KOKO日記

スケートアメリカ男子フリー&女子SP

[フィギュアスケート] 2007.11.01(Thu)

うーむ。地上波は本当開き直りの感がありますなぁ。男子SPに続き、ひどい構成になってる感じ。この番組を見てこれがスポーツの試合だと思う人はいるのか?
男子は当然3人こっきりです。あ、去年も3人でしたね、そう言えば。変わってないと言えば変わってないか。スタジオは荒川さんだったのが佐野さんになったので、松岡との悪い相乗効果が生じて悪化。せめてスタジオでルールとか説明してくれるならスタジオの存在意義もあろうものを…。「なぜ3-3を入れるんですか?」「上手だからです!」。……もしもし、佐野さん? これで女子にとっての3-3の難しさは視聴者に伝わるのでしょうか? まぁかといって荒川さんも本田君も喋りが得意ではないので、スタジオで順を追ったルール説明とかはあんまりスムーズにはできないとは思いますが。八木沼さんが心を入れ替えてくれれば喋り自体は得意なのに…。まぁでも今年は男子はCSで全部見られるんだし、細かいことでカリカリしないように努めよう。

小塚くん。ジャンプがSPに続いて安定しません。SPはそれでも勢いがあったと思いますが、フリーはなんかSP以上に固い感じで…そうでなくても上半身の動きの固い小塚くんなので、こうなると表現面の弱さが如実に出てしまいますね。滑りは本当に素晴らしく綺麗なんですが。ステップも足元だけ見れば本当に滑らかで綺麗なんですが。でも、そういう上半身の弱さもさることながらとにかく彼の場合はジャンプを安定させることが何よりも先決だと思います。3Aなどの高難度ジャンプも必要ですけど、彼の場合は難度の低いジャンプもいまいち安定してないのがなかなか点が出ない原因だと思う。スケーティングの良さはズバぬけているのでジャンプさえ決まれば少なくとも技術は認められてSSは点が出てくるはずです。

ライサチェク。白くなったライサ。トスカです。どうにも頭の中ではプルシェンコが滑ってるし、ライサ自体はあんまりカルメンとイメージが変わらないけど、でも個人的にカルメンよりは曲が好きなのでいいです。でも、テレビの大きい画面で見ると4Tは完全なる回転不足です^^;。解説の有香さんも「回転不足ですね!」と断言。うう、3Aも微妙すぎかも…。ジャンプがやっぱり全体に低空で回転不足気味。せっかくでかいがたいなのに、あのジャンプではもったいないような気がします。でも、後半に向けてなんかノリノリになってきて最後はムチャクチャ盛り上がってダイナミックなフィニッシュポーズ。最後の顔が怖いよライサ(笑)。前半はどうもそんなによく感じませんが、後半はスピードにも乗ってきてよかったと思いました。
ただ、技術的に昨シーズンと比べて特に進歩した点が見られないのはちょっと気になるかなぁ。ジャンプも全然質よくなってないし。スピンも相変わらずあの長い足がきっちり畳まれるのは見事ですが、特に新技はないですし。でも、4Tは認定されてるけども-1されてますし、やはり他のジャンプにもなかなか加点がついてないのでその辺で改善しようという気持ちになってくれるといいんですが。

高橋さんはなんか改めて見てると3Lzの転倒が謎だなあと思いました。あれがなかったらかなり体力的にしんどそうに見える最後のslstとかスピンとかも、しっかりいけたんじゃないかなって感じがしますし。最初見たときはプロの難度の高さに「2回転倒くらいいいよいいよ」って感じだったんですが、Lzは得意なジャンプですし、よくよく見てるともったいなかったんだなぁと思いました。高橋さん本人もそう思ってたから、あれだけ悔しがってたんでしょうね。インタビューでも優勝したのに「悔しいというか自分が情けないって気持ちが勝ってます」なんて、毎度ながら自分に厳しすぎるぐらい厳しい彼です。本当ストイック。
でも、変な話4回転2回入れたほうがよかったのかもしれないなんて思ったりもします。高橋さんてどっちかって言うと守りに入るほうが苦手なイメージがあります。しかし、トップとしてはいつもいつも当たって砕けろ特攻精神ってわけにはいかないし、守るときにもきっちり守れるようにならないといけないんだろうなぁ。それにしても本当にジャンプが高くて綺麗です。高橋さんのジャンプがこんなに質がよくなるなんてねぇ…。もともと決まったジャンプの空中姿勢はとても綺麗でしたが、ランディングの質は悪かったのになぁ。

ところで高橋さんのSPダイジェストのあと、スタジオでグダグダフィギュア界の革命がどうのとか雑談してる時間があるぐらいなら、そのおのれらの言う革命とやらのSPの演技をフルで流したらどうだと思うんだけど。やってて矛盾を感じませんかね>テレ朝。

女子SP。
これが、舞から始まったため、うっかり高橋さんのフリーとまる被りに…(爆)。曲は同じだし、使ってるパートも同じような部分だし、紫衣装まで被ってるぞ…(笑)。まぁ紫なのは同じですが、舞が衣装を変えたからよかったけれど、変えずに以前の衣装のままだったら危うく胸のハートまで被ってすっかりおそろい風味になるところでした。あぶねー。まぁ曲編集は高橋さんの方がなにしろ闘うロミオ様満載なので、くどいですが。
舞はけっこうよかったですね。ジャンプは危なかったですが、伸び伸び滑れていたように思います。点数はアレですが(ジャンプがね。それにトゥアクセルに戻ってしまった模様。有香さんのテクニカルな指摘が鋭くて助かります)、本人は満足そうです。全日本までに仕上げてきてくれたらいいプロのような気がしました。

キャロライン・ジャン。このプロは日米で見ました。うーん、鳴り物入りのシニアデビューで、確かに柔軟性などズバ抜けているのですが、総合的には日米と印象が同じかなあ。いや、日米のときよりは演技は全然良かったとおもうのですが。なんつーか、まだちょっとジュニアすぎるという印象です。体型とか子どもすぎる。や、もしかしたら育ってもこのままなのかもしれませんけどね。さらに、スケーティングがあんまり伸びないというかスピードがないのでいっそうジュニアっぽく見えてしまいます。日米では、スケーティングに伸びがあって、スピードがある分、未来のほうがシニアに入ってもサマになるような印象でした。個人的にはスケーティングの質をあげて欲しいと思いました。ジャンプは有香さんにいろいろ指摘されてました。彼女はLzとFに中野の巻き足に匹敵するような目立つクセがあるので、それもちょっと気になってしまいますね。彼女はまだ若いので今のうちに矯正できるならしたほうがいいんじゃないかなと思います。

ヒューズ。ハーバード大学(すごいよなぁ)に進学したばかりで環境の変化などもあるから調整不足を心配してましたけど、案外そうでもなかったです。いつもどおりの彼女という感じ。ジャンプの危うさも、危うくても何が何でも「…どうよ!」とポーズを作って見せるのも(笑)。やっぱり彼女は正直これから先伸びていくような伸びしろがあんまり感じられないのですが、本人が楽しそうなので、人を楽しませるというか幸せな気分にさせてくれるスケーターですね。彼女はこれでいいっちゃいいのかも。

マイズナー。相変わらずオフアイスのほうがむちゃくちゃ可愛いキミー。なんでなんだよ、キミー。なんでオフアイスの可愛さがオンアイスだと出てこないんだよ!(地団駄) まぁ言っててもしょうがないですね…。曲が昨シーズンのライサのSPと同じで、うわー、うあー、頭の中でライサが怖いオープニングポーズを取っているー。あのオープニングポーズ怖かったなー。うーん、演技自体は気合も入ってましたし、悪くなかったと思うのですが、なんか曲調が全然彼女と合ってないような。そんなしなやかに踊れるほうでもないので、うーんうーん、踊れてないことを強調してしまってる感じがしますよ…。 もっと清楚な彼女の雰囲気に合った曲にすればよいのに…とは思います。でもまぁ滑り込めばよくなるかな?あと、有香さんがまたまた回転不足を指摘。まぁでもキミーの場合はいつものことという感じもします。しかし、アメリカの選手はなんか全員回転不足のクセがありますね、こう考えてみると。ライサもひどいし、シズニーもエミリーもマイズナーも。ジャンもそうなっちゃうかな?って感じだし。ウィアーぐらいかな。彼はすっぽ抜けとかはするけど回転不足癖はないですね。

で、次、安藤…と思ったらスタジオってのは予想してましたが、そんなでかいトリノの転倒写真を堂々と置いて喋るんじゃない。本当に無神経だな。ていうか、もういいかげんトリノから離れてくれんかの…。そしていつもどおり演技前の煽りに入り、もう通算20回ぐらいは見たんじゃないかと思う7月の荒川さんによるハッケンサックインタビューをまた流し(いいかげん飽きたよこれ…さっきも流してたじゃん…)、ようやっと演技に入ると思ったら、なんとまたスタジオに戻った!!い、い、いい加減にしろーーーーーー!!(ぎゃおーす)とさすがに我慢ならずに吠えてしまいました…。だいたいあんたたち放送前にニュースで結果バリバリ言ってたやんけ。ここでこんな引っ張ったって意味なかろうに。そして試合の流れもへったくれもなく3-3の説明をしてますが、安藤は今回3-2だよ…。

はぁ。今のスタジオで一気に疲れちゃったけど、やっと安藤です。衣装が日米と変わり、ものっそい派手衣装になりました。すごい色使いですよね。薄紫に青に蛍光オレンジ?それに首飾りとか袖とか石が満遍なくキラキラしてすごいことに。でもちょっと髪飾りとか可愛いし、多分リンク映えするんで、けっこう私は気に入ってます。でもスケアメなんでたくさんいるアメリカ選手たちのシンプルイズベストな感じの衣装のなかに混じると、高橋さんの衣装と並んでロシアセンスはやはりスゴイなと思いますね(笑)。ゴージャスと見るかゴテゴテしてセンス悪!と見るか(笑)。
なんかセクシーとか腕の使い方がどうのとか煽られてたし、本人が若干心配そうだったので心配してましたが、実際に演技を見たら安藤らしい色っぽさとかわいらしさが同居した感じのプロでいい感じなんじゃないでしょうか?調子は万全ではなく難度も落としているらしいのはわかりますが、よく滑ってて印象はよかったです。ステップのまさかの転倒があって本当もったいなかったですが、調子があがらないなかでもしっかり演技できてよかったですよ。演技後も落ち込んだ様子ではなく、モロも笑顔で迎え入れてくれたので、悲壮感漂う感じじゃなくてそれもほっとしました。
またまた演技後のリプレイでステップ中に独り言を言っているモロが映されて、キスクラのモロは真っ赤に(笑)。もしかして今後これがモロコーチ陣営の風物詩になるんじゃあるまいな(笑)。

そして、最後までテレ朝らしくうざいスタジオで終わりました。

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スケアメ男子フリー

[フィギュアスケート] 2007.11.03(Sat)

まだCS放送が来てないのですが、多分テロップを付け足しただけの同じ放送だったと思われるGetSports内の男子フリー放送を見ました。Get Sportsは深夜帯の一部地域放送のせいか、テレ朝地上波にしてはわりとファンの需要が理解されていてそれなりにそれなりの放送をしてくれることが多いです。今回も空気を読んでテロップつきとはいえそれなりの放送を地上波で見られたのはありがたかったです。まぁ残念ながらフィギュアに関しては特に詳しいスタッフがいないと見られるんですけどね…。スタジオで南原さんとか栗山さんとか中西さんとかがじっくり話を聞いてくれる場には、できたら佐野さんみたいな適当な人ではなくてしっかりテクニカルな解説の出来る人が来てくれてフィギュアの説明ができたらいいのに…ってよく思います。あんなにじっくりフィギュアを語れる枠は地上波にはあそこしかないと思うのに、なぜよりにもよって佐野さんよ…ってもったいなくて仕方ない。南原さんたちは全員フィギュアのこと詳しくありませんが、アスリートをしっかりリスペクトしてくれる人たちなので、説明が的確ならちゃんと興味を持って聞いてくれると思うのに。むしろ、多少マニアックなぐらいの説明をした方がああいう深夜帯は興味持ってもらえると思うんだけどなぁ。って話がズレてしまった。

南里くん。昨シーズンに引き続きカルメンですが、衣装が変わりました。前の衣装の真っ赤な腕がインパクトあったのでなんかちょっと地味に見えるかも。残念ながら風邪で体調不良のなかでの演技で、後半はバテてしまいました。でも、最後まで頑張って滑りきりましたね。話に聞いてたほどひどい演技ではなかったと思います。まぁレベルが取れなかったので点数はアレでしたけど…。昨年の全日本でも思いましたが、中盤のサーキュラーステップが印象的で素敵な振付ですね。大きな拍手ももらえましたし。

ライアン・ブラッドレイ。最近まで正直スケーターとしてはあまり興味を持ってなかったのですが、日米で生で見たらやはり大きな体で高く跳ぶジャンプの大きさは印象に残りました。滑りがアレですけど。このプログラムは彼のいかにもアメリカンのカントリーな雰囲気をよく活かしてて、すごくいいですね。コミカルそのものではないけど、どことなくお茶目な感じで。モロプロなのかな?昨年は確かモロプロだったと聞いたけど。モロはこういうキャラクターを活かしたプロはやはりうまいですね〜。ゲデバニシヴィリのキャバレーもむっちゃ可愛かったしなー(気付いたら感想書き忘れてましたよ。すっげ可愛かったです!胸がすごくでかくてびっくりしたけど^^;)。

ケヴィン・レイノルズ。カナダの不思議な子どもです。顔は小学生みたいなのに手足の長さは尋常じゃないし(170cm以上あるらしい)、でも体つきは全然ひょろひょろの子ども。しかも笑うともっと不思議な子ども顔になります。若干怖くも見えます(SP冒頭の笑顔はちょっと怖かった^^;)。なんか操り人形みたいだし、なんかこうリアルファンタジーな子どもなんですよ。うまく説明できないけど^^;。冒頭、4S-2Tを決めたのに拍手少なっ! 多分4回転やったと気付いてもらえてませんね^^;。でも、私も会場で見てたら気付かない気がします^^;。次の4Sは失敗。曲がわりと大人っぽくてしっとり滑って見せる部分が多いですね。後半はちょっと疲れてしまった感じ。シニアデビューなだけあって、全体にはまだジュニアな感じで粗が多いですが、すでに4Sを二本入れてくる辺り、将来が楽しみです。それに今後この不思議な子どもはどう成長するのか、それとも大人になってもこのままなのか、その辺も楽しみな感じです(笑)。

またシニアデビュー組のキャリエール。日米で見ましたね、これ。ジャンプでは手を上げまくってます。細かくいろんなことやってますよね〜。でも、どことなくおっさんくさいのは(18歳なのにすまん…)衣装のせいなのかなんなのか。昨シーズンの世界ジュニアでこの人なんかすごい普通のセーターみたいな衣装だったと記憶してます。どこの受験生だよ、みたいな格好で滑ってましたね。あと、この人の基本の腕が気になるんですが、これはわざと?じゃないよなぁ多分。ジャンプ前とかもずっとこの腕だし。なんかもう少しぴっと伸ばしてくれるか思い切って丸めてくれればいいんですが、中途半端に丸まっててダランって感じにも見えちゃうのがちょっと気になるー。いまいちちょっと姿勢とかも綺麗じゃないような。
それにしても織田くん辺りから言えることですが、キャリエールも、ジュニア卒業組はみんなスピンがうまいよねぇ…(しみじみ)。スピンに関しちゃ正直だいぶ負けてるぜ…^^;。スピンだけじゃなくて、高橋さんと織田くんのシニアにあがった年の差が確か3年ぐらいでしたか?その間に新採点への移行があったので、そこで選手の質がガラっと変わってる感じがしますね。レイノルズはちょっと違う感じだけど。あ、無良くんと町田くんの日本勢も違うな。

おお、ルタイだ。ジャンプが転倒はしていないものの、なんか全部根性降りな感じで、膝大丈夫かと心配になります。おまけに4Tが飛びきれずとっさに3Tに変えたため、ザヤってしまった。うーむ。ただ、キャリエール見たあとだといろんなポジションや姿勢がいちいちきれいで見栄えはしますねぇ。でも、有香さんも指摘の通り、スピードがないなぁ。後半は疲れてしまってもっとスピードが落ちてしまいました。うーむ、なんかいろいろ惜しかったですね。滑り終わったあとを見ると、けっこうかわいい。

プレオ。去年は蜂、今年はドラキュラ。なんか予定では4回転を2本とか言ってます。みんなムチャな構成組むのう…。なんかいつにもまして根性降り、まったくランディングの流れないジャンプばかりです。全部がとにかく跳んで回って降りりゃいいんだろ的な軸とか関係ない感じのジャンプになってますけど…大丈夫かプレオ。衣装がすごいビラビラしてます。でも、プレオにしちゃコミカルじゃなくてシリアスめ。前半のわりと静かめの曲の辺りなんかは、うーん、これはちょっとプレオには荷が重いかなって感じがするかも。滑り自体で楽しませられないとこういう部分はちょっとつらい。後半はだいぶ疲れてしまいました。プレオはどうも昨シーズン後半から元気がないですね。まだ怪我を引きずってたりするのかなぁ?

カナダの16歳。パトリック・チャン。え、16歳?17歳にもなってなかったのか…。てか、なんでこれがレイノルズと同い年なのか…。うーん、落ち着きすぎだぞ。その角刈り未満みたいな髪型が悪いのか。顔立ち自体は決して悪くないのに、なんでこうおっさんなルックスなんだ。髪型どうにかなるといいですね。
最初の3Aを決めて波に乗りましたか。ジャンプが安定しています。そして16歳ながら、昨シーズンからすでにシニア参戦をしてきただけあって、ジュニアっぽさがあまりありません。滑りも滑らかで本当トップクラスですし、エッジワークも本当きれい。また上半身の動きも堂々としていて、なおかつきれいで表現力もあります。スピンもすごい。うわー、なんかすごいのきたーって感じ。ジャンプはまだ3A一本なのですが、飛べているジャンプは高さも幅もありますし、軸もきれいなので…まだ年齢的に跳べてないだけで、今後練習を積み重ねていけば十分ジャンプも行けるタイプに見えます。後半一個転倒があったのとちょっと最後疲れちゃいましたけど、そんなの忘れちゃうような演技でした。うわー、マジすごいの来たーって感じ。これはまさに地元カナダのバンクーバーの星ですね。

ライサと高橋さんはもう書いたので、省略。でも、順を追って見ていくとそれぞれにやはり格が違うという演技だと思います。ライサはまだ70ぐらいかなっつー感じですが、やっぱり後半の盛り上げはすごいです。そして高橋さんはスケーティングの滑らかさに加えて切れ味も抜群という感じ。さらに、5連続ジャンプ辺りのスピード感はジェットコースターみたいな勢いです。高橋さん2コケという演技の出来に対して、ライサと高橋さんに意外にPCSで差がついたのも、その辺かなという感じです。2コケの高橋さんの方に高いSSが出てて、8点台も4人もいますしね。

それにしてもスケアメのステップはレベル認定が厳しかったな…。スケカナ女子のプロト見るとけっこう普通にレベル3出てるじゃーん、みたいな(笑)。スケアメ男子はライサのサーキュラー一個だけだったよ、レベル3^^;。頼むよ、コーラー。基準を明確にしてくれ^^;。モロ〜頼むよ〜。やっぱり最近はやりの上下の動きを入れないといけないのかしらねぇ。あれ、みんなやってるからあんまりやって欲しくないなと思ってた動きだったりします。バトルが始めた頃は新鮮だったんだけど、みんなやるようになっちゃって飽きちゃったという^^;。うーん、サーキュラーで剣を振り回してるときにちょっとかがんでフェンシング的に下からせやー!!って突き出す動きとか、どうですか。ああ、でもなんかその時間がもったいねぇな…。

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スケカナ男女SP

[フィギュアスケート], [フィギュアスケート] 2007.11.09(Fri)

あ、地上波です。…って、遅すぎる!いやぁ、けっこう気が重くなっちゃってました、ここ。先にCSのスケアメ男子片付けちゃえーなんて感じで。男子はたとえグダグダであっても放送的には心安らかに試合が見れるから平和…。

とにかくいきなり冒頭から真央ストーキング中の、しかもストーキング中のくせに恐ろしく目立つ真っ黄色の松岡がいて、ここで見る気が激しく削がれる構成。せめて目立たない黒を着てろバカ!!あ、すみません、冒頭から口汚くなってしまいました。

最初に男子SP。と言ってもSP2位だったポンセロをいきなりすっ飛ばしてバトルです。まぁいいんです。CSで男子SPやるからさ。バトルは服にピエロの顔があしらってあるちょっと奇抜な衣装。似合ってないことはないのですが、そのピエロの顔がハンターのヒソカを思い出してちょっと怖いです(笑)。冒頭からジャンプがとても不安定。スケートも彼にしてはいまいち滑ってないし、スピンも精彩を欠いている感じ。で、まさかのステップでの転倒…でもこれはすごい不自然な感じでコケたので穴でもあったのかも。しかし、その転倒のあとで動揺したままだった感じで、3Lzで転倒…。うーん、本当調子がよくなかったです。プロ自体は悪くないんじゃないかと思いましたけど、ジャンプ以外のところでもいつもの滑りができてなくて。なんだか3人揃って暗いので切ないキスクラです。励ましてあげて、コーチ。
しかし実況アナがスケアメ男子と同じ方で、解説は簡潔明瞭な解説がいつも素晴らしい本田さんだったので至って平和に演技を見ていたのですが、演技後に突然第3の男の声が聞こえてきました。まっ…松岡が実況に参加している!?!(愕然) うそだ信じたくない!!テレ朝がフジの国分よりも唯一マシだったのはスタジオや煽り映像を消せば松岡が消えることだけだったのに!!と知らなかったので思わず取り乱しました。うそだーうそだーあくむだー。

あくむにくらくらしながらも二人目で男子最終滑走です。オープニングもでしたが、演技前の煽りでも脱いで筋肉を見せつけているジュベール。何をしてるんだよ…(笑)。ちょっと雰囲気が変わったといわれていた新SPです。冒頭4-2を決めてきました。次の3Lzもとてもきれい(なんでいままでフリップにしてたんだよってぐらい)。3Aはちょっと着氷が無理やりな感じでしたが、まぁ問題なく。演技が全体に柔らかくなって、雰囲気がある。彼の持ち味のちょっと無骨な男らしさを残しつつも演技に幅を広げることに成功してます。今までジャンプはすごいけど、表現の方ではちょっと見劣りのするところがあって(007を見るとどうしても笑ってしまうとかで)微笑ましい気分で見てたりしたのですが、いやぁ、これは本当チャピオンの風格が出てきましたよ、ジュベール。安藤といい、やっぱりタイトルを取ると違うっていうか、オーラ出ますね。点数はぶっちぎりで2位と10点差をつけて、スケアメの高橋さんと同じような展開になりました。

さぁ。女子。の前にもちろんこれまでの真央の歩みを振り返る。しかも、まさかの2年前の演技のダイジェストリプレイです。いや、振り返りすぎだろ…。両手を広げてる松岡は気持ち悪いし…。安藤のスケアメもアレでしたけど、やはり真央がいる大会の構成の気持ち悪さは、松岡の現地参戦もあって、群を抜いてしまっています…。

エレーナ・グレボワ。見たことあったっけ。記憶が…。3T-3Tを決めてきました。最近のジュニアはまぁ難度の高いフリップだのルッツだののコンボはともかく、3Tからのコンボ辺りはけっこうみんな決めてきますね。すごい。

ワグナー。アメリカ女子は本当に多いっつーか、人材豊富ですね。エミリー系?彼女も3-3に挑戦してきました。でも、ルッツがロングエッジ取られちゃった上にセカンドが回転不足。スケーティングの伸びもあんまりないかなー。でも、アメリカ女子らしい勢いのある演技でした。

女子の6分間練習は全部流すんですよね。スケアメのときもビックリしたんだけど、これはすごいと思います。生中継じゃなかったらJスポでも全部は流さないよね…。松岡がここにも参加していてつくづくうざったいです…。そして、真央も中野もむちゃくちゃ顔がこわばっちゃってます…。

ラウラ・レピスト。まさかのSP一位の彼女です。おお、なんかポイキオに雰囲気が似てますね。最初の3-3を本当にクリーンに決めました!セカンドの3Tがすごい流れてて本当よいジャンプ。ピアノ曲の美しい旋律と彼女の丁寧なスケーティングがぴったりで、すごくいいプログラムですね。スピンやステップも丁寧で、フィンランドらしい演技でした。3種類しかトリプルジャンプを持ってなくてまだすぐに上にあがれる選手ではありませんが、確かにこの日、もっとも素敵な演技だったと思います。

武田なな。DOIのときよりも絞ってきた感じがしますね。よかったよかった。あの時はかなり体が重そうだわジャンプがかなり不調だわでどうなるのか心配だったけど、ちゃんと合わせてきた感じです。ジャンプはすべてクリーンに決まりました。ループは本当きれいですよね。スピンやステップはちょっとスピードのなさが目立ちました。特に後半はプログラムにもちょっと盛り上がりどころがない感じだったもんで、いっそう目立っちゃったかも。でも、本人的には満足のできる演技ができたと思います。最後は全開の笑顔ですごく可愛かったです。3Fがまだ安定して入らなくてなかなか大変ですが、なんとか修得できるといいですね。

エミリー・ヒューズ。二週続けての試合で大変かなと思ったんですが、スケアメよりも調子をあげてきました。ジャンプもOKですし、スピードもありました。何度も書いてるけど、彼女の演技を見てると、個人的には決してすごい好みっていう選手ではないにもかかわらず、ニコニコして見ちゃうっていうか幸せになれるんですよねぇ。ななちゃんもそういうところがありますが、ななちゃん以上にエミリーは失敗してもなお、がっかり感がそんなにないし、ましてや今回みたいにいい演技ができればもっと幸せになれるって感じで、そういう面で本当いい選手だと思います。

ロシェット。毎度ながら何故彼女はあんまり肌襦袢をつけないんだろうか。背中の筋肉アピール度がすごいです。でも、これでも(笑)昨シーズンよりはだいぶ筋肉を落として、すごい綺麗ですけど。ジャンプがいまいち不調で残念でしたが、演技自体はよかったと思います。プログラムもゴージャスで、後半盛り上がっていいプログラムじゃないでしょうか?彼女は筋肉もすごいんですが、表現が好きですねぇ。妖艶はちょっと違うんでねぇの?と思いますが。

中野。とても顔が怖くなってて最初からむちゃくちゃ緊張しています。普段は安定感のある彼女にしては珍しくジャンプの転倒がありました。荒川さんもビックリして、珍しい珍しい連発しちゃってます。スピンは本当素晴らしかったし、他の部分は決して悪くなかったのですが…今回は本当、メンタル的に難しい状態だったようです。最後はガックリというよりも呆然としている感じの表情。本当、なんでこんなにも緊張しちゃったんだろう…。
演技後キスクラでも呆然と魂の抜けたような雰囲気で、そんなところで「演技後に笑顔がなかったのは採点的にどうなんですか?」とか中野を鞭打つようなことを荒川さんに聞く松岡。つーかさ、お前のその黄色が演技中にもむちゃくちゃ見えるんだよね、スケーターの向こうに!!本当にあんなリンクサイドであんな目立つ黄色を着てくるお前のその空気の読めなさに腹が立つぞ。荒川さんは松岡のうざい質問にも中野フォローに必死です。松岡に付き合わされる荒川さんも本当可哀想…。
演技後のインタビューはもう泣きそうになっちゃってましたが…まだしも中野は男子実況アナの彼にインタビューをされていてマシな方だったことが後々判明…。

CM前、リンクに出てくるときの真央の表情がすでに泣きそうな顔になっててビックリ。中野といい、真央といい、なんでこの大会ではこんなにとんでもなく緊張してしまったの?と本当不思議に思います。ワールドでも全日本でもないのに…。本当二人とも演技前にメンタル的にとても悪い状態になってしまっていることが一目瞭然でした。……黄色が……いや、まぁそれは濡れ衣かもしれないからやめておこう…。
最初のコンボに失敗。それでも抜けたらいけないと思ったのか回転不足でしたが、とりあえず回転はしました。この辺はワールドで学んだことなんじゃないの?そして、ルッツはジャンプはすごくよかったのですが、残念ながら彼女はけっこうひどいロングエッジなのでこれも減点。昨シーズンまでたくさん加点をもらえていたジャンプなのできついですね。ステップもつまずいてしまったり、全体に精彩を欠きました。今季あげてきた表現力という部分では地力がレベルアップしているのでその部分での成長は見られましたが、日米や練習などの様子を見ているとやはり精彩を欠いたなぁという感じです。
バトルに続いてキスクラがお通夜みたいになってしまっています。つか、バトルのときもそうだったけど、ラファエル…選手と一緒にキスクラで落ち込みすぎです^^;。選手を励ましてあげて〜^^;。
そしてこの番組最大のまさかのあくむ。なぜか真央のときだけ、インタビュアーが松岡でした。インタビューって本当に演技直後なんですよ。そのうえSPだから翌日にはフリーの演技もあるのに、「なんで失敗しちゃったんですか?!」ですって。本当にお前はスポーツ選手だったのか?「ワールドで悪かったのを活かすって言ってましたよね」「本当にいっぱい練習してきたから自信があるって言ってましたよね」「なのに、なんでできなかったんだろう?」って演技直後、まだ失敗のショックが抜けてない17歳の女の子にするインタビューか??明日にも試合が続くのに、ミスを責めて問い詰めてどうするんだこのバカ!!こういうことをするから、真央の試合に対するトラウマがひどくなっていくかもしれないって気付かないのか?最後も翌日のフリーにプレッシャーをかけるような発言。本当に人間性を疑うようなインタビューになっちゃってましたよ。あげくのはてに去っていく真央の背中に向かって「だいじょうぶだいじょうぶだいじょうぶだいじょうぶ…」と一人ブツブツつぶやいてるんですよ。呪いだよこれ。
さらにエンディングでも松岡と荒川さん。松岡が「もうショック!!こんな気分(盛り上がる会場)になれない!!」とかみっともなく取り乱すのを、荒川さんが全力で真央フォローしてました。もう本当に最悪です。あいつは歩く公害です。荒川さん、ずっとあんなのを相手にしてお疲れ様でした。全力の選手フォロー、グッジョブでした。ああ、もう、ヤツはフランスにも来るとか言ってるんです。誰か真央をヤツから守ってください。

いやはや、スケアメはこれに比べたら倍ぐらいマシだったことが判明しました。とにかく松岡がやばいです。本当に後味の悪い番組でした。真央が出るたびにこれかと思うと気が遠くなります…。

Posted by koko at 05:48 AM

スケカナ男子

[フィギュアスケート] 2007.11.19(Mon)

どんだけ遅れてるんだ、世の中はもう第4戦のエリック杯じゃ!とお思いでしょうが、案外そうでもなくて、CSはそもそも一戦二戦遅れで放送してるので、ついこないだスケアメのエキシがあったような按配です。でも、中国杯は放送済みです(やっぱり遅れてる)。

スケカナ男子SPのレポの記憶があんまないなーと思ったら、そういやスケカナ男子はBSですら放送がなくて、CSおんりーだったのでした。そう思うとCSは見てる人やっぱ少ないねぇ。CSおんりーなのでCSが編集しとるのですが、ほとんど最初と最後を時間に合わせて切っただけ、全員放送にはギリギリ時間が足りなかったらしく第一滑走のチッパーくんの演技後のキスクラから突然始まり、ジュベールのキスクラ後にぶつっと突然終わるという、日本のテレビ番組とは思えないような番組に仕上がってました(笑)。でも、それがよい!(いや、一人目は切れないに越したことはないけどね) 実況と解説ともにもの静かに淡々と進めてくれるので演技に集中できるし、選手一人ずつにしょうもない煽り映像も入らないし、テロップは薄いテレ朝チャンネルのテロップだけであの地上波のごてごてしい「真央、このあとすぐ!!」とかもないし、足元を隠すのろわれた提供番組テロップもないし。あ、BSの放送はCSよりは多少番組の体裁を為していますが、これもとってもいい放送です。

スミスとかバーナーとか辺りはちょっと見分けがつかない状態に陥っています。同じ枠に入りそうで入らないのがジェレミー・アボットで、彼はなんとなく雰囲気があります(日米で見た。とてもよかった)。でもSPは残念ながらガタガタでした。上位陣、メイビーはなかなかいい演技。でも首をひねってます。ポンセロ、きたー!4はステップアウトでしたが、そこそこまとめました。彼の場合、まとめるということが本当に大事なのです。ケヴィン・バン・デル・ペレン、きたー!!すごくとろいステップもきたー!と思ったのですが、どうやらしっかりレベル3とか取ってるらしいです。うーむ、高橋さんとかがあんだけ鬼のようにステップを踏みまくった結果がレベル1とか2で、ケヴィンのあの蚊の止まりそうなとろーいステップでレベル3…。理屈はわかりますが(必要なターンを踏みさえすればレベルは取れる)、納得は難しいですね。あの高橋さんの鬼ステップを鬼ステップとして活かすためには、もうレベル4を取って倍の加点を得るしかないと思われますが、それもまた険しすぎる茨の道…。しみじみ。バトルは残念さんでしたが、ジュベールはさすが世界チャンピオンというすべりを見せてくれました。でも、今思えばこの時点でジュベは体調を崩していたんですね。そのなかでもSPは完璧滑りきって一人銀河点をたたき出していたんだから本当立派ですね。でも、無理はしちゃあかんよ…。

男子フリーはいやはや、もう面白すぎました!これぞ男子シングルの醍醐味って感じのイロモノ続出です(え?)。
えーと、バーナーくん、スミスくん辺りは残念ながら若干記憶喪失。オスマンは昨シーズンと同じプロ?衣装だけ同じ?いつ見てもあのコガネムシ衣装を着ているような気がしてきますね。なんだか尋常じゃなくお客さんたちが盛り上がってました。カナダ人、オスマンくんのこと、好き?その盛り上がりに後押しされたのか、いい演技でした。アボット君は、日米でも見たワルツでしたが、やっぱり音楽に乗っててすごく素敵なスケーターだと思います。ジャーリャン・ウーは新世界の派手派手しい音に乗せてものすごく高いジャンプを決めてきましたけど、後半完全にスタミナ不足。派手な音楽が逆に失速感をいや増してしまった…確かワールドでも音楽が勇壮で、そんな感じになってましたね…。本当ジャンプはすごいんだけどなぁ。あと、チェコのカスカくん。3Aが入ってなかったのでTES的に上位に来る選手ではないですが、SPフリーともにすごく表現とかが素敵でした。お気に入りの選手が増えた。

で、後半。ビックリ!公園に子どもつれて遊びに来たお父さんみたいな人がいます。な、なんでそんな普段着??それは衣装?それともロスバケでもして普段着で滑っているの??周りはゴテゴテしい衣装の選手ばかりのなかで、おもっきし普通のシャツとズボンの人が滑ってたらあまりにも異世界すぎて目立ちます。

さて、問題の普段着お父さんはチッパーでした。SPはキスクラしか見られなかった選手です。普段着のまま演技が始まります。曲はダンス・ウィズ・ウルブス……な、なんでダンス・ウィズ・ウルブスでそんな普段着衣装なの〜??^^; いよいよ謎が増え続けていますが、最初の3A、むちゃくちゃたかーい!普段はとっても淡々と解説をし続けている本田さんもあまりのジャンプの迫力にちょっと楽しくなったみたいです。そのあともときどきジャンプの乱れもありつつも、なんだか普段着衣装なのにすごい高いジャンプを見せられて、他のところでも妙な魅力があり、最後まですごく楽しく見られました。あの普段着であの高いジャンプを見せられると「わー!お父さんすごいすごい!!」みたいな感じになっていい感じです。でも、本当になんでそんな普段着??

続いて出てきた、ケヴィン・バン・デル・ペレン。うう、普段着お父さんの次に見ると、この金色の衣装が目にしみるぜ…(笑)。胸元の開けっぷりもなかなかに豪快です。でも、この人、髭とか髪とかもう少しちゃんとしたらそこそこの顔立ちのような気がするのですが、まぁもうこれが彼なのでしょう。最初の4Tすごく綺麗に決めました。そのあともジャンプをどんどん決めていきます。そして遅いスケーティングと遅いスピンと遅いステップも彼なりに頑張ってます。ていうか、レベル対応してきたんですよねぇ…。ジャンプはすごいのにずっとレベル1とかばっか取ってたのですが。正直見栄えとか出来とかはアレでレベルが取れてることにビックリしますが、その努力はすごいです。そして、最後両腕をつきあげて終わるのかと思いきや、いきなりのけぞって、後ろに手をついて、なんかインリンが混ざったみたいなポーズで終わりました。な、なんですか、その大開脚ポーズ…^^;;; めった審判に下半身を見せつけて終わった気がしますが、審判的にどうなんですか、これ^^;;; いやぁ、面白かった!!ジャンプがよく決まったので、点数も出て2位に入りました。昨シーズン辺りは引退もうわさされていただけに、この復活は本当にめでたいですね。

メイビーもとてもよかったです。3Aが抜けてしまったけど、よく踊れていましたし、本人も母国でいい演技ができてとても満足そうでガッツポーズも出てたのに、2本目の3Aのみならず、最初の3Aが残念ながらDGで点数が伸びませんでした。キスクラですごくがっかりしてて可哀想でした。DGって本当思いがけない低い点数になってしまうので怖いですよねぇ…。それにしても本田さんの解説は的確。スロー時には3AのDGの可能性も指摘しつつ、しっかり全体の演技の質の良さは褒めるっていう。
バトル。点数で見たよりは印象は悪くなかったです。ワールドのときなみに切ない演技かと思ったんだけど、そこまでではなかった。このプログラム最初はなんかピンと来ませんでしたが、見てるうちにあのステップ部分の曲とかが癖になってきました。

ポンセロ。現自爆スケーター代表の一人…(もう一人はコストナー)。この人たちは自爆の程度が激しい場合が多くて、大惨事になってしまうんですよね…。2位といういい位置なのが彼の場合逆に心配になるわけですが、その心配は的中。残念…。本田さんの指摘によると、試合のときは練習のときよりもすごいスピードが出てしまっているそうです。それでジャンプが流れてしまうのではないかと言っていました。確かに全部軸が斜めに倒れていってしまっています。スピードが出ている分いつものジャンプのつもりで跳んでても勢いがありすぎて軸をまっすぐに取れなくなるのだと思います。トリノの頃の高橋さんと同じ感じですよねぇ。軸の倒れ方とか。この話を聞くと、高橋さん、ポンセロ、コストナー、三人ともスケーティングが非常に秀でていてスピードがあるという共通点がありますから、自爆の原因って同じなんじゃないでしょうか。つまり、緊張するとスピードコントロールができなくなってどんどんスピードが出てしまい、ジャンプのコントロールを失ってしまうっていう。失敗すると全部が崩れてしまう大惨事になる確率が高いのも、スピードが出てしまっている以上、ジャンプの種類とか無関係にすべてのジャンプにおいてコントロールが難しい状態に陥るからなのではないでしょうかね。個人的にはいまだに高橋さんの04エリック杯を越える大惨事は見たことがありませんが、ポンセロ、コストナーは同じタイプの惨事を起こしかねない二人です。でも高橋さんは昨シーズン、見事に自爆癖を克服したので、この二人にもできないことはないと思います。そういうのを参考にしてみて、ポンセロ(とコストナー)にはぜひ自爆脱出してほしいです。

ジュベール。珍しく4T転倒から始まって、後半のジャンプ構成も難度を落として、彼としてはやや精彩を欠いた演技になりました。最後の2Aは抜けちゃって1Aに。ジュベールの1Aって初めて見たよ^^;。ショートがよかっただけに「…アレ?」って感じになってしまいましたが、グダグダというほどではなく、一応まとめてました。この辺りはさすがですね。フリーのプログラムは昨シーズンからの持ち越しなので滑り込みはできてると思ったんだけど…ショートに集中しててあんまり練習してなかったのかな?なんて考えましたが、どうやら体調がすでに思わしくなかったんですね。

ジュベールやバトルという上位陣が若干精彩を欠きましたが(ジュベのショートはよかったですけど)、ケヴィンやチッパー、メイビーなど2位以下の争いでいい演技がたくさん見られたので、満足度の高い大会でした。アボット君やカスカ君などお気に入り選手もできたしね。実況解説も素晴らしかったです。本田さんは言うに及ばずですが…もうテレ朝の実況は全部進藤アナにお願いしたいぐらいです。

Posted by koko at 04:56 AM | Comment (0)

情熱大陸

[つぶやき] 2007.11.21(Wed)

このところ、フィギュアてんこもりの生活&らるくさんのプロモ攻勢が押し寄せてきたため、もうレコーダーがえらいことに。で、ニュースとかもろくに見られないのですが、なぜかそんななか二週続けて情熱大陸を見ました。たまたま通りすがっただけなんだけど、おぐりしゅんのヤツです。いやぁ、たまたま通りすがっただけなんだけど面白くてついつい全部見てしまったのです。世間的にどういうイメージの人なのかよくわかりませんが、癖のある人だなぁと思いました。でも、こういう癖のある人のドキュメンタリーとなると、本当面白いですね。普通の生活が全部ドラマみたいになってましたよ、情熱大陸アレンジだと。とにかく本当全体にとてもインパクトがあって、印象深くて、録画はしてないので一度見ただけなのに彼の表情とかすごい残ってます。で、基本的に舞台カリギュラに向けてのドキュメンタリーだったので、その役柄のせいだったのかもしれないのですが…この人はイシュトヴァーンができそうだなと思いました(笑)。本当あのイライラした表情とか、モロはまりです。きっと忙しすぎてものすごい病んでる時期だろうからそのせいかなとも思うけど。でも、自分的にはイシュトそのものって感じでしたよ、情熱大陸。…えーと…書きたかったのはそれだけです(笑)。うーん、懐かしいなぁイシュト。

Posted by koko at 04:35 AM | Comment (0)

中国杯男子SP

[フィギュアスケート], [フィギュアスケート] 2007.11.30(Fri)

もうN杯始まってるよー。でも今頃中国杯ですねん。私も明後日には現地に行くというのに…。不在の間、NHKニュースをとりまくらなくてはならないわけですが、その間にもCSテレ朝では放送が続いている模様なので、レコーダーちゃんの容量的に大丈夫なのか若干不安です…。

中国杯は前半グループは4どころか3Aを跳べない男子選手がいっぱい。3Aってムズカシイんだね…。柴田君は2Aに3F-2T、3Lzと、どこの女子かというような構成になってしまいました…。確か中野ゆかりんと同じ構成だよ、それ…。でも、3Aが跳べない選手って総じて表現とかはよかったりするんですよね。柴田くんもですが、オスマンもゼレンカもいいんですけどね〜。ジャーリャン・ウーとソーヤーは張り切ってジャンプを跳んでもちろん3Aも入って、上位に来ました。ウーくんのジャンプは本当魅力的です。あとソーヤーの軟体技もオリジナリティがあって見てて楽しいですね。

上位陣。ダビドフからそれまでの選手とは滑りが俄然違います。ダビドフってスケーティングいいですよね〜。エッジも深いし滑らかでよく滑るし。細かいステップとかはあんまり踏まないし、ジャンプの助走も長めで、旧採点仕様ではありますが、滑らかで好きなんです。ていうか、28歳かぁ。すごいなぁ。でも、ジャンプとかはしっかりしてて年齢による衰えを感じさせませんね。3Aはパーフェクトと言っていい出来でした。
ウィアー。髪型がすごいワカメちゃんというかお椀というかなんともかんとも説明しづらいですが、彼らしい優雅で美しいプログラムでした。ジャンプも安定してて…破綻したところのないいい演技。昨シーズンはスランプと言ってもいいようなシーズンで、もしかしたら彼はもうダメかもしれん…という感じすらありましたが、復活してきました。もともとSPは得意な選手なのでフリーを見ないとアレなのですが、復活したハズなので(笑)、フリーを見るのがとても楽しみです。
ライサチェク。いやー、スケアメよりもものすごく気合入ってましたね。やっぱりウィアーとの直接対決があったからでしょうか。ライサはなんとなくもっさりしたイメージなのですが、今回はものすごいシャキシャキキビキビ動いてました。内容を聞いているときは4-3で手をついてしまったこと、及び(これはいつものことなのですが)3Aがだいぶひどく回転不足に見えて質がよくないことでウィアーとどっちかな?みたいな感じだったのですが、実際に演技を見てみたら全体的なまとまりとしてはどっちが上でもいいかなって感じで、それなら4を入れたライサが上で納得…って感じでした。でも、3Aはやっぱりどうにかした方がいいとおもいます。あの状態で踏み切れて、あの状態で降りられること自体はすごい技術(そんな技術会得する必要ないけど)だとは思いますが…しかし、やはり回転が足りないと思います。彼は4もよく回転不足を言われますけど、個人的には4よりも3Aが気になる…。
ランビエール。この人は…毎度困りますね。2年連続世界チャンピオンのくせにジョーカーみたいな存在です。最初から2Aにしてきて、3Aがいくらムズカシイんだねって言っても、やはり最初のジャンプで2Aだと「えええぇぇ…」とがっかりしてしまいます。その上4も転倒でコンボも入らないのでは…。いったいどこで点取るんだっつーのと思うわけですが、世界選手権と同じでPCSで3位に来ちゃうんですよね。確かにスピンやステップはすごいと思うのですが、今回は全体にスピードもあんまりなかったし…。うーんうーん。本当にこの人の存在は悩ましいなぁ。でも確かに表現っていう面で際立っているのは衆目の一致するところだと思うのですが…。しかも彼の場合、シーズンがどれだけグダグダでもなぜか3月の世界選手権でだけ神演技を披露したりするので、なおのこと困ってしまいます。ただ、プログラム自体は(最初のポーズがイヤだけど)とっても面白そうで、ジャンプの入った完全なバージョンが見てみたいです。昨シーズンみたいに途中で変更しないよう祈っておきます。

しかし、見てるときの感想は上記のような感じなのですが、終わったあとに振り返ってみるとやはりダビドフがどんな演技をしたか忘れてたり、ライサのこと忘れてたりして、ウィアーやランビの演技はよく覚えてたりするんですよね。つーか、ダビドフはもともと地味さに定評のある選手だからともかくとして、ライサ…どうなんだろうなぁ。その場で見るといいんですよ、本当に。「おおっ、ライサいいじゃん!迫力ある〜!」とか思ってるんですが、あとから思い返すと記憶が欠落してるんですね。プログラムがゾロだってことすら毎度忘れちゃってたりするのよ。なぜか印象に残らないんですね…。なんでかねぇ…。

佐野さんの解説はだいぶアレでした。この人の解説は副音声に回してほしいなぁ。お気楽雑談が聞きたいときには副音声!みたいなシステムなら、彼の解説は楽しいと思うのに。

Posted by koko at 04:41 AM

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