高橋さんブログ更新
2008.11.19(Wed)
昨日の報道は基本的にはフライングで、今日の高橋さんのブログ更新(とスケ連の発表?)が恐らく公式発表だったのだと思います。
何事かあったあとのブログ更新のたびに書いてますが…本当にこの人はすごい。なんて強くて大きい人なんだと思います。もちろん、きっと、モロのときと同じ、本当は不安だって苦しさだってあるに決まってるし、自分に言い聞かせていることでもあるんだと思います。それでも今こういう事態をこれだけ真正面から受け止めて受け入れて、自分のすべきこと、あるべき姿をクリアーに語れる高橋さんという人の器の大きさには、本当に感服します。何かが起きるたびに彼はそれを全て受け入れて、大きくなっていくんだもの。人として尊敬せずにはいられません。
私が彼のファンになったのはそういうところに気がついたわけではなくてたまたまなんだけど、それでも毎回、彼のファンでいられてよかった、とつくづく思います。
昨日の記事のニュアンスだとわからなかったことですが、今回の手術は彼自身の選択の結果でした。今回の怪我は絶対手術をしなくてはならないほどの状態ではなかったのだと思います。だから怪我をだましだましで今季を戦い続けることもできたかもしれない、でも、今から五輪までのあいだずっとだましだましで無理をして戦い続けて、取り返しのつかない怪我になってしまうよりはまだ時間のあるこの時期にリスクはあっても完治を目指して手術を選択した…ということでした。それに、無理をして続けるのであれば、いつ膝の爆弾が爆発するかわからない状態で続けることになるわけですし、その場合はクワドなど難度の高い構成は捨てざるをえないでしょう。それよりはクワドや3Aを取り戻せる可能性のある手術に賭けた…ということなんだと思います。ある意味でとても前向きな選択だと思うし、本当に高橋さんらしい選択です。
そして、モロのときと同じで、彼自身が選択をする余地があったこと。これは多分きっと幸運なことでした。
それにしても、この人の文章ってのは天才的だと思いますよ。いや、マジで(笑)。日本語としてはごつごつしてるわ、ビックリマーク多すぎるわ、てにをはとかもときどき不安だったりはするわけですが、だがしかし文章の構成や言葉のチョイスはすごいです。ほにゃ〜とした手触りとは裏腹に心に残る名言の連発、しかも無駄な言葉はひとつもない。引用しようにも全文引用になってしまいそうってな感じで抜き出せません。表面上のアホっぽさをスルーすると「こいつ実はすごく頭いいんじゃ?」とか「すごく賢い子なんじゃ?」とかって思いますもん。でも、ここまで隙のない文章ってのは逆に計算じゃできない気がするんで、まぁ本能的にやってることなんでしょうねえ。この人がパフォーマーとして優れていることと、もしかして共通の才能なのでしょうかね。まぁ多分IQじゃなくてEQがずば抜けて高い人なんだろうなーと思いますが。本当の意味で賢い、賢明な人なんだと思います。
記事でも高橋さんのブログが取り上げられていましたが、記事ではビックリマークとか余計な記号とか取り外されて載っていて、並べるとなんか可笑しい(笑)。
記事版「不安を残したまま試合に臨むのは僕のスタイルではない」
ブログ板「不安を残したまま試合に臨むことは僕のスタイルではないな〜と思います」
記事版「この経験からたくさんのことを考え、学び、スケーターとして、男として、一人の人間として一回り大きくなって戻ってきたい」
ブログ板「きっとこの経験から沢山のことを考えて、学んで、スケーターとして!男として!一人の人間として!一回り大きくなって戻ってきたいと思います!!!」
記事版のクールなかっこよさもなかなか捨てがたいですが(笑)、やはりブログの「僕のスタイルではないな〜」とふにゃってしまうところとか、勢い余って最終的にはビックリマーク3つもつけちゃうところがやはり高橋さんならではだなと思いますね(笑)。なんというか、この人の文章は、さっきも書いたけど本当は多分強がりもあるんだろうと思うんですけど、それでも無理してるように感じないし、なんだか人の気分を上昇させますねえ。靭帯についてもいろいろ見たから前十字靭帯でしかも半月板もということで本当に大変なのは理解しているんですが…それでもなんとなく「きっとこの人なら大丈夫」と思えるうえに、なんか文面全体から癒しパワー(笑)がほわーっと出てるんですよね〜。
しかし、いちばん大変でつらいのは高橋さんなのに、いつも逆に高橋さんにファンのほうが励まされてて元気もらっちゃってますね。いかんな〜。
まぁでも、とりあえずファンとしてできることっつったら、ひたすらに待つことだけです。この怪我の話が出てからすごいどよーんと落ち込んではいたけど泣いてはいませんでした。手術だとわかったときも泣きはしなかった(ある程度覚悟はしてたし)。でも、このブログを読んでマジ泣きしちゃいました。そして、ずいぶん前向きな気持ちになれたので、どよーんと待つのではなく高橋さんを信じて待てると思います。あとはスケートの神様に祈るだけ。鶴折って祈りたいと思います。