りな日記

こわい童謡 裏の章

2009.05.11(Mon)

「裏から見るか、表から見るか―――」とパッケージには書いてありますが普通に表から見ることをオススメ。
…てゆか、表だけでいい(笑)。
とゆわけでさくさく裏の章も見ました。予想通り、表で謎のまま終わってたあれこれの解明編です。なので裏から見るとただのネタバレになると思います(笑)。そんなわけでネタバレ感想。


何が辛いかと言うと、安めぐみの棒読み口調で、表の章での事件のあれこれを一から説明していく様子でした。表の章の事件から5年後、音響分析官、だったかな。そんな役どころの安めぐみが手渡された警察から流れてきた捜査資料のテープやら何やらを聞きながら謎を解明していきます。…ますが、正直、「安めぐみがパソコン一台で解明できるような不自然な部分を、警察が見落とすとは思えない」と。鑑識なめんな、みたいな(笑)。女子高生10数人が殺され、容疑者行方不明などという事件でそんなぬるい捜査するとは思えなんだよ…。基本のところで胡散臭い上に、棒読みで解説されると表の恐怖も一気に萎えていくような気がします。なんていうか、「長すぎる後書き」のような萎え感。読み終わった後に、そんなだらだら作者本人から説明しなきゃ不安な話なんですかとついつっこんでしまいたくなるような感じ(笑)。

確かに、表では殆どの謎が投げっぱなしで何もかも放置で終わったわけなんですが、それにしたってこれはどうなんだろうかと。わざわざ2本の映画にするくらいなら、裏の章の解説部分を適度に表に切って貼って詰め込んだ方が良かったんじゃないかなと。表が適度に怖かっただけにもったいなかったです。
オチは私があまり好きじゃない「この怨念を沈めるには母の無償の愛(であるところの子守唄)」というオチだったので更に萎え。日本人、ほんとにこういうので浄化するの好きよね…分かりやすいのかな。

表の主役の多部未華子もちょっと出てました。裏の章で怖かった所はこの子が出てきたとこだったな、そういえば。表ではどこか不健康でおびえ方が足りず(笑)、もう一息だったんですが、裏で少し出てきたこの子は静かに壊れてて怖かったです。

そんなわけで個人的には「裏の章(蛇足編)」という印象。怖いのだけ求めるなら表だけでいいかなという感じでした。謎解けないと気持ち悪いという人は裏もどうぞ。…でも、怨念の原因とかはなんだかはっきりしなかったような気がするんだけどまあいいか(笑)。

もうちょっとホラー心だったので、韓流の「アパートメント」と、大好きホラー「ノロイ」を借りてきました。近所のレンタル屋は少しづつホラー棚が寂しくなってきてるのですが、じきに夏が来るしもう少し充実しないかなーと。しないなら職場の最寄り駅のツタヤに行かないといけないのだろうか…(そこまでして見たいかホラー)

Posted by りな at 09:26 PM | Comment (0)
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