KOKO日記

Jスポ世界選手権男子フリー

2007.06.20(Wed)

再放送時のも録画したけど、どうやら下位選手がカットされてますね。とゆーわけで生中継時ので完全版を見ることに。や、生で一度全部見てたんだけどね。解説は樋口さん。SPのあとの各選手のコメントがありました。高橋さんの「2回転にしてもしょうがないんで」はここで言ってたのか。面白かったのがジュベール。どうやらインタビュアーに背中の007を見せてくれと頼まれたらしく、ばっちりスパンコール?のすんごいキラッキラの007を見せてくれてます(笑)。可愛いやつだ。

一番滑走。ライアン・ブラッドリー。JスポのSPでは放送してもらえなかったけど(フジでは放送あった)衣装が珍妙でした(笑)。系統としてはベルントソン、プレオベール系統のわりとコミカル路線の人ですね。フリーは「Latin Medley by Perez Prado」。ラテンのノリのいい音楽なんですが…緊張してるのか、動きがいまいちラテンぽくなりません。ジャンプは着氷とか危ういながらもそこそこまとめてるんですが…樋口さんにちょっとつなぎの弱さとスケーティングのエッジの浅さを指摘されたりしてます。2Aでついに転倒。なんかもうこっちまで緊張してしまうような演技です。全米でのノーミスでノリノリでいかにもラテン!って感じだったらしいです。今回の演技からはそういう感じが想像できないので、やっぱり緊張してたんでしょうね〜。残念。

ウクライナのアントン・コバレフスキー。初めて名前聞きます。「Beethoven's Last Night」。あれ、曲聴いたら月光だ。でも、ステップのところだけ全然違う曲みたいでした。最初の3Aで全然回転しきれずに降りてきてしまってから、あとはうーん、なかなかジャンプが綺麗に決まりません。なんとなく動きが柔らかくて、雰囲気はよさげなんですが。あと、樋口さんいわく「ストロークが短いのかもしれませんね」「もう少しスムーズにできるといいんですが…」とのこと。なるほど。あとジャンプの着氷が流れないのも、うーん。…残念。でも、雰囲気は悪くない選手だなぁと思いました。

ロシアのセルゲイ・ヴォロノフ。世界ジュニア3位だそうです。19歳、若いっすね。と思ったけど、織田くんと一緒か。「パールハーバー(サウンドトラック)」。日本でパールハーバー?世界ジュニア銅メダリスト。去年は銀メダルだったそうです。4Tを持っているそうなんですが、今回は回避。3Aはオーバーターン。ジャンプの転倒はないのですが、いまいちどれも綺麗じゃない感じで、本調子じゃないのかなぁ?最後の方の3Sは綺麗でしたが。でも、なんとなくプログラムはいかにもフィギュアらしい構成でイーグルいっぱい入ってたり、姿勢とかも綺麗だし、雰囲気はいい感じ。最後の方はお疲れでヨロヨロしながら滑ってましたが…。いいものは持ってそうなんだけど、今回はイマイチだったかなって感じです。なぜか最後、鼻に血が。どうやって鼻を切るのでしょうか?鼻血か?あ、イケメンですね。これからの選手ということで、伸びてきたら人気出そう。

顔も映らずに、いきなり背中のでっかい赤字のZが映りました。なんですか、この人は。背中に007とか背中にZとか、変な人多くて楽しいです。スロベニアのグレゴール・ウルバスさん。24歳。「マスク・オブ・ゾロ(サウンドトラック)」。なるほど、ゾロのZなんですね。予定の3連続が飛べず。3Aは綺麗に決めましたが、すでにこの時点で解説樋口さんが「ジャンプの高さがない」指摘。ステップもエッジが使えてないとのこと。うーん、確かに。それに、全体に滑りがイマイチかな…。あんまり滑ってない感じがします。ジャンプも転倒こそないものの、トリプルがダブルになったのが2つ3つありましたね。しかし、樋口さんが急に新採点仕様のダメ出し解説を山盛り始めたので、若干気の毒になってしまいました^^;。いや、まぁ確かにスケート自体があんまりよくないなとは思ったけど。

ところで、ストレートラインでの天井カメラ…わかって見てても、いざ見るとひどすぎて、ものすごくイライラします。もーーーー本当に腹が立つ!!ステップの半分以上を天井から映しやがって、エッジも上体の動きもなにもわからない!!せめて斜め上ぐらいならともかく(それだってエッジ見えないからイヤだけど)、ウルバスのときなんか、頭の真上から撮ってた。頭のてっぺんから撮ったら頭頂部しか映らんがな。ステップしてることすらわからんぞ。ああ、もう、フジのバカヤローーーーー!!ぜぇぜぇ。

スロベニアのイゴール・マキュプラ。またまったく名前を知らない選手です。なんか坊ちゃん風味で可愛い(なにを見てる)。曲は「ザ・ロック(サウンドトラック)」。冒頭3A-3T、ちょっとステップアウトしましたが、決めました。そのあとも3Fも決まったし、さらにもうひとつ3Aも綺麗に決めて3A二本そろえました。3Loもとても綺麗。調子よさそう。スケートがよく伸びてる選手ですね。スピンも綺麗だし、ステップも上体は地味ですが足元は丁寧で綺麗。最初のステップアウトと後半一個ジャンプが途中で開いて降りてしまったのと、最後タイムオーバー(も、もったいない!)しちゃった以外はミスなかったんじゃないか。すごいすごい!表現面では地味ですが、丁寧で滑りがよくて、好感が持てますね。いい選手じゃないか。ところで、キスクラで隣にいる女性はなにを着てるんでしょうか?民族衣装ですか?おお、SP、フリーともにPB更新だそうです。本当、今後に期待です。

ロシアのアンドレイ・ルタイ。SPの足切りラインギリギリで通過。でもユーロでは5位だったそうです。すごいじゃん。曲は「四季(モダンアレンジ)」。最初の3Aが抜けてしまいましたが、次の4T(本日初ですね)は何とかこらえてオーバーターン。うーん、ジャンプがイマイチっぽくて綺麗に決まりません。お?このスピンの入りはトリノの荒川がやったアラビアンからバタフライってヤツ?そしてキャメルスピン。綺麗。サーキュラーステップではなんかつまずいてました。後半に入ったらちょっと疲れた感じ。そして、なんだかぶつ切りのように突然曲が終わりました。変な編集。樋口さん「二年後ぐらいには素敵な選手になると思います」とお気に入りっぽい。二年後二年後連発してました。

第二グループに入りました。織田くんがこんなとこにいるし><。第一滑走、ジャーリャン・ウー。中国の選手です。SPでやたらとジャンプが高かった彼だな。「天下無賊(サウンドトラック)」。冒頭2発の3Aが両方とも転倒。んー、ジャンプが決まらないとこの選手はつらいと思うが…。ステップ前のなんでもないところでエッジがすっぽ抜けたように見えました。サーキュラーステップ薄すぎる…。2Aも転倒。ああ、全然ダメっぽいです。樋口さんの言うとおり、体調が悪いのかもしれません。SPのときに比べて後半はジャンプも高さが全然なくなってしまったし、なんだか体が重そう。後半は勇壮な音楽がいっそう疲れを強調。あんまり表情に感情が出ないタイプなのか、終わっても顔は変わりませんが、でも多分がっかりしてると思います。

スウェーデンのクリストファー・ベルントソン。ムンクの悲鳴みたいなSPを滑り、これからサタデーナイトフィーバーとForever Loveをつなげるという暴挙ともいえるプロを滑る彼です(笑)。「Saturday Night Fever」「Boogie Wonderland」。いきなり会場手拍子満載のディスコナンバーにのって冒頭難しい3A-3Tを決めて、一気に勢いに乗りました。ジャンプをぼんぼん決めていく。お客さん手拍子しっぱなし。ジャンプのあとにいちいち入るキメポーズが楽しい。樋口さんはプログラムが気に入らないらしくダメ出ししてますが(曲と滑りが合ってなくてBGMになっているとのこと。まぁそうかも)謎のえっくすのパートを超えて再びディスコナンバーに戻ったときには、いっそう本人も会場もノリノリになってました。ストレートラインステップもノリノリです。ジャンプほぼノーミスで最後は思い切りガッツポーズ。お客さんみんな超笑顔で会場全体がスタオベ。もとから愉快プロで人気ありましたけど、完全にお客さんの心をわしづかみです(笑)。こりゃ、本当一世一代の神演技だったかもしれません。いやー、こういう演技が見れると楽しいですね。高得点を要求する拍手もものすごい。実際に高得点!PBを30点近く更新!いやーすごいすごい。エキサイティングな瞬間でした。きっと東京をとても好きになってくれたんじゃないかなと思います。

ドイツのステファン・リンデマン。ちびっ子だけど26歳。あれだけ前の選手が盛り上がってしまうとやりにくいのでは…とちょっと心配になりましたが…。「男たちの大和(サウンドトラック)」。綺麗な3F、3Aと立て続けに冒頭のジャンプを決めました。二つ目の3A-2Tも綺麗。盛り上がってやりにくいんじゃなくて、むしろいい連鎖が起きたか。ジャンプがことごとくとても綺麗です。あ、スピンがへっぽこ(笑)。止まりそうだ(笑)。チャーミングです、むしろ。スケートもよく滑ってる気がする。いやー、ちびっ子だけど、滑りは大人の魅力です。最後ちょっと疲れてステップとかちょっと力なかったけど、でも、頑張って2A-2T-2Tとか跳んだ。頑張った!!ノーミスでリンデマンもガッツポーズです。やったやった。すごいすごい。リンデマンのノーミスも何年ぶりかぐらいらしいです。やっぱり世界選手権、素晴らしいですね。リンクサイドに向かっていくリンデマンのなにかこう、かみ締めるような笑顔がたまりません。いろいろ怪我とかもあったようですし、思うこともいろいろあったんでしょうね。PB更新で笑顔です。

イタリアのカレル・ゼレンカ。少し長めのキンパツ、上下とも赤の衣装。なんとなく少女漫画系です(笑)。「アレキサンダー(サウンドトラック)」。3Aは必須ですよねと言われたけど、残念ながら2Aになってしまいました。その後もジャンプは安定せず。でも、曲想とよくあった動きで、見栄えがします。雰囲気がいい。滑りもよさそう(樋口さんが「滑りが良いので好きなんです」と言ってた)。表現の面ではいいものを持ってると思います。ただ、いかんせんジャンプが…。3Aはひとつも入らず、3Lzも確かステップアウトだかなんだかで、まともに入らなかったような…。うう…さすがにしょぼすぎる。でも、なぜか最後は小さくガッツポーズ。なぜに?まぁでも少女漫画系のいでたちに負けない雰囲気を持ったすべりを見せてくれたと思うけど。あ、よく見たら上の赤いシャツはシースルーでした。キスクラで隣にいる兄ちゃんがなんか漢字入りのTシャツを着ています。何の漢字?え?まさか萎?なんでまた。おまけにゼレンカはアップになると若干微妙か…?(笑)まぁ、オンアイス限定イケメンってことで(笑)。

スイスのジャマール・オスマン。不思議な光沢の衣装。ちょっとエキゾチックなルックスですね。「Lunatico by Gotan Project」。なんだか…不思議なクネクネした動きをする選手ですね。どの動きがそうというわけでもなく、常になんとなくクネクネしてます。腕の動きかな?ジャンプは両足着氷やステップアウトが多くて、これも残念ながらイマイチな出来。あのクネクネっぷりでオリジナリティはとてもあったと思いますが。曲調にも合ってましたしね。男性でキャッチフットが出来るのはすごいですね。なぜか天井から撮りやがったのでポジションよく見えませんでしたが(天井カメラのバカー!)、綺麗っぽいし。でも、後半はなんだか疲れてしまった感じもしました。本人もがっかりしてる感じです。

織田くんです。織田くんの今回のワールドはSPはもちろん、フリーもあんまり見返せなかったなぁ…。うーん、やはりこの衣装はどうかと…。そうでなくても子どもっぽいのに、もっとお子様ちっくになっちゃうと思うなぁ。プログラムを見た感じだと意外にけっこうかっこいい雰囲気なので、こんなエンタメ全開衣装じゃなくてかっこよい衣装にしてくれたらよかったのにな。「ミッション・インポッシブル(サウンドトラック)」。冒頭3A-3T-3Lo。これはすごいです。本当に大技を見事に決めました。やはり滑りは第二グループでは格の違いを感じます。スピードがもう全然違う。ジャンプもあいかわらずふわっと綺麗に着氷。多少の軸ぶれなどものともしません。コンボがまったく危うげない。しかし、それがこの場合災いして、またも、去年の続いてまたも!!コンボを余分に跳んでしまい、ひとつジャンプがまるごと0点になっちゃいました。悪い演技じゃなかったんだけど…喜べん。結局二回目の3A回避で2Aを跳ぶ羽目になった上にその分を取り返そうとして余計なコンボを跳んでしまったっていう状況で、まぁややこしいのですが…。じゃあ、コンボじゃなければよかったのかというと、単独ルッツとかもダメだったし…。あそこ、単独2Aにするしかなかったんですかね。点数低いけども、まるっと消えるよりましだしな。まあ正直ここでのんびり考えててもよくわからないぐらいですから、その場で臨機応変にジャンプ構成を変更するなんて無理なんですよね。しかも、織田くんの場合3-3-3という技があるがゆえにどうしても構成が最初から無理気味なのでね〜。ジャンプ構成を変更する余地は一切ないと言っていいですよね。まぁジャンプのことは置いといて、プログラムとしてはせっかくあの有名なテーマソングなんですが、そこが出てくるまでが長いのと、その部分は織田くん若干まだものにしきってない感じで、けっこう振りをやることで精一杯感が。最後のピストルポーズはかっこよかったですけどね。ま、あの辺は滑りなれてきたらもっと軽快なステップになると思いますが。TESはもちろんですが、PCSもうーん…あんま伸びない。6点台ですね…。今回は仕方ないかな。

第3グループ。濃いメンツ。第一滑走はベラルーシのセルゲイ・ダヴィドフ。ちびっ子だけど28歳。これだけちびっ子連発してると自分でも気付いてきたよ。リンデマンとかダヴィドフとか高橋さんとか、正直ちびっ子好きです。さて「ドン・キホーテ」。3A-3T決めた。続いて3A単独もなんとか決めました。ジャンプは全体にパーフェクトではないけどまとめているという感じ。ストレートラインステップ→コンボスピンのくだりで曲が盛り上がったためてっきりプログラムが終わるかと思ったら、そこからやっと後半ぐらいだった^^;。まだ二発のジャンプとサーキュラーとスピンが残ってたよ^^;。サーキュラーが尋常じゃなく曲とズレちゃってます。どうした、疲れちゃったか。でも、一応ノーミスで終えました。でも、ちょっと盛り上がりに欠けたかという感じです。あんまり情感とか出すのが得意じゃないっぽい。でも頑張りましたよね。

フランスのヤニック・ポンセロ。来ました。スケーティングは抜群の美しさだし、スピンステップも素晴らしいし、4回転も持っているのですが(SPから入れてましたね)、なにしろ自爆王だというウワサです。そういうのを聞くと高橋さんを思い出してしまいます。20歳か…そろそろまとまってくる頃かも…。最初の3Aが勢いよく突っ込んで転倒。ああ。次もなんかダメっぽいです。自爆王と言われる人は普通最初がダメだとダメなんですよね…。しかし、この人は本当スケーティングの伸びは素晴らしいですね!足元見てるだけで満足してしまいそうだ。しかし、それで逆にジャンプコントロールが難しいのかもしれません。スピードに乗ったままバーン跳ぶので決まれば綺麗なんだけど、コケやすいっつー。最初の3Aとかそんな感じでしたね。ステップもエッジ深くて足元は本当見ごたえがあります。モロ作みたいにアピるプロじゃないので…というか、SPに続いてプロが地味なのですが、ステップは見ごたえあるよー、これ。それにスピンも早くてポジションもいい。ああ、ホントにジャンプさえ決まれば…。演技後ものすごい悲しそうな顔をしてました。で、自分の頭を殴った。さらに挨拶もガックリ首を落としてるんだか、挨拶してるんだか不明瞭な挨拶…自分にがっかりしてるんでしょうね…。あれ?でもPB出ました。小林さんに「嬉しくないPBってことでしょうね」と言われてしまいました。そうだろうね。でも、まだまだこれからの選手ですからね。初出場だし。

来た。カナダのエマニュエル・サンデュ。誰もが認める特異な選手です。樋口さんが早くも「実力を発揮すれば素晴らしい選手なんですけどね〜」ってそんな諦めたような口調で。でも、ちょっと気持ちはわかるかも。で、案の定、4T転倒。3Aもやっぱり座り込むように転倒。なんかコケるときはいっつもこんな感じでコケますね…。高橋さんのバリエーション豊かな転倒ポーズとは対照的。つなぎの踊りなどはとても独特のオリエンタルな雰囲気のもので、曲想とも合っててさすがなんですが…しかしジャンプがぁ…。途中でもう集中力も切れてしまったかもです。会場も多分良く知ってるんですよね。だからなんか4T,3A失敗辺りではため息が…。どうでもいいけど、サンデュのあのズボンはありなのですか?タイツじゃないの、あれ?あのケツの生々しさはタイツ素材でしかありえないと思うのですが。6分間練習からずっとケツが気になってしょうがなかったんですが、ジャンプがダメで演技にも集中できなかったのでまたケツに意識が戻ってしまいました。あれはアリ?アリなのか?なんかすごい卑猥なもの見てる気がする…。樋口さんからは「ステップなどは素敵なんですが、それ以外のジャンプ前などはただ滑ってしまっていて、その落差が」という苦言。んー、まぁ確かに…。PCSもだいぶ下がってきてしまっているような。残念ですね。

フランスのアルバン・プレオベール。「マスク(サウンドトラック)」。背中に故障を抱えているとのこと。彼はやっぱり元気いっぱいに滑るのが似合うので、ちょっと残念なコンディションですが。4Tステップアウトだけど、こらえた。軸が曲がろうがとにかく転倒だけはしないプレオです。3A-3T-2Tは決まった。これは、いけるか?と思いましたが、んー、転倒はしてませんが、ジャンプがなんとなく微妙…。高さがあんまりありません。3Aはお手つきですが、もしかしたらディダクションついたかも。それにしても、ステップ辺りの動きの珍妙さは同じコミカル路線の人たちと比べても群を抜いてます(笑)。いやぁ、プレオのスケーティングのひどさ、姿勢の悪さ、動きの雑さを、振付の珍妙さでカバーするモロの作戦は本当に見事です(笑)。もともとはスケーティングのいい選手が好きな私ですが、プレオのプロは本当面白くて好きですよ。来季以降もとても楽しみです。プレオはちょっとがっかり顔ですが、コーチはなんだか楽しそう。選手よりも熱く喜ぶ濱田コーチ系でしょうか。点数はあんまり伸びませんでしたね…と思ったけど、樋口さんは「まぁまぁの点数が出てるんじゃないでしょうかね」とのこと。そうなのか。

カナダのクリストファー・メイビー。SPでノーミスでしたね。「Big Band Medley」「パール・ハーバー(サウンドトラック)」。あれ、またパールハーバーだ。二つ目のジャンプ3Aが転倒。二回目の3Aも抜けてシングルになってしまいました。あとフリップもステップアウトしたかな?ちょっと自爆気味だったかもしれません。せっかくSPでよかったのに、残念。でも、プログラムはドアをノックして開けたらビッグバンドで楽しくなる、みたいな振付とかあって面白かったし、表現も小洒落た感じでよかった。この人SPもジャジーな感じでしたよね。ウィルソンらしいなー。点数はまぁTESはジャンプのミスが多かったので伸びませんけど、PCSは6点台後半に乗せてきてる感じで、評価が上がってきてる気がした。なんとゆーかまじめないい選手になりそうな感じがしますね。練習では4Loも跳べるんだそうです。すごいな。
ところで、なんかすごいいい大会だった記憶なのに、なんとなくここまで見てると自爆が多いような気が。そういえばリアルタイムで見てたときも「……自爆大会かも……><」と最初思ったのでした。この時点まででいい演技したのって神が降臨したベルントソンと、そのいい流れに乗ったリンデマンぐらいだよな。というか、織田くんひとつジャンプが0点になったのに、この時点でもまだ一位をキープしていてめっちゃごぼう抜き中なのがすげーな(笑)。やっぱりトップクラスの選手なんだなぁ。

来ました。チェコのトマシュ・ベルネル。ユーロ銀メダルを獲った、今まさに伸び盛りの選手です。SPはピンクのシャツに若草色のスカーフで色物風味でしたが、フリーは普通。ていうか、もともとスケーティングもジャンプもスピンもステップもよくて、色物に走る必要はない選手なんですが。「Requiem for a Dream」。冒頭4-3を決めた!そして予定外の二本目の4Tもすごい!この日2回4回転を入れたのはこのベルナーだけでした。特に二本目の4Tは本当綺麗。そのあともどんどんジャンプを決めていきます。なにしろ、スケーティングがいいんですよね。そしてステップワークも素晴らしいです。特にストレートラインはちょっと疲れてた気はしますが、それでも本当工夫されたいいステップだったと思います。あとフライングシットスピンがすごく高くて真上に飛び上がっててとても綺麗だったなーと。後半はちょっと疲れてスピードが落ちてしまってたのと、多分そのせいなんですが、最後の最後でフリップが転倒しちゃったのが本当惜しかったんですが、それでもこの演技はすごかったです!神演技!ここまでちょっといやな流れで来てたのをベルナーが吹き飛ばしてくれました。演技後お客さんから真っ赤なハートのクッションが投げ込まれたのを直接キャッチ。クッションに顔をうずめて大喜び。お客さんもスタオベ。そりゃそうだ。途中で樋口さんが彼のスケーティングのよさについてバリバリ語ってました。点数はPBを大幅更新でもちろんこの時点で一位です。いやー、スケカナのときも隙のないいい選手だなと思ってポテンシャルは感じましたけど、今季ここまで来るとはね。もともとは自爆癖があるらしいのですが(ユーロもフリーはちょっと崩れちゃってましたね)、これを機に自爆癖も克服するのか、今後一気にトップグループに入ってくるのか。ポテンシャルでは間違いなくトップを争う選手の一人だと思います。いやー、エキサイティングでした。

さて、素晴らしい流れのまま最終グループに入ります。緊迫した、さすがな顔ぶれの6分間練習の最後に樋口さんと小林さんが二人で「みんな上手に滑ってほしいですね」「そうですね、それが願いですね」と素敵なことを言ってくれた。

最終グループ、第一滑走。アメリカのエヴァン・ライサチェク。SPは5位。逆転のカルメンを演出するにはもってこいのポジションですが。「カルメン」最初の4-3は4回転の着氷が乱れてターンがはさまってしまいセカンドジャンプは2回転に。次の3Aはきれいに決めました。が、なんかトリプルがダブルになったり、3A-3Tがまたターンはさんじゃったり、ジャンプがイマイチ安定しません。後半は一気にもりあがりましたが…ステップもやっぱりあのウルトラマンのシュワッチ!みたいなポーズでジャンプするところも、全米のときほどぴょーんと跳んでない。残念(そこか?!)。全米にピークが来た結果、ワールドは調子がいまひとつ合わせきれなかった感じでしたね…。体が重そう。本人もがっかりしていたと思いますが、演技後はしっかり手を挙げてご挨拶。いい人なんだろうなと勝手に思います。TESはやはり伸びませんが、PCSの方も、んー、7点台前半で伸び切れませんね。本人も点数は不本意そう。残念でした。

同じくアメリカのジョニー・ウィアー。グランプリシリーズのときは本当にイエス・キリストまんまの不思議衣装でしたが、全米から衣装を変えました。黒いシンプルな衣装だけど、よく似合ってますね。「ナザレの子」。このプロは曲はわりと好きだったんですが、いかんせんGPSではまともにジャンプが入らなくて、どういうプロなのかもよくわからない状態だったんですよね。最初の3A-3Tは見事!だったんですが、次の4Tは3Tに変えてしまいました。でも、前半は今シーズンではよくまとめていたと思います。スピンも回転速かったし、動きにわりとキレがあった。しかし後半に入ってからは疲れてきてしまったのか、やはりトリプルがダブルになったり、3Aが抜けて1Aになってしまったり、ぽろぽろと抜けてきてしまいました。コンボも2つしか跳んでないしね…。やはりジャンプがこれだけ入らないと点数は出ません。樋口さんはスピンやステップは褒めてましたし、私もステップ好きだったんですが、なにげにプロトコル見るとレベル取れてないんだよなー><。これではもうTES出ないです。でも、全米からすごく頑張ってきたことはわかりました。キスクラではまた日本語で「コンニチワミナサン、ドウモアリガトウゴザイマシタ、アイシテマス」言うてました。君は日本語がうますぎるって。TESはやはり超低空飛行。PCSも7点台前半ですね…。今回は仕方ないかな。

スイスのステファン・ランビエール。SPで大きなミスがあって6位に沈んでいますが。しかも今シーズンはモチベーションの問題などがあって、今回はもう無理じゃないかなと思っていたのですが…。「フラメンコ」。うーん、似合いますね。さて、冒頭の3A、まさかまさかで決めました!悲鳴のような大歓声。まさかここで3Aを決めるとは。続いて4-2-2の大技も決めて、また大歓声。これで、完全に乗りました。サーキュラーもすごく素敵っぽいのですが、ここで天井カメラで、まともに見えません(怒)。しかも、やっと普通のカメラに戻ったと思ったら、今度はフレームアウト。おいこら、フジテレビ。猛省しろ!それにしても、なんかこう動きとかがいちいち色っぽいというかフェロモン出しまくってます。後半に入って二回目の4回転はステップアウト、トリプルがダブルになったり、ちょっと疲れが出てきてジャンプに乱れが出てきましたが、なんかもう雰囲気ありすぎて細かいことは気にすんなって感じです。気迫のストレートラインステップ辺りではもうフェロモン出しすぎてて…なんか逆にむかついてきました(笑)。最後はこれでもかってぐらいの多彩なポジションのスピン、そして超高速スピンで締め。ガッツポーズです。会場超大盛り上がり。これはすごかった!昨日と別人です。どこで化けてきたんだ、ランビ。本人も会場をめっちゃ煽ってます。樋口さんと小林さんも完全にランビの魅力にやられてしまって「素敵でしたねぇ〜」「素敵なプログラムでしたね〜」と二人でうっとりモード。いやー、昨日のあのSPからこの演技。さすがディフェンディング・チャンピオンです。後半に疲れてしまった感じとか今シーズンの状態からしても、決してベストコンディションではないはずですが、それでもここでこれだけ決めてくるのが本当たいしたもんですよね。点数もめっちゃ高い!まぁこれは当然でしょう。個人的にちょっとだけ気になったのは、中盤のスローパートというか、止まってポーズをしてから改めて円を描いて滑り始めるところがあったんですけど、ああいうところはもっとこうぐいーんとシャープに滑ってほしいなとちょっと思いました。

で、こんな運命のいたずら的な滑走順です。あれだけランビが会場をわかせたあとに滑るのはフランスのブランアン・ジュベール。ある意味天敵とも言えるランビのあとで正直相当イヤだっただろうし、なまじかSPで一位なだけにものすごいプレッシャーだったろうと思います。「Apocalyptica Tentation Island」。リアルタイム時はランビエールの演技で試合の行方が一気にわからなくなってしまってドキドキハラハラ状態に陥ってしまってプログラム自体の記憶があんまり残っていませんし、そもそも今シーズンは007のインパクトがありすぎたし…と、とにかくフリーのプロの印象が残っていなかったんですが。こうやってじっくり見るとすごいいいプロじゃないですかー!動きがおかしくて浮いているとこもないしさ。なんだ、こんないいプロだったのか。まぁ、このときの演技は後半4-3の予定を3-3にしてしまったことと、疲れか足の怪我の不安だったのか最後の方のスピンの難易度を相当落としてしまったりしたせいでイマイチ印象に残らないものになってしまったわけですが、前半はすごい素敵だったなぁと思います。それにしてもジャンプが、ひとつも危なげなかったのはさすがでしたね。まぁ、最後スピンの難易度を落としすぎて曲が余ってしまい、フィニッシュポーズらしきものを3回ぐらいしてたのは相変わらずおもろい人だなぁという感じでしたけど(笑)。TESもそこそこ、PCSは7点台半ばから後半をしっかり稼ぎました。

高橋さんです。「オペラ座の怪人」。やはり緊張した顔ですが、こう見ると顔色はそこまで悪くないかな。しかし、やはりスタートポーズを取ったときの呼吸の荒さを見ると…リアルタイムでもそれを見て「…やはり相当緊張している…!」ともう逃げ出したいぐらいの気分になったんだよな…。最初の4Tは綺麗に回りきったんだけどお手つき。でも、次の3Aは本当に綺麗に跳べた。SPもそうで、今シーズンは本当3Aの安定が大きかったです。3Aですぐ立て直せるんですよね。オペラ座の3Aはスローパートで跳ぶんですが、おりゃっみたいな感じがなくて滑らかに跳ぶのが好きです。もとから怪しいスピンは緊張してるのであちこちでもっと怪しくなってしまって、アップライトスピンはだんだん横にずれて行ってしまいましたが、なんとか無難に。サーキュラーも天井カメラでよくわかりませんが(フジテレビのこんちくしょー!)、よさそう。とにかく今回素晴らしかったのはこれほどに緊張していたのに、とても質のよいジャンプが跳べたことです。特に後半5連続ジャンプの個々の質の高さはなにげに今シーズンいちばんだったと思います。これがフリーで一位になった原動力でしたね。ただ5連続が終わって気が緩んだのか、フライングシットがうっかりよろけて心臓が止まるかと思いましたが、なんとかこらえました。あぶねー!ストレートライン前の歓声は本当尋常じゃなくて、手拍子も尋常じゃなくて、本当鳥肌。疲れてるけど、気持ちで頑張って滑りきった。本当よくやりました。最後仮面取ったら泣いてて、なんか、泣いてるのを見て初めてどれだけ重いものを背負っていたのかわかって、それでこっちも泣けた。本当よく頑張ったよ。強くなりました。全日本ほどのベストの演技ではなかったけど、それでもこの状況でこれだけの演技をしたっていうのが本当にすごかった。これをリアルタイムで見られて本当によかったです。キスクラで3人で抱き合ってるのがまた泣けた。
どうでもいいけど、この三人、お父さんお母さん息子って感じで家族みたいに見えるんですよね(笑)。ていうか、モロまだ30なのになんでお父さんに見えるの…(笑)。

最終滑走。最後です。カナダのジェフリー・バトル。とても日本で人気のある選手で「日本ではいつもいい演技ができるんだ」と言っていたバトルなのですが…珍しく日本で演技しにくい状況になってしまいました。誰が滑ってもあのお客さんたちの爆発的な盛り上がりのあとでは滑りにくいと思います。「Aralat」。最初の3Loはとても綺麗でしたが、続いての4回転。彼はもともと4回転はほとんど決められないのですが、転倒してもそんなにダメージを残さない転倒をすることが多いのですが…今回はあまり綺麗に転べず、お尻を打ってしまいました。これが多分ダメージがでかかったのかもしれません。そのあとのスピンにも乱れが。3Aも転倒。ああ…。続いてのフライングシットもうまく軸が取れずにひとつポジションが途中でほどけてしまいました。ああ。あとは3Aで両足になってしまった以外はジャンプは決めましたが、4T、3A2回がすべて入らず、スピンでもミスが出てしまったとなると、さすがに点は厳しいです…。演技後、残念そうに何度も首を横に振っていますが、それでも挨拶では笑顔を見せる。日本のお客さんも基本とても暖かいのでもちろんいっぱい拍手を送っています。これはもう仕方ないというか…樋口さんが演技後に言った「今日は彼の日ではありませんでしたね」っていうのがすべてだと思います。仕方ない。

とゆーわけで、ジュベール、高橋さん、ランビという結果になりました。すごいいい試合だったと思います。特に、上位3人のメダルに対する執念はそれぞれにすごかった。3人とも多分、神演技ではありませんでした。ランビは決してベストコンディションではないなかでのそれでもSP6位からトップを狙う気迫の演技だったと思いますし、高橋さんは地元開催で初のメダル獲得というすさまじいプレッシャーを渾身の力で跳ね除けた演技、ジュベールは二度の銀メダルで、もう金以外はいらない、なにがなんでも金が欲しいという演技だったと思います。それぞれの気持ちみたいなのがすごい見えて…本当素晴らしい試合でした。高橋さんも演技後とキスクラでめっちゃ泣いてたし、ジュベールも表彰台に上ったときにこみあげてきたようで泣いてた。彼の涙もビックリしました。どれだけ金が欲しかったかってことですよね。本当世界選手権ってすごいなぁ。本当いいものを見せてもらいました。

Posted by koko at 05:01 AM | Comment (0)
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