ドリーム・オン・アイス!
2008.06.30(Mon)
すでにテレビ放送もありましたが、行ってきました!!
母親を初めて連れて行きました。母親はたまにテレビで全日本や世界選手権辺りは見てるぐらいの人です。なので、知ってるスケーターも真央安藤中野高橋織田村主…ぐらいかと。あとで聞いたら全日本の男子フリーを見ていたようで、名前が一致してなかったけど小塚、南里、中庭の3人は世界選手権出場権争いが印象に残っていたようで把握してました。思ったよりも意外に知ってた。あと、なぜかマイアーのことも知ってました。なぜマイアーを?しかし、ウィアーは知らず、ランビエールは最初知らんと言ってましたが途中で「あら、この人知ってるじゃない?」とか言い出して多分東京ワールドを思い出した模様。
自分の感想もさておき、超一般人である母親の反応と言うのは興味深かったです。
まず、羽生君のビールマンスピンに食いつきました。中学生と知ると期待の新鋭だと理解したようで、名前を覚えておこうとしてました。それから、瑠美ちゃんのナディア。トップの翔子ちゃんのプロとちょっとオリエンタルな路線が被ってたので(ナディアはインドですけどね)、「同じ感じじゃない」と最初は言ってたんですが、最後には食いついてました(笑)。「動きが綺麗だった」とのこと。
そして最高に食いついたのが鈴木あっこちゃんのリベルタンゴ!いや、もうこれは確かに食いつくって!!って感じの渾身の演技だったからなぁ。神が降りた演技でした。
あと、シンクロ面白がってました。あれ迫力あるんで、見てると楽しいんですよね、実は。トイレタイムにされがちですけど。
2部の冒頭、南里の月光津軽海峡冬景色(笑)。親にも受けた。
カワスミペアの演技に「こりゃスケートだけじゃないね」とアクロバティックに感嘆。
ランビは絶対食いつくと踏んでいたんですよね。演出も半端ないと聞いてたんで。しかし、意外にも母親はランビには食いつかず(笑)。あれ〜?なんでだろう。席の位置が悪すぎたのだろうか。確かに席はポエタを見るにはよくなかった。あの最強ポエタに最強演出が加わったポエタなんかみんな食いつくに違いないと思ってたのに「いちばん盛り上がってるね。あの演出じゃねー」と大変客観的な指摘とかしてました。
高橋さん。私らが見た回は唯一3Aミスがあった回だったのですが、無関係だったようで、むっちゃ食いつきました。キレが違う!とか言ってました。
真央にも意外にも食いつかず。疲れてた感じだったのと、アピールポイントのまったくない西北だったからかな。
とゆーわけで、母親のベストは鈴木あっこちゃんと高橋さんだったようです。次点でるみちゃん。ちなみに、私もこれはまったく同じだったりする(笑)。
以下は私のほうの感想。
羽生君のビールマン、母親は食いついてましたが、体が大人の体に近づきつつあるのか、ちょっと苦しくなってきた感じも受けました。軟体技は体を壊しやすいのであまり無理に続けないでほしいなと思ったり。彼はそれしかない選手ではないですしね。
佐々木くん。彼らしいエンターテインメント溢れるプログラム!でも、ちょっとうちらの席が佐々木君プロにはかなりの残念席で、なんだか「遠くでなんかしている…」という感じになってしまったんですわあ。母親に彼のパフォーマンスを見せたかったのでその意味で残念でした。
るみちゃん、ジャンプもすべて決めて素晴らしいパフォーマンスでした。もとから踊りがうまくて綺麗な選手でしたが、綺麗なだけじゃなくなって見せるツボみたいなのを修得しつつあるのかなって感じ。ナディアは本当に素敵なプログラムで大好き!個人的に宮本賢二さんのプロで一ニを争うフェイバリットプロなんです。今シーズンこそ世界の舞台でこのエキシプロを披露してほしいなぁ。
無良くん、私が見た回は3A2回も跳んで決めてました。二回目3Aに行ったときで私は「おいおい!2回も!」とか思ったのですが、どうやら夜公演は3A3回跳んだらしいです(笑)。どんだけ3Aバカなんだ(笑)。日本男子のジャンパー魂を見せつけてますね(笑)。ジャンパーでありながらなんとなく雰囲気のある選手なので、同じように、ジャンパーで男らしい骨太な選手でありながら氷上で雰囲気を作るのが大変うまかった本田二世になってほしいなぁと期待しているのですが…もう一息!殻を破ってほしいな。
鈴木あっこちゃん。文句なし一部の主役でしたし、個人的には私が見た回ではベストだったと思います。徐々に盛り上がっていって、最後のステップのところではもう神が降りているようなそんな吸引力でしたよ。本当すごかった。会場全体が興奮したような感じになってもちろんスタオベ、あっこちゃんは多分泣いてたんじゃないかな(表情見える距離じゃないのでなんとなくですが)。で、このあっこちゃんの演技をテレビで放送しないっていうのが、もうね。どうなのよと。
織田くん。挨拶いらんかったと思うんですが。せめて初回公演だけでよかったんじゃないかな…とこれは演出の人に言いたいです。演技については韓国ショーの動画を見たときにも思ったんですが、これはプロがよくないんじゃないかなーと思います。前半のスローの部分は曲余り感というかもてあまし感がかなりあるし(でも韓国ショーよりはよくなってたかも)、後半の盛り上がりになぜかステップがないのも物足りないし…。昨シーズンはライサが迫力のトスカをやってたのであれぐらいの濃厚さを求めてしまう部分もあるしなぁ。でも、上半身の動き自体は大きくなったように思います。ジャンプは変わってませんね。相変わらず軸ぶれしても普通に降りる織田くんでした。
2部冒頭は南里くん。ネタバレをわかってて行ったのですが、いざやられるとマジでくだらなくて大笑い。でも、津軽海峡冬景色の曲調からすべりとかは上品な感じでやってるので、けっこうスケート自体は見ごたえがあるんですね。で、南里くん、ついに確変が来たんじゃないか!とすごい今シーズンが楽しみになりました。ようやく動きが大きくなって躊躇がなくなった感じがしたんです。ずっとスーパーシャイで人前で踊ることに対して躊躇がある感じだったのですが、動きに迷いがなくなったような。世界選手権出場で彼はついになにかをつかんだんじゃないか?と本当楽しみです。
ゆかりちゃん。ウエストサイドストーリーだったようです。相変わらず安定感抜群のジャンプと清楚で美しい演技。でも、その安定感ゆえに濃いプロ連発だった二部ではちょっと地味な感じになってしまったかな。ゆかりちゃんはここ3年ぐらいエキシではずっとこういう路線なので(去年のみやけんさんのリトルナーレが新しい感じだったと聞いてるのですが、テレビでやるようなショーでは披露されなかったので結局見られなかったし…)、そろそろ違う路線にチャレンジしてみてもいいのではないかな?と思います。
小塚くん。スケートのよさは本当に感動的です。とにかくつるつるつるつるよく滑る。しかし、やはり上半身の動きが…(笑)。私らの席の距離感だと何をやっているのかいまいち遠い…^^;。路線自体は北米のこじゃれた感じで彼によく合ってると思うのですが、なにかがもうひとつ足りない。踊り心かとも思うのですが、でも彼は彼なりに楽しく踊っているので、そういうわけでもないのかも。となると、いったい彼にはなにが足りないのだろう…私もわからない…^^;。
美姫。衣装の写真を見たときには謎の衣装に見えましたが、ボレロに合わせて滑っているのを見たらよかったです。ボレロというのは挑戦ですが、意外にも彼女はまってますね。体調不良だったのでその辺でちょっと力が足りなかった部分はあったと思うのですが、彼女の本来のパワーが戻ればすごくはまりそうな気がしました。これまたみやけんさんプロ。モロの志向とは毎度まったく違う方向で攻めてくるので本当おもしろいです。というか、個人的にモロの安藤観はあまりにも限定されすぎでないかと。
ランビ。とにかく演出がすごくて盛り上がると聞いていたし、去年のロミジュリの威力を覚えていたのでちょっと脅威にすら感じていたのですが…席が悪かったかも〜。ナハロさん見たらランビ見えないし、ランビ見たらナハロさん見えないし。あと、うーん、これも席のせいかもしれないのですが、体のキレがいまいちのように見えてしまいました。スケートもいまいち力がなかったような。でも、スタオベすごかったし、感想読んでもみんな絶賛なので、席のせいかなと思います。
ジョニー。Feeling goodだったはずが、アヴェマリアが流れ出してちょっとビックリ。ラテン系濃厚なランビと高橋さんに挟まれてちょっと苦戦していたようだったので、得意技に切り替えたんでしょうね。いやぁ男らしいジョニーも楽しみにしてましたが、アヴェマリアはさすがに眼福でした。
高橋さん。いやはや、もう…実は興奮しすぎたのかまともな記憶がぶっ飛んでしまいました(死)。覚えているのは3Fがむっちゃふわっと高くてふおおおおっってなって、3Aが氷がつかめずにズサり(また私が生で見るとこうか!今回絶好調っぽかったのにと思った)、そのあとにちゃんとスピンが入っていてジャンプ固めうちじゃないんだ!と確認したこと、あとはもう演技のほうは…色っペー!!とかキレがすげー!!とかそんなしょうもない記憶しか(死)。そして記憶が全部ぶっ飛んでしまったステップ中で唯一残っているシーンときたら、CiSt中に一瞬だけ上を見た顔が見えたのですがサイドに下ろした前髪が超色っぽくてその前髪から見えていた鋭い目つきだけだったりします(死亡)。ああ、もう私の記憶のしょうもなさよ…。しかし、とにかく圧巻のパワーとキレでした。「鬼気迫る」というのがまさにぴったり。
真央。母親は高橋さんと同じタンゴが続いてしまったことでぴんとこなかったらしく食いつきませんでしたが、私は動きとかやっぱり綺麗になったなあやっぱり真央はすごいなぁと感心して見てました。彼女はものにするのが本当早いですよね。ジャンプは転倒があり、なんでもないところでも転倒して、ちょっとお疲れだったのは残念だったけど、ステップの足裁きとかはすごかったですよ。あとアピールがうちらの席とは真逆で「なんかあっちでやってる」みたいな感じだったのでちょっと寂しかったですね。あそこ間近で見てみたかった〜。
フィナーレでは高橋さんが意地の3A。無理やり降りでしたけど、どうにか決まりました(笑)。
テレビは高橋さんのところだけ見て、記憶からぶっ飛んでしまったプロの全貌を補完。感想としてはとにもかくにも「高橋さん素晴らしいーーーーーー!」「みやけんさん、ありがとうううううう!」に尽きます。あのポエムアナの言うことに同調したくはありませんが、モロのところで培ったものを惜しみなく使いまくったプロですよね。ロクサで培ったラテン系の色気、スワンで身につけた音を拾い捲る細かい動き、さらにモロにはないみやけんの繊細な振付でヨーロッパ的デカダンを付け加える、と。プロとしての完成度とかはすでに客観的に見られないのでわかりませんが、とにもかくにも個人的には最高!!!すばらしい!!!大好き!!!という感じです。曲もそもそも好みでさぁ、そのうえ、こんな色っぽい振り付けなんぞをされてさぁ、そんでもって高橋さんは超キレキレと来たもんだ。大変なこっちゃです。
テレビ収録の回はジャンプも最高で、すべてのジャンプがもう「これしかない!!」みたいなジャンプでした。うおおおおお。加点2点ずつぐらいもらえそうなジャンプばかりだー。
ああ、もうどうしましょう、この興奮。こんな何度も高橋さんの演技を見てる暇があるなら放送を全部見ろって感じなのですが…。
あともう一つ。つくづく高橋さんかっこいいなと(笑)。彼はもとから喋る以上に演技で表現するタイプですけど、今回もまさにそれでした。あの力強い鬼気迫る演技自体が、メッセージですよね。行動が男前すぎてたまらん。
それから、みやけんさん。モロゾフのあと、しかもSPはあの伝説にもなりそうなスワンのあとで、振り付けどうすんだってのは本当難しかったと思うんですが、そこでまだ振付師としての経験が浅く名前も通っていないみやけんさんをチョイスして頼む高橋さんのほうも、そして引き受けてくれるみやけんさんも男前ですよね〜。さらに曲も定番曲ではなく、cobaさんの曲。なにげにSPは国産体制です。いやあ、成功してほしいなあ、このSP。高橋さんもこういう体制でやることでおそらくすごい気合が入っていると思います。高橋さんは性格的に口では言わないけど、ああ見えてプライドは高いので多分モロゾフがいなくてもできるという自負もあるでしょうし、それを証明したい気持ちもあるでしょうし、さらにはみやけんを世界に出したい気持ちもあるでしょうしね。でも、インタとか見ると決してそれで気負いすぎている感じもなくて、世界選手権に向けて自分でコントロールしていくんだという意志を感じました。
それにしても、このオフシーズンだというのにみんなすごいいい演技で、本当素晴らしいショーでした。満足満足。DOIはやっぱりいいショーだなあ。