KOKO日記

世界選手権女子シングルフリー

2007.07.30(Mon)

男子と同じくこちらも生中継時の方で。生中継なのにもう競技始まっていたので、3番手の選手からですが。実況小林さん、解説樋口さん。

カナダのミラ・リャン。この子はトリノで見ました。覚えてます、女子十二楽坊で滑ってた。なんというかいろいろインパクトのある子です。「テラコッタ・ウォーリアー」。ジャンプがなんかもっと高く跳んでた気がするのですが、んー、イマイチかもしれません。後半は疲れてしまいました。微妙だ。体が大きくなって難しい時期に入ってきてるのかもとのことでした。

オーストラリアのジョアン・カーター。確か四大陸選手権で見た。「Cubaman(by Rene Dupare)」。彼女もジャンプがイマイチでした。コンビネーションが一個しか入らなかった。

クロアチアのイドラ・ヘーゲル。美人ですね。「マラゲーニャ」。前二人よりは頑張っていますが、やはりジャンプミスがちらほらと。あと、樋口さんご指摘は足首が硬くてエッジがイマイチ、柔軟性が足りないのかもとのことでした。んー、確かに。曲調のわりにスピードもちょっとないかも。

中国のヤン・リュウ。この人は確かトリノと…もしかしたら四大陸選手権でも見たかな。以前は中国の浅田舞と言われるほど二人は似ていたらしいのですが、最近はそうでもなくなったようです。「Soong Sisters(サウンドトラック)」。ジャンプはミスもありましたが、そこそこ。ただスピンが最近にしては単純すぎるし、スパイラルも怪しかったです。あんまり調子がよくないのかも。

第二グループ。カナダのジョアニー・ロシェット。「ドン・ファン」。第一グループの直後だし、彼女は大きなミスがあってのこの位置なので、さすがにレベルが違うって感じの滑りです。スピードも安定感もさすがですね。ジャンプもとても綺麗。ただ後半に入って3Fのステップアウトと3Lzが抜けて1Lzになってしまったのが残念でした。なかなか彼女もノーミスができないんだなぁ。でも、この曲なにげに難しいと思うんですけど、いいプログラムだなぁと思います。滑走順が早すぎた。

イタリアのバレンティナ・マルケイ。「アディオス・ノニーノ」。彼女は愛嬌があるなぁ。SPラストでの漫画みたいな見事な転倒(笑)といい、今回のといい(笑)。彼女としては文句なしのパーソナルベストでしょ!ぐらいのいい演技だったと思います。ジャンプミスは一個だけ、2Aが1Aになっただけであとはミスらしいミスもなく、最後までスピードを落とさず元気いっぱいに滑りきりました。また彼女は見るからにラテンな顔立ちなので、SPもフリーも曲調がよく合ってたし。最後の「ちょっと…私ってば最高じゃない?」ぐらいの顔で周囲を窺ってるのも可笑しかったし、さらにはけていくときにもう嬉しさの余り氷の上でスキップしちゃってるのも可愛かった(笑)。元気有り余ってますね(笑)。

グルジアのエレーネ・ゲデヴァニシヴィリ。日本ではけっこう人気と思うんですけどね〜。Jスポ的にはあんまり注目選手ではないようでずっとスルーされてて切ない。トリノでは10位に終わったけど、最終グループで滑ったんだぜ。「Flamenco Fantasia」。最初のルッツが失敗。3F-3T、2A-3Tの大技二つは決めたんですが…そのあとも後半に入ってぼろぼろとジャンプが抜けてしまって、結局半分のジャンプを失敗したような感じになってしまいました。もともと自爆の多い選手ですが、やはり練習不足だとフリーは如実に出てしまいますよね。アメリカでいい環境で練習できるようになるといいのですが。

アメリカのアリッサ・シズニー。「サブリナ(サウンドトラック)」。本当スピンやスパイラルが超超綺麗なスケーターなのですが…なにぶん彼女も脅威の自爆娘なので、演技を見る前はいつもドキドキします。しかし、今回はよくジャンプ決まりました!一回最後のルッツで転倒がありましたけど、一回ぐらいいいよいいよ。彼女のスピンの綺麗さは本当特別ですね。もともと私はエレメンツとしてのスピンにはそんなに注目してないほうだと思いますが、それでも彼女のスピンには惹かれます。でも、点数があんまり伸びない…。シズニーの毎度の問題ですが、やはり回転不足を取られてしまったようです。彼女の場合、彼女基準でしっかり決まっていてもなお回転がギリギリなので…難しいですね。でも、いい演技が見れてよかったです。

フィンランドのキーラ・コルピ。樋口さんが「美人さんですよね」と褒めてます(笑)。「ファンタジア」。高橋さんのオペラ座と同じ音源で、まったく同じ部分を使ってるところもあるもんで、どうにも頭の中で高橋さんが跳びまくってくれて困ってしまいます。ごめん、コルピ…。3Loや3Lz-2T-2Loなどは決めましたが、3Sや3Fなどでちょろちょろとミスが出てしまいました。後半はちょっと疲れてたかな?でも、ベストではないもののそれなりにまとめた感じです。あ、そうそう、樋口さんが言ってましたが、スケートはよく滑ってていいですよね。北欧はそういう選手が多いらしいです。ポイキオもそうですね。

ウズベキスタンのアナスタシア・ギ、ギマゼディノバ?かな?難しい名前だなぁ。26歳のベテランの選手ですね。見たことない気がする。「Soundtrack Medley」…ってこれ曲タイトルか?ジャンプの調子がイマイチだったのか、転倒こそないもののダブルになってしまったりシークエンスになってしまったり、いろいろミスが出てしまいました。後半は疲れも出てしまってちょっと残念な演技。

フィンランドのスザンナ・ポイキオ。「ミュンヘン(サウンドトラック)」。色合いは渋い草色みたいな色ですが、スカートがよく見ると面白い形ですね。なんかポイキオらしい。ジャンプは一個だけ転倒してしまいました。あとダブルになってしまったのがあったかな?でも、そこそこ綺麗にまとめたという感じです。とってもシリアスで重い感じの曲でしたが、ポイキオの地味ながら丁寧で綺麗っていう個性に合ってるのかも。派手さはないけど、いい選手ですよね。そして、キスクラで「ありがとう日本」のフリップを出してます(笑)。いや、こちらこそ、ありがとうポイキオ(笑)。いい人だ。

ロシアのアリーナ・マルティノワ。やっぱりNHK杯で見たってのが正解でした。「ドン・キホーテ」。最初の方ジャンプがうまく決まらなくて、どうなることかと思いましたが(一瞬投げた感じもしたもんで)、後半は持ち直しました。樋口さんがルッツとフリップの踏み切りに関して言及。マルティノワはけっこう目立つのかな。確かSPで杉田さんも言及してたような。おや。でもPBが出ている。

スイスのサラ・マイヤー。衣装がマイヤーの線の細い印象と合ってて好きです。「プライドと偏見(サウンドトラック)」。ところどころダブルジャンプになったりもしつつもまとめてたんですけど、最後の最後で転倒してしまいました。惜しかった〜。でも、繊細な演技で素敵なプロだなぁと思います。ステップとかもよく音楽と合っててよかったし。ジャンプがイマイチだったのが残念でしたね。

ロシアのエレーナ・ソコロワ。「ノートルダムの鐘」「ロミオとジュリエット」。うーん、ジャンプがいろいろ決まらないとかダブルになったりとかで、難度をけっこう落としてしまいました。あと、ルッツとか助走が長いですよね。助走が長いと無駄に「ジャンプが来るぞ来るぞ来るぞ」みたいな感じになるのであんまり…と思うんですが。他の部分もそんなにレベルの取れるエレメンツがないですし…。残念でした。しかし、彼女、これからどうするんだろ?

ハンガリーのユリア・セベスチェン。彼女もベテランですね。「秋によせて」。最初の方はとても高い素晴らしいジャンプが跳べていたのですが、なんか後半だんだんボロボロとミスが出たという感じです。疲れちゃったってのもあるのかな…。樋口さんいわく「いいジャンプと悪いジャンプの差がありすぎた」とのこと。うーん、残念でした。

中野友加里です。「シンデレラ」。最初の3Aは転倒。でも、まったく動じずにどんどんジャンプを決めていきます。スピンも早くて綺麗。珍しく一個スピンでミスってしまいましたが、他はほぼノーミス。スピンのミスは惜しかったけど、最後までスピードの落ちないとてもいい演技だったと思います。プログラムも最初見たときの謎さを思い出すと(笑)、いいプログラムだなぁと思います。キスクラでも「よかった」って言ってますね。

イタリアのカロリーナ・コストナー。ショッキングピンクにひらひら衣装でかんざし風の髪飾りをつけてのSAYURIです。まぁ日本人ではありえないセンスだけど(笑)、コストナーにはよく似合ってていいと思います。「SAYURI(サウンドトラック)」。最初の3-3のコンボがファーストジャンプで転倒してしまい、決まりませんでした。ああ〜。次の3Lzもダブルに。他にもいくつか怪しいのとかがあって…ジャンプがよくなかったですね。彼女は3-3持ってるし、とっても質のいいジャンプだし、スピード感のあるスパイラルとかも本当とても見栄えのする素敵な選手なのですが…どうしてもここぞというときにミスが出てしまいます。小林さんと樋口さんが「気持ちの優しい選手なんでしょうね。大人しくて控えめで…」みたいなことを言っていました。SP後のインタビューで高橋さんの言葉に共感したと言っていたコストナー。ちょっと似たところがあるのかもですね。高橋さんも乗り越えてきた壁なので、彼女も出来ると信じて頑張って乗り越えて欲しいです。本当好きな選手なので。

アメリカのエミリー・ヒューズ。「シルヴィア」。ひとつ転倒がありましたが、他はほぼまとめました。なんちゅーか、彼女は何を滑ってもどうよ!!って感じで、いっつも元気いっぱいパワフルで、まぁでもいつも同じっちゃ同じ感じなんですが、でも、彼女にまったく迷いがないので潔くて気になりませんね(笑)。一種の癒し系だ(笑)。ただ、コストナーの直後だったせいもあってちとスピードがなくてもっさりしてるのがちょっと目立ったかも。でも、彼女比でいい演技でした。点数は回転不足を取られていて伸びず。シズニー同様、彼女も普段から危ないんですよね。うーん、マイスナーも男子のライサも微妙だし、アメリカはそういう選手が多いですね…。

韓国のキム・ヨナ。「あげひばり」。それにしてもヨナは薄くて細いなぁ。さすがに薄すぎて細すぎる感じがします。最初の3F-3Tは相変わらず凄い高さと流れで加点バンバン出るのが見るからにわかります。そしてイナバウアーからの2A-3Tも同じく質がいい。キャメルの仰向けもはっきりポジションが仰向けでいいし。彼女はとにかくエレメンツの質がどれもよくて、取りこぼしが少ないのが魅力ですね。だがしかし、突如3Lzで転倒。もう一個の3Lzも転倒。スピードも落ちて前半と後半の差がすごく出ちゃいました。多分スタミナ問題だったと思うのですが…彼女はフリーだといつも、それまで綺麗にこなしてたのが、突然3分タイマーみたいにスタミナ切れになりますよね。いつも「えっ、突然どうしたの?」ってビックリします。でも、今回はいろいろ腰の故障とかもあったんで、スタミナは仕方ないでしょうね。プログラムは本当に素敵なプロだと思います。個人的にはロクサーヌよりもこっちのほうが全然好き。

浅田真央。練習ではだいぶ調子が悪かったようでしたが…。「チャルダッシュ」。冒頭の3A、2A-3Tという難度の高いジャンプを、若干ミスはありましたが決めて、そのあとは勢いに乗ってノーミスで滑りました。後半はもう笑顔とガッツポーズも出て飛び跳ねるようにフィニッシュ。リアルタイムで見てたときはやっぱりこっちも興奮しているから(笑)、質がどうこうとか演技内容まで意識がいかなかったけど、やっぱり彼女は本当に凄いですね。3F-3Tとか超余裕で普通に決めてるし、ステップも滑らか。表情がまだあんまり作れないのでヨナに比べて表現力が云々と言われることもありますが、上半身自体は柔らかくてすごく綺麗です。本当いい演技でした。で、その上で個人的に…やっぱりこのプログラムはよくないと思います^^;。彼女はわりと音感がよいというか、ちゃんと音を取って滑る分、これだけ音が詰まっていると息苦しい感じで、なんだか技術を見せつけるだけみたいなプロになっちゃってると思う。SPのノクターンがいいだけに、なんだかもったいないです。でも、真央ちゃんは本当によく頑張ったと思います。

アメリカのキミー・マイズナー。男子での高橋さんの次だったバトルと同じで、ちょっとかなり滑りにくいところに入ってしまいましたね。「ガリシア・フラメンコ」。最初の3-3がファーストジャンプで手をついてしまい、セカンドが跳べませんでした。ああ、これが決まらないと厳しい。でも、そのあとは多分ミスがなかったと思います。あ、二つ目の3-3はDGでしたが…。見るからに回転足りてない感じでしたし。でも、この滑りにくい状況で、立派だったと思います。やっぱり技術的な難度で言えば真央や安藤には及ばないし、エレメンツの質においてはヨナには及ばないって感じはあるんですけど…でも、改めて見るといい選手ですよね〜。プログラムもいいプログラムだなと思いました。彼女はちょっとさっぱりしてるんでフラメンコらしくはないんだけども、構成とか素敵だなと思います。

最終滑走。安藤美姫。個人的には衣装は前の黒い衣装の方が好きだった…。けど、まぁ彼女は赤い衣装が験がいいみたいなので、いいや。メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」。ジャンプはすべてがクリーンに決まりました!素晴らしい!これだけクリーンに全部決めたのは美姫だけなんじゃ?スピードがちょっとなかったのと、スパイラルで若干グラっとしましたが、ノーミスです。ステップもよく動けてたと思います。最終滑走という緊張する位置で本当に立派でした。プログラムはやはりジャンプ中心プロと言われてしまうのも否めないところで、曲想とかあんま関係ない感じですけども(笑)。キスクラでは不安そうに点数を待っていて、フリーのPBが出たときにほっとしたように笑顔になり、総合1位と出た瞬間に「きゃーーーー!!」と絶叫、一気にぶわっと涙があふれて、そのあとはもう「えーん!」って子どもみたいに泣いてました。リアルタイムで見てたときも思わず微笑ましくて笑ってしまったシーンでした。そして泣いたままインタビューへ。しゃくりあげながらのインタビューで、これまた本当に微笑ましかったです(笑)。そして「えっと質問の意味が…」攻撃で、うっちーのインタビューの下手さも際立った(笑)。

高橋さんを端緒に、日本人メダリスト三人が全員泣いた大会でしたね(笑)。それだけ地元の大会でメダリスト候補ということで日本の選手たちのプレッシャーが凄まじかったということだと思います。それにしても真央と高橋さんはこのシーズンは最後までシンクロしたなぁ…(笑)。
あとは…女子は若干点数がワケワカな感じを受けました。真央のフリーのPCS8点台連発はさすがにやりすぎじゃ?と思ったし(アイスダンスのトップたち並みの点だものさ…)、SPのヨナもさすがにやりすぎに見えた。安藤はSP、フリーともにごくごく順当な点が出ているっていう印象です。高すぎもせず、低すぎもせず。ま、順位自体には不満はないのでいいんですけどね。

全体には女子フリーは上位陣も含めてミスが出てしまう選手が多くてちょっと残念なところもあったのですが(SPの方がよかったですね)、でも真央が素晴らしい演技をしたので盛り上がりましたね。でも、男子も考えてみるとけっこうミスある選手多かったんですけど…なにせメダル争いの上位陣の演技がめっちゃ盛り上がったので、男子のほうが「いい大会だった!」っていう満足感は大きかったかな。

Posted by koko at 05:17 AM | Comment (0)
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