Under the Sun

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「X-JAPAN FILM GIGS 2002〜X-JAPANの軌跡〜」レポ・index

2003.05.08(Thu)

X-JAPAN PLAN 2001-2002というのがありまして。その一がファンセレクションのベスト盤の発売。その二がクリップ集の発売。そして、本命がこのFILM GIGツアーでした。

内容的に1997年のLAST LIVEからの映像が多く使われていました。LAST LIVEはテレビで放送されたので、そちらで見てれば敢えて特筆することもないんですけど、実は私はテレビのLAST LIVEは全然見れませんでした(ビデオは持っているのですが、気持ち的に…)。なので、このFILM GIGの映像で初めて「おお!」と思うことが山のようにあったわけです。生のときの記憶もほとんどぶっ飛んでるしね〜。

そんなわけで、全体にFILM GIGの感想であると同時に、ラストライブの感想になっちゃってます。ラストライブの感想の比重の方が大きくなっちゃってるような…。

まぁ生の感想だとゆーことでご了承くださいませ。

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2002.01.13 大宮ソニックシティ

2003.05.24(Sat)

「X-JAPAN FILM GIG 2002〜X-JAPANの軌跡」ツアーの初日。

私などはFILM GIGと言われると思いきり1993年のものを思い出すので、自然とライブだと思い込んでいたのですが、ふと考えてみるとサブタイトルに「X-JAPANの軌跡」と入ってます。…てことはドキュメントフィルム?!さてどっちだ!?とドキドキしながら開演です。

前座とCM。

エクスタシーから来年4月にデビューが決まっているという4人バンドのPICK2HANDが前座でした。こう言ってはなんですが、Xファンは昔からX以外には全然興味がなくすごく冷たいという特徴があるので(笑)、誰も立ち上がらないちと寒い状況。でも、インディーズバンドはそんなのは慣れているのかなかなか飛ばしたライブを見せてくれました。音は…ZEPPET兄さんたちみたいな、ブリティッシュギターバンドのようなときもあれば、いきなりメロコアかみたいなときもあって、かなり幅広く思えました、でも、多分基本はギターバンドの方かな…という印象。よかったです。しかし曲のタイトルがへんですね。米粒ってなんですか(笑)。ギターの人が子ザルで可愛い…vv ボーカルの人も回らせたら楽しそうでおいしいvv<オイ ドラムとベースの人は濃い(笑)。

そしていきなり、hideMUSEUMのCMが入ります。唐突に赤ちゃん時代の写真に始まり、合間にhideちゃんのインタビュー等での言葉を挟みながらの、ちと心臓に悪い感じのCM。曲が流れているときにはいいんですが、いきなり曲が止まって「お酒を愛し…」とか「人間を愛し…」とかテロップに言われてもリアクションに困ります(笑)。でもってさすがに98年の三部作が続けて流れた最後に「1998年5月2日」のテロップはひじょ〜〜〜っ!!につらいものがありましたよ。いきなりそう来るか!!喧嘩売ってるのか!!みたいな(笑)。このあたりになるといったいこの映像はなんなんだ?!って感じだったんですけど、最後にテロップ「hide MUSEUM」。やっぱりCMだった(笑)。

前置き。

待っている間、冗談で「ドキュメント系でさぁ、いきなりウニ頭とか出てきたらどうしよう?!めちゃめちゃリアクション困っちゃうよね〜」と言っていたら、本当にいきなりウニ頭の人でした。しかもガンダムのような姿でエスカレーターを降りてる5人。あああ、やっぱりどうリアクションを取っていいかわからない〜〜。曲も流れないし…。

そして、やっと「紅」が流れ始めました。ああ、よかった、ライブモードになれる、と思ったら、映像が、87年、88年、89年…しかも音もその都度その時期のライブ音源で、変わっていく。リズムも声も歌詞も変わっていく〜(^^;;。「紅」なのでついノってしまいましたけど、リズムが変わるのはライブモードで考えると大変に困ります(笑)。やはりこれはドキュメントフィルムなのか。でも「紅」の間に時間が進み、93年だの94年だのに進んでいったら、ほっと一息。

そして「紅」の途中でいきなり「FILM GIGS〜X-JAPANの軌跡」とのテロップ。あ、これまでは、前置きだったのですね(笑)。これから本編でしたか(笑)。

ぎゃー!LAST LIVE!

そして「紅」が止まり、中央に黒地に白抜きで「1997年12月31日 THE LAST LIVE」。そして流れ出すAMETHYST。ラストライブの、ながーいながーいオープニングがそのまま流れています。ああああ、LAST LIVEなのですか!なんとゆーことか…LAST LIVEのFILM GIGなのですか…。花道でXというロゴの作ってあるステージ。ああ、こんなだったんだっけ。そうそう、花道からみんなが歩いてきたんだったなぁ…だいたいSEのAMETHYSTって曲がそもそも、無駄に切なくていけません。いきなり終わりの日を思い出して涙目モード。

そして、ラストライブのOPからそのまま一曲目の「RUSTY NAIL」。やっぱりそのままやるのか。ノッている自分もちょっとどうかと思うけど、もういいや…。しかもLAST LIVEの最初のMCまでそのまま流れました。TOSHIが「みんなそれぞれに思うことはあると思うけど…」とか言ってて涙目。と思ったら、当時のYOSHIKIもそう思ったらしく、ドラムをめちゃくちゃに叩いてMCの邪魔。ああ、そう言えばよくこうやってMCの邪魔をしてたわね…(T_T)。

とつぜんのVANISHING LOVE〜山形〜またLAST LIVE。

MCまでそのままやるんじゃ本当にラストライブのFILM GIGなんだな…と思ったのもつかの間、流れ出した曲は「VANISHING LOVE」。間違ってもラストライブでそんなものやってません。映像はまたまた88年ごろに逆戻り。ああ、またウニ頭…。しかも京都スポーツバレーで、火吹いてる人がいますよ…。続いて「BLUE BLOOD」。「BLUE BLOOD」のときは前半は初期のダイジェスト映像で、後半はツアーごと…というかタイトルつきライブごとの映像が時代を追って出てきました。88年のBURN OUT TOURとかから始まるし。ドキュメント?

さらに、突然右上のテロップは1995年山形。なぜに突然山形の映像?しかも曲はさっきもやった「RUSTY NAIL」。なんじゃ?と思ったら、YOSHIKIが今度は曲途中でいきなりドラム破壊を始めました。ああっ、ありましたね!!いきなり一曲目でドラム壊しちゃったときが!!あれかぁ!!楽屋の映像まで出てきました。HIDEちゃんが煙草を吸いながら一言。「……びびったぁ〜〜……」…可愛い(笑)。

そして、「WEEK END」はまたLAST LIVEからの映像。続いて「DAHLIA」。最初だけ1995年で、途中からLAST LIVEの映像に。二番に入った辺りからでしょうか。TOSHIがしつこいぐらい延々とYOSHIKIの耳元で歌ってます。YOSHIKIは泣きそうな顔してます。「あああ〜YOSHIKIがやばい〜(T_T)」と思っていたら、終わった瞬間に、ドラムを壊し始めるYOSHIKI…しつこいぐらい、これでもかってぐらいに壊してます。抜けないシンバルも諦めないで意地で抜いて投げつけて、もういいだろうと思うけど、まだ壊す。あああ、この人は〜…(T_T)子どもすぎて可哀想…(T_T)

くりすますーのKOBE RETURNS

アトランダムな秘蔵映像シリーズ。いきなり楽屋でサンタの格好をしているYOSHIKI。「なんか変じゃない?下もみんな穿いてるの?」「…穿いてないじゃん!!俺だけじゃん!!」とあわてて脱ぎ捨てる。でも、白いおひげはつけて、鏡の前でかっこつけてます。そんな右角度で見てどうすんですか、ひげつけて…(笑)。さてクリスマスなのでスペシャルに、YOSHIKIが「WHITE CHRISTMAS」をピアノで初見演奏。もう照れくさそうに、でも嬉しそぉぉぉに、にこにこと楽譜を見ながら弾いてます。そしてピアノに寄りかかってTOSHIが低く歌い出します。でもって、YOSHIKIは照れて、はにかみながらにっこり。う、うわぁ〜〜〜〜っ(大赤面)なんだこいつ!!乙女じゃあるまいし!!やばいって可愛すぎるって、YOSHIKI!!!!…ちなみにピアノ演奏を始める際には、HIDEちゃんが特等席に座り込んでよっちゃんを見ています。うん、HIDEちゃんはよっちゃんのこと大好きだもんね…(笑)。

おんぶシリーズ

なんだかよくわかりませんがライブ中のおんぶの特集(笑)。YOSHIKIさんがHIDEちゃんをおんぶして登場。HIDEちゃんはもう、YOSHIKIを馬のごとく走らせております。はいほー!とでも言い出しそうな按配です。続いて、今度はHIDEちゃんがYOSHIKIをおんぶして登場。よよYOSHIKIさん…そんなきゅっと首っ玉にしがみつかなくても…。しかもそんな嬉しそうに、にこにこと顔をうずめないで…。あああ、乙女再び…(大赤面)。どうしよう、どうしてこの人、天然なのにこうなの…(大赤面)。そしてHIDEちゃんがお客さんに手を振ったのを見て、嬉しそうに一緒に手を振る人。可愛いのぅ…とほほ。

1996年名古屋…

さて、右上のテロップは「1996年3月13日名古屋レインボーホール」。流れている映像は「紅」のラスト前。うぎゃあ!頚椎椎間板ヘルニアを発症した、まさにそのライブ映像です。すでにYOSHIKIはヘルニア発症したあとで何度も肩を押さえています。うああああ(T_T)。でも叩ききってそのまま楽屋の映像へ。楽屋の映像まであるのか。YOSHIKIはものすごく痛がっていて横になろうとするたびに悲鳴をあげて身体を跳ねあげてます…見てるだけで痛いー!! 周りのお医者様が「首を下げると痛いのか…」とか言ってます。そして救急車。YOSHIKIは横になることができないみたいで、座ったまま固定されて、大量の毛布にくるまれて運ばれていきました…(T_T)。なんて映像が残っているのよ…(T_T)。途中からLAST LIVEの「Longing」の映像に切り替わって、合間合間で針を打ったりストレッチをしたりしているYOSHIKIの映像が…。痛々しい…(T_T)。

紅〜orgasm〜Dlum Solo

さて秘蔵映像シリーズは終了で、ここからライブモード。LongingからLAST LIVE通り「紅」へ。なんだかオルガスムあたりは破滅的な暴発…って感じ。子どもみたいに走り回って、可愛くて、バカで、破壊的で、それこそがXだったのかもしれませんけど。HIDEちゃん、CO2を持って暴れているYOSHIKIを見てめちゃめちゃ嬉しそう。しかしCO2のボンベを持っている金髪で白いTシャツのあの人はまさか、GEORGE…ああ、LAST LIVEまで君がボンベを持っていたのか。

オルガスムが終わって、いきなり音がすべて消えて沈黙。FILM GIGで沈黙はいちばん怖いのですが。「な、なに?どうしろと?あっ、もしかしてアンコールをしろと?!」と思ったとたん、Dlum Soloが始まりました。久しぶりに会場で聞くと、ツーバスがめちゃくちゃ内臓に響く…すごいです…。そして特効もすごい。YOSHIKIがひとつ叩くたびにどぉーんっとあがる火柱。この辺もなんとなく、破滅的に暴発気味…。使えるだけ使ったれ!!やれるだけやったれ!!みたいな感じがひしひしとします。

Forever Love〜空白〜World Anthem

ドーム中央でのDlum Soloが終わって、そのままステージではTOSHIが「Forever Love」を歌い始めます。個人的に、この曲は終わってしまったあとに歌うにはあまりにもつらい曲だと思っていたので…まして、今ならともかくこの時点ではそれを永遠と感じることができる状態ではなかっただろうと思いますので…という私の勝手なこの曲の感想が相俟って、私がまずボロボロに。「YOSHIKI〜YOSHIKI〜うぅ〜…(T_T)」と思っていたら、やっぱりYOSHIKIもTOSHIもボロボロです。写真にも使われた二人が抱き合うシーンはこの曲なので、抱き合ったあと、TOSHIが一気にボロボロ。歌声が完全に泣き声に。で、「Will you stay with me/風が過ぎ去るまで」ってあたりで今度はYOSHIKIがピアノに突っ伏して泣いてしまいます…。うー、うー…(T_T)。その横でHIDEちゃんも顔をあげたまま、涙流してます。頬に涙が…。

そして、再び空白。しかし空白のタイミングからして大変に重たい沈黙。「ていうか私泣いてるから沈黙はつらいわ!勘弁して!」と思ったら即流れ出したのは、「World Anthem」。あああ〜〜っこの曲もやりますか!!!(T_T)実は生ラストライブのときも、この曲が流れ出したときは本当に衝撃で、あまりにも大きい思い出がどかんとやってきて、瞬間的に号泣モードになっちゃったんですね私。衝撃再びで、私はちょいと崩壊しました…(^^;;

X〜MC〜ENDLESS RAIN

「World Anthem」で崩れているところで「X」。ああ、もうどうにでもして、と思った瞬間。何故かここで映像は突然89年に逆戻り。何事ですか。なんでいきなり突然89年野音ですか(^^;;。でもAメロ一回で再びラストライブに戻る。わけわかんねぇ。まぁそんなことはすぐに忘れて「X」に集中。

「X」が終わってTOSHIが花道の先まできて、長いMC。YOSHIKIが途中でうしろからTOSHIのところまでゆっくり歩いてきて、ぽんぽんと肩を叩いて、なにか言ってあげます。TOSHIのMCのあと、YOSHIKIがマイクをもらって「そういうことでした(笑)」と最初は笑って済ませようとしたんだけど、そのあとちゃんと話し出したらボロボロ…。ENDLESS RAINでは、TOSHIがメンバー全員にご挨拶周り…(泣笑)。YOSHIKIの横に座って歌い、HIDEちゃんの前で向かい合って歌い、HEAちゃんの隣で歌い、PATAちゃんの肩を抱いて歌い…。そのままENDLESS RAINはちゃんと終了しないでフェイドアウト〜空白、だったんですけど、会場で歌は続いてましたね。

SE(Tears)〜コメントテロップ

ライブあと、YOSHIKIが楽屋に戻るところまでカメラが追いかけていて、YOSHIKIが、最後にカメラに向かってコメント。その映像に被ってHIDEちゃんが「久しぶりだなぁ…」と呟きながらスタッフジャンパーに、昔のTOSHI、昔のYOSHIKIの似顔絵をお絵かき。そしてそのHIDEちゃん画のウニ頭よっちゃんの似顔絵の映像が止まって、FILMは終了。このイラストで終わるのは…YOSHIKIさんにとっては大切な、HIDEちゃんが描いてくれた最後の自分の絵だったからかな、とか…。

そして、最後のコメントテロップ。「この会場に来てくれたすべての人たちに感謝します。またみなさんの素敵な笑顔に会えるのを楽しみにしています。X JAPAN YOSHIKI」

「素敵な笑顔」ってのがむちゃくちゃYOSHIKIさん風味。でも、私これ見ながら泣きそうでした(笑)。

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2002.01.26 東京国際フォーラム

2003.05.25(Sun)

「X-JAPAN FILM GIG 2002」ツアー、東京2DAYS一日目です。国際フォーラムは初めてだったんですけど、NHKホールとかと雰囲気にてますね。ロビーの感じとか。

始まりが早かった!

開演は18:30からとなっていたのですが、18:15には客電が落ちました。まだお客さんは半分ぐらいしか入ってませんでしたが、意気揚揚と出てきたのはBEAST。BEASTは固定ファンがついているようで、まだ入りの途中で動き放題なのも手伝って、ステージ前に人だかりが出来て暴れています。で、めっちゃ破壊的にパンキッシュなライブを眺めているうちに、ステージ上で怪獣のように歩き回り暴れまわり跳ね回っている人を発見。ものすごい動きなんですが、この人、楽器らしきものを持ってません。ただ暴れているように見えます。「こいつ何者?なにやってんだ?」と怪訝に思って眺めていると、ときどきなにか機材の前にいって何かをしていることは判明。どうやらターンテーブルかなにかの担当の模様。ですが、出番が少ないため、曲中9割がたはただただ暴れているのです。相方は「ピエール瀧みたいだ」とつぶやいて、大爆笑。確かにピエール瀧にも似ていますあの無意味な感じが!!(笑)いやぁ、もうこの人を眺めているだけで大変に愉快に時がすぎました(笑)。でも途中でボーカルがMCを始めたら、いやもう、くっだらなーいMCで、曲調と言い暴れっぷりと言い、こいつらは間違いなくエクスタシーバカの直系バンドですね(笑)。エクスタシー直系の子孫がいたよ、こんなとこに。レディースルームや東京ヤンキースの子孫でしょう(笑)。最後に、こいつらは「BLUE BLOOD」のOPのコピーをシャレでやって、怒涛のように去っていきました。いやぁ、大変楽しくバカ受けで過ごさせて頂きました。

で、本編だろうと思ったらまだドラムが出てきます。なんだ、まだ前座があるんか?と眺めていたら飄々といかにもロックなお兄ちゃんが出てきました。遠くて全然顔も見えないし格好も金髪で髪が長いぐらいしかわからないので、全然誰だかわかりません。でも司会しに出てくるなんてGEORGEかUMEちゃんぐらいしか思いつかん…と思ってたら「TAIJIー!!」とお客さんが叫んでいた模様。たたたたたいじ?!なんだかわけがわからないでいるうちにTAIJIかも知れない人は、およそ司会向きでない喋りで会場を煽り出しました。ああ、確かにこりゃTAIJIかもしれん…めちゃめちゃロックに、不思議な喋りだ…(笑)。最後に「オーケイ、次のバンドを紹介するぜ!!ネクストバーンド!!レディースルーム!!」と叫んでTAIJIらしきロック兄ちゃんはとっととステージを去っていきました。突風のような出来事でした…(笑)。

そして、レディース。実はレディースは特に聞いてたことはないので知ってる曲は別にないのですが、さすがにサミットやらなにやらでなんのかんのと聞いてきているので、百ちゃんの声を聞いた瞬間に懐かしさ爆発しました。いやー、そりゃ変わんないだろうけど、変わんなかったなー(笑)。でも!すごく渋く大人になって帰ってきたレディースルームって感じでした。二曲目の渋さはなかなか。あと百ちゃんが基本的に渋いのですよ。渋いんですが、昔の定番曲と思われる曲をやったので、歌詞をところどころ聞き取ってはつい「サルかよ…」と思ってしまった私です(笑)。しかし歌は渋くなったが、MCはまったく変わらず漫才師。ああ、やっぱりさっきのBEASTは少なくともMCはレディースの子孫です。このバカバカしさがね(笑)。フィルムを映す画面を見上げて百ちゃんが一言、「Xもこんなに平らになっちまって…」あたりは爆笑。まったくだよ、平らになっちまってねぇ(笑)。でも途中、ちょっとGEORGEのベースがトラブってバタバタしてて大変そうでした。

本編

えと本編はFILMなので変わらないわけで(笑)、ここって思うところとか、気付いたとことかを適当に書きましょう。

「DAHLIA」。やっぱりこのときのTOSHIとYOSHIKIの感情はなんだかもう痛々しいやら切ないやら、なんと言っていいのやら(>_<;; TOSHIはやっぱりYOSHIKIになにか伝えようとしていると思うんですが、もうあんな耳元で、あんな距離で歌われたら、本当耳の中に歌を叩き込んでいるようなものですから。TOSHIがなにを伝えようとしていて、YOSHIKIが何を感じてたのかは、もちろんわからないけれども、とにかくYOSHIKIが悲しくて悲しくてどーしよーもなくなっちゃっているのはわかります(>_<;; 悲しすぎて、だんだん悔しくなってきちゃって腹立ってきちゃってるのもわかります。だからねぇ、最後のあのドラム破壊が本当痛々しいんですよ。ドラム破壊はアタマがぶっ飛んじゃって壊してるときのほうが多いと思うんだけど、このときは本当に悔しくて悲しくて思いきり癇癪を起こしちゃってるドラム破壊なので…(T_T)。どうしようもなくてただ癇癪を起こしてめちゃめちゃに壊し尽くすYOSHIKIが本当悲しい…。でもあんだけ耳元で歌を叩き込み続けるTOSHIも…(T_T)。

秘蔵映像そのいち

神戸のWHITE CHRISTMAS演奏時のYOSHIKIはやっぱりなにかなにかがおかしい…(笑)。最初は初見演奏ということで一生懸命楽譜を見て弾いていて、多分そこでTOSHIがピアノにやってきてふっと目が合ってるんですね。で、目が合ったので、YOSHIKIさん、小首でも傾げそうな雰囲気で(これがおかしい…)「歌う?」って口の動きでTOSHIに訊きます。で、うんとTOSHIがうなずいているのでしょう、画面の外で。でも、初見なので、間違えたりなんやらと合わせるのが大変。しかもおそらく、いつもの立ち位置で客席に背を向けてどっかりと座り込んで、めっちゃ特等席で見ているはずのHIDEちゃんが、その辺でなにか突っ込んでるか煽ってるかしてるんですよね、画面の外で。そしておそらくそれに答えているときのYOSHIKIさんの仕草が!!肩をすくめて小ちゃくなって、くすくす笑い出しそうな顔でぶるぶるぶる〜っって首を横に振ってんですけど…何だその仕草は!!(^^;;やっぱり変ですこのときのYOSHIKI。絶対に大人の男じゃありませんこの姿は!!で、あんまり間違えるので、勝手に曲を終わらせて、拍手と歓声に向けて、「ぴーーーーーす!」。うえーん…かーわーいーいー!!

続いて、いつかの楽屋にて。少し聞き取れたので、会話を思い出しつつ再現。YOSHIKI「ミーティングー」と言いながら椅子を持ち上げ(何を言ってるのか聞こえなかった私は最初、投げるつもりかと思った)、テーブルの前に座っていたTOSHIの横に椅子を置いて座ります。と、TOSHIがすっと立ち上がってさりげなくどっか逃げちゃいます。そんなことは気にせず、じっと座っていることができないYOSHIKIさん、ふとテーブルの上の、人の髭剃りに勝手に手を伸ばして開けながら「これ誰の?」。HEATHが近づきながら仕草で「俺の」と答えると、「HEATHの?最近髭剃り凝ってないなぁ…」とひとりごと。さて髭剃りをしまって、今度は一生懸命髪を立てているHIDEを指差して笑う…。しみじみ行動の全部が傍若無人な大将です。で、傍若無人に思い出したらしく「…ミーティングー。みんな、近づいてー」と声を大きくします。でも遠くにいるTOSHI「風邪引いてるから」。YOSHIKI間髪いれずに「じゃ、どっか行って」「風邪引いてない人近づいてー」この人…。それにしてもXのミーティングってなんてまったりしたムードなんでしょう。この5人でまともにミーティングができる気がしないよ。YOSHIKI突然「えっくすのライブって長いよねー」。何を今さら。長くしてるのは誰だっつーの。で、一応みんな集ったんだけど、一人行方不明。「あれ?みんないる?」とYOSHIKIが不思議がるとまたまた遠くに逃げていたTOSHI。YOSHIKI「もっと近づいてよ」TOSHI「ホント風邪ひいてるから」間髪いれずに「じゃどっか行って!!」(笑)。まったくもう、この大将は。

秘蔵映像そのに

さて、今度はHIDEちゃんのメイク中。パイプがいっぱい巻きついたHIDEちゃんのおもろ衣装を着てみたYOSHIKI。「これ、フツーに脱いでいいの?」と脱ぎながらひとりごと「光りゃいいってもんじゃねぇよ」。言った端から「俺も光る衣装作ってもらおうかな…」。いや、あんたはもうミラーボールになったりいろいろしてるでしょうが。もう十分です。衣装まで光る必要ありません。さて、フツーのトレーナーを着たYOSHIKI、楽屋のなかを意味もなく気紛れにあっちをうろうろこっちをうろうろ…この勝手さ気紛れさ加減が、怪獣のように見えます…(笑)。

で、おんぶシーンを集めたおんぶシリーズ。YOSHIKIがHIDEちゃんをおんぶするのは体力的に余裕なので、ものすごい勢いでダッシュ。そして調子に乗ってさらに駆り立てるHIDEちゃん。完全にYOSHIKIが馬です。…とゆーよーなばかばかしいシーンにもかかわらず、どういうわけかハイホー状態のときの映像が、スローモーション……。なぜに(笑)。ここは笑いのシーンなのでは(笑)。

さて今度はHIDEちゃんがYOSHIKIをおんぶ。このときHIDEちゃんは何か携帯らしきもの(本当にそうかはわからない。このころは携帯は普及していたであろうか?)を両手でいじっていて、手で支えてもらえないYOSHIKIは本当にすがりついてぶらさがっておりました(笑)。そりゃーしがみつかないと落ちますからしがみついてて当たり前でした…「ごめんYOSHIKI、気付かなくって。落とされないように本当に一生懸命だったのね、あんた…」と反省しかけたんですが、そのあと、HIDEちゃんも軽く走ってそのときにはさすがにちゃんとYOSHIKIを両手で支えておんぶしています。…でもやっぱりYOSHIKIはHIDEちゃんにしがみついてべったり貼り付いてました。やっぱり変だよYOSHIKI(笑)。

さて、モードが変わってライブ後半

紅からモードがライブに切り替わります。冒頭、HIDEちゃんのギターとTOSHIの歌。TOSHIがHIDEちゃんの隣に腰掛けて歌ってるんですけど、このときのHIDEちゃんがすごいキレイな顔でTOSHIを見守ってて…それで歌い終わったときにかすかに笑うんですよね…。にゃ…。このFILM GIGSの映像はそういうHIDEちゃんの微笑や、笑顔がたくさん入ってました。

続いてorgasm。HIDEちゃん、あいかわらずおもろい動きをしまくっております。内股で走ってくる人とか、カニ歩き?とか。わけわかんないです(笑)。ですがいちばん衝撃だったのは、何を思ったのかいきなりギターを床に置いて(!!)、腕立て伏せをはじめたこと。愕然です。なんですかそりゃ? 気合入りすぎて運動したくなっちゃったんですかね。昔飲んでていきなり全員で街中で組み体操を始めてピラミッドを組んだりしたのと同じ原理でしょうか(笑)。

そして、あんまり写らないですけども、HEATHとPATAちゃんのツーショットが激かっこいいー!!!この二人のツーショットを見ると突然モードが変わります(多分、当時全然見てなかったため、思い入れとゆーよりも新鮮なのだ(爆))。Dopeを見るときと同じモードになりますね。ああ、何で当時気付かなかったんだ、この魅力に!!<それはもちろん、YOSHIKIしか見てなかったからだよ…

あと、ラストライブのオルガスムと言えば、これだけは言わずにはいられない。上述PATAちゃんとのツーショットのかっこよさにくらくらしているあいだに、今度はHEATH、花道に出てきて、いきなりすとんと腰を落として、膝立ちです!!膝立ちでベースを弾きまくるHEATH!!そうでもなくても異様に腰も脚も細いのに、そんなポーズ取られたら!もうこのシーンだけは、とりあえずジャンプもヘドバンも中止して、見るべし!!(笑)と翌日へ決意。

そして、TOSHIとHIDEちゃんにさんざん煽られてもうヨロヨロ、腕をあげるのもつらいぜ〜と思っているのに、そんなころになってようやくYOSHIKIが登場。「ああああ、これからが本番?もう力尽きそうなのに、これからが本番なの?!」という地獄のタイミングで登場です。この極道っぷりがYOSHIKIらしい。いつもステージ上ではなくお客さんのところに出てくるので、スタンドとかで見てると、いつのまにかCO2の白い煙が見えるようになって「あら?いつのまにかYOSHIKIがあんなとこにいるわ?」って感じでしたねぇ(笑)。CO2を撒き始めたYOSHIKIをステージの花道から発見したHIDEちゃん、嬉しそうに楽しそうに追いかけながら上から見てます。さんざん撒きまくってステージにあがってきたYOSHIKIを見て、PATAちゃんまで指差して笑ってます。やっぱりこういうときのYOSHIKIってメンバーが見ても面白いのか? YOSHIKIが出てきた辺りからHIDEちゃんはマイクも使って奇声で煽り始めて。で、YOSHIKIは普段あんまりステージではマイクは使わないんですが、このときは、すれ違いざまにTOSHIからマイクを受け取って。それを見たHIDEちゃんがまず「YOSHIKI!YOSHIKI!」と煽って、YOSHIKIさん「てめぇら、気合入れろー!!」と煽りまくります。そのうちYOSHIKIが転がって叫んでるのを、またまたHIDEちゃん喜んでにっこにっこと見てます。しみじみ、あなたYOSHIKIが好きだよね…(笑)。結局10分ぐらいはあると思うので、おもろいシーンがたくさんですね、orgasmは。

最後、「X」のときは、「We are!」のシーンあと、YOSHIKIがドラムから離れていたので、HIDEちゃんがするするするっとドラムに座ります。TOSHIが「ん?」って顔をしたのか、HIDEちゃんはそぶりで「続けろ続けろ」。YOSHIKIは嬉しそうにHIDEちゃんのマイクにスタンバイ(笑)。PATAちゃんがそれを見て「やるのかよ」ってな顔で笑ってます。そして、HIDEちゃんのお株「屋根ぶち破っちまえー!!」を、よっちゃんがやりました。が、なんて言ってるのか聞き取れず(^^;; 「屋根を」とは言ってると思うんですが、そのあとが(^^;; まぁとりあえず叫んで、HIDEちゃんはあわててドラム椅子から飛びのき、YOSHIKIはドラムに飛び移る。…ちょっと忙しくて大変(笑)。

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2002/01/27 東京国際フォーラム

2003.05.26(Mon)

FILM GIGツアー最終日。その後、追加公演がありましたが。

TVカメラとPICK2HAND。

入場したとたん、目に付くTVカメラたち。さすがに最終日だけはカメラも来るか、と思いつつ、こっそり「これはやはりYOSHIKIが出るな…」とも思っていた私。あとになって、そんな理由でカメラが来ていたわけではなかったことが判明するわけですが(^^;;。実は大宮でも国際フォーラムでもXの写真展?展示コーナーが用意されていて、ツアーパンフやFC会報の表紙、それから大量すぎて見切れないほどの秘蔵スナップ写真が飾られていました。でもいつも混み混みだったので見てなかったんですが、この日は入場が早かったのでまだそんなに並んでなかったので見れました。その様子をカメラが2、3台撮っててそれだけが引っかかりましたが(^^;; いや、もう会報の表紙は懐かしかったです。Xの会報は多分作ってる会社がどんどん変わった(でも中心スタッフは変わらなかったと思う)せいだと思うんですが体裁とかナンバリングとかがどうも安定しなくて、コロコロ変わったんですよね。見ててどの号から持っているのかもよくわからなかったんですが、懐かしかったです。

前座はPICK 2 HAND。一日目のBEASTに比べると地味であることは否めないですが、大宮に比べたら前の方の人は立ってたし、一日目同様まだ客入れの最中でお客さんがうろちょろしているのが幸いして、大宮のような寒い状況ではありませんでした。とゆーわけで、この日は安心してのんびり見れました(大宮はあまりの空気の寒さにちとハラハラしていた)。やっぱりこの人たち、音はいいと思います。大宮より一曲少なかったです。MCでボーカルコジマさんがLAST LIVEを見ていたという話が出ました。「当時高校生だったんですけど」という一言に私たち、砕ける(笑)。こここ高校生?!でも考えてみればあれはもう4年前。おかしくはないか。とほほ。

前座とかアレコレ

一日目はここでいきなりTAIJIがひょこっと出てきて茫然自失したわけですが、二日目はいつも通りGEORGEです。しかしやっぱりこの距離あると誰が出てきたんだかわかんねぇ…。昨日はベース持ってあんなにかっこよかったGEORGEですが、しゃべるとやっぱり漫才師。司会として堂に入りすぎです。さて、ここでスペシャルゲストとして呼び込まれたのはPATAちゃん。狂喜乱舞。続いてHEATHも登場。なんだかこの2人が並ぶとモードが変わって「かぁっこいい〜っ!」となってしまいます。Xに向かってそんなこと言ったことは、最初からほとんどないような気がするんですけども(笑)。GEORGEは司会らしく「こうやってみんなが集まってくれてること、どう思いますか」とか振ってくれるんですが「見たことがないし…(笑)」とかあいかわらずのPATAちゃん。最後にファンへの一言で、HEATHが全然GEORGEの話を聞いてなくて本気であわてていたのが笑えました。で、去っていくときに、あいかわらずそっけなく去っていくHEATHと、意外にちゃんと両手を挙げて挨拶をしてくれるPATAが性格出ててこれまた笑えました(笑)。そうなんですよ、意外にPATAちゃんは、しゃべらないけどもそういうアクションはしてくれるんですよね。HEATHは見たままの通り、そっけないのです(笑)。でも、正直この2人が来てくれるとは思わなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。

PATAちゃんとHEAちゃんは帰ったけどもGEORGEはまだ司会のお勤めが。とゆーわけで私は聞いたこともないアメリカのバンド、Abandoned Poolsが前座で出るという話です。でGEORGEいわく、ライブの前にPVを見てもらうんだけど、なにげにこのPVに我らが大将がなぜか出演しているらしい(笑)。とゆーわけで、まったく存じ上げぬバンドですが、PVは真剣に見ざるをえません。目を皿のようにしてボーカルさんの背後にうようよしているモデル女性たちを注目してましたら…注目するまでもなくアップで大将はご登場。ビビりました。外人女性モデルに囲まれてますが、この人はこういう場には馴染みますな…と思ってたら、今度は一人の女性とキスシーン!!唖然。こんなとこでなにしてんのあんた…。肝心のバンドは、女の子が金髪ロンゲをぶんぶんぶんぶんと振り回していて可愛かったです。ボーカルがカンペ持って日本語を話していたのも可愛かったです(笑)。けっこう楽しかったですね、このバンド。最後にその女の子が両手をぶんぶんと振りながら去っていった姿も可愛くてマル。

さて、そろそろ本編かな…という空白の時間。突然会場がざわざわざわざわとざわめきます。しかし「きゃー!!」とか悲鳴にはならないので、誰がいるのかさっぱりわからず。東海林さん辺りかの?と思ってたんですが、誰がいたのか会場にいるあいだはわからないままでした。結局、帰宅後に判明。小泉さんでしたよ小泉さん…。想像できるわけねぇじゃねぇか。こんなとこいるなんて誰が思うよ(笑)。この人のせいであんなにTVカメラも来てたんだなぁと納得。しかしすべては帰宅後のことで、この時点では全然わかってませんでした。

小泉さんざわめきが気になっているあいだに例のhideミューのCMが流れ始める。途中まであんまり見てませんでした。で、「誰だかわかんないからもういいや」と画面に視線を戻した瞬間が、ちょうど98年の3部作辺りの映像で。どうやら気持ち的にノーガードでふいを突かれた格好になったらしく、いきなり涙目(^^;; あああ、このCMで泣かされるのはムカツクのに、と思っているのですが、止まりません。

オープニングからヤバイ予感…

「紅」に合わせてえらい古い映像が次々に出てくるオープニング。初日大宮では腰砕けになってしまった映像なのに…PATAちゃんやらがいらしてくれたせいか、はたまた最終日だと言うのが効いているのか。理由がわからないのですが、こんな映像なのにどうも涙目。胸に込み上げるものがあってやば〜い気配…。どうしたんだ、もう3回目だぞこの映像(笑)。

ヤバイなと思っているうちに、曲自体が切ないAMETHYSTに。私はいきなりボロボロ。もしかしたら、FILM最終日とLAST LIVEの「終わり」感が一体化して私を襲っていたのかもしれません。最初から切なくて切なくて、もーおどうしたらいいのかわからないぐらい、切ない。胸が痛いよぅ、誰か助けてという感じです。何かが終わるときってのはいつだって切ないけども、Xの終わりはもう本当どうしようもないんですよね…。で、見ているうちにYOSHIKIの心境を思ってしまってもう可哀想で悲しくてしょうがなくなるのです。もうこの日は結局ずっとそんな感じでした。古い映像だろうがなんだろが、なんだかもうずっと切なさが胸にどかっと居座ったきりの状態でした。ずっと泣いてたわけではないし、笑える映像もあるんですが、その奥でずっとうずいている感じでした。

さらに畳み掛けるようにDAHLIA。この曲を見るのは大宮のときから、かなりつらいとゆーか可哀想で切なくてしょーがなかったんですが…TOSHIも…つらいなぁ、この映像。この曲の彼は特攻で果敢にYOSHIKIに体当たりをしているわけなんですが…YOSHIKIがどうしよーもなく悲しくなっちゃっててこのときは全然駄目なんですよね。それでもTOSHIはずっと果敢に体当たりし続けててYOSHIKIの耳に歌を叩き込み続けてるんですけど、「流れる涙の河、銀色に輝くまで」のところでふっと突然歌えなくなってしまうんですよね…。それで顔をふっとそらすのが…なんだかもう…。

Dlum Solo〜Forever Love〜World Anthem〜MC

ドラムソロ、YOSHIKIが思いきり叫んでいるのが、マイクに入ってました。えっと。私はXに会えて本当にしあわせだったと思うし、しあわせだと思うんですけども…でも、やっぱりあんまりしあわせなバンドではないですよね(^^;;。YOSHIKIの叫びも暴発も、悲痛です。で、そんな状態でForever Loveに入るので…Forever Loveで泣きながら、それでも終わりを受け入れる、離れていくTOSHIを抱きしめるYOSHIKIが本当に可哀想でしょーがありません。そんなYOSHIKIの気持ちを歌いながら結局離れていくTOSHIも悲しいし。どうしようもない流れがつらくて、悲しくてしょーがありません。このシーンは本当に駄目…。

そして、「始まらないでくれよ!!Forever Loveのあとに!!」という感じで、いつも泣き崩れてしまった「World Anthem」。YOSHIKIは昔、なんだか「終わりっぽくもあるじゃない?」とかほざいてましたが、常にOPで聴いてきていた私にとっては、どうやったって始まりの曲です。ここでこの曲が来るのは本当反則ですよ〜(笑)。どうしたって泣いちゃうじゃん…(笑)。

Xのあとの、静かなTOSHIのMC。「同じ傷を持った、同じさみしさを持った、同じ孤独を持った仲間たちが」って辺りは本当TOSHIらしい…。言葉のひとつひとつが彼らしいですね。あそこで「美しいぜ!」って叫ぶ人って普通いないと思うんですけど(笑)、TOSHIだなぁ…。そのあと、YOSHIKIが泣きながらお礼を言う辺りはもう私も崩れる。言いながらYOSHIKIは完全に泣いちゃってるんだけども、言い終わったところでhideちゃんが「よかったよ」みたいな感じでちょっと笑って頷いてあげて、YOSHIKIも「うん」って泣き笑いで笑い返すんですね。こういうところやっぱりいいお兄ちゃんだよね…。

ENDLESS RAIN

この日はもうForever Loveからはほとんどずっとうるうるしっぱなしで、折に触れてボロボロ泣いていて。この曲もずっと泣いてました。なんども書いてますが、LAST LIVEっていう終わりとFILM GIGSが終わっちゃうよぅって気持ちが一緒になっていたからだろうと思いますが…(笑)。もうFILMのあいだずっと終わっちゃうのが悲しくて悲しくて、ひたすら悲しくて泣いてたわけです。で、悲しくて泣いてるうえにこのENDLESS RAINってフェイドアウトして消えていくんですよ。普段はちゃんとエンディングがあるんですが、LAST LIVEのENDLESS RAINって、いつもと演出が違って、お客さんの合唱だけ残して一人ずつ静かにステージを去っていっちゃうんですよね。こりゃもう悲しさ倍増ですよ…。で、この日もフェイドアウトしていくのをめちゃめちゃ切ない想いで聞きながら、でも歌だけは消すまい、絶対に消すまいって、誓ってて。かなり涙目だったんですけど、フェイドアウト後は絶対に歌う!!って決めてたんですね、私。

で、LAST LIVEの合唱もフェイドアウトしていって、でも歌は絶対消さない!!ってほとんど使命感のような感じで歌い続けてたところに。ふいにフォーラムの会場の歌声に合わせて、ピアノ演奏が復活。一瞬、本気でわけがわからなくって。「えっ…!!!」って縋るような気持ちで画面の方を見たら、上がっていくスクリーン。YOSHIKIがいるーーーーーーーーーーーっ!!!!!

……ぶっちゃけた話、来ると思ってたんですよ(笑)。最終日は来るはずってチケット取るときから思ってました。なのに、このときはぜんっぜん!!まったく考えていなかった。予想も想像もなにひとつしてなかった(笑)。それだけ、LAST LIVEに入り込んじゃってたんでしょうねぇ。だから、もう、YOSHIKIの登場が、死ぬほどどうしようもないほど、めちゃめちゃに嬉しかったです。YOSHIKIがいるーーーーーーーっ!!!って理解した瞬間、前の椅子の背もたれに縋りつくように崩れ落ちて号泣。本気で号泣(笑)。こんなにしあわせだったことはないってぐらい、もう夢みたいに、しあわせでした。

さてYOSHIKIさんのご様子は

赤っぽい薄い生地のシャツを、肌に直接はおって、あいかわらずボタンは止めてませんでしたね。髪がちょっと伸びててずいぶん可愛くなってました(笑)。そしてピアノを弾きながら、会場を見る姿は「あああ、YOSHIKIだぁ〜…」という感じ。実はこの辺りも私はまだ崩壊中で(笑)、YOSHIKIがピアノを弾いてるのだからなんとかENDLESS RAINを歌わねばと思ってはいるのですが泣いちゃって嗚咽で全然歌えません。あまりにも自分の崩壊ぶりがすさまじかったもので、可笑しくなってきてしまって(笑)、泣いて歌おうとしながら笑っちゃいました。<混乱しすぎ(笑)。

ENDLESS RAINを終えてマイクを持って話し出したYOSHIKI。いつになく、ゆっくりと噛み締めるように話し始めました。「いろんなこといっぱい言おうと思ってたんだけど、忘れちゃって…」と話し始めて。「僕たちがね、Xを始めたころは、周りが壁だらけで…」ってすぐに泣いちゃって「ごめんなさい…」って後ろを向いてしまって。で「壁を壊してもいつも壁が立ちはだかって…」って再開してすぐに止まってしまって「…駄目だ話せねぇや俺…」って涙声で呟いてまた後ろを向いてしまって。そのあともずっと、全体にいつになくゆっくり噛み締めるように話してて、じーんと来るものがあったんですが…なにしろこれだけ泣いていたわけで、YOSHIKIのほうもそうとう崩壊していたと思われます。なんだかいまいちよくわかりませんYOSHIKI…(笑)。「あいかわらずなに言ってんだかわかんねぇなこいつは…(笑)」と思いつつも、全体として言いたいことは了解したと思いますです(笑)。まぁ要するに言いたいことがわかればいいやね(笑)。

それから「PATA、HEATH、TAIJI、TOSHI、そしてHIDE」と、メンバー全員の名前をあげて「みんなを応援してあげてください」と。YOSHIKIのなかで、今もTOSHIが友達として仲間として認識されているんだなと思いました。というか、再び仲間として認識しようというYOSHIKIの意志を感じましたね。別にTOSHIの状態がなにか変わったとか事態が進展したこともなく(笑)状況は98年頃から引き続いてまったく泥沼の一途なんですけどね。でも、YOSHIKIのほうの気持ちが変化してて…もしかしたらLAST LIVEの編集作業で見返して泣きまくってたようですが「心が洗われていくような気がした」みたいなことを言ってたので、そういうのもあるのかもしれないな。ともあれ、ここにきてYOSHIKIがTOSHIを許そうとしているのはこの言葉からして確かで。私個人は一昨年辺りから、完全に待ちの体制に入っていて、いまは怒ってもいなくて「何年後でもいいから、待ってるよ」って感じになってるんですが…でも現実、希望があったかっていうと目に見える希望はなくて。ただもう待つしかないので私は待ってるよ、と思ってました。でも今回YOSHIKIが口ごもりながらでもああいうことを言えるっていうのは…TOSHIが帰ってくることのできる場所がないわけじゃないんだなと思えたので…なにか少しは希望が持てるような気がしてしまいました。いや、だって、実際問題私たちが待ってるって言ってもさぁ、肝心のYOSHIKIが許してなかったらどこに帰るんだっていう話になるし…(^^;;。でも、ちゃんと彼が帰れる場所はあるんだと思ったわけです。TAIJIも帰ってきたしさ(笑)。

で、すっかりしんみりして話を聞いていたとゆーのに、YOSHIKIさんは突然、会場のお客さんの一人に向かって「そこで髪立ててる人」と話し出す。「髪が倒れちゃってるってことは、スプレーが足りないんじゃないかと。やっぱり立てるときは立てないと。TOSHIの言葉を借りれば、「やるときはやれ」ってことで」。……何を言い出したんだ、こいつは…(笑)。でもYOSHIKIに突っ込まれたら終わりだという気がする(笑)。

しあわせ

YOSHIKIさんが出てきたときには号泣で崩壊した私ですが、そのあと反動で舞い上がってしまい、帰り道でも家に帰ってからも、それどころか、翌日も翌々日もずっと頭はすっかりYOSHIKIさんに埋め尽くされて吹っ飛んだきりでした(笑)。本当にどうしようもないぐらい、夢みたいに、しあわせ。言葉にできないぐらい、しあわせ。なんでだか知らないけど、しーあーわーせー!!!

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FILM GIGが終わって。

2003.05.27(Tue)

最初話を聞いたときには「いまさらFILMを見ろと?!どうしろと?!」と思ったこのFILM GIGツアー。チケ取るときもこれって何回も行ったりしていいもんなんでしょか?とか、よくわからないでいたんですけど。でも「こんな機会ももうないだろうしね」ということで結局は行ける会場はすべて行ってしまったんですけども。始まるまでは本当何がどうなるのかわからなくって、ちょっとどきどきだったと思います。まぁ「なにがどうでもいいか」と開き直ってもいましたけども(笑)。

結局4回同じフィルムを見たわけですが、本当に行ってよかったなと。

もうあのLAST LIVEから4年が経って、終わってしまったバンドを、こんなふうに追いかけてしあわせになってるのって、なんなんだろうと自分でも思うんですけども…(笑)。でもFILMを見てて思っていたことは、ただただ、私はこのバンドがこのバンドの人たちが、本当に大好きだってぇことで。私自身の気持ちはそれしかないんだなぁと。

悲しかったり、いろいろあったりしたけども、それはそれ、これはこれで、私のなかのいちばん底にあるものは結局のところ「好きだなぁ」「この人たちが好きだなぁ」っていう、理屈じゃない、どこからくるのかわからない気持ちだけでしたね。そして、恐ろしいほどにこの気持ちは現在進行形でした。いちばん驚いたのはそれかもしれません(笑)。3年間ろくにYOSHIKIにすら会うこともできず、出山はどっか行ったきりだし、hideちゃんは言うまでもなくて、そんな状況で時間がすぎてたんですけど、恐ろしいほどに現在進行形で私の中には、Xが、Xの人たちが、YOSHIKIが、どかんと居座ったきりでした。

だから、今言えるのは、とってもあの人たちが大好きで、どーしよーもなく大好きだっていうことだけです。いまさらでもなんでも(笑)それが本音。今のところ、理屈がつけられません。正しいとか正しくないとか、美しいとか美しくないとか、本当とか本当じゃないとか、いまはなにもわからない。ただどーしよーもなく好きだってことだけと、YOSHIKIがいる、YOSHIKIがいると感じる、それがどーしよーもなくしあわせだってこと。それが今の実感です。

そして、そういう私にとって大事な気持ちを感じる場があった、これは本当にものすごく幸せなことだったなと思います。

またいずれ私は考え始めて自分分解を始めるのでしょうけども(笑)、でもこの今に、FILM GIGがあって行けてこの気持ちを感じる時間があったことは、本当によかった。しあわせです。ありがとう。

HEATHがFILM GIGあとにオフィBBSに書き込んだメッセージ。

ありがとう。
本当にありがとう。

…見た瞬間、パソに突っ伏して泣きそうになりました(笑)。HEAちゃんてばもう…。

こちらこそ、言いたい言葉ですよ、それ。

本当にありがとう。

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2002/04/20 アンコールスタンディングスペシャル 東京BAY N.K.ホール

2003.05.28(Wed)

「FILM GIGが終わって」なんて文章まで書いたのに、よもやまさかの追加公演です(笑)。追加の追加…?JMAとHeadwaxの関係とかいろいろあるんでしょうけど、それにしても驚いた〜。

とりあえずスタンディングスペシャルって言われても、個人的にはわざわざスタンディングにしないでほしいんですけど…とか思わなくもないです(笑)。私は絶対椅子があるほうが好きなので。椅子ください(笑)。

会場アレコレ

会場に行ったらYOSHIKIのタペストリーがお出迎え。茂田ヒデキチさんという絵描きさんが描かれたYOSHIKIさんのタペストリーイチマンエンというやつなんですけども…バスからお見かけして爆笑崩壊(笑)。実はネットでみたときにも「か、買えるかー!」と崩壊してました。まさかこんなところでもお見かけするとは思ってなかったので、泡食いましたよ。いや、あの力強い筆致が素敵だと思いますけども…ちょっと劇画チックYOSHIKIさんですね…(笑)。coolとhotと2タイプあるんですが、いやいや、どちらも熱くてらっしゃいますよ。

グッズ売り場にて。私は基本的にパンフしか買わない人で、まさかパンフを新たに作ったってことはあるまいと高をくくっていたところ、FOOL'S MATEのライブ写真を集めたとやらいうライブ写真集7000円が限定販売。思わず顔が凍ってしまいました。迷ったんですけど、FOOL'Sならおそらくほとんど持っているのではないだろか?ということで今回は見送り。

そして、写真集の次に目に入ったのが、トレカ。てっきりツアーでプレゼントしていたおまけトレカを販売しているのかと思いきや。新しいトレカやんけー!!しかも貼ってあるものを見ると、なにやらオフショットが満載。1パック500円でパック売りです。危険だと思いながらもついついそのお手軽感に手が出てしまいました。いやぁ〜〜!!かわいい〜〜!!海賊版の生写真みたいな世界だけど、ファンしか嬉しくないだろうけど、ファンにはたまらんトレカです(笑)。案の定止まらなくなって、追加して購入しまくり。ライブそっちのけでトレカを開封してうきゃうきゃしてる私っていったい…。

そして、今回のプレゼント。ていうか、個人的にはいまだ前のおまけトレカがコンプしていないので、同じ物がほしかったんですけど、今回は別のおまけ。トレカのスターターキットってなに?と不思議に思ってたんですけど、なんだかトレカホルダーみたいなビニールでした……。い、いらないかも……。あと今回販売しているトレカがランダムに一枚。これがダブりだったら切ないね(笑)。

ばーじょん2!

けっこうどころでなく二階の席はがらがらがらがら。でも下のスタンディングブロックは思ったよりも人がいました。もっとゆとりがあるだろうと思っていたんだけど。後ろからフィルムが見える位置でゆったりと見ようと思ってたのに。<いえ、暴れてしまうのでゆったりとって語感は語弊がありますが(笑)。スペース的にゆったりとしたかったんです。

そして、まったくなにひとつ前置きなし、hideミュージアムのCMすらなく、いきなりFILM開始。

オープニングの「紅」の後半で出てくるタイトルテロップにいわく、「FILM GIG〜X-JAPANの軌跡 VERSION 2」。おおおおー!バージョン2だ!!(笑)。マイナーチェンジでなく、変更があったようです。FOOL'S MATEのインタビューでYOSHIKIが言っていた「SCARSとSilent Jealousyの追加」、両方は無理でも片方は間に合ったのかもしれません。<あんまり期待はしてなかった模様(笑)。わくわく。

WEEK ENDのあと、DAHLIAに入るまえに、妙なSEが入ってきました。お、これはと思ったら案の定SCARSです。1996年ドームライブの曲に入るまえにHIDEちゃんがエフェクトかけまくりのギターを奏でながら、奇怪な歌を歌い、TOSHIが「Ah〜♪」っていうメロを入れるパートがありました。Xに向かってめったにそーゆーことは言わない私ですが、ゾクゾクするほどかっちょいい〜〜!!(T_T)そしてSCARSの曲自体は1995年ドームより。ってことは、まだ「Scars on melody」ってタイトルだったときの演奏ですねこれ。ああ、この曲やっぱりかっちょいい…。

秘蔵映像も新バージョン

期待してなかったんですけど、秘蔵映像に追加がありました!白いバスローブで通路を歩いているYOSHIKIさん、楽屋に入ってビデオディレクターの後藤さんを背後から「……わっ!!」と驚かしてみたりしてます(笑)。子どもだね〜。だがしかし、後藤さんは鏡で後ろからYOSHIKIが近づいていることを見ていました。いたずら失敗。残念でしたね(笑)。その奥でにこにこしているPATAちゃんもないすvv

上半身裸で下は白と黒の不思議なズボンとゆー格好で、ヘアメイクを直し中のHIDEちゃんとHEATHの傍らをうろうろするYOSHIKI。最初HIDEちゃんのそばでうろうろして話し掛けたりしていたと思ったら、今度はHEATHのほうに押しかけます。そして何を言ったのやら、水を飲んでいたHEATHをむせさせて(^^;; 再びHIDEちゃんのところへ行きながら、突然「TOSHIは〜?」。そのあとHIDEちゃんのタバコを手にしたり、ヘアメイクさんのはさみをかってにとって「切っちゃおうかな〜」とHIDEちゃんの髪を切るまねをしてみたり、とにかく落ち着きというものがありません(笑)。気になったものはとりあえずなんでも手にとる。子どもだね〜。その背後からTOSHI、こっそりカメラを持って近づいてました。「わぁっ!カメラやめてよ〜!」と手をかざして、続いて鏡だかを発見してそれでファインダーをふさいでみたり。

それにしても、とにかく落ち着きがなくてじっとしていられない、気になったものは何でも手にとる、自分のペースで気まぐれにうろちょろする、興味の対象が次々に変わる――まさに子ども…(笑)。

「紅」銀テープの罠〜orgasm変更

そのまえの名古屋映像(YOSHIKI倒れる)→Longingという流れに涙目になってまして、うるうるしてたんですね。で、紅冒頭のHIDEちゃんとTOSHIのツーショットにもなんとなくうるうるして、浸りきっていたのですが。TOSHI「紅だー!!」特効ばーん!!ってとこで毎度ながら発射された銀テープ。いつになく大量に捕獲できてしまったのですよ、これが。で、大量すぎて引っ張っても引っ張ってもテープが終わりません。でもって、一部人と共有してたりしてぶっち切ってみたりとか、テープ持ち終えたかと思って腕振ってみればいまだ下にとぐろを巻いている残りがあったりとか、わたわたしてまして――ようやくひと段落ついて気付けば「紅」が終わりかけてます……。し、しまったぁ!銀テープに気を取られすぎた!!(笑)明日はもう銀テープに心を奪われないようにしなくては!

そして、意外なところに変更がありました。オルガスムが突然89年の渋公映像です。おお、日本語オルガスムであるよ。暴れパートに入るところから92年の3デイズ三日目の映像に。これ、個人的には最初に行ったライブですし、はまったあと初めて出たビデオでもありましたので…よく見てたんでしょうねぇ。TOSHIのあおりや展開が脳裏で再生されているらしく、先がわかるのです(笑)。我ながらビックリしましたね〜(笑)。いやぁ、懐かしかったです。YOSHIKIがCO2を撒くところからはいままでどおりLAST LIVEから。……差し替えでひとつだけ残念なことは、「膝立ちHEATH」が消えてしまったことでございます……(笑)。目を皿のようにして探しましたが、あれはYOSHIKI再登場前の映像だった……(^^;;。残念〜!

Dlum Solo〜Forever Love〜そして。

何度見てもこのパートは涙目です。しかし、改めて言うことでもないけど、この人のドラムソロのツーバスすごいですよね。単純にあれだけずっとあのテンポでツーバスを踏み続けるってこと自体がエライコッチャという気がするのですが。そりゃ〜転がりたくなるよね〜…。いったん小休止があって再びはじめたあとの気迫がさらにすごいです。Forever Loveは、実はTOSHIの歌が最高だと思います。このときTOSHI泣いちゃってますけども…魂の歌って感じです。

毎度ながらForever Loveの余韻でしんみりしていた沈黙。次に来るのはWorld Anthemのはず…が!いきなりここにSilent Jealousyがやってきました。しかしSilent Jealousyが演奏されていたのは91〜92年だけなので、案の定出てきたのは91年はじめての東京ドームのYOSHIKIさん(笑)。こんなしんみりLAST LIVEに浸りきっているなかで、いきなりの若〜いYOSHIKIさんに失礼ながら爆笑崩壊…(笑)。ななななつかしい…(笑)。ピアノソロ〜TOSHIアカペラまでが91年8月の東京ドームで、バンドパートからは92年3DAYSからでした。うむ懐かしい。「こんな変なところに入れなくても…やはりこの曲はどれだけ前半が長くなってもBLUE BLOODとかのところに入れるべきだったと思うよ…」とは思いつつ、曲自体はとても好きなので、嬉しかったです(笑)。でもやっぱり、この編集は変。断言。

あとは元に戻ってX。一応それなりに気分のノルノラナイはあるんですが(FILMなんですけどね)、この日は私ちょっとイッてまして。Xのときには本当燃え尽きてしまいそうでした…(^^;;。私、実はジャンプしてないときもけっこうあるんですよね、手抜きで(笑)。でもこの日はなんかマジメに飛んでまして、マジメに飛ぶと本当後半は力尽きてしまいます…(笑)。

「THANX」

エンディングのテロップが変更。「THANX」。懐かしい…。本当YOSHIKIって、こーゆーの忘れないし、捨てない人ですよね。こちらが「もう忘れただろうな」と思ってるようなことを突然引っ張り出して来るんだよね〜(笑)。ファンとしてはある面嬉しい性質ですけども(笑)。で、そのあとさらに「To Be Continued...」。…………えっと。……なにが続くの……? 素で不思議に思ったのですが、一応YOSHIKI的にはVUKはXの続きだとゆーことになっているらしいので、きっとVUKに続くという意味だろうと解釈しておきました。平和な解釈で(笑)。

とゆーわけでよっちゃんこなかったですね。まったく期待してなかったわけではないですが、まぁ半々というところでしたので、残念ではありますが仕方ありません。これはもうL.A.に帰ってしまったかな?という予感も(Gacktさんラジオによる情報もあったので)強くなってきました。それにFILMだけでもむちゃくちゃ楽しくてしあわせだからね(笑)。<毎度ながら安いファン。

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2002/04/21 アンコールスタンディングスペシャル 東京BAY N.K.ホール

2003.06.02(Mon)

今度こそ、本当に最後のFILM GIG。のはず。終わっちゃうのはさみしい…はずなんですけど、先日の国際フォーラムでさんざん終わっちゃうさみしさを噛み締めたせいか、追加は全体に棚からぼた餅的にただただ楽しかったりしてまして。フォーラムのときの登場で、YOSHIKIが復活してくれたという実感がいつもよりかは強いせいもあるかもしれません。

そんなわけで私的にはすっかりお祭り気分でうきうきと追加最終です。

この日の会場。

Xは基本的には晴れバンドだったはずなんですが。ひどい雨です。どの雨男が来てんだよ畜生、と思いましたが、どちらかというと、この段階で誰かさんは来ていないのだとも言えたかも(笑)。

会場外、大混雑の屋根の下でトレカを開けていたところ、そのすぐそばで気合入れが始まる。スタッフさんがメガホンで「こちら、これから列を作りますので、おやめください〜」とそんなにヒステリックでもなく注意をしているんですが、やっぱり止まりません。聞こえているのかも怪しいところ。で、結局最後までやっちゃいまして。しょうがねぇなぁという雰囲気でいたところ、気合入れを呼びかけたと思われる男性が「ご迷惑をかけてスイマセンでしたッ!!」といかにも体育会系な謝罪を叫ぶ。そしてそれに「いえいえ、どういたしまして」と笑うでもなくメガホンで答えるスタッフさんもとっても素敵(笑)。なんだか…やっぱりいろいろ迷惑もかけるしいろいろ問題も多いかと思いますけども…このバンドのファンもこのバンドを取り巻くスタッフも…好きだな…………(笑)。

まったりと開演前。とつぜんSEでsg.「紅」のC/Wである「20th Century Boys」が流れ出し、スタッフが出てきてデカ風船をいくつか飛ばしてくれたりなんかして。だからどうして突然こんなことし始めるかなここのスタッフたちは(笑)。愉快すぎですよもう!(笑) そのあとはあんまり気付いていた人はいないようでしたが、5/16にリリースというhideちゃんのソロバージョンのMiscastがこっそり流れてました。

ちなみに本日も再び前座も前置きもなし。でもあとで判明したことですが、レディースルームのGEORGE氏は呼ばれていたようです。どう考えても司会をしろとゆーことだったと思いますが、結局仕事はなく、Xジャンプをしていた模様。<しなくていいって。

いまさらサンタのシーンの話、その他。

えっとずっと聞こえてなかったんですが。秘蔵映像「サンタの衣装を着るYOSHIKI」のところで、衣装を着たYOSHIKIさんのところにHIDEちゃんがやってくるんですね。HIDEちゃんも着てるんですが、このひとはなんだか普通に着こなしてまして(ただ上着を羽織っているだけだし、そのうえ下に着ている緑の衣装と合わせると単に赤い上着に見える…(笑))。で、普通に着こなしてるHIDEちゃん、帽子に白ヒゲまでつけているよっちゃんに「かわいいよ」とか言ってあげてます。そ、そか。かわいいのか。うん、かわいいよね……(笑)。

あと、ステージに出て行くときのサンタ衣装のYOSHIKIさん、めっちゃ恥ずかしがってます(笑)。後ろを向いてこそこそこそと出てきたりして。その横で上着&帽子って姿にもかかわらず、堂々としているHEATH。あまりにも対照的で笑えます(笑)。さらに恥ずかしがっておずおずと(^^;;歩いているよっちゃんの奥で、余裕で水なんか飲んでいるHEATHがやさぐれサンタ風でなんだかロックです(笑)。ある意味かっこいい(笑)。

さらに秘蔵映像ネタ。楽屋で先にメイクが終わったのかヒマそうなYOSHIKIさん。最初にヘアメイク中のHIDEちゃんのところに行ってなにを話しているのかはわからんのですが、そのあと同じくメイク中のHEATHのところに行って、一言二言話したあとに突然「歯医者、行った? 行くよ、歯医者」。飲み物を飲んでいたHEATH、それを聞いて吹き出してむせてます。何だよ歯医者って。お前が行くんか? さて、HEATHをむせさせて、またHIDEちゃんの方に行きながら「TOSHIは〜?」。ヘアメイクさんの横をうろちょろしながら(邪魔だろーに…)、はさみを手にしてHIDEちゃんの後ろ髪を切る真似をしながら、「切っちゃおうかな〜」。はさみを置いて、HIDEちゃんと鏡の間に身体を入れて(さらに邪魔じゃないだろうか?)、テーブルに置いてあるタバコを手にして「ライト?」とかHIDEちゃんに種類を訊いている模様。んで、背後からカメラを構えてこっそり近づいていたTOSHIに気付いて「わぁ!カメラやめてよ〜!」と騒いで(笑)、鏡を持って逆襲。てな感じが、ある日の大将の行動記録でした。……しみじみ怪獣って感じがする(笑)。

天からの声。

さて、終了間際。昨日いなかった段階で半分ぐらいはあきらめ入ってたんですが、半分ぐらいは希望もあったんですけど。国際フォーラムにて登場したENDLESS RAINも何事もなく過ぎて、エンディングのTearsに入ってしまいました。あ、やっぱりいませんね(笑)。L.A.帰っちゃいましたね。残念だけど楽しかったからまぁいいかぁ。

と思っていたら、SEのTearsの音が急に絞られまして。「ん?」と思ったら。「…………もしもし〜?」と天から声が降ってきました(笑)。おおおお?あまりにも唐突で緊張感のない台詞に思わず「…え?なに?よ、YOSHIKI?」と呆気に取られていると、YOSHIKI「もしもし?あれ?聞こえる〜?」とさらに気の抜ける台詞(笑)。うわぁん、間が抜けているけど、YOSHIKIだぁ〜!

しかし、基本的にこの人には臨機応変のひとりしゃべりをさせてはイケマセン(笑)。ほとんど打ち合わせもなくとりあえず電話をかけてきているらしく、なんだかわけがわからない。微笑ましいというか、バカだというか。話した内容は「LAでレコーディングをしてまして」「行きたかったんですけど、どうしても行けなくて。ごめんなさい」「LAはいまは夜中の2時……(笑)」「フィルムどうだった?」「楽しかった?」えーと。これ、全然スムーズに話してませんで、あいだ何度も照れちゃって笑ったり詰まったり困ったり話が行ったりきたりしています(笑)。

さらに、突然思いついたらしく「感想でも聞こうかな。マイクとかありますか?」で、誰かがマイクを受け取って、なんだったかなぁ。「ありがとうございますー!!」だかなんだか叫びまして。「ありがとう。でも叫ぶと聞こえにくいよ(笑)」あ、そう(笑)。「じゃあ次…HIDEコスの人」指定かい(笑)。でも、なかなか話す人を見つけるのに時間のかかっているスタッフ。その間、間が持たないYOSHIKIさん、意味なく困惑照れ笑いをしてみたり、やっぱり間が抜けています…(笑)。

次、出てきたのはTOSHIコス。「HIDEコスじゃないですけど。見えてますか?」「ごめんなさい、見えてません(笑)」「今度見てください」「あ、一回見ました。作るときに」……いえ。そういう意味ではなく。この会場を見てくださいとゆー意味だと思うんだけど…。あいかわらず話の噛み合わない人です(笑)。TOSHIコスさん「来てくれると思ってました」うわぁ!言うか!!(^^;;YOSHIKI「ごめんなさい!!」(これは苦笑しつつ思い切り謝ってます)「あ、いえ、そういう意味じゃないですけど。頑張ってください」「はい、頑張ります」……てな感じだったかな。

続いて「じゃあ〜…YOSHIKIのコスプレの人!(笑)」(また指定かい)。しばし探す時間があって出てきたYOSHIKIコスさんはパニクってしまっていてまともに話ができません…(^^;;。「どうしよう〜(T_T)」とか小声で隣の友達に言ったりしてるんですが、電話の向こうのYOSHIKIさんはなにがどうなっているのかさっぱりわからず、ひたすら困惑笑い(笑)。ああ〜間が抜けている…(笑)。

で、とりあえずファンとの会話は終了。確かこの辺で「またしばらく会えないんですけど」「今年の秋には復活する予定です……けど、少しズレるかな(笑)」すでに遅れる予告(笑)。「ステージにも戻ろうと思っています」「何年後かわからないけど、またFILM GIGもできたらいいなと思います」な、なにい?!予想外の発言です!「またみんなが集まれる場所が作れればいいと思って…」……それってほとんど同窓会ではないでしょうか(笑)。あと「今年はいい年にしましょう……もう春か(笑)」。はい、もう4月ですよ。

終始、ちゃんと会場に聞こえてるのか繋がっているのか不安そうで戸惑いがちにひとりしゃべりしてましたYOSHIKIさん(笑)。まったくもう…いつまで経っても慣れなくて可愛いヤツだなぁ…(笑)。

…こっそりと、よっちゃんへ

冒頭に書いたとおり「今回こそ最後のFILM」のつもりで行っていたのですが……最後じゃなかったみたいです(笑)。うん、何年後でもあったら、また行ける限りは行きますので、待ってます(笑)。VUKでのよっちゃんの復活も心から待っておりますので、好きなように頑張ってください。先刻は生来のツッコミ心に負けてツッコミ入れまくってますが、本心はあと一年だろが二年だろが、どれだけ遅れても余裕で待ちますから。

YOSHIKIさんのいいように、好きなようにしてください。本音はこれです。

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2003.09.21 FILM GIG '03 featuring ART OF LIFE at 日本武道館

2003.10.28(Tue)

2003.09.24に発売されるDVD「ART OF LIFE -1993.12.31 TOKYO DOME」記念(なのか?)のFILM GIG。2002年にYOSHIKIは「またFILM GIGをやりたい」とは言っていたものの、まさか本当にやるとは思ってなかった(しかもこんなに早く(^^;;)ので、発表になったときは目を疑いましたね〜。

おおまかな内容。

詳細はあとで述べるとして、とりあえず大まかな内容を書きます。

まず、いちばんのトピックはYOSHIKIがこなかったこと(笑)。いやぁ、びっくりしましたね。まさか来ないとは想像だにしてなかった。バイト先のXファンの子に「YOSHIKI来るよねぇ?」と訊かれたときに「来るでしょー?だって来なかったら、なんのためにやるんだ?って感じじゃん」とか言ってしまいましたよ、私。

FILMの内容は、2002年の「FILM GIGS〜X-JAPANの軌跡」を多少再編集プラスART OF LIFEという感じでした。でも追加映像もちらほらあったため、最終的には3時間半に及ぶ長大なFILMでした。いやはや…長かった…(笑)。

そして、最後に「Without You」が流されました。そんな感じでした。

以下、覚えている限りのレポを書いてみますが、基本的に2002年のFILMと同じなので、違うところを書いていきます。

ステージ

武道館に入って、そのステージにビックリ。アリーナがないらしいとは聞いていたけど、本当に8面スクリーンだとは…いや、8面はなかったかな?6面ぐらいでしたか?

アリーナにはなにもなく、ぽつんと中央に6面スクリーンが立てられています。スクリーンは二階席から見て真正面ぐらいの高さに設置されており、その下には何もありません。というわけで、スクリーンの内側の床が見えてます。機材がちらほら置かれているだけで、武道館の床が丸見えです。これでは、YOSHIKIが隠れていられる場所がありません(笑)。このステージでYOSHIKIが登場しようと思ったら、FILM GIGがやっている間ずっと空中に浮かんだままスクリーンの内側に潜んでいるか、あるいは引田天功ばりのマジックを使わない限り、不可能。いやぁ、行ったとたん「……これじゃYOSHIKI出られない……いないのか……」と思い知らせるためにこんなつくりなのかとか思っちゃいましたね(笑)。それでも2%ぐらいは「もしかしたら、私が思いつかないような出方で、どうにか出てくるかも…」とか思ったりもしてましたけどね。やっぱりいなかったです。そりゃそうだよね…空中に浮かんだまま3時間半も過ごせないよね…(笑)。

家庭訪問そのいち

オープニングはいきなり何の前触れもなく、93年のFILM GIGツアーのときに使われたオフ映像の「家庭訪問編」の映像でした。なんかいきなりTOSHIの家に訪問、TOSHIが出迎えてくれるという…。これは予想外のオープニングです(笑)。個人的に93年のツアーでこの家庭訪問編は5回も見たはずなのですが、何にも覚えてなくってビックリしました(笑)。

まず、TOSHIがLAの自宅でカメラを出迎えてくれてLAでの生活をちょろっと紹介(ってほど話してないが。ほとんどスタジオにいます、ぐらい)。続いて「メンバーの家に行きましょう」ってなって、カメラに向かって「Let's Go!」。わぁ、TOSHIが気障だ(笑)。で、車で向かったのがHIDEちゃんとHEAちゃんが住んでいたところ(PATAちゃんもですっけ?PATAちゃんは違った記憶だけど…)。TOSHIが車から降りると、アパートメントの屋上にHIDEちゃんが立ってて、そこでウルトラマンとかおさるとかまるで筋少の大槻ケンヂのようなアクションを見せてます(笑)。で、TOSHIがHIDEちゃんのお部屋を訪問。すると、ドアを半分だけ開けたところにHIDEちゃんがしゃがみこんて、部屋の外に出てきちゃいました(見せたくないらしい)。そのまま、二人でHEATH部屋を訪問。HEATHはスーパーファミコンを一生懸命やってます。うわぁ、ほーそーいー!! で、HEATHの部屋のチャイムがなって、HEATHが出ると、愛猫コテツを連れたPATAちゃん。4人そろったところでYOSHIKIの部屋に行くことに。そのときHIDEちゃんが固定電話で確認しているのですが、TOSHIが電話線がつながっていないとツッコミ(笑)。HIDEちゃん、「携帯電話」とか言って、固定電話を外まで持っていってます(笑)。

車に4人(いくらなんでも狭そうだ)乗って、YOSHIKIの家に到着。ガラス張りのおうちですね。この辺からTOSHIとHIDEちゃんが二人で「ここが姫の家です」とか、姫姫連発(笑)。いやぁ、確かにときどき彼らがYOSHIKIを姫と呼んでいたのは覚えているが、ここまで姫姫言ってましたっけ〜。なんかすごいんですけど(笑)。で、TOSHIが「この家、セキュリティがすごいんですよ。無理にあけようとすると、(ガードマンとかが)いっぱい来ちゃう」と開かないドアの前で説明をしていると、HIDEちゃん、あいかわらず持参している固定電話の受話器に、「開けゴマ!!」。ドア開きました(笑)。なんだろう、この小ネタは…(笑)。

部屋に入るといきなり「NUDE」の表紙写真が額入りで飾られていたり、バイオリンを発見してTOSHIが「姫、最近始めたらしいんですよ」とか、4人でYOSHIKI宅を勝手に探索。さらにTOSHIは「あっ!あんなところに!」と何かを発見、HIDEちゃんも「やつらが!!」と、二人で大はしゃぎ。何かと思えば、やつらです!スターライトYOSHIKI!(笑) ケースに入ってしっかりスターライトYOSHIKI三体が飾られておりました。さらに寝室でも、HIDEちゃん大はしゃぎ。っつーか、YOSHIKI宅でのHIDEちゃんとTOSHIのはしゃぎっぷりにはビックリです。なにがそんなに楽しいのか…(笑)。あと、プールも行ってましたね。で、TOSHI、HIDEちゃんに「ここであれ録ったのよ。配るCDの…ほら、日本で4人でやったじゃん」と説明。TOSHI「YOSHIKIにここでインタビューしたのよ」HIDE「誰が?」TOSHI「……俺が(笑)」HIDE「……(笑)」。……ま、なんでメンバーがメンバーにインタビューをしているのかというツッコミはナシにしましょうね。

で、YOSHIKIを探していると、シャワーの音が。またまたHIDEちゃんとTOSHIがさんざんはしゃいで煽ったところで、スターライトYOSHIKIシンデレラの子付きで「ここから先はお見せできません。Xメンバー一同」でオチ。

家庭訪問そのに

今度は「2003/09/18 LA」という字幕が出てきて、家庭訪問第二弾です。今回は外人スタッフさんと、カメラを持っている(?)日本人スタッフさんが訪問。例の、天井の高い真っ白な豪邸です。そのままシャワールームに直行、なんと今回はくもりガラスの向こうにYOSHIKIさんが見えてます(汗)。おいおいおーい!! これ見せるんか!!(汗) いくら続きにしたって!!

スタッフが「YOSHIKIさん、FILM GIGの映像チェックお願いします」とかシャワー中のYOSHIKIにお願い。YOSHIKI「いつだっけ?」スタッフ「21日です。四日後ですよ!」YOSHIKI「無理に決まってるじゃん」とかとぼけたことを言ってます。で、顔だけ出して(可愛い…(笑))、「ちょっと待ってて」と言って、腰にバスタオルを巻いて顔をタオルで隠し気味にした格好でシャワールームから登場。そのまま、家中をうろうろうろうろして回ります。おいおい、そんな格好でうろうろと、なにがしたいんだ(^^;;。さらになぜかプールまで行って、入ろうとします。おいおい、こんな夜中にそんな格好でなにを…と思ったら、足の先だけちょこんと水につけて、そのまま戻ってきました。YOSHIKI「目を覚まそうと思ったんだけど、もう目が覚めました(笑)」。で、また室内に戻り、二階に駆け上がりながら「着替えてくるから三分待ってて!!」。ていうか、もっと早くにとっとと服を着てこいと(笑)。

で、黒いタンクトップにサングラスというラフな格好に着替えてきたYOSHIKIさん、そのまま車でスタジオに向かおうとします。「インタビューをお願いします」と追いすがるスタッフに「いいよ。じゃあ車で」とか答えながらも、YOSHIKIさん運転席に乗り込んで、一人でそのまま車を発進。カメラを持っているスタッフは「行っちゃったよ〜!!イジメだよ〜!!」と叫びながら、走って追いかけるものの、車庫のドアが目の前で閉められてしまう…というオチ。

そのあとはちゃんと車の中でインタビュー。YOSHIKI「風当たりは強いです。でもXのときからずっと風当たりは強いんで…ときどき一人きりのような気分にもなっちゃうけど、みんなが待っててくれるので」みたいな話をしてましたかね〜。たいしたことは言ってなかったです。で、そのまま、突然ウニ頭の人たちが登場。唐突に2002年のFILM GIGのオープニング、88年ごろのXになりました。ちょっと変な構成です。

前半細々と違いました。

本編は2002年のFILMとほぼ同じなのですが、微妙に映像は変更があったんですよね〜。私が気付いた限りだと、まずOPのLAST LIVEのAMETHYSTのときの映像に、ちょこっと違う映像が混じってました。目立ってたのはドラムソロ時の目隠しYOSHIKIがけっこう入ってたことかな。それから、RUSTY NAILのあとのTOSHIのMCが差し替えになってましたね。これがまた93年時のFILM GIGからで、FILMとは言え、気合い入れていけよ!」というMCをわざわざ持ってくる芸の細かさ(笑)。93年のFILM GIGのライブ映像はこれだけでしたもの。くだらないことに気をまわしてます(笑)。

で、VANISHING LOVE〜BLUE BLOODはそのまま(だったと思う)で、BLUE BLOODが突然切れてオフ映像が出るところは差し替えがありました。えーとどこのライブからだったかなぁ?DAHLIAツアーのどこかです。HIDEちゃんがおもちゃのピストル(カラフルに光ったり音が出たりするやつ)で遊んでいたり、YOSHIKIがドラに向かってばちを投げていたり。でもあまりうまく当たらず、「あんまりいい音出ないね」とか言ってます。しかもテロップで「ツアーに飽き始めたX…」とか出たりして、そんないきなり飽きるなよ、みたいな(笑)。それからライブ中、YOSHIKIが登場するときに、ゴミ袋をボクシングのやつみたいに両手にくくりつけてたり、気持ち悪いピエロ?の仮面をつけてたり。遊んでやがるなぁ…(笑)。

そのあとは「WEEK END」「DAHLIA」という流れ。「SCARS」はこの位置じゃなくなりました。あと、DAHLIAでのドラム破壊映像もなくなってたな。

北海道

アトランダム秘蔵映像に追加になったのが、このDAHLIAツアーの北海道ライブ映像。いきなりYOSHIKIがドラムを壊しています。が、これがもうむちゃくちゃ楽しそうに壊してるんですよ。壊してるYOSHIKIの顔は見えないんですが、なーんかこう動きが楽しそうなんです(笑)。で、さんざん壊し尽くしたあと、ピアノに座ったYOSHIKIを見ると、全開の笑顔。やっぱり、楽しかったんすね(笑)。そのあと、スタッフがわらわらわらと大量に沸いてきて、すごい職人技で手早くドラムを片付け始めます。その様子を途中からライトアップ。ドラム台にちらばったドラムを全部載せ、ドラム台が引っ込んでいき、後ろから新たなドラムがドラム台ごと登場。この手早さには拍手です。職人芸ですな!相方は「ドリフみたいだ」と言ってましたが(笑)。た、確かに…(笑)。

で、ドラムを壊したあとピアノの椅子に座っていたYOSHIKI、ちら〜っとピアノを弾き始めます。それが「UNFINISHED」。そして例によってYOSHIKIの真正面でピアノにひじをついてその様子を見ているTOSHIが歌い始めます。いやぁ、神戸のホワイトクリスマスと並んで、なんとも気障でかっこよすぎるTOSHIです。即興なのでYOSHIKIとアイコンタクトで合わせながら歌っているのがなんともかんともいい感じです。うわぁ、本当にこれはおいしすぎる。YOSHIKIの背中側からの映像しかなく、YOSHIKIの表情が見えないのは惜しいですが、TOSHIのずーっと笑顔のあの様子からして、YOSHIKIもはにかみ笑いで上目遣いで合わせつつ弾いているのではないかと想像。きっとクリスマスのときと同じような雰囲気だろう。で、さすがにUNFINISHED、ホワイトクリスマスと違って、綺麗に終わりました。歌詞とかは順番適当でしたけど、それも即興ならではですよね。間違えたとかじゃなくてYOSHIKIがどこまで弾くつもりかわかんないので適当に歌ってた感じ。いやぁ、この北海道の映像は本当よかったです。ちょっと気障なイイ男のTOSHIが見れました(笑)。

そのあとの秘蔵映像は、いままでも流れていたやつでした。バージョン2のほうです。つまりこのアトランダム秘蔵映像パートはバージョン2に北海道が追加って感じですね。

ART OF LIFE

名古屋のヘルニア発症からLongingに繋がるところはいままでどおり。そして、そのあとにART OF LIFEが入りました。まず長髪YOSHIKIさんのピアノから、オープニング。ここまで不覚にも大事なことをすっかり忘れていた私。93年のドームと言えば、よりにもよってTOSHIが髪を下ろして試行錯誤真っ最中の姿だったのですね!!(笑) 本当にすっかり記憶から欠落してたもので、Desert Rose〜と歌い出したTOSHIの姿を見て、一瞬息を飲みました。すぐ慣れましたけど(笑)。

ここからは真面目に書きます。改めて言うのもなにですけど、凄まじい曲ですね。とにかく緊迫感が凄まじい。特に前半の、息もつかせぬバンドサウンドの展開はすごい。ギターソロも壮大にドラマチックに盛り上げるもの、不穏なもの、スピード感あふれるもの、といろとりどりで、こんなにもすごいものだったかと改めて思ったり。それとギターもボーカルと同じで、高音でギリギリ感を出しているときが多く、あまりの緊迫感に鳥肌立ちまくりでした。TOSHIの歌も、とてもよかったですね。音域最高部分はおもいっきりかすれちゃっているのがライブっぽくて逆によかった。そしてピアノソロ。前半もですけど、ピアノソロは本気で怖いです、もう。緊迫感ありすぎて。

で、ピアノソロからまたバンドサウンドに戻ったときの開放感といいますか、そういうのはなんか覚えがありましたね(笑)。多分私、93年のドーム時もそこで息をついたんでしょうね〜(笑)。別にそんなめっちゃ明るくなっているわけでもなんでもないわけですが、それでも前半とピアノソロの異様な緊迫感に比べたら息がつけます。で、最後のサビでどういうわけかぐっと胸にせまるものがありました。前半のほうがすごいテンションだし凄まじいと思うんですが…なんかピアノソロ後の開放感で気が緩んだんですかねぇ。なににぐっときたのかわからないけど、きちゃいました。

この凄まじい曲を、あの時期に作れたこと、形にできて残せたこと、それだけでもXというバンドが存在した大きな意味のひとつだよなぁと思いました。この曲の異様なテンションはあの時期だからこそのものだと思います。この曲は、本当に瞬間が永遠になった曲だなあと。

ドラムソロ

ART OF LIFEのあとはいつもどおり「紅」「オルガスム」で本編終了。オルガスムはバージョン1に戻ってましたね。おかげで膝立ちHEATHが見れて嬉しかったです<しょうもないことを喜ぶ私(笑)。

で、最初のアンコールはドラムソロなんですが、いきなり二人がかりで運ばれている人が映ってます。わぁビックリした。なにごとかと思ったら、96年の新潟だかの映像。ドラムソロあとのYOSHIKIのようです。で、この新潟のYOSHIKI半気絶(?してる気がする)映像と、LAST LIVEでのドラムソロ映像(中盤のブレイク途中から)を織り交ぜてありました。新潟でのYOSHIKI、右手を怪我していて、ぶっ倒れたままで消毒されてます。あと、額に濡れたタオルをあてられて、トレーナーさんが顔を軽くさすったり叩いたり、酸素吸入してたり。そのあいだもYOSHIKIはぴくりともせず、横たわったままです。なんか、すごい様子なんですけど。微妙に硬直して見えるのが怖いです。本当に気絶してるんじゃないかって感じで(^^;;。<昔電車でいきなり倒れた女の子を見たことがあるんですが、その子の様子を思い出す(^^;;。棒みたいに硬直したままばたーんって倒れたんですが、そんな様子に見えるのね、このYOSHIKI(^^;;。で、どれくらい時間が経ったのかわかりませんが、意識が戻ったようにのそのそと起き上がり、そのあとはわりと普通に煙草をすいながらトレーナーさんと怪我したときの状況とかを話してます。笑顔も見えるし。やっぱり運動量が急激すぎて、一気に体がおかしくなっちゃうんでしょうね。呼吸とか。

Without You

次はいつもどおりの「Forever Love」。いったん間をはさんで「Silent Jealousy」。バージョン2ですね。で、ここで最初の方から落ちていた「Scars」が挟まりました。ただし、バージョン2と違って曲頭についていたhideちゃんの奇声とTOSHIの歌声の絡みみたいな部分はカットされて、曲部分だけになってました。で、「X」。この辺は基本的に2002年のやつと変わらなかったですね。でも、ラストのサビ部分でいきなり客電が全部点くという演出なのかミスなのかわからない出来事がありました(^^;;。なにが困ったって、スクリーンが見えなくなっちゃって一瞬我に返っちゃったことです。演出だとしたらちょっと失敗だったと思うなぁ。そして、ここに挟まっていたTOSHIとYOSHIKIのMCはカットされたものの、次は当然ながら「ENDLESS RAIN」。さすがえっくす、ART OF LIFEが挟まってどれほど長くなろうともお約束曲は絶対に全部やるのです(笑)。でもここまで全部いつもどおりやってしまって、しかもスクリーンの状態は何も変わらず。こりゃーYOSHIKIさんの登場は絶望的。私はかなり諦めモードで、ENDLESS RAIN後半は「まぁ…面白かったよな…」みたいな感じになってました。

さてENDLESS RAINがフェイドアウトしていって、「YOSHIKI、お願いだから出てきて〜」みたいな声が一段と大きくなったけど同時にこのままTearsに行くだろうなあって諦めの漂う微妙な空気のなか、いきなり画面に出たのは「Without You」という文字でした。愕然。これは想像だにしませんでした。バックトラックのみ、ボーカルレス、字幕で歌詞をスクリーンに映すという荒業で、この大事な曲を出してくれるとは!!息を呑みました。

歌詞は、過去のYOSHIKI詞の集大成のようなものでした。彼の詞のキーワードのような言葉が随所に散りばめられていて、でもところどころでどきっとするほど、いままでなら書かなかっただろうというような直接的な言葉も多々入っていて。のちほどYOSHIKIモバイルで発表されたところによると、これは一部だということですが、それでも直にくる詞でしたね。そして、曲は…成り立ちからして当たり前だけどギミックなしの、「ああ、YOSHIKIだ…」としか言いようのない、珠玉のバラードでした。…当たり前だけどね…。歌詞は一部だったそうですが、10分近くあったそうです。このためにこのライブに行ったんだと断言してもいいぐらい、大きなプレゼントでしたね。いろいろ事情はあったかと思いますが、それでも、この曲をこういう形でも聴かせてくれてありがとう、と。

「Without You」でなんとも言えない気分のなか、いつもどおりラストSE「Tears」が流れ、会場からさくっと追い出され(笑)。実に3時間半に及ぶ長大すぎるFILM GIGは終了しました。

雑感

とにかく、盛りだくさん。FILM GIGが3時間半もあっていいのでしょうか?(笑) 30分の曲を追加しておきながら、一曲もカットしなかったんだものね。削るということができない、「いかにもえっくす」な話ではありますが。それでも、今回はいままでのFILM GIGの反応とかを取り入れたのか、曲間やMCなどはかなりコンパクトにしようとした形跡はうかがえた気がします。まぁ…私だって、このFILM何回見たのかって感じですからね(笑)。小手先の再編集ではありますが、そういう些細なところに気配りはしてあったと思います(でもその結果やっぱり3時間半あったら、あんまり意味はなかった気がするが(笑))。

YOSHIKIさんが来なかったことは、本当にまったく予想外だったわけですけど、その辺はやはり慣らされてしまっているところがあって、自分は肩を落とすほど落胆したわけでもなかったです。気分的には苦笑という感じでした。

そして、「Without You」…。本当にこの曲を聴けてよかったと思うし、YOSHIKIに心からありがとうという気持ちなんですが、同時に圧倒的な寂寥感に襲われてしまった瞬間でもありました。なにしろ、あまりにも「喪失」「不在」の象徴のようなシチュエーションだったんです。この曲は、ご存知の通りhideちゃんに向けた曲です。そして、2002年のシンフォニックコンサートでYOSHIKIが「この曲はやっぱりTOSHIに歌って欲しい」と言った曲です。ボーカルレスのまま、字幕でこの曲が流されるというのは…あまりにも圧倒的な喪失を感じざるをえませんでした。絶望的に寂しかったです、やっぱり。

YOSHIKIの中でこの曲はいま、どうなっているのでしょうね? Without Youはまだ傷ついて立ち直れないでいる最中に、どん底の状態で作った曲です。というよりも、この曲を作ったことで実感してしまったのでしょうね…彼が何年も沈黙してしまうきっかけになった曲ですよね。そういう曲がYOSHIKIの望むと望まないとに関わらず未完成の状態のままで置いてあるっていうのは…なんかすごくつらいのでは? そんなことを改めて思ってしまいました。でも、同時に、この曲を彼は、こういう形でもファンの前に出せたわけですよね。多分YOSHIKIは本当にダメなときは触れられなくなると思うんです。だから…彼はもうこの曲の持つ悲しみや孤独感を超えていけるってことなのかなとも思います。(ちなみに私がこれほど喪失感を覚えたのは、私がこの喪失を超えられていないっていうことなのかも)

YOSHIKIが来なかったことで、がっくりみたいな面はもちろんすごいあったのですが。考えてみると、今回登場してまたENDLESS RAINのピアノ演奏だけして「来年には復活」と当てのない約束を繰り返すよりも、こういう余計っちゃ余計(笑)な仕事で日本に帰ってくる暇があるならVUKのレコーディングをしてくれたほうがいいとも思う(特にYOSHIKIモバのインタビュー読了後はそう思いました)。なによりも、Without Youを歌詞込みで(ボーカルレスという形でも)出せたってのは、LAST LIVEの映像に続いて、YOSHIKIが一歩進んだのかなという印象もあります。なので…想像してなかった方向から、逆に未来が多少見えた気もしました。あくまで「そういう気もした」っていう話で…ま、いつもどおり単なる気のせいかもしれないんだけど(笑)。でも、未来が見えないよりも見えたほうがいいですし、今後に向けて多少前向きになれた部分もあったFILM GIGでした。(2003.09.21〜2003.10.28)

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1992/01/05.06.07 「東京ドーム3DAYS〜破滅に向かって〜」

2004.03.01(Mon)

91年夏に帰国してJealousyを発売して以来の半年間の怒涛の活動の集大成が、このドーム3デイズです。記者会見を開き、TVCMを打ちまくって華々しくやりました。この時点でのドームの動員記録みたいなのも作ったような記憶がおぼろげに(これは嘘かもしれません/爆)。

もともとこの3デイズ終了後にXはアメリカに進出するために活動を休止する予定でした。それもあって、ファンもものすごく感情的だったし、メンバーもとても感情的でしたが、実はこの一週間前の91.12.31にbassのTAIJIの脱退が決定していたんですよね。でもそれはファンには知らされていませんでした。なかなかに複雑な状況での、とても刹那的なライブだったわけです。そんなわけで、名実ともにXの活動の大きな転機でした。

初日と最終日はJealousyツアーの流れで大幅な変更はなかったですが、2日目だけはSEはDEAR LOSERで始まりVANISHING LOVEを演奏するという、昔からのファンを狂喜させる選曲でした。最終日のライブは「VISUAL SHOCK vol.4 破滅に向かって」という2本組のビデオにMCとかも完全収録されました。

さて、私がXを聞いたのは、このライブの2,3週間前。普通だったら当然チケットなんか取れません。そもそもこの時点では私「アーティストのファン」になるのがまったく初体験ですから、音楽を聴いてアーティストに惚れ込んで雑誌やテレビやラジオを追いかけるとか、ライブに行くとか、そういう発想が根本的にありませんでした。ライブの情報だってまったく知らないわけですし。

そんな私がこの伝説の3デイズの最終日に行くことができたのは、100%友人Nちゃんのおかげです。当時学校が違ったNちゃんとはかなり縁遠くなっていたのですが、彼女から92年1月に届いた年賀状にちょこっとバンドの話が書いてあったのですよ(私は彼女がロック好きだということも知らなかった)。それで軽い気持ちでお返しの年賀状に「Xを聞いた。はまった」と書いたわけです。そうしたら、おそらく彼女のもとに私の年賀状が届いて即だったと思うのですが、彼女は1/6東京ドームから電話をくれて、「明日のチケがまだ売ってるけど、行く?行くなら買おうか?」と誘ってくれたのです。本当この件については彼女に感謝してもしきれません。もちろん一瞬躊躇はしましたが(だってライブなんてまともに行ったことのない私が、明日いきなりXのライブに参戦、おまけに席はNちゃんとは違うから一人きりと思ったらそれは躊躇しますよね)結局勢いに任せました。普段は全然その場のノリとか勢いとかがない面倒くさがり屋な私なのですが、これについては勢いに任せてよかった。なにしろこのあとまる2年間Xはライブをやらなかったんですから(笑)。

席は3階席の端の端。メンバーはシャーペンの芯のようなサイズでした。一応この段階でTOSHIとYOSHIKIだけは認識してて、金髪下ろしてる人がYOSHIKI、金髪立てている人がTOSHIだと思いながら見ていたんですけど…いつのまにかTOSHIが行方不明に…(笑)。どういうわけかこのときTOSHIはライブ中にどんどんどんどん髪が赤くなっていき、慣れていない私はHIDEちゃんと見分けがつかなくなってしまったんです(笑)。仕方ないのでYOSHIKIだけ見てました。

周辺は男の人がすごく多かったです。でもそんなはるか彼方の席の男の人でもすごく熱くて、前の男の人が「TAIJIー!!TAIJIー!!」と絶叫をしてたので、後半は真似して私もYOSHIKIを呼んでました、こそっと(笑)。周辺の人たちの声にまぎれてこそこそと(笑)。でも本当楽しくて、一人だったことなんて全然気になりませんでした。

ところでNちゃんは「20th Century Boy」のときはモンキーダンスをやるんだよ、とかライブのお約束を前もって教えてくれていたのですが…実はこのとき私はまだXジャンプも知らなかったんだ…(笑)。モンキーダンスねと思っていたら、それどころじゃないXジャンプなんてゆー突飛なお約束が始まったので、本気で仰天して「なななななにが始まったの?!」と思いました。でも一応真似してみた(笑)。ライブ終了後にNちゃんと合流したときに「あのジャンプには驚いた。何事かと思った。教えてくれればよかったのに…」と言ったら、「まさかXジャンプを知らないとは思わなかった」と言われました。確かに…(笑)。でも私はX聞いて2,3週間しか経ってなくてね…TVで見たこともまだ2回しかなかったんだ…(笑)。

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2002.02.03 hideMUSEUM Cafe la Psyence(追加公演)

2004.03.01(Mon)

追加最終公演、ということで。かなり頑張ってチケ取って(ていうか友Nちゃんが取ってくれました〜ありがとう〜!)。もうチケ取れたときはまいあがってしまいました〜。

ちなみに、ぶっちゃけていいますと。誰もきませんでした(笑)。

誰もこないとなると、ただただ同じFILMが流れただけなんですが(笑)、でもいろいろ愉快だったので、愉快だったことだけ、ざっとメモっておきます。

見えないFILM GIG。

hideMUSEUMのCMのあと(…ていうか、hideMUSEUM内でCMが流れていたことになるな、これ)、松本弟のヒロシとSHOP店長だという方がマメ持って登場。自棄っぱちのようにマメをなげたおすヒロシ。「ヒロシ呼ぶな!!ヒロシさんと呼べ」とお客さんを叱ってます。確かに彼にしてみりゃ呼び捨てにされるいわれはありませんね。どうしてヒロシは常にヒロシなのでしょう…でも私もヒロシとしか呼べません(笑)。もういいよってぐらいにマメを投げたおしたあと、簡単なMC。気楽にMCをこなしてますが、いつのまにか芸風が出来上がっています。口上がすっかり滑らかになって漫才師風味。人とは慣れるものなのね…。

そして、本編。さすがにライブハウス。ホールで見るのとは違います。なにしろ目潰しライトが強力!!それに、ときどきCO2がステージ周りにあがったり、あと周りのお客さんの頭も高くて…この追加公演最大の特徴はこれでしたね。「FILM GIGなのにFILMがよく見えん!!」(笑)。いちばん参ったのは、orgasmのとき。激しい目潰しライト攻撃で、この曲最大の楽しみのひとつである「膝立ちのHEATH」がまったく見えませんでした(笑)。「あああー!!見えねぇ!!」とこのときだけは目潰しライトを恨んでみたり。

さらにorgasmが進み、スクリーンではYOSHIKIさんが出てきてCO2を撒こうというところ…突然会場でもCO2が撒かれ始めました(爆笑)。フロアの真ん中によっちゃんが持ってるやつと同じような噴射機が出てきて、画面のCO2噴射と合わせて撒いてます(笑)。マメだマメすぎる!!(笑) 後半は同じようなやつでスクリーン前で噴射しまくってくれて、あまりに大量に噴射するので、またまた「FILM GIGなのにFILMが見えねぇ」状態。私は大笑いでございました(笑)。

なんだか異様に面白かったよ…。

結局最後も誰も出ませんで、前座もなかったので、素直に終わったFILM GIG追加公演。でも、前述目潰しライトやらCO2やら、ほぼ水平に発射されて天井にひっかかっている紅の銀テープやら、どういうわけか突然水がぼたぼたと降ってくるやら(天井のパイプから水漏れがしていたような…Xのときに何度も水が降ってきて私は大変に困りました(笑))。なんか知らんけど、この日は妙に楽しくって面白いことのほうが多くって、結果的には異様に笑える追加公演となりました(笑)。

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1992/07/30 YOSHIKI TALK LIVE at 日本武道館

2004.09.14(Tue)

当時、TAIJI脱退&海外進出準備のため、活動休止中だったX。まだベーシストが発表されていない状況で、武道館でのトークライブというわけのわからないイベントが企画されました。えーと、確かロッキン・オン・ジャパンの市川哲史の著書「ART OF LIFE」と、フールズメイトの「NUDE」の発刊記念イベントとして行われたものでした。武道館のステージで市川さんと羽積さん、そしてYOSHIKIの三人が椅子に座って漫談。
そのあと、YOSHIKIのピアノとオーケストラによる「Art of Life」のオーケストラバージョンが披露されました。これはいまから思うと凄まじく貴重な演奏でしたね。
でもって、そのあとTOSHIが登場し、さらにHIDEちゃんとPATAちゃんもやってきて、4人でのENDLESS RAINも披露されました。

ちなみに私個人は、東京ドーム3DAYSの最終日に続き、二回目の生ライブ。それが武道館のトークライブってどうよ…?という感じですが、なにしろ他にYOSHIKIを見るチャンスがないですからね。迷いなくチケ取りました。はい。
あと、このときの記憶といえば、スターライトYOSHIKIのチラシが外で配られていたことですよ。全然発売のことなど知らなかったので、チラシを見て「人形!?一万円?!」と愕然。もう、一人で「スターライトYOSHIKI!!スターライトYOSHIKIって!!」と大爆笑。
私の笑いの心の琴線を激しく揺さぶったチラシでした…(笑)。
このときの衝撃から、私のなかではこのスターライトYOSHIKIはもはや伝説です(笑)。
私にとってのYOSHIKI伝説の原点といってもいいかもしれません…(笑)。

さて、このときもNちゃんとは別口でチケを取ってたので、ドームに続き、席では一人。2階の最前列で、見やすい席でしたね。なにせ、そのまえが前日券のドーム二階席だからね(笑)。
でも、何を思ったか(欲が出たのかな)、このとき、うっかり武道館の中でオペラグラスを買ってしまいました。ライブならオペラグラス、とでも思ったのでしょうか? だがしかし、結果的にオペラグラスはまったく役に立たず(オペラグラスのせいではなくて、私は興奮するとわざわざオペラグラスでじっくり見ることのできるような性格ではなかったということです)、お金の無駄遣いに終わりました。普段のライブならともかく、トークライブだったんだから、使えそうなもんですけどね〜。ダメでしたね。とにかくいちいちオペラグラスを覗くのがタルかった。これ以降オペラグラスはまともに使ったことがありません。

本編だったトークは、今から思うとかなり武道館をナメた企画でしたねえ(笑)。途中から「ファンからの質問」とかあって、「好きな食べ物はなんですかー?」という質問に「プリンとメロンとウニ」という答えが返ってきて大喜びの会場…というキテレツな世界が展開されていました(笑)。
Art of Lifeのオーケストラバージョン演奏は、今から思うと本当に超レアだったわけですが…固まって聴いていた記憶しかありませぬ…(苦笑)。このときからすでに、Art of Lifeを聴くと固まってしまうという性癖があったようです(笑)。

今から思うと変な企画ライブでしたけど、そのときは純粋な私、とっても満足して帰りましたです。
この数日後にHEATH加入が発表になったんですよね。

Posted by koko at 03:07 AM | Comment (0)

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