りな日記

「壁男」

2009.02.22(Sun)

レンタル屋のホラーの棚でたまたま見つけました。何気なく手に取ったら主演が堺雅人だったので思わずレンタル。堺雅人は萌えツボをなぜか押すのです。

諸星大二郎原作。主人公が都市伝説の壁男の話に次第にのめりこんでいく話でした。ジャケット裏面を見てるだけでも駄目ホラー感は漂ってはいたのですが。ええ。わかってて借りたのだから文句は言えませんけどね。でもね。
これをホラーの棚に置くな。これをホラーの分類に入れてやるな。なんか違うものだこれは。少なくとも私の中ではホラーの棚に入れたくない……。でもどの棚に置くのかも困る…(笑)。

ただ、堺雅人的にはちょっと美味しかった。設定がカメラマンなので、そこはかとなくかたぎじゃない芸術家肌の空気を醸し出してて素晴らしかったです。

そんなわけで堺雅人だけを鑑賞するならお薦め、ホラーを期待するとお勧めしない、そんな映画でした。私の中でのホラーの定義と言うのは「怖がらせてなんぼ」と言ういたって簡単な基準ですので、ひょっとしたらオシャレホラーとかお好きな人はいいかもしれません。オシャレホラー(画面構成に凝り過ぎな上に思わせぶりな演出が多く結局怖いところがぼやける映画が私の中でオシャレホラー基準)、苦手なんだよな…あと泣きホラー(笑)。やはりホラー映画は怖くてこそだと思うのだけど。何か良いホラーはないものか…気になってるんだけど「裏ホラー」はどうかなー。面白いかな。

Posted by りな at 12:36 AM | Comment (0)
Comment