KOKO日記

セルフタイトル

[音楽] 2008.02.05(Tue)

しろっぷの新譜。

発売日店頭では買えず。店員さんに聞いたら探してきてくれた結果「完売です」と言われたものの正直そもそも入荷したのかを疑った私。確認しようがないですが。仕方なく発売後にあまぞんで注文して買いました。

冒頭から「結局俺はニセモノなんだ」「拾った想い吐き出して、愛されたいの、まだ、まだ、まだ」と自分をばっさり一刀両断にすることから始まるこのアルバム。でも、しろっぷ特有のこのナイフのような言葉は自分に向けられた最初のそれだけ。そうやって自分を切り捨てたうえで出てくるのは美しくて優しい曲の数々。
いままでで多分いちばん優しいアルバムです。
そう感じるのはところどころに希望や光、そんなものが見えることもあるかもしれないし、変な話、リスナーに直接さよならを言ってるようなそんな近しさがあるせいかも。イマジネーションとかさくらとか。てか、全部そんなふうに見えるよ。でもって、優しいからこそ、泣けるさ。終わりのときに自分を切って捨てたうえでこれが出てくることが。

人間を刻んで世界を刻んで、何よりも自分を深く深く切り刻んできた彼らの最後はそんなアルバムでした。

Posted by koko at 03:41 AM | Comment (0)

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