Aliens

「brigde」2002年9月号 その2

2004.06.10(Thu)

「「brigde」2002年9月号」の続き。あ、いや、話が続いているわけじゃないんですが。単にこの雑誌のことを書くぞ第二弾っていうだけです(笑)。

2002年夏のインタビューなので、要するにいちばんえらいことになっている時期なのですが、渋谷氏に「現状のワーキャー状態についてどう思う?」と聞かれて、RYO-Zさん「浮かれてるっていうよりは、もう逃げてますね(笑)」、PESくん「無視無視、みたいな」なんていきなり逃げてたのでビックリ(笑)。
でも、この人たちときどき「頭いい」とか「クレバー」とか言われるじゃないですか(むしろファンの方ほど「へ?」と思うかもしれませんが(笑))。それって、こういうとこだろうなと思ったり。EAST ENDに近かった経験上かもしれないんですけども(でもそれだけじゃないと思うんだけど)、ここでは、売れるということがどういうことかはっきり理解してますよね。だから、2002年夏というほんの冒頭の段階でも、しっかり危険を察知して逃げに入っているという…(笑)。

明確に論理や言葉としてわかっているわけではないんでしょうけど、感覚としてはそういういろんな物事の根っこや裏、その本質みたいなものなどがわかっている人たちだなあという気がしますね。たとえば、自分たちの立ち位置とかはっきりわかってますよね。ただ、現状を理解しているからと言って、今後どうしていくかってのはまた別の話なので、迷いはもちろんあるわけですけど。この時点でも行き先は見えてないんだろうなという感じはします。そんで、行き先は見えてないけど、なんか危険な気配はあるから、とりあえずは逃げてようぜっていうのがこの時点のRIPちゃんなのかなと(笑)。

あと、内部構造の話で興味深いとこ。渋谷氏が指摘している「だから、あなた(PESくんね)はワヤワヤしたところからヘヴィーなところまで、一番広いレンジを持っていて、それをみんなが上手い具合に有機的に回しつつ自分自身を打ち出している。そこはすごいよねえ」っちゅーとこね。関連して、その前のPESくんの「ちゃんと反発してくれますからね。フリーキーって、なんかすっごい変なことやったら、ちゃんと正統なことやってくれるから」ってのも。でも、なんかPESくんは自分でフリーキーと正統両方ともやっているような気がしなくもないですが(笑)。あと、この表現だとPESくんがRIPの表現(音じゃなくてリリックね)の中心であるように見えますなあ。この頃は「ああ、そうなのか」なんて普通に納得しかけたんですけど、いま思うとそうなのかな?…微妙だなあ、みたいな(笑)。確かにRIPの表現上すごく重要な人だとは思うんですが、中心…と言ってしまうとまた違う気がする…。だって、ほら、やっぱりPESくんて存在自体が飛び道具なとこあるし…。あ、そうか。PESくんが言ってるのはそれか。自分が飛び道具になっているときに反発してくれないとやっぱりPESくんとしては困るわけだもんね(笑)。ただ、それがまずRIPの起点かっちゅーとやっぱちょっと違う気がします。
でも、「ワヤワヤ〜一番広いレンジを持っていて」は、全面的に同意納得ですけどね。ときどき支離滅裂に見えるほどレンジ広いですよね。PESくん。

あと、記事でも抜き出されてる台詞ですけど、イルの「俺の安定にはRYO-ZとPESの安定が不可欠っていうのはある」とか、あとケンカしたときの話で「互いがツボ心得てんですよね。ここ突いたらもう泣くなっていう。それをケンカになると突いちゃうんですよ。すっと泣いちゃうの、RYO-Zくんとか」あたりは、いやあ、やっぱ長い友だちなんだなっちゅー感じがしますね〜(笑)。それも、楽しい思い出だけじゃなくって、渋い苦い思い出もありつつの、友だちなんだなあという感じ。10代の頃からの友だちってそうですよね。10代だとやっぱ本気でぶつかる瞬間とかがあるからね。そういうのもあるからこそ、長い友だちなんだなっちゅー感じがします。
しかし、PESくん「RYO-Zくん、「俺はな!お前のこと好きなんだよぉ!」って言いながら泣くからね。どういうことかと思うよね(笑)」は冷たいなあ(笑)。RYO-Zさんは、手に負えねえとは思ってるだろうし困ったヤツだとも思ってるだろうけど、でもPESくんのこと好きなのは全然マジだと思いますよ(笑)。多分、RYO-Zさんにとって、PESくんって自分にないものを持っている人だと思うんで。

まとまりなく書き散らかしてきましたが、この雑誌については、ま、こんなとこです。

Posted by koko at 04:51 | Comment (0)
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