Under the Sun

Archive/May 2003

「X-JAPAN FILM GIGS 2002〜X-JAPANの軌跡〜」レポ・index

[ライブレポ] 2003.05.08(Thu)

X-JAPAN PLAN 2001-2002というのがありまして。その一がファンセレクションのベスト盤の発売。その二がクリップ集の発売。そして、本命がこのFILM GIGツアーでした。

内容的に1997年のLAST LIVEからの映像が多く使われていました。LAST LIVEはテレビで放送されたので、そちらで見てれば敢えて特筆することもないんですけど、実は私はテレビのLAST LIVEは全然見れませんでした(ビデオは持っているのですが、気持ち的に…)。なので、このFILM GIGの映像で初めて「おお!」と思うことが山のようにあったわけです。生のときの記憶もほとんどぶっ飛んでるしね〜。

そんなわけで、全体にFILM GIGの感想であると同時に、ラストライブの感想になっちゃってます。ラストライブの感想の比重の方が大きくなっちゃってるような…。

まぁ生の感想だとゆーことでご了承くださいませ。

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2002.01.13 大宮ソニックシティ

[ライブレポ] 2003.05.24(Sat)

「X-JAPAN FILM GIG 2002〜X-JAPANの軌跡」ツアーの初日。

私などはFILM GIGと言われると思いきり1993年のものを思い出すので、自然とライブだと思い込んでいたのですが、ふと考えてみるとサブタイトルに「X-JAPANの軌跡」と入ってます。…てことはドキュメントフィルム?!さてどっちだ!?とドキドキしながら開演です。

前座とCM。

エクスタシーから来年4月にデビューが決まっているという4人バンドのPICK2HANDが前座でした。こう言ってはなんですが、Xファンは昔からX以外には全然興味がなくすごく冷たいという特徴があるので(笑)、誰も立ち上がらないちと寒い状況。でも、インディーズバンドはそんなのは慣れているのかなかなか飛ばしたライブを見せてくれました。音は…ZEPPET兄さんたちみたいな、ブリティッシュギターバンドのようなときもあれば、いきなりメロコアかみたいなときもあって、かなり幅広く思えました、でも、多分基本はギターバンドの方かな…という印象。よかったです。しかし曲のタイトルがへんですね。米粒ってなんですか(笑)。ギターの人が子ザルで可愛い…vv ボーカルの人も回らせたら楽しそうでおいしいvv<オイ ドラムとベースの人は濃い(笑)。

そしていきなり、hideMUSEUMのCMが入ります。唐突に赤ちゃん時代の写真に始まり、合間にhideちゃんのインタビュー等での言葉を挟みながらの、ちと心臓に悪い感じのCM。曲が流れているときにはいいんですが、いきなり曲が止まって「お酒を愛し…」とか「人間を愛し…」とかテロップに言われてもリアクションに困ります(笑)。でもってさすがに98年の三部作が続けて流れた最後に「1998年5月2日」のテロップはひじょ〜〜〜っ!!につらいものがありましたよ。いきなりそう来るか!!喧嘩売ってるのか!!みたいな(笑)。このあたりになるといったいこの映像はなんなんだ?!って感じだったんですけど、最後にテロップ「hide MUSEUM」。やっぱりCMだった(笑)。

前置き。

待っている間、冗談で「ドキュメント系でさぁ、いきなりウニ頭とか出てきたらどうしよう?!めちゃめちゃリアクション困っちゃうよね〜」と言っていたら、本当にいきなりウニ頭の人でした。しかもガンダムのような姿でエスカレーターを降りてる5人。あああ、やっぱりどうリアクションを取っていいかわからない〜〜。曲も流れないし…。

そして、やっと「紅」が流れ始めました。ああ、よかった、ライブモードになれる、と思ったら、映像が、87年、88年、89年…しかも音もその都度その時期のライブ音源で、変わっていく。リズムも声も歌詞も変わっていく〜(^^;;。「紅」なのでついノってしまいましたけど、リズムが変わるのはライブモードで考えると大変に困ります(笑)。やはりこれはドキュメントフィルムなのか。でも「紅」の間に時間が進み、93年だの94年だのに進んでいったら、ほっと一息。

そして「紅」の途中でいきなり「FILM GIGS〜X-JAPANの軌跡」とのテロップ。あ、これまでは、前置きだったのですね(笑)。これから本編でしたか(笑)。

ぎゃー!LAST LIVE!

そして「紅」が止まり、中央に黒地に白抜きで「1997年12月31日 THE LAST LIVE」。そして流れ出すAMETHYST。ラストライブの、ながーいながーいオープニングがそのまま流れています。ああああ、LAST LIVEなのですか!なんとゆーことか…LAST LIVEのFILM GIGなのですか…。花道でXというロゴの作ってあるステージ。ああ、こんなだったんだっけ。そうそう、花道からみんなが歩いてきたんだったなぁ…だいたいSEのAMETHYSTって曲がそもそも、無駄に切なくていけません。いきなり終わりの日を思い出して涙目モード。

そして、ラストライブのOPからそのまま一曲目の「RUSTY NAIL」。やっぱりそのままやるのか。ノッている自分もちょっとどうかと思うけど、もういいや…。しかもLAST LIVEの最初のMCまでそのまま流れました。TOSHIが「みんなそれぞれに思うことはあると思うけど…」とか言ってて涙目。と思ったら、当時のYOSHIKIもそう思ったらしく、ドラムをめちゃくちゃに叩いてMCの邪魔。ああ、そう言えばよくこうやってMCの邪魔をしてたわね…(T_T)。

とつぜんのVANISHING LOVE〜山形〜またLAST LIVE。

MCまでそのままやるんじゃ本当にラストライブのFILM GIGなんだな…と思ったのもつかの間、流れ出した曲は「VANISHING LOVE」。間違ってもラストライブでそんなものやってません。映像はまたまた88年ごろに逆戻り。ああ、またウニ頭…。しかも京都スポーツバレーで、火吹いてる人がいますよ…。続いて「BLUE BLOOD」。「BLUE BLOOD」のときは前半は初期のダイジェスト映像で、後半はツアーごと…というかタイトルつきライブごとの映像が時代を追って出てきました。88年のBURN OUT TOURとかから始まるし。ドキュメント?

さらに、突然右上のテロップは1995年山形。なぜに突然山形の映像?しかも曲はさっきもやった「RUSTY NAIL」。なんじゃ?と思ったら、YOSHIKIが今度は曲途中でいきなりドラム破壊を始めました。ああっ、ありましたね!!いきなり一曲目でドラム壊しちゃったときが!!あれかぁ!!楽屋の映像まで出てきました。HIDEちゃんが煙草を吸いながら一言。「……びびったぁ〜〜……」…可愛い(笑)。

そして、「WEEK END」はまたLAST LIVEからの映像。続いて「DAHLIA」。最初だけ1995年で、途中からLAST LIVEの映像に。二番に入った辺りからでしょうか。TOSHIがしつこいぐらい延々とYOSHIKIの耳元で歌ってます。YOSHIKIは泣きそうな顔してます。「あああ〜YOSHIKIがやばい〜(T_T)」と思っていたら、終わった瞬間に、ドラムを壊し始めるYOSHIKI…しつこいぐらい、これでもかってぐらいに壊してます。抜けないシンバルも諦めないで意地で抜いて投げつけて、もういいだろうと思うけど、まだ壊す。あああ、この人は〜…(T_T)子どもすぎて可哀想…(T_T)

くりすますーのKOBE RETURNS

アトランダムな秘蔵映像シリーズ。いきなり楽屋でサンタの格好をしているYOSHIKI。「なんか変じゃない?下もみんな穿いてるの?」「…穿いてないじゃん!!俺だけじゃん!!」とあわてて脱ぎ捨てる。でも、白いおひげはつけて、鏡の前でかっこつけてます。そんな右角度で見てどうすんですか、ひげつけて…(笑)。さてクリスマスなのでスペシャルに、YOSHIKIが「WHITE CHRISTMAS」をピアノで初見演奏。もう照れくさそうに、でも嬉しそぉぉぉに、にこにこと楽譜を見ながら弾いてます。そしてピアノに寄りかかってTOSHIが低く歌い出します。でもって、YOSHIKIは照れて、はにかみながらにっこり。う、うわぁ〜〜〜〜っ(大赤面)なんだこいつ!!乙女じゃあるまいし!!やばいって可愛すぎるって、YOSHIKI!!!!…ちなみにピアノ演奏を始める際には、HIDEちゃんが特等席に座り込んでよっちゃんを見ています。うん、HIDEちゃんはよっちゃんのこと大好きだもんね…(笑)。

おんぶシリーズ

なんだかよくわかりませんがライブ中のおんぶの特集(笑)。YOSHIKIさんがHIDEちゃんをおんぶして登場。HIDEちゃんはもう、YOSHIKIを馬のごとく走らせております。はいほー!とでも言い出しそうな按配です。続いて、今度はHIDEちゃんがYOSHIKIをおんぶして登場。よよYOSHIKIさん…そんなきゅっと首っ玉にしがみつかなくても…。しかもそんな嬉しそうに、にこにこと顔をうずめないで…。あああ、乙女再び…(大赤面)。どうしよう、どうしてこの人、天然なのにこうなの…(大赤面)。そしてHIDEちゃんがお客さんに手を振ったのを見て、嬉しそうに一緒に手を振る人。可愛いのぅ…とほほ。

1996年名古屋…

さて、右上のテロップは「1996年3月13日名古屋レインボーホール」。流れている映像は「紅」のラスト前。うぎゃあ!頚椎椎間板ヘルニアを発症した、まさにそのライブ映像です。すでにYOSHIKIはヘルニア発症したあとで何度も肩を押さえています。うああああ(T_T)。でも叩ききってそのまま楽屋の映像へ。楽屋の映像まであるのか。YOSHIKIはものすごく痛がっていて横になろうとするたびに悲鳴をあげて身体を跳ねあげてます…見てるだけで痛いー!! 周りのお医者様が「首を下げると痛いのか…」とか言ってます。そして救急車。YOSHIKIは横になることができないみたいで、座ったまま固定されて、大量の毛布にくるまれて運ばれていきました…(T_T)。なんて映像が残っているのよ…(T_T)。途中からLAST LIVEの「Longing」の映像に切り替わって、合間合間で針を打ったりストレッチをしたりしているYOSHIKIの映像が…。痛々しい…(T_T)。

紅〜orgasm〜Dlum Solo

さて秘蔵映像シリーズは終了で、ここからライブモード。LongingからLAST LIVE通り「紅」へ。なんだかオルガスムあたりは破滅的な暴発…って感じ。子どもみたいに走り回って、可愛くて、バカで、破壊的で、それこそがXだったのかもしれませんけど。HIDEちゃん、CO2を持って暴れているYOSHIKIを見てめちゃめちゃ嬉しそう。しかしCO2のボンベを持っている金髪で白いTシャツのあの人はまさか、GEORGE…ああ、LAST LIVEまで君がボンベを持っていたのか。

オルガスムが終わって、いきなり音がすべて消えて沈黙。FILM GIGで沈黙はいちばん怖いのですが。「な、なに?どうしろと?あっ、もしかしてアンコールをしろと?!」と思ったとたん、Dlum Soloが始まりました。久しぶりに会場で聞くと、ツーバスがめちゃくちゃ内臓に響く…すごいです…。そして特効もすごい。YOSHIKIがひとつ叩くたびにどぉーんっとあがる火柱。この辺もなんとなく、破滅的に暴発気味…。使えるだけ使ったれ!!やれるだけやったれ!!みたいな感じがひしひしとします。

Forever Love〜空白〜World Anthem

ドーム中央でのDlum Soloが終わって、そのままステージではTOSHIが「Forever Love」を歌い始めます。個人的に、この曲は終わってしまったあとに歌うにはあまりにもつらい曲だと思っていたので…まして、今ならともかくこの時点ではそれを永遠と感じることができる状態ではなかっただろうと思いますので…という私の勝手なこの曲の感想が相俟って、私がまずボロボロに。「YOSHIKI〜YOSHIKI〜うぅ〜…(T_T)」と思っていたら、やっぱりYOSHIKIもTOSHIもボロボロです。写真にも使われた二人が抱き合うシーンはこの曲なので、抱き合ったあと、TOSHIが一気にボロボロ。歌声が完全に泣き声に。で、「Will you stay with me/風が過ぎ去るまで」ってあたりで今度はYOSHIKIがピアノに突っ伏して泣いてしまいます…。うー、うー…(T_T)。その横でHIDEちゃんも顔をあげたまま、涙流してます。頬に涙が…。

そして、再び空白。しかし空白のタイミングからして大変に重たい沈黙。「ていうか私泣いてるから沈黙はつらいわ!勘弁して!」と思ったら即流れ出したのは、「World Anthem」。あああ〜〜っこの曲もやりますか!!!(T_T)実は生ラストライブのときも、この曲が流れ出したときは本当に衝撃で、あまりにも大きい思い出がどかんとやってきて、瞬間的に号泣モードになっちゃったんですね私。衝撃再びで、私はちょいと崩壊しました…(^^;;

X〜MC〜ENDLESS RAIN

「World Anthem」で崩れているところで「X」。ああ、もうどうにでもして、と思った瞬間。何故かここで映像は突然89年に逆戻り。何事ですか。なんでいきなり突然89年野音ですか(^^;;。でもAメロ一回で再びラストライブに戻る。わけわかんねぇ。まぁそんなことはすぐに忘れて「X」に集中。

「X」が終わってTOSHIが花道の先まできて、長いMC。YOSHIKIが途中でうしろからTOSHIのところまでゆっくり歩いてきて、ぽんぽんと肩を叩いて、なにか言ってあげます。TOSHIのMCのあと、YOSHIKIがマイクをもらって「そういうことでした(笑)」と最初は笑って済ませようとしたんだけど、そのあとちゃんと話し出したらボロボロ…。ENDLESS RAINでは、TOSHIがメンバー全員にご挨拶周り…(泣笑)。YOSHIKIの横に座って歌い、HIDEちゃんの前で向かい合って歌い、HEAちゃんの隣で歌い、PATAちゃんの肩を抱いて歌い…。そのままENDLESS RAINはちゃんと終了しないでフェイドアウト〜空白、だったんですけど、会場で歌は続いてましたね。

SE(Tears)〜コメントテロップ

ライブあと、YOSHIKIが楽屋に戻るところまでカメラが追いかけていて、YOSHIKIが、最後にカメラに向かってコメント。その映像に被ってHIDEちゃんが「久しぶりだなぁ…」と呟きながらスタッフジャンパーに、昔のTOSHI、昔のYOSHIKIの似顔絵をお絵かき。そしてそのHIDEちゃん画のウニ頭よっちゃんの似顔絵の映像が止まって、FILMは終了。このイラストで終わるのは…YOSHIKIさんにとっては大切な、HIDEちゃんが描いてくれた最後の自分の絵だったからかな、とか…。

そして、最後のコメントテロップ。「この会場に来てくれたすべての人たちに感謝します。またみなさんの素敵な笑顔に会えるのを楽しみにしています。X JAPAN YOSHIKI」

「素敵な笑顔」ってのがむちゃくちゃYOSHIKIさん風味。でも、私これ見ながら泣きそうでした(笑)。

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X「VANISHING VISION」雑感

[曲雑感] 2003.05.24(Sat)

「VANISHING VISION」 released/1988.04.14

Xがインディーズ時代に自分たちで設立したエクスタシーレコードから発売した1stインディーズアルバムです。

これ、もう15年も前のアルバムだったのですね。私は確か92年3月か4月に購入したんだと思います。新●堂になくて注文して買ったんですけど(当時はインディーズ取り扱っていても常に店頭に並んでいるような状態ではなかったんじゃないかな)、あとから「エクスタシーレコードに直接注文すれば写真集がついてきたのに」と友人に教えられてすごい悲しかった記憶があります。

個人的にはBLUE BLOODとJealousyの影に隠れてしまっていて特に思い出というものはないアルバムです(^^;;。リアルタイムでは知らないし、私の行ったライブではこのアルバムからの曲はSadistic Desireぐらいしかやってないし、仕方ないとは思いますが。でもいま改めて聞いてみるととてもハードロックアルバム。実はXは、当時はわりと正統派のHR/HMバンドだったんだなぁと思いますね。と言ってもYOSHIKIの曲はうるさいくせに、やっぱりメロディアスですけど(笑)。

TOSHIの声がキンキンしていますね。Jealousy以降、少し声が変わった彼ですが、この頃の方がHR/HMっぽい声をしています。

01.DEAR LOSER
 music:TAIJI

最初の曲がTAIJIの曲から始まっているというのはけっこう不思議な感じ。このアルバムは、全体的に「Xは最初はちゃんとバンドとして機能していたんだな」って思います。92年の東京ドーム3DAYSの2日目はこの曲から始まったんだよね…私は3日目しか行ってないからちょっと残念です。と言ってもその時点ではまだこのアルバム聞いてなかったので、知らない曲の嵐に呆然としてしまったんではないかと思いますが(笑)。

02.VANISHING LOVE
 word:YOSHIKI/music:YOSHIKI

この曲はすでにYOSHIKI節炸裂です。Blue Blood→Silent Jealousy→DAHLIAに繋がっていく路線ではないでしょうか。92年当時ではほとんどファンの間でも音楽誌関連でも話に出ることはほとんどなかったこの曲ですが、私は好きでした。そうしたら93年のEternal Melody(YOSHIKI監修のXの曲をクラシックにアレンジしたアルバム)で収録されたのでびっくりしました。ALIVEじゃないんだぁと思って。

詞は言葉の使い方なんかは後半に比べると暴力的な言葉を多く使ってますが、内容はJealousyぐらいまでとそんなに変わりませんね。すでに彼は、忘れられない過去に立ち尽くして途方に暮れています。

03.PHANTOM OF GUILT
 word:TOSHI/music:TAIJI

最初に聞いたとき「なんだか変な曲」と思ったことを覚えています(笑)。メロが変に聞こえたんですよね。でもHR/HM畑では人気ありそうな曲にも聞こえますが。

04.SADISTIC DESIRE
 word:YOSHIKI/music:HIDE

すごく息が長かった曲ですね。ライブでもときどき消えながらも、ずいぶん長いこと演奏されてました。最後の一、二年は消えていたんですけど、もし97年以降にもXがいたならまたひょこっと復活したんじゃないかなって気がするぐらい。あとから知りましたが、この曲はHIDEちゃんがXに入る以前のサーベルタイガー時代から存在していてなんかデモテープに入ってて、KYOちゃん歌ってました(笑)。ちなみにSg「Silent Jealousy」のC/Wとして新録バージョンが入っています。が、私はVANISHINGバージョンの方が勢いがあって好きです。

05.GIVE ME THE PLEASURE
 word:YOSHIKI/music:TAIJI,HIDE

ほぼインスト。歌ではなくて朗読形式です。なんかライブのOPで「WORLD ANTHEM」に乗っていた英語に似た声が入ってますね(笑)。「えぇ〜っっくす」って言い出しそうな声が(笑)。この曲は私は当然のごとくライブでなんか聞いたことないんですけど、これもHR/HMでは人気ありそうな。

06.I'LL KILL YOU
 word:YOSHIKI/music:YOSHIKI

YOSHIKIさんが初めて作った曲。高校のときに作ったっていう話です。高校生なのに「I'LL KILL YOU」(笑)。でも初めての曲がどれだけ形を変えたにせよ、生き残っているのがすごいですわね。これもYOSHIKI節炸裂で、超高速。ツーバスの嵐でうるさいです(笑)。あと、最後にドラがじゃ〜んと鳴るのが大変気になります…(笑)。ライブでドラ鳴らしてたんだろうか…。

07.ALIVE
 word:YOSHIKI/music:YOSHIKI

このアルバムで初めてピアノが入ってきます。このピアノといい、泣きのメロといい、YOSHIKIさんのドラマチック体質がとてもいい味で、この路線はやっぱり好きです。それにしても、こののちにYOSHIKIのパブリックイメージとして浸透していく要素がこの段階ですでにほとんど出揃っていることにちょっと驚きます。

08.KURENAI
 word:YOSHIKI/music:YOSHIKI

「紅」英語バージョン。私はどっぷり日本語バージョンの人なので、ちょっと違和感さえ感じますが、どちらにせよはずせない曲ですよね。そういえば、オルガスムは途中から英語バージョンに変わったけど、紅は最後まで日本語でした。どこで言っていたのか忘れちゃいましたけど、YOSHIKIがどっかで「『紅に染まったこの俺を』は日本語で言いたいと思っちゃったんだよねぇ」とか言ってたような。

09.UN-FINISHED...
 word:YOSHIKI/music:YOSHIKI

のちにBLUE BLOODで一曲として完成するこの曲は、このアルバムではタイトルどおり途中でぶつっと切れます。最初は驚きましたよね。でも聞いていると、これはこれで、痛々しいぐらいの状態で切れるのが、悪くない…というか胸に迫るものがあります。

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2002.01.26 東京国際フォーラム

[ライブレポ] 2003.05.25(Sun)

「X-JAPAN FILM GIG 2002」ツアー、東京2DAYS一日目です。国際フォーラムは初めてだったんですけど、NHKホールとかと雰囲気にてますね。ロビーの感じとか。

始まりが早かった!

開演は18:30からとなっていたのですが、18:15には客電が落ちました。まだお客さんは半分ぐらいしか入ってませんでしたが、意気揚揚と出てきたのはBEAST。BEASTは固定ファンがついているようで、まだ入りの途中で動き放題なのも手伝って、ステージ前に人だかりが出来て暴れています。で、めっちゃ破壊的にパンキッシュなライブを眺めているうちに、ステージ上で怪獣のように歩き回り暴れまわり跳ね回っている人を発見。ものすごい動きなんですが、この人、楽器らしきものを持ってません。ただ暴れているように見えます。「こいつ何者?なにやってんだ?」と怪訝に思って眺めていると、ときどきなにか機材の前にいって何かをしていることは判明。どうやらターンテーブルかなにかの担当の模様。ですが、出番が少ないため、曲中9割がたはただただ暴れているのです。相方は「ピエール瀧みたいだ」とつぶやいて、大爆笑。確かにピエール瀧にも似ていますあの無意味な感じが!!(笑)いやぁ、もうこの人を眺めているだけで大変に愉快に時がすぎました(笑)。でも途中でボーカルがMCを始めたら、いやもう、くっだらなーいMCで、曲調と言い暴れっぷりと言い、こいつらは間違いなくエクスタシーバカの直系バンドですね(笑)。エクスタシー直系の子孫がいたよ、こんなとこに。レディースルームや東京ヤンキースの子孫でしょう(笑)。最後に、こいつらは「BLUE BLOOD」のOPのコピーをシャレでやって、怒涛のように去っていきました。いやぁ、大変楽しくバカ受けで過ごさせて頂きました。

で、本編だろうと思ったらまだドラムが出てきます。なんだ、まだ前座があるんか?と眺めていたら飄々といかにもロックなお兄ちゃんが出てきました。遠くて全然顔も見えないし格好も金髪で髪が長いぐらいしかわからないので、全然誰だかわかりません。でも司会しに出てくるなんてGEORGEかUMEちゃんぐらいしか思いつかん…と思ってたら「TAIJIー!!」とお客さんが叫んでいた模様。たたたたたいじ?!なんだかわけがわからないでいるうちにTAIJIかも知れない人は、およそ司会向きでない喋りで会場を煽り出しました。ああ、確かにこりゃTAIJIかもしれん…めちゃめちゃロックに、不思議な喋りだ…(笑)。最後に「オーケイ、次のバンドを紹介するぜ!!ネクストバーンド!!レディースルーム!!」と叫んでTAIJIらしきロック兄ちゃんはとっととステージを去っていきました。突風のような出来事でした…(笑)。

そして、レディース。実はレディースは特に聞いてたことはないので知ってる曲は別にないのですが、さすがにサミットやらなにやらでなんのかんのと聞いてきているので、百ちゃんの声を聞いた瞬間に懐かしさ爆発しました。いやー、そりゃ変わんないだろうけど、変わんなかったなー(笑)。でも!すごく渋く大人になって帰ってきたレディースルームって感じでした。二曲目の渋さはなかなか。あと百ちゃんが基本的に渋いのですよ。渋いんですが、昔の定番曲と思われる曲をやったので、歌詞をところどころ聞き取ってはつい「サルかよ…」と思ってしまった私です(笑)。しかし歌は渋くなったが、MCはまったく変わらず漫才師。ああ、やっぱりさっきのBEASTは少なくともMCはレディースの子孫です。このバカバカしさがね(笑)。フィルムを映す画面を見上げて百ちゃんが一言、「Xもこんなに平らになっちまって…」あたりは爆笑。まったくだよ、平らになっちまってねぇ(笑)。でも途中、ちょっとGEORGEのベースがトラブってバタバタしてて大変そうでした。

本編

えと本編はFILMなので変わらないわけで(笑)、ここって思うところとか、気付いたとことかを適当に書きましょう。

「DAHLIA」。やっぱりこのときのTOSHIとYOSHIKIの感情はなんだかもう痛々しいやら切ないやら、なんと言っていいのやら(>_<;; TOSHIはやっぱりYOSHIKIになにか伝えようとしていると思うんですが、もうあんな耳元で、あんな距離で歌われたら、本当耳の中に歌を叩き込んでいるようなものですから。TOSHIがなにを伝えようとしていて、YOSHIKIが何を感じてたのかは、もちろんわからないけれども、とにかくYOSHIKIが悲しくて悲しくてどーしよーもなくなっちゃっているのはわかります(>_<;; 悲しすぎて、だんだん悔しくなってきちゃって腹立ってきちゃってるのもわかります。だからねぇ、最後のあのドラム破壊が本当痛々しいんですよ。ドラム破壊はアタマがぶっ飛んじゃって壊してるときのほうが多いと思うんだけど、このときは本当に悔しくて悲しくて思いきり癇癪を起こしちゃってるドラム破壊なので…(T_T)。どうしようもなくてただ癇癪を起こしてめちゃめちゃに壊し尽くすYOSHIKIが本当悲しい…。でもあんだけ耳元で歌を叩き込み続けるTOSHIも…(T_T)。

秘蔵映像そのいち

神戸のWHITE CHRISTMAS演奏時のYOSHIKIはやっぱりなにかなにかがおかしい…(笑)。最初は初見演奏ということで一生懸命楽譜を見て弾いていて、多分そこでTOSHIがピアノにやってきてふっと目が合ってるんですね。で、目が合ったので、YOSHIKIさん、小首でも傾げそうな雰囲気で(これがおかしい…)「歌う?」って口の動きでTOSHIに訊きます。で、うんとTOSHIがうなずいているのでしょう、画面の外で。でも、初見なので、間違えたりなんやらと合わせるのが大変。しかもおそらく、いつもの立ち位置で客席に背を向けてどっかりと座り込んで、めっちゃ特等席で見ているはずのHIDEちゃんが、その辺でなにか突っ込んでるか煽ってるかしてるんですよね、画面の外で。そしておそらくそれに答えているときのYOSHIKIさんの仕草が!!肩をすくめて小ちゃくなって、くすくす笑い出しそうな顔でぶるぶるぶる〜っって首を横に振ってんですけど…何だその仕草は!!(^^;;やっぱり変ですこのときのYOSHIKI。絶対に大人の男じゃありませんこの姿は!!で、あんまり間違えるので、勝手に曲を終わらせて、拍手と歓声に向けて、「ぴーーーーーす!」。うえーん…かーわーいーいー!!

続いて、いつかの楽屋にて。少し聞き取れたので、会話を思い出しつつ再現。YOSHIKI「ミーティングー」と言いながら椅子を持ち上げ(何を言ってるのか聞こえなかった私は最初、投げるつもりかと思った)、テーブルの前に座っていたTOSHIの横に椅子を置いて座ります。と、TOSHIがすっと立ち上がってさりげなくどっか逃げちゃいます。そんなことは気にせず、じっと座っていることができないYOSHIKIさん、ふとテーブルの上の、人の髭剃りに勝手に手を伸ばして開けながら「これ誰の?」。HEATHが近づきながら仕草で「俺の」と答えると、「HEATHの?最近髭剃り凝ってないなぁ…」とひとりごと。さて髭剃りをしまって、今度は一生懸命髪を立てているHIDEを指差して笑う…。しみじみ行動の全部が傍若無人な大将です。で、傍若無人に思い出したらしく「…ミーティングー。みんな、近づいてー」と声を大きくします。でも遠くにいるTOSHI「風邪引いてるから」。YOSHIKI間髪いれずに「じゃ、どっか行って」「風邪引いてない人近づいてー」この人…。それにしてもXのミーティングってなんてまったりしたムードなんでしょう。この5人でまともにミーティングができる気がしないよ。YOSHIKI突然「えっくすのライブって長いよねー」。何を今さら。長くしてるのは誰だっつーの。で、一応みんな集ったんだけど、一人行方不明。「あれ?みんないる?」とYOSHIKIが不思議がるとまたまた遠くに逃げていたTOSHI。YOSHIKI「もっと近づいてよ」TOSHI「ホント風邪ひいてるから」間髪いれずに「じゃどっか行って!!」(笑)。まったくもう、この大将は。

秘蔵映像そのに

さて、今度はHIDEちゃんのメイク中。パイプがいっぱい巻きついたHIDEちゃんのおもろ衣装を着てみたYOSHIKI。「これ、フツーに脱いでいいの?」と脱ぎながらひとりごと「光りゃいいってもんじゃねぇよ」。言った端から「俺も光る衣装作ってもらおうかな…」。いや、あんたはもうミラーボールになったりいろいろしてるでしょうが。もう十分です。衣装まで光る必要ありません。さて、フツーのトレーナーを着たYOSHIKI、楽屋のなかを意味もなく気紛れにあっちをうろうろこっちをうろうろ…この勝手さ気紛れさ加減が、怪獣のように見えます…(笑)。

で、おんぶシーンを集めたおんぶシリーズ。YOSHIKIがHIDEちゃんをおんぶするのは体力的に余裕なので、ものすごい勢いでダッシュ。そして調子に乗ってさらに駆り立てるHIDEちゃん。完全にYOSHIKIが馬です。…とゆーよーなばかばかしいシーンにもかかわらず、どういうわけかハイホー状態のときの映像が、スローモーション……。なぜに(笑)。ここは笑いのシーンなのでは(笑)。

さて今度はHIDEちゃんがYOSHIKIをおんぶ。このときHIDEちゃんは何か携帯らしきもの(本当にそうかはわからない。このころは携帯は普及していたであろうか?)を両手でいじっていて、手で支えてもらえないYOSHIKIは本当にすがりついてぶらさがっておりました(笑)。そりゃーしがみつかないと落ちますからしがみついてて当たり前でした…「ごめんYOSHIKI、気付かなくって。落とされないように本当に一生懸命だったのね、あんた…」と反省しかけたんですが、そのあと、HIDEちゃんも軽く走ってそのときにはさすがにちゃんとYOSHIKIを両手で支えておんぶしています。…でもやっぱりYOSHIKIはHIDEちゃんにしがみついてべったり貼り付いてました。やっぱり変だよYOSHIKI(笑)。

さて、モードが変わってライブ後半

紅からモードがライブに切り替わります。冒頭、HIDEちゃんのギターとTOSHIの歌。TOSHIがHIDEちゃんの隣に腰掛けて歌ってるんですけど、このときのHIDEちゃんがすごいキレイな顔でTOSHIを見守ってて…それで歌い終わったときにかすかに笑うんですよね…。にゃ…。このFILM GIGSの映像はそういうHIDEちゃんの微笑や、笑顔がたくさん入ってました。

続いてorgasm。HIDEちゃん、あいかわらずおもろい動きをしまくっております。内股で走ってくる人とか、カニ歩き?とか。わけわかんないです(笑)。ですがいちばん衝撃だったのは、何を思ったのかいきなりギターを床に置いて(!!)、腕立て伏せをはじめたこと。愕然です。なんですかそりゃ? 気合入りすぎて運動したくなっちゃったんですかね。昔飲んでていきなり全員で街中で組み体操を始めてピラミッドを組んだりしたのと同じ原理でしょうか(笑)。

そして、あんまり写らないですけども、HEATHとPATAちゃんのツーショットが激かっこいいー!!!この二人のツーショットを見ると突然モードが変わります(多分、当時全然見てなかったため、思い入れとゆーよりも新鮮なのだ(爆))。Dopeを見るときと同じモードになりますね。ああ、何で当時気付かなかったんだ、この魅力に!!<それはもちろん、YOSHIKIしか見てなかったからだよ…

あと、ラストライブのオルガスムと言えば、これだけは言わずにはいられない。上述PATAちゃんとのツーショットのかっこよさにくらくらしているあいだに、今度はHEATH、花道に出てきて、いきなりすとんと腰を落として、膝立ちです!!膝立ちでベースを弾きまくるHEATH!!そうでもなくても異様に腰も脚も細いのに、そんなポーズ取られたら!もうこのシーンだけは、とりあえずジャンプもヘドバンも中止して、見るべし!!(笑)と翌日へ決意。

そして、TOSHIとHIDEちゃんにさんざん煽られてもうヨロヨロ、腕をあげるのもつらいぜ〜と思っているのに、そんなころになってようやくYOSHIKIが登場。「ああああ、これからが本番?もう力尽きそうなのに、これからが本番なの?!」という地獄のタイミングで登場です。この極道っぷりがYOSHIKIらしい。いつもステージ上ではなくお客さんのところに出てくるので、スタンドとかで見てると、いつのまにかCO2の白い煙が見えるようになって「あら?いつのまにかYOSHIKIがあんなとこにいるわ?」って感じでしたねぇ(笑)。CO2を撒き始めたYOSHIKIをステージの花道から発見したHIDEちゃん、嬉しそうに楽しそうに追いかけながら上から見てます。さんざん撒きまくってステージにあがってきたYOSHIKIを見て、PATAちゃんまで指差して笑ってます。やっぱりこういうときのYOSHIKIってメンバーが見ても面白いのか? YOSHIKIが出てきた辺りからHIDEちゃんはマイクも使って奇声で煽り始めて。で、YOSHIKIは普段あんまりステージではマイクは使わないんですが、このときは、すれ違いざまにTOSHIからマイクを受け取って。それを見たHIDEちゃんがまず「YOSHIKI!YOSHIKI!」と煽って、YOSHIKIさん「てめぇら、気合入れろー!!」と煽りまくります。そのうちYOSHIKIが転がって叫んでるのを、またまたHIDEちゃん喜んでにっこにっこと見てます。しみじみ、あなたYOSHIKIが好きだよね…(笑)。結局10分ぐらいはあると思うので、おもろいシーンがたくさんですね、orgasmは。

最後、「X」のときは、「We are!」のシーンあと、YOSHIKIがドラムから離れていたので、HIDEちゃんがするするするっとドラムに座ります。TOSHIが「ん?」って顔をしたのか、HIDEちゃんはそぶりで「続けろ続けろ」。YOSHIKIは嬉しそうにHIDEちゃんのマイクにスタンバイ(笑)。PATAちゃんがそれを見て「やるのかよ」ってな顔で笑ってます。そして、HIDEちゃんのお株「屋根ぶち破っちまえー!!」を、よっちゃんがやりました。が、なんて言ってるのか聞き取れず(^^;; 「屋根を」とは言ってると思うんですが、そのあとが(^^;; まぁとりあえず叫んで、HIDEちゃんはあわててドラム椅子から飛びのき、YOSHIKIはドラムに飛び移る。…ちょっと忙しくて大変(笑)。

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2002/01/27 東京国際フォーラム

[ライブレポ] 2003.05.26(Mon)

FILM GIGツアー最終日。その後、追加公演がありましたが。

TVカメラとPICK2HAND。

入場したとたん、目に付くTVカメラたち。さすがに最終日だけはカメラも来るか、と思いつつ、こっそり「これはやはりYOSHIKIが出るな…」とも思っていた私。あとになって、そんな理由でカメラが来ていたわけではなかったことが判明するわけですが(^^;;。実は大宮でも国際フォーラムでもXの写真展?展示コーナーが用意されていて、ツアーパンフやFC会報の表紙、それから大量すぎて見切れないほどの秘蔵スナップ写真が飾られていました。でもいつも混み混みだったので見てなかったんですが、この日は入場が早かったのでまだそんなに並んでなかったので見れました。その様子をカメラが2、3台撮っててそれだけが引っかかりましたが(^^;; いや、もう会報の表紙は懐かしかったです。Xの会報は多分作ってる会社がどんどん変わった(でも中心スタッフは変わらなかったと思う)せいだと思うんですが体裁とかナンバリングとかがどうも安定しなくて、コロコロ変わったんですよね。見ててどの号から持っているのかもよくわからなかったんですが、懐かしかったです。

前座はPICK 2 HAND。一日目のBEASTに比べると地味であることは否めないですが、大宮に比べたら前の方の人は立ってたし、一日目同様まだ客入れの最中でお客さんがうろちょろしているのが幸いして、大宮のような寒い状況ではありませんでした。とゆーわけで、この日は安心してのんびり見れました(大宮はあまりの空気の寒さにちとハラハラしていた)。やっぱりこの人たち、音はいいと思います。大宮より一曲少なかったです。MCでボーカルコジマさんがLAST LIVEを見ていたという話が出ました。「当時高校生だったんですけど」という一言に私たち、砕ける(笑)。こここ高校生?!でも考えてみればあれはもう4年前。おかしくはないか。とほほ。

前座とかアレコレ

一日目はここでいきなりTAIJIがひょこっと出てきて茫然自失したわけですが、二日目はいつも通りGEORGEです。しかしやっぱりこの距離あると誰が出てきたんだかわかんねぇ…。昨日はベース持ってあんなにかっこよかったGEORGEですが、しゃべるとやっぱり漫才師。司会として堂に入りすぎです。さて、ここでスペシャルゲストとして呼び込まれたのはPATAちゃん。狂喜乱舞。続いてHEATHも登場。なんだかこの2人が並ぶとモードが変わって「かぁっこいい〜っ!」となってしまいます。Xに向かってそんなこと言ったことは、最初からほとんどないような気がするんですけども(笑)。GEORGEは司会らしく「こうやってみんなが集まってくれてること、どう思いますか」とか振ってくれるんですが「見たことがないし…(笑)」とかあいかわらずのPATAちゃん。最後にファンへの一言で、HEATHが全然GEORGEの話を聞いてなくて本気であわてていたのが笑えました。で、去っていくときに、あいかわらずそっけなく去っていくHEATHと、意外にちゃんと両手を挙げて挨拶をしてくれるPATAが性格出ててこれまた笑えました(笑)。そうなんですよ、意外にPATAちゃんは、しゃべらないけどもそういうアクションはしてくれるんですよね。HEATHは見たままの通り、そっけないのです(笑)。でも、正直この2人が来てくれるとは思わなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。

PATAちゃんとHEAちゃんは帰ったけどもGEORGEはまだ司会のお勤めが。とゆーわけで私は聞いたこともないアメリカのバンド、Abandoned Poolsが前座で出るという話です。でGEORGEいわく、ライブの前にPVを見てもらうんだけど、なにげにこのPVに我らが大将がなぜか出演しているらしい(笑)。とゆーわけで、まったく存じ上げぬバンドですが、PVは真剣に見ざるをえません。目を皿のようにしてボーカルさんの背後にうようよしているモデル女性たちを注目してましたら…注目するまでもなくアップで大将はご登場。ビビりました。外人女性モデルに囲まれてますが、この人はこういう場には馴染みますな…と思ってたら、今度は一人の女性とキスシーン!!唖然。こんなとこでなにしてんのあんた…。肝心のバンドは、女の子が金髪ロンゲをぶんぶんぶんぶんと振り回していて可愛かったです。ボーカルがカンペ持って日本語を話していたのも可愛かったです(笑)。けっこう楽しかったですね、このバンド。最後にその女の子が両手をぶんぶんと振りながら去っていった姿も可愛くてマル。

さて、そろそろ本編かな…という空白の時間。突然会場がざわざわざわざわとざわめきます。しかし「きゃー!!」とか悲鳴にはならないので、誰がいるのかさっぱりわからず。東海林さん辺りかの?と思ってたんですが、誰がいたのか会場にいるあいだはわからないままでした。結局、帰宅後に判明。小泉さんでしたよ小泉さん…。想像できるわけねぇじゃねぇか。こんなとこいるなんて誰が思うよ(笑)。この人のせいであんなにTVカメラも来てたんだなぁと納得。しかしすべては帰宅後のことで、この時点では全然わかってませんでした。

小泉さんざわめきが気になっているあいだに例のhideミューのCMが流れ始める。途中まであんまり見てませんでした。で、「誰だかわかんないからもういいや」と画面に視線を戻した瞬間が、ちょうど98年の3部作辺りの映像で。どうやら気持ち的にノーガードでふいを突かれた格好になったらしく、いきなり涙目(^^;; あああ、このCMで泣かされるのはムカツクのに、と思っているのですが、止まりません。

オープニングからヤバイ予感…

「紅」に合わせてえらい古い映像が次々に出てくるオープニング。初日大宮では腰砕けになってしまった映像なのに…PATAちゃんやらがいらしてくれたせいか、はたまた最終日だと言うのが効いているのか。理由がわからないのですが、こんな映像なのにどうも涙目。胸に込み上げるものがあってやば〜い気配…。どうしたんだ、もう3回目だぞこの映像(笑)。

ヤバイなと思っているうちに、曲自体が切ないAMETHYSTに。私はいきなりボロボロ。もしかしたら、FILM最終日とLAST LIVEの「終わり」感が一体化して私を襲っていたのかもしれません。最初から切なくて切なくて、もーおどうしたらいいのかわからないぐらい、切ない。胸が痛いよぅ、誰か助けてという感じです。何かが終わるときってのはいつだって切ないけども、Xの終わりはもう本当どうしようもないんですよね…。で、見ているうちにYOSHIKIの心境を思ってしまってもう可哀想で悲しくてしょうがなくなるのです。もうこの日は結局ずっとそんな感じでした。古い映像だろうがなんだろが、なんだかもうずっと切なさが胸にどかっと居座ったきりの状態でした。ずっと泣いてたわけではないし、笑える映像もあるんですが、その奥でずっとうずいている感じでした。

さらに畳み掛けるようにDAHLIA。この曲を見るのは大宮のときから、かなりつらいとゆーか可哀想で切なくてしょーがなかったんですが…TOSHIも…つらいなぁ、この映像。この曲の彼は特攻で果敢にYOSHIKIに体当たりをしているわけなんですが…YOSHIKIがどうしよーもなく悲しくなっちゃっててこのときは全然駄目なんですよね。それでもTOSHIはずっと果敢に体当たりし続けててYOSHIKIの耳に歌を叩き込み続けてるんですけど、「流れる涙の河、銀色に輝くまで」のところでふっと突然歌えなくなってしまうんですよね…。それで顔をふっとそらすのが…なんだかもう…。

Dlum Solo〜Forever Love〜World Anthem〜MC

ドラムソロ、YOSHIKIが思いきり叫んでいるのが、マイクに入ってました。えっと。私はXに会えて本当にしあわせだったと思うし、しあわせだと思うんですけども…でも、やっぱりあんまりしあわせなバンドではないですよね(^^;;。YOSHIKIの叫びも暴発も、悲痛です。で、そんな状態でForever Loveに入るので…Forever Loveで泣きながら、それでも終わりを受け入れる、離れていくTOSHIを抱きしめるYOSHIKIが本当に可哀想でしょーがありません。そんなYOSHIKIの気持ちを歌いながら結局離れていくTOSHIも悲しいし。どうしようもない流れがつらくて、悲しくてしょーがありません。このシーンは本当に駄目…。

そして、「始まらないでくれよ!!Forever Loveのあとに!!」という感じで、いつも泣き崩れてしまった「World Anthem」。YOSHIKIは昔、なんだか「終わりっぽくもあるじゃない?」とかほざいてましたが、常にOPで聴いてきていた私にとっては、どうやったって始まりの曲です。ここでこの曲が来るのは本当反則ですよ〜(笑)。どうしたって泣いちゃうじゃん…(笑)。

Xのあとの、静かなTOSHIのMC。「同じ傷を持った、同じさみしさを持った、同じ孤独を持った仲間たちが」って辺りは本当TOSHIらしい…。言葉のひとつひとつが彼らしいですね。あそこで「美しいぜ!」って叫ぶ人って普通いないと思うんですけど(笑)、TOSHIだなぁ…。そのあと、YOSHIKIが泣きながらお礼を言う辺りはもう私も崩れる。言いながらYOSHIKIは完全に泣いちゃってるんだけども、言い終わったところでhideちゃんが「よかったよ」みたいな感じでちょっと笑って頷いてあげて、YOSHIKIも「うん」って泣き笑いで笑い返すんですね。こういうところやっぱりいいお兄ちゃんだよね…。

ENDLESS RAIN

この日はもうForever Loveからはほとんどずっとうるうるしっぱなしで、折に触れてボロボロ泣いていて。この曲もずっと泣いてました。なんども書いてますが、LAST LIVEっていう終わりとFILM GIGSが終わっちゃうよぅって気持ちが一緒になっていたからだろうと思いますが…(笑)。もうFILMのあいだずっと終わっちゃうのが悲しくて悲しくて、ひたすら悲しくて泣いてたわけです。で、悲しくて泣いてるうえにこのENDLESS RAINってフェイドアウトして消えていくんですよ。普段はちゃんとエンディングがあるんですが、LAST LIVEのENDLESS RAINって、いつもと演出が違って、お客さんの合唱だけ残して一人ずつ静かにステージを去っていっちゃうんですよね。こりゃもう悲しさ倍増ですよ…。で、この日もフェイドアウトしていくのをめちゃめちゃ切ない想いで聞きながら、でも歌だけは消すまい、絶対に消すまいって、誓ってて。かなり涙目だったんですけど、フェイドアウト後は絶対に歌う!!って決めてたんですね、私。

で、LAST LIVEの合唱もフェイドアウトしていって、でも歌は絶対消さない!!ってほとんど使命感のような感じで歌い続けてたところに。ふいにフォーラムの会場の歌声に合わせて、ピアノ演奏が復活。一瞬、本気でわけがわからなくって。「えっ…!!!」って縋るような気持ちで画面の方を見たら、上がっていくスクリーン。YOSHIKIがいるーーーーーーーーーーーっ!!!!!

……ぶっちゃけた話、来ると思ってたんですよ(笑)。最終日は来るはずってチケット取るときから思ってました。なのに、このときはぜんっぜん!!まったく考えていなかった。予想も想像もなにひとつしてなかった(笑)。それだけ、LAST LIVEに入り込んじゃってたんでしょうねぇ。だから、もう、YOSHIKIの登場が、死ぬほどどうしようもないほど、めちゃめちゃに嬉しかったです。YOSHIKIがいるーーーーーーーっ!!!って理解した瞬間、前の椅子の背もたれに縋りつくように崩れ落ちて号泣。本気で号泣(笑)。こんなにしあわせだったことはないってぐらい、もう夢みたいに、しあわせでした。

さてYOSHIKIさんのご様子は

赤っぽい薄い生地のシャツを、肌に直接はおって、あいかわらずボタンは止めてませんでしたね。髪がちょっと伸びててずいぶん可愛くなってました(笑)。そしてピアノを弾きながら、会場を見る姿は「あああ、YOSHIKIだぁ〜…」という感じ。実はこの辺りも私はまだ崩壊中で(笑)、YOSHIKIがピアノを弾いてるのだからなんとかENDLESS RAINを歌わねばと思ってはいるのですが泣いちゃって嗚咽で全然歌えません。あまりにも自分の崩壊ぶりがすさまじかったもので、可笑しくなってきてしまって(笑)、泣いて歌おうとしながら笑っちゃいました。<混乱しすぎ(笑)。

ENDLESS RAINを終えてマイクを持って話し出したYOSHIKI。いつになく、ゆっくりと噛み締めるように話し始めました。「いろんなこといっぱい言おうと思ってたんだけど、忘れちゃって…」と話し始めて。「僕たちがね、Xを始めたころは、周りが壁だらけで…」ってすぐに泣いちゃって「ごめんなさい…」って後ろを向いてしまって。で「壁を壊してもいつも壁が立ちはだかって…」って再開してすぐに止まってしまって「…駄目だ話せねぇや俺…」って涙声で呟いてまた後ろを向いてしまって。そのあともずっと、全体にいつになくゆっくり噛み締めるように話してて、じーんと来るものがあったんですが…なにしろこれだけ泣いていたわけで、YOSHIKIのほうもそうとう崩壊していたと思われます。なんだかいまいちよくわかりませんYOSHIKI…(笑)。「あいかわらずなに言ってんだかわかんねぇなこいつは…(笑)」と思いつつも、全体として言いたいことは了解したと思いますです(笑)。まぁ要するに言いたいことがわかればいいやね(笑)。

それから「PATA、HEATH、TAIJI、TOSHI、そしてHIDE」と、メンバー全員の名前をあげて「みんなを応援してあげてください」と。YOSHIKIのなかで、今もTOSHIが友達として仲間として認識されているんだなと思いました。というか、再び仲間として認識しようというYOSHIKIの意志を感じましたね。別にTOSHIの状態がなにか変わったとか事態が進展したこともなく(笑)状況は98年頃から引き続いてまったく泥沼の一途なんですけどね。でも、YOSHIKIのほうの気持ちが変化してて…もしかしたらLAST LIVEの編集作業で見返して泣きまくってたようですが「心が洗われていくような気がした」みたいなことを言ってたので、そういうのもあるのかもしれないな。ともあれ、ここにきてYOSHIKIがTOSHIを許そうとしているのはこの言葉からして確かで。私個人は一昨年辺りから、完全に待ちの体制に入っていて、いまは怒ってもいなくて「何年後でもいいから、待ってるよ」って感じになってるんですが…でも現実、希望があったかっていうと目に見える希望はなくて。ただもう待つしかないので私は待ってるよ、と思ってました。でも今回YOSHIKIが口ごもりながらでもああいうことを言えるっていうのは…TOSHIが帰ってくることのできる場所がないわけじゃないんだなと思えたので…なにか少しは希望が持てるような気がしてしまいました。いや、だって、実際問題私たちが待ってるって言ってもさぁ、肝心のYOSHIKIが許してなかったらどこに帰るんだっていう話になるし…(^^;;。でも、ちゃんと彼が帰れる場所はあるんだと思ったわけです。TAIJIも帰ってきたしさ(笑)。

で、すっかりしんみりして話を聞いていたとゆーのに、YOSHIKIさんは突然、会場のお客さんの一人に向かって「そこで髪立ててる人」と話し出す。「髪が倒れちゃってるってことは、スプレーが足りないんじゃないかと。やっぱり立てるときは立てないと。TOSHIの言葉を借りれば、「やるときはやれ」ってことで」。……何を言い出したんだ、こいつは…(笑)。でもYOSHIKIに突っ込まれたら終わりだという気がする(笑)。

しあわせ

YOSHIKIさんが出てきたときには号泣で崩壊した私ですが、そのあと反動で舞い上がってしまい、帰り道でも家に帰ってからも、それどころか、翌日も翌々日もずっと頭はすっかりYOSHIKIさんに埋め尽くされて吹っ飛んだきりでした(笑)。本当にどうしようもないぐらい、夢みたいに、しあわせ。言葉にできないぐらい、しあわせ。なんでだか知らないけど、しーあーわーせー!!!

Posted by koko at 12:00 AM | Comment (0)

FILM GIGが終わって。

[ライブレポ] 2003.05.27(Tue)

最初話を聞いたときには「いまさらFILMを見ろと?!どうしろと?!」と思ったこのFILM GIGツアー。チケ取るときもこれって何回も行ったりしていいもんなんでしょか?とか、よくわからないでいたんですけど。でも「こんな機会ももうないだろうしね」ということで結局は行ける会場はすべて行ってしまったんですけども。始まるまでは本当何がどうなるのかわからなくって、ちょっとどきどきだったと思います。まぁ「なにがどうでもいいか」と開き直ってもいましたけども(笑)。

結局4回同じフィルムを見たわけですが、本当に行ってよかったなと。

もうあのLAST LIVEから4年が経って、終わってしまったバンドを、こんなふうに追いかけてしあわせになってるのって、なんなんだろうと自分でも思うんですけども…(笑)。でもFILMを見てて思っていたことは、ただただ、私はこのバンドがこのバンドの人たちが、本当に大好きだってぇことで。私自身の気持ちはそれしかないんだなぁと。

悲しかったり、いろいろあったりしたけども、それはそれ、これはこれで、私のなかのいちばん底にあるものは結局のところ「好きだなぁ」「この人たちが好きだなぁ」っていう、理屈じゃない、どこからくるのかわからない気持ちだけでしたね。そして、恐ろしいほどにこの気持ちは現在進行形でした。いちばん驚いたのはそれかもしれません(笑)。3年間ろくにYOSHIKIにすら会うこともできず、出山はどっか行ったきりだし、hideちゃんは言うまでもなくて、そんな状況で時間がすぎてたんですけど、恐ろしいほどに現在進行形で私の中には、Xが、Xの人たちが、YOSHIKIが、どかんと居座ったきりでした。

だから、今言えるのは、とってもあの人たちが大好きで、どーしよーもなく大好きだっていうことだけです。いまさらでもなんでも(笑)それが本音。今のところ、理屈がつけられません。正しいとか正しくないとか、美しいとか美しくないとか、本当とか本当じゃないとか、いまはなにもわからない。ただどーしよーもなく好きだってことだけと、YOSHIKIがいる、YOSHIKIがいると感じる、それがどーしよーもなくしあわせだってこと。それが今の実感です。

そして、そういう私にとって大事な気持ちを感じる場があった、これは本当にものすごく幸せなことだったなと思います。

またいずれ私は考え始めて自分分解を始めるのでしょうけども(笑)、でもこの今に、FILM GIGがあって行けてこの気持ちを感じる時間があったことは、本当によかった。しあわせです。ありがとう。

HEATHがFILM GIGあとにオフィBBSに書き込んだメッセージ。

ありがとう。
本当にありがとう。

…見た瞬間、パソに突っ伏して泣きそうになりました(笑)。HEAちゃんてばもう…。

こちらこそ、言いたい言葉ですよ、それ。

本当にありがとう。

Posted by koko at 12:00 AM | Comment (0)

2002/04/20 アンコールスタンディングスペシャル 東京BAY N.K.ホール

[ライブレポ] 2003.05.28(Wed)

「FILM GIGが終わって」なんて文章まで書いたのに、よもやまさかの追加公演です(笑)。追加の追加…?JMAとHeadwaxの関係とかいろいろあるんでしょうけど、それにしても驚いた〜。

とりあえずスタンディングスペシャルって言われても、個人的にはわざわざスタンディングにしないでほしいんですけど…とか思わなくもないです(笑)。私は絶対椅子があるほうが好きなので。椅子ください(笑)。

会場アレコレ

会場に行ったらYOSHIKIのタペストリーがお出迎え。茂田ヒデキチさんという絵描きさんが描かれたYOSHIKIさんのタペストリーイチマンエンというやつなんですけども…バスからお見かけして爆笑崩壊(笑)。実はネットでみたときにも「か、買えるかー!」と崩壊してました。まさかこんなところでもお見かけするとは思ってなかったので、泡食いましたよ。いや、あの力強い筆致が素敵だと思いますけども…ちょっと劇画チックYOSHIKIさんですね…(笑)。coolとhotと2タイプあるんですが、いやいや、どちらも熱くてらっしゃいますよ。

グッズ売り場にて。私は基本的にパンフしか買わない人で、まさかパンフを新たに作ったってことはあるまいと高をくくっていたところ、FOOL'S MATEのライブ写真を集めたとやらいうライブ写真集7000円が限定販売。思わず顔が凍ってしまいました。迷ったんですけど、FOOL'Sならおそらくほとんど持っているのではないだろか?ということで今回は見送り。

そして、写真集の次に目に入ったのが、トレカ。てっきりツアーでプレゼントしていたおまけトレカを販売しているのかと思いきや。新しいトレカやんけー!!しかも貼ってあるものを見ると、なにやらオフショットが満載。1パック500円でパック売りです。危険だと思いながらもついついそのお手軽感に手が出てしまいました。いやぁ〜〜!!かわいい〜〜!!海賊版の生写真みたいな世界だけど、ファンしか嬉しくないだろうけど、ファンにはたまらんトレカです(笑)。案の定止まらなくなって、追加して購入しまくり。ライブそっちのけでトレカを開封してうきゃうきゃしてる私っていったい…。

そして、今回のプレゼント。ていうか、個人的にはいまだ前のおまけトレカがコンプしていないので、同じ物がほしかったんですけど、今回は別のおまけ。トレカのスターターキットってなに?と不思議に思ってたんですけど、なんだかトレカホルダーみたいなビニールでした……。い、いらないかも……。あと今回販売しているトレカがランダムに一枚。これがダブりだったら切ないね(笑)。

ばーじょん2!

けっこうどころでなく二階の席はがらがらがらがら。でも下のスタンディングブロックは思ったよりも人がいました。もっとゆとりがあるだろうと思っていたんだけど。後ろからフィルムが見える位置でゆったりと見ようと思ってたのに。<いえ、暴れてしまうのでゆったりとって語感は語弊がありますが(笑)。スペース的にゆったりとしたかったんです。

そして、まったくなにひとつ前置きなし、hideミュージアムのCMすらなく、いきなりFILM開始。

オープニングの「紅」の後半で出てくるタイトルテロップにいわく、「FILM GIG〜X-JAPANの軌跡 VERSION 2」。おおおおー!バージョン2だ!!(笑)。マイナーチェンジでなく、変更があったようです。FOOL'S MATEのインタビューでYOSHIKIが言っていた「SCARSとSilent Jealousyの追加」、両方は無理でも片方は間に合ったのかもしれません。<あんまり期待はしてなかった模様(笑)。わくわく。

WEEK ENDのあと、DAHLIAに入るまえに、妙なSEが入ってきました。お、これはと思ったら案の定SCARSです。1996年ドームライブの曲に入るまえにHIDEちゃんがエフェクトかけまくりのギターを奏でながら、奇怪な歌を歌い、TOSHIが「Ah〜♪」っていうメロを入れるパートがありました。Xに向かってめったにそーゆーことは言わない私ですが、ゾクゾクするほどかっちょいい〜〜!!(T_T)そしてSCARSの曲自体は1995年ドームより。ってことは、まだ「Scars on melody」ってタイトルだったときの演奏ですねこれ。ああ、この曲やっぱりかっちょいい…。

秘蔵映像も新バージョン

期待してなかったんですけど、秘蔵映像に追加がありました!白いバスローブで通路を歩いているYOSHIKIさん、楽屋に入ってビデオディレクターの後藤さんを背後から「……わっ!!」と驚かしてみたりしてます(笑)。子どもだね〜。だがしかし、後藤さんは鏡で後ろからYOSHIKIが近づいていることを見ていました。いたずら失敗。残念でしたね(笑)。その奥でにこにこしているPATAちゃんもないすvv

上半身裸で下は白と黒の不思議なズボンとゆー格好で、ヘアメイクを直し中のHIDEちゃんとHEATHの傍らをうろうろするYOSHIKI。最初HIDEちゃんのそばでうろうろして話し掛けたりしていたと思ったら、今度はHEATHのほうに押しかけます。そして何を言ったのやら、水を飲んでいたHEATHをむせさせて(^^;; 再びHIDEちゃんのところへ行きながら、突然「TOSHIは〜?」。そのあとHIDEちゃんのタバコを手にしたり、ヘアメイクさんのはさみをかってにとって「切っちゃおうかな〜」とHIDEちゃんの髪を切るまねをしてみたり、とにかく落ち着きというものがありません(笑)。気になったものはとりあえずなんでも手にとる。子どもだね〜。その背後からTOSHI、こっそりカメラを持って近づいてました。「わぁっ!カメラやめてよ〜!」と手をかざして、続いて鏡だかを発見してそれでファインダーをふさいでみたり。

それにしても、とにかく落ち着きがなくてじっとしていられない、気になったものは何でも手にとる、自分のペースで気まぐれにうろちょろする、興味の対象が次々に変わる――まさに子ども…(笑)。

「紅」銀テープの罠〜orgasm変更

そのまえの名古屋映像(YOSHIKI倒れる)→Longingという流れに涙目になってまして、うるうるしてたんですね。で、紅冒頭のHIDEちゃんとTOSHIのツーショットにもなんとなくうるうるして、浸りきっていたのですが。TOSHI「紅だー!!」特効ばーん!!ってとこで毎度ながら発射された銀テープ。いつになく大量に捕獲できてしまったのですよ、これが。で、大量すぎて引っ張っても引っ張ってもテープが終わりません。でもって、一部人と共有してたりしてぶっち切ってみたりとか、テープ持ち終えたかと思って腕振ってみればいまだ下にとぐろを巻いている残りがあったりとか、わたわたしてまして――ようやくひと段落ついて気付けば「紅」が終わりかけてます……。し、しまったぁ!銀テープに気を取られすぎた!!(笑)明日はもう銀テープに心を奪われないようにしなくては!

そして、意外なところに変更がありました。オルガスムが突然89年の渋公映像です。おお、日本語オルガスムであるよ。暴れパートに入るところから92年の3デイズ三日目の映像に。これ、個人的には最初に行ったライブですし、はまったあと初めて出たビデオでもありましたので…よく見てたんでしょうねぇ。TOSHIのあおりや展開が脳裏で再生されているらしく、先がわかるのです(笑)。我ながらビックリしましたね〜(笑)。いやぁ、懐かしかったです。YOSHIKIがCO2を撒くところからはいままでどおりLAST LIVEから。……差し替えでひとつだけ残念なことは、「膝立ちHEATH」が消えてしまったことでございます……(笑)。目を皿のようにして探しましたが、あれはYOSHIKI再登場前の映像だった……(^^;;。残念〜!

Dlum Solo〜Forever Love〜そして。

何度見てもこのパートは涙目です。しかし、改めて言うことでもないけど、この人のドラムソロのツーバスすごいですよね。単純にあれだけずっとあのテンポでツーバスを踏み続けるってこと自体がエライコッチャという気がするのですが。そりゃ〜転がりたくなるよね〜…。いったん小休止があって再びはじめたあとの気迫がさらにすごいです。Forever Loveは、実はTOSHIの歌が最高だと思います。このときTOSHI泣いちゃってますけども…魂の歌って感じです。

毎度ながらForever Loveの余韻でしんみりしていた沈黙。次に来るのはWorld Anthemのはず…が!いきなりここにSilent Jealousyがやってきました。しかしSilent Jealousyが演奏されていたのは91〜92年だけなので、案の定出てきたのは91年はじめての東京ドームのYOSHIKIさん(笑)。こんなしんみりLAST LIVEに浸りきっているなかで、いきなりの若〜いYOSHIKIさんに失礼ながら爆笑崩壊…(笑)。ななななつかしい…(笑)。ピアノソロ〜TOSHIアカペラまでが91年8月の東京ドームで、バンドパートからは92年3DAYSからでした。うむ懐かしい。「こんな変なところに入れなくても…やはりこの曲はどれだけ前半が長くなってもBLUE BLOODとかのところに入れるべきだったと思うよ…」とは思いつつ、曲自体はとても好きなので、嬉しかったです(笑)。でもやっぱり、この編集は変。断言。

あとは元に戻ってX。一応それなりに気分のノルノラナイはあるんですが(FILMなんですけどね)、この日は私ちょっとイッてまして。Xのときには本当燃え尽きてしまいそうでした…(^^;;。私、実はジャンプしてないときもけっこうあるんですよね、手抜きで(笑)。でもこの日はなんかマジメに飛んでまして、マジメに飛ぶと本当後半は力尽きてしまいます…(笑)。

「THANX」

エンディングのテロップが変更。「THANX」。懐かしい…。本当YOSHIKIって、こーゆーの忘れないし、捨てない人ですよね。こちらが「もう忘れただろうな」と思ってるようなことを突然引っ張り出して来るんだよね〜(笑)。ファンとしてはある面嬉しい性質ですけども(笑)。で、そのあとさらに「To Be Continued...」。…………えっと。……なにが続くの……? 素で不思議に思ったのですが、一応YOSHIKI的にはVUKはXの続きだとゆーことになっているらしいので、きっとVUKに続くという意味だろうと解釈しておきました。平和な解釈で(笑)。

とゆーわけでよっちゃんこなかったですね。まったく期待してなかったわけではないですが、まぁ半々というところでしたので、残念ではありますが仕方ありません。これはもうL.A.に帰ってしまったかな?という予感も(Gacktさんラジオによる情報もあったので)強くなってきました。それにFILMだけでもむちゃくちゃ楽しくてしあわせだからね(笑)。<毎度ながら安いファン。

Posted by koko at 12:00 AM | Comment (0)

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