KOKO日記

33話「友の死」そのニ(堂々巡り中)

2005.07.19(Tue)

続き。

沖田くんと出会ったことを運命の手と見なして、決断をした…というのも一つのきっかけかと思うのですが(「こうなった以上、私はもう逃げない」という台詞もそういう気持ちの表れかと思うし)、ではなんで呼び止めてしまったのか、沖田くんを見たあとのあの満足そうな笑みはなんなのか?ということを思うと、どっちかっていうと運命の手とは別に、山南さんのなかにその結末を望む要因があったように思えます。

山南さんは、脱走の理由を二回述べました。沖田君には「強いて言えば、疲れた」と(そしたら沖田くんに「そんなのみんな疲れてますよ。京都に着てから働き詰めだし、駄目だよそんなの。言い訳にならないよ」と言われ、「怒られてしまった」と微笑んでます…うう、山南さんだなぁ…(涙))答え、近藤さんには「私はあなたと出会い、あなたに賭けた。近藤勇と新選組のために、この身を捧げてきました。しかし、それはもう、自分の手に届かないところに行ってしまった…ここにはもう、私のいるべき場所はない」と答えました。でも、山南さんは沖田君を見たときに新選組に戻ることを決めてしまった。つまり、それは、沖田くんを見たときに新選組における自分の居場所を見つけたから…だから、戻ることを決めてしまったんですよね。

最後のほう、土方さんに、「悔やむことはない。君は正しかった。私を許せば、隊の規律は乱れる。私が腹を斬ることで、新選組の結束はより固まる。それが、総長である私の、最後の仕事です」と言います。でも、私は戻ってきた理由としては、「総長としての仕事」というのは多分後付けだと思う。山南さんは、「総長の仕事」をするために戻ってきたわけじゃない。いや、結果的には同じことをするんですけど、山南さんのなかでの動機は違うと思う。沖田くんを見て新選組のなかに居場所があると気付いたとき、多分山南さんのなかにはそれを手にするあらがいがたい誘惑が生まれてしまったんじゃないかと。だから、本当は、その居場所を手にしたいというのは山南さんのわがままだと思うんですよ。山南さんが本当に望んでいたのは山南総長としての仕事をまっとうしたかったのではなくて、新選組の…というか、試衛館の…という気がするのですけど、試衛館の仲間であり続けたかった、その手段としての切腹であったように思えるんです。

えーと、話が全然進まないんですけど。
でもさ、切腹を選んでしまった山南さんに対して、近藤さんも土方さんも源さんも永倉さんも原田さんも沖田君も斎藤さんも、それどころか八木さんご夫妻まで、全員が山南さんを助けたくってさ、逃がそうとしてさ、それなのに山南さんは断固として逃げないんだよ。あの優しい微笑のまま、静かに、でも、断固として逃がそうとする動きを拒絶するんですよ…。これって、本当キツイんですけど。それが、もし「総長としての最後の仕事」として本当に為すべきことなら、まだしも受け入れられるかもしれない。でもさ、でもさ、本当にそうなの?っていうのは絶対疑問があるわけじゃないですか(涙)。まったく温情をかけないことは正しいのか?まして、山南さんのなかでその行為は間違いなく正しかったのか?山南さんがそれを正しいと確信できるような話はないよね…?土方さんを信じて、土方さんのために身を捧げたのかもしれないんだけど…でも、そのために戻ってきた……かもしれないか…………。

……ああ、駄目だ、一つ前の前提を見失ってしまって、話が逆戻りしてしまった………(涙)。

山南さんのことを延々考えていますよ……くすん。自分のなかで結論が出せないよ〜……(涙)。今度は文章じゃなくて箇条書き方式で自分のなかでの仮定を全部並べてみようかしら…。

Posted by koko at 03:21 AM | Comment (0)
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