T)」と思っていたら、やっぱりYOSHIKIもTOSHIもボロボロです。写真にも使われた二人が抱き合うシーンはこの曲なので、抱き合ったあと、TOSHIが一気にボロボロ。歌声が完全に泣き声に。で、「Will you stay with me/風が過ぎ去るまで」ってあたりで今度はYOSHIKIがピアノに突っ伏して泣いてしまいます…。うー、うー…(T_T)。その横でHIDEちゃんも顔をあげたまま、涙流してます。頬に涙が…。

そして、再び空白。しかし空白のタイミングからして大変に重たい沈黙。「ていうか私泣いてるから沈黙はつらいわ!勘弁して!」と思ったら即流れ出したのは、「World Anthem」。あああ〜〜っこの曲もやりますか!!!(T_T)実は生ラストライブのときも、この曲が流れ出したときは本当に衝撃で、あまりにも大きい思い出がどかんとやってきて、瞬間的に号泣モードになっちゃったんですね私。衝撃再びで、私はちょいと崩壊しました…(^^;;

X〜MC〜ENDLESS RAIN

「World Anthem」で崩れているところで「X」。ああ、もうどうにでもして、と思った瞬間。何故かここで映像は突然89年に逆戻り。何事ですか。なんでいきなり突然89年野音ですか(^^;;。でもAメロ一回で再びラストライブに戻る。わけわかんねぇ。まぁそんなことはすぐに忘れて「X」に集中。

「X」が終わってTOSHIが花道の先まできて、長いMC。YOSHIKIが途中でうしろからTOSHIのところまでゆっくり歩いてきて、ぽんぽんと肩を叩いて、なにか言ってあげます。TOSHIのMCのあと、YOSHIKIがマイクをもらって「そういうことでした(笑)」と最初は笑って済ませようとしたんだけど、そのあとちゃんと話し出したらボロボロ…。ENDLESS RAINでは、TOSHIがメンバー全員にご挨拶周り…(泣笑)。YOSHIKIの横に座って歌い、HIDEちゃんの前で向かい合って歌い、HEAちゃんの隣で歌い、PATAちゃんの肩を抱いて歌い…。そのままENDLESS RAINはちゃんと終了しないでフェイドアウト〜空白、だったんですけど、会場で歌は続いてましたね。

SE(Tears)〜コメントテロップ

ライブあと、YOSHIKIが楽屋に戻るところまでカメラが追いかけていて、YOSHIKIが、最後にカメラに向かってコメント。その映像に被ってHIDEちゃんが「久しぶりだなぁ…」と呟きながらスタッフジャンパーに、昔のTOSHI、昔のYOSHIKIの似顔絵をお絵かき。そしてそのHIDEちゃん画のウニ頭よっちゃんの似顔絵の映像が止まって、FILMは終了。このイラストで終わるのは…YOSHIKIさんにとっては大切な、HIDEちゃんが描いてくれた最後の自分の絵だったからかな、とか…。

そして、最後のコメントテロップ。「この会場に来てくれたすべての人たちに感謝します。またみなさんの素敵な笑顔に会えるのを楽しみにしています。X JAPAN YOSHIKI」

「素敵な笑顔」ってのがむちゃくちゃYOSHIKIさん風味。でも、私これ見ながら泣きそうでした(笑)。

Posted by koko at 12:00 AM | Comment (0)
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