KOKO日記

ダダ&一也シリーズ再開?

[本] 2004.11.30(Tue)

なんかネットで「ダダ&一也シリーズ 運命のミストレス」とか見かけて、腰を抜かしそうになったのですが、尾鮭さんのダダカズが復活ですってー?!マジで?!インディーズで出てたのは知っていましたが、メジャーで復活? しかも、なんか単行本みたいなんですけど。えー?!マジでー?!(動揺)
い、いつのまに!!

うわぁ、でも、これは欲しいですめちゃめちゃ欲しいです。一也さま、お元気ですか。
普通に本屋に並んでいらっしゃるのですか?店頭で買えますか?買えなければアマゾンで買うまでですが、値段設定が限りなく微妙なんで(1470円。1500円からは送料無料なのに…)、店頭で買えるなら店頭で買いたい(笑)。

私はヲタ女子のわりに、結局はボーイズラブとかそっちの世界にはほとんどはまることなくスルーしてしまったわけですが、そのなかでいちばん好きだったのが一也さまでした。一也さまは激萌えだったなあ。ダダは超スルーなんですけど(笑)。哲次とか忘れてたし。

このシリーズが一冊で完結できるわけがないのですが、これはシリーズ復活と思ってよいのでしょうか?一冊だけじゃないといいなあ。本当このままメジャーで出続けてくれるととてもとても嬉しいんですが。
ま、とりあえずは運命のミストレスを買います。わー、嬉しい!

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ハチクロアニメ化!!

[本] 2004.12.10(Fri)

最近読んでいる数少ないマンガの一つ、ハチクロが、なんかアニメ化なんだそうですよ。愕然。なぜにハチクロが…。のだめなら生温かく見守れるのに…(笑)。
ハチクロは世間的にはコミカル部分の評価が高いというのは知っていますが、私的には全然そういう部分を読むために読んでるわけじゃないんですよね。あれは、本当少女マンガとして王道のナイーヴさと言うか、センシティヴさというか、恥ずかしいな、オイ(笑)。ごほんごほん、まぁ、とにかくそんな感じの雰囲気を好んで読んでいるので、アニメ化されたら多分私の好きな雰囲気はまず確実に消えるでしょうねえ。やっぱり所詮少女マンガ育ちなので〜、恥ずかしくても、そういうの好きなんですよ〜。

う〜ん、アニメ化。ハチクロはイヤだなあ。あれほどアニメ化に向かない作品もないって気すらするんですけど、ハチクロにそういう印象を持っている人自体がもしかして少数派なのかな?本当に生粋の少女マンガだと思うんだけどなあ…。
ちなみにのだめなら全然アニメ化OKなんですけどね。しかし、あれの映像化は音楽シーンの表現が恐ろしく高い壁だろうね…(^^;;。その部分さえクリアできたら(難しいだろうけど(^^;;)、のだめはアニメ化とかに向いてる作品だと思う。

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「桐原家の人々」

[本] 2005.01.05(Wed)

私は実は茅田砂胡はあまり縁がなくて、ちょろっとしか読んだことがないのですが、なぜかこのシリーズはしっかりルビー文庫で持ってました。なぜ、わざわざそんなマイナーなところだけ持っている、という感じなのですが…(笑)。

遠い記憶をたどると多分「王女グリンダ」(大陸書房版。なのでタイトルは違ったはず)を友人から借りたんですよ、最初。当時は大陸書房が健在だったわけなので、デルフィニアはまだ始まってなかったはず。で、その次に借りたのがこの桐原家だった(ルビー版のタイトルは覚えられん)。んで、私はなぜか王女グリンダよりも桐原家が大変気に入った。ので、借りて読んだあとに改めて買ったのです。
その後、ルビー文庫は徐々に捨てられていって引越しのときにはほとんどを処分したのですが、前も書いた尾鮭さんのダダ&一也シリーズと、この桐原家の三冊だけが手元に残っている状態なんです。そんぐらい好きなんです。桐原家。ルビーだったのがもったいなかったですよ、これは。全然内容そっちじゃないし(笑)。

正月実家に帰ったときに暇つぶしに桐原家の4巻を読み返していたら改めて零ちゃんが私の中で大ブレイク。思わずルビー版を持ってるにもかかわらず中公版の桐原家1〜3巻を買いに走っちゃいましたよ(その日に1,3巻は古本屋で発見、購入。2巻だけ見当たらず。アマゾンで買うかな…)。1,3巻を読みましたが、改稿はかなりされてたけど、やっぱりどっちみち大好きだなあ。しかし、2巻がいちばん多く改稿されているようなので、気になります。中公版が読みたい。

個人的にはあの三つ子の関係は深入りするといろいろ厄介な気がするし(猛が微妙に眞己を意識してたり。みやと眞己も相当微妙だ)、零&麻亜子のカップル、私は一押しで大好きだし、問答無用にハッピーエンドになってるけど、よくよく考えてみると「…どうなんだろう?」みたいな面があったりするし(笑)、なんかあちこちが一筋縄ではいかない人間関係のように思えますが、それを全部なぎ倒していくパワーが好きです。や、デルフィニアも最初の方を見る限りそうだから、それが茅田さんの持ち味なのでしょうけど(笑)。

ちょっと深入りした感想を書くと、実は私的には猛が可哀想だったんですよね…。そんな重大なものじゃなかったにせよ、猛こそ近親相姦になっちゃってたわけで。そりゃ荒れもするさと思いました。あの話だからそれで延々と悩むようなことにはならないですけども、それにしても、猛の立場が可哀想でした。雄一郎さんとうまくいくといいっすね。
それから、みや、あんたはマジやばだと思う(笑)。むしろあの三人の中でいちばんやばいのはみやではなかろーか。眞己に懐きすぎです(笑)。友だちの話がまったく出てこないのもまずいです。この子は兄弟離れできるのだろうか?そして、みやが兄弟離れができなかったら、眞己も性格上放り出せないように思われます。危険だ危険(笑)。

零ちゃんと麻亜子は…恋愛感情と言うものがそこには存在していたのであろうか?という深甚な謎があるわけですが…(笑)。零ちゃんとしては、まずおそらく「失いたくない」「一緒にいたい」というのはあるのだろうと思うのです。従って一緒にいられるのであれば兄弟でも結婚でもどっちでも、という発言になるんでしょうが…。だがしかし、麻亜子さんが弟のように扱うことを多少なりとも不満に思っていたのであれば、やはりそこは一人の男として見て欲しいという気持ちがあったはず…。とゆーわけで、零のほうにはまがりなりにも恋愛感情があったように見えるんですけどね〜。んでもって、そういうことなら、やっぱり零ちゃん、まあちゃんにちゃんと「まあちゃんが好きだよ」って言ったほうがいいと思う(笑)。結婚まで出来ちゃったんだから、いまさらかもしれないが、現状だと「いろいろと背景その他都合がよろしかったので、結婚しました」みたいな感じになってるよ…(笑)。

まぁ、でも、総合的に大好きなカップルですよ。この二人。
零ちゃんー。幸せになるんだよー。
でも、大丈夫だよね、双子も生まれるしね(笑)。
零ちゃんはほんっといいパパになりそうです。

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「DEATH NOTE」5巻

[本] 2005.02.09(Wed)

以下、めっちゃネタバレしますからねー。ネタバレして困る人はよけてくださいねー。

待望の5巻です。あんまりここでは書いてませんが、実は「…デスノオンリー行きてぇよー!」とか叫んでしまうほど、デスノにはまったままの私なので、当然さっくり購入。

月の展開はまぁウワサも聞いてましたので、特に衝撃はなく。しかし、絵師小畑さんの絵はやっぱりすげぇなと思いましたよー。なにせ、月の顔が一巻に戻りましたからね(笑)。一巻はねぇ、実はヒカルを思い出すような顔つきしてるんですよ、月って。幼くてね。「神になる」辺りなんか、佐為が消える前頃の自分が強くなったって思ってた辺りのヒカルを思い出したもんね〜。で、2〜4巻まで月はどんどん表情が極悪人になっていってもはやジャンプ主人公には間違っても見えない顔だったんですが、一瞬にして一巻の顔に戻りました…(笑)。ピュア月。キラ月好きな私としてはやはり暗黒のキラ月に会いたいですが、ピュア月も、ま、可愛いから許す…今だけだと思うし(笑)。しかし、ピュア月だとあんまり心の声がないので目立たないな…。レイ・ベンパーのこととか考えて、やや自分を疑っている辺りぐらいですか。「どうしてそれで変だと思わないんだ!?」って感じはなきにしもあらずですが、やっぱりなんか心理的ブロックでもかかるんですかね、あれは。

でも、個人的な趣味としてはドタバタになっている辺りが趣味ではないなー。ミサと松田が激しくうざいです…。そんでもってあんな手(ミサがキャンペーンガールでご自宅にご招待ー!<アホか)に引っかかって本気でミサミサのとこまで来てしまうヨツバどもはかなり終わっています。顔のいい男は二名ほどいますが、ヨツバ自体があんまりアタマよくなさそう。まぁ、ピュア月話のつなぎとして、別の話が出てくるのは仕方ないのですが、せめてもう少し緊迫感を持って話をすすめて欲しかったなぁ。消防隊コスプレって…RIPちゃうねんから。なんでLと月が消防隊コスプレせなならんの…。Lも今回可愛すぎ(否定的な意味ですよ。いわゆる萌えの「可愛すぎ」じゃありませんから!)。

あと、ミサねぇ…(うんざり)。4巻最後はまあケナゲでいいですけど(しかしその前のアホさかげんがやはりうざい)、5巻に至ってはただただうざいよ…。松田とセットでいらないです。
うーん、たまに出るぐらいなら許せるんですが、やっぱりミサは主要キャラだからさぁ、ストーリーに噛むじゃない。ほんであのアホさでストーリーに噛んでくると話が変な方向に転がる一方なので、本当邪魔なんです。や、別に月に不利な方向に転がるからとかではなくて(笑)、頭脳戦がぶち壊しになるから、それがとにかくうざい。今回の松田の所業とか、めちゃめちゃ許しがたいですよ(笑)。

まぁ、ミサはね、話的には松田とはまた別なんですが…。キラ月がミサの動きを制御できれば済む話なんですけど、あの子4巻では完全にジョーカーのポジションだったからね…制御できないからジョーカーなので、制御できず話をぶち壊すのは仕方なかった。しかしね、そもそもデスノの場合はやはりルールありきのミステリーとしての面白さがあったので、ジョーカーの存在自体がめっちゃ嬉しくないんですよ。なにもかもひっくり返すジョーカーなんかあった日にはミステリーの面白さもへったくれもないもの。
キラ月復活したらさすがに一直線に最後に向かうべきだと思うのですが(ヨツバ編のダレ具合を見るに、ちゃんと終わらせてもらわないといっそうまずいことになりそうだし)、そこでミサが全部引っ掻き回してはちゃめちゃに終わってもらっちゃ困る。そこはやはりあくまで正攻法であっと驚く決着をつけてもらわないと困るところです。というわけで、やはり、ミサはジョーカーとしてのポジションは失ってもらわないとね。

キラ月復活の暁には、ぜひミサがジョーカーとしての存在感をなくしていますように(祈)。

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「暗黒館の殺人」(ネタバレ感想)

[本] 2005.03.02(Wed)

相方が貸してくれたんで、読みましたよー。あの分量でしたが、4日ほどで読了したんじゃなかったでしょうか。特に下巻はほとんど一気読みで、お酒による頭痛を起こした状態なのに朝6時までかけてぶっ通しで読んでしまいましたが、とても面白かった。とりあえず綾辻だなあと(笑)。もちろん館シリーズなわけですが、どっちかっていうと、囁きシリーズの肌触りに近かったかなと。これでもかこれでもかと過去の蓄積やらなにやらが詰め込まれていて、そりゃもう超大作でした。

以下ネタバレしますんで、困る方は自主回避をお願いします。

まず何にビックリしたって、冒頭で河南君が死んだかと思ったとき。そこかよ(笑)。だってぇ、あのダイブシーンはねぇ…本当ビックリしたんだもん…(笑)。
上巻は全体に展開がスローペースなんですよね。どっちかっていうと、あのねっとりした空気感を出すために文章がひたすら費やされてる感じです。同じ意味で、どこに謎があるのかもそんなに明確にならない。まぁ確かに人は死んでてそこでミステリーは生じているわけですが、死んだのが召使だったり、行方不明になったのがどうでもいい世俗ズレしたおじさんらしき人だったりしてぱっとしない上に、暗黒館とあの一族自体の謎や不気味さの方がはるかに上なので、そっちに気を取られてしまう(笑)。しかも暗黒館のあの一族の謎についてはやたらと思わせぶりで、その辺はある程度方向性は推測がつくんだけども、どうにも明確にならない、という感じなもので、すべてが曖昧模糊とした空気に包まれてる感じです。

で、問題の、私がとっても興味津々だった一族の謎。これが下巻で一気に解けていく…ように見せかけて、実はひたすらひたすら玄児さんが語って語って語り倒す展開なもので、明らかになる事実自体はものすごく面白いんですが、この部分が決定的にミステリーの展開じゃないです(笑)。いわゆる推理ものとしてのミステリーの解決編は中也くんの解いた18年前の殺人だけなんだよね〜。しかも、このときは横ですでにもっと大きな謎が解かれんとしてるものですから、「いや、いまそれどころじゃないみたいよ」みたいな感じでさっくり横に置かれてしまうし(笑)。で、その横にあった大きな謎も、やっぱりさくっと簡単にお父様が自らの口で明らかにしてくださるものですから、謎が解ける瞬間のカタルシスがいまいち…(笑)。

綾辻得意の語りによる仕掛けはさすが面白かったと思います(これについては再読したらもっといろんな仕掛けに気付いて面白いと思う)。すごい荒業ですが(笑)。ただ、気付いてはいました。今回は何かあるなっていうのがかなりはっきりわかる感じですしね。河南の件は気付いてました。で、中也の正体は実はわかってなかった(笑)。だってぇ、中村青司ってあんなまっとうな人の印象じゃなかったし〜(笑)。もっと生来エキセントリックな天才肌の人かと(笑)。あと、玄児の件もおかしいなというのはあっても、具体的にはわからなかったなあ。

全体的な印象として、やはり囁きシリーズの系譜かと。とにかくミステリーとしては謎解き部分が弱いのではないでしょうかね。謎そのものが弱いって言う意味じゃなくて(というか、謎はむしろとても豊富)、謎を解く過程が弱いんだと思います。
綾辻のこの雰囲気、この空気を味わうという意味においては超大作。いわゆる幻想小説としての系譜における集大成だと思う。が、館シリーズの系譜においてはやはり時計館には及ばず…という感じかなあ。で、両者の融合と言う意味では霧越邸に及ばず…って感じです。
個人的な嗜好としては、綾辻のホラーは大好きですが、根本的にミステリー好きなので(ホラーはほんの最近読むようになったぐらいだけど、ミステリーは本当小学生時代から一貫して好きなんで、やっぱ愛好の度合いが違うんですよね)、やっぱり謎が解かれる瞬間のカタルシスをもっとも楽しみにしている面はあるので、時計館のほうが好きかな。特に館はそれを書くシリーズだと思ってるから(たとえば囁きでそれを求めてるわけじゃないわけで)、いっそうそれを楽しみにして読んでるっていう面があると思いますしね。でも、問答無用で面白かったのは確かです。それに、まだ私は一度しか読んでませんが、多分再読したらもっと味わい深く、面白くなってくると思う。そしたら、また違う感想になるだろうなと思います。私のことだから(笑)。

ちなみに、いろいろ驚きどころはあったのですが、私がいちばん目からうろこが落ちたのは最後の中村青司かなあ、やっぱり。あの一言で「…あっ…!」って感じでした。で、そのあと「……あぁなるほどぉ〜。でもこんな人だったっけかな、あの人」みたいなね(笑)。あと、驚いたというのとはちょっと違うけど、美鳥と美魚がすでに分離していたので犯人ではない、みたいな展開をするところは「ほほー」って感じで面白かった。

ところで、この話はやはり、うっかり一作目ですでに死亡として出してしまった青司の生き返り疑惑を持たせてみようって試みなんでしょうかね〜(笑)。でも、青司ってこんな人だったかなぁって気になって思わず十角館を再読しましたが(こんなまっとうな人じゃないよやっぱ(笑))、十角館における青司の状況は…ダリアの祝福があってもやはり「生きているかも」というのは無理っぽい…(笑)。

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絶不調でデスノ6巻

[本] 2005.04.07(Thu)

胃の調子は回復傾向にはありますが、依然調子が悪いことには変わりなく、さらに目の調子が悪いのかなんなのか、アタマは重く、気持ち悪いんだか頭が重いんだかなんだかよくわからない感じです。体調が悪いと、寝るか食べるかあったまるか、薬を飲んでしまうか、とにかくごまかす方向に走る、苦痛に弱い私ですが、この場合、食べるのはアウトだし、あったまるのも、この暑苦しい陽気でヒーターをつけてももっと気持ち悪くなるだけだろうし、頭痛薬を飲むのもこの場合いただけません。胃薬は飲んでもいいかも。あー、もう。寝るか?(笑) 昨日も寝すぎたような気がするのですが、どっちみちなんもやる気にならずに寝転がってるだけなら、寝るか。

さて、どちらもすっかり忘れ果てていたラルクさんのシングルとデスノの6巻は今日購入。
とりあえずデスノ6巻を読んだら、めっちゃ面白かったわー!同じヨツバ編でも5巻のつまらなさが嘘のよう。あいかわらずミサの動きが気に入りませんが、レムと話してるシーンの端々は可愛かったです。だから、いっそう「おとなしくしとけっつってんだろ!!」とその後のミサの動きに腹が立つわけですが(笑)、まぁ、でも、前回と違ってギリギリ感がすごくて面白かったので、いいです。
白月も前巻より全然アタマいい感じでいろいろ楽しかった。私はキラ月好きで、5巻の白月はどうにもイマイチでしたが、6巻の白月ならOKです。大好きです。ちゃんといろいろ疑惑を持ってるし、推理は冷静だしね〜。
しかし、次巻で一気にあそこまで行ってしまうのかと思うと空恐ろしいものがありますね。いくら一気に終わらせて欲しかったと言っても、このあと一巻じゃ確かに終われるわけがないな…ということはわかりました(^^;;。

それにしても、Lの甘いものいじりは気持ち悪い。特にコーヒーに積み上げた角砂糖、見ただけで気持ち悪いのですが。
ちなみに、いちばん笑い転げたのはスーパースナイパー・ワタリ。

5巻を読んだ以降萎え萎えで前の巻を読み返す気にもならなかったんですが、6巻を読んだら久々に読み返しましたよ。…ていうか、私、いまだ1、2巻持ってねぇー!!(笑) 大事な巻持ってねぇよー!!(笑)その辺めっちゃ面白いのにー。買わなくちゃ。

ラルクさんのシングルは明日にでも。花葬が予想以上に大好評なので、楽しみです(笑)。

Posted by koko at 02:17 AM | Comment (0)

デスノート第二部開始

[本] 2005.04.18(Mon)

…………ジャンプ読んじゃおうかなー………(迷)。
タイミング的には「コミックス派からジャンプに切り替えるのは、ここしかない!!」って感じよね〜(笑)。

てゆーかね、もうね、6巻読んだら面白すぎて、ネットでついついジャンプ感想ページをさまよってしまい(最初はもちろん6巻収録分の感想を読むつもりだった)、そしたら人の感想なのに止まらなくなり(ミステリで謎解き編の前で止まれないようなもんです)、第一部は全面的に完全にラストまでネタバレしちゃったんです…(笑)。

ねえ。人のネタバレ感想読んで止まらなくなるぐらいなら、ジャンプ読んだほうが良くない?(笑) 第二部も早売り感想で、すでに軽くネタバレしてんのよ…(笑)。ただ、今までの経験で、「私がジャンプを読み始めるとなぜか途端につまらなくなる」というジンクスがあるような気がしていて…(笑)。それが怖くて、ちょっと躊躇してるんだけどね。

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はちくろ最終巻

[本], [本] 2006.09.22(Fri)

連載が終了していたことをまったく知らなかったので、最終巻と聞いてびっくり。まさかあそこから一気に終わると思わなかった。さすがに駆け足になりすぎた感じはありますが、ちゃんと終わってたことにもびっくり。あそこから一気に終われるとは。

しかし、よくよく考えてみると私ははちくろのラスト…というか、はぐの進む道というのはあれしかないと思っていて、怪我が余計だったもののほとんど予想通りだったはずなんですが…意外感が漂うのはやはり唐突だった花本先生の青春スーツ装着ですね。私は森田さんが大好きだったけど、森田さんとはぐちゃんは絶対にくっつかないと確信していたので、そこは予想通り。つーか、森田さんとはぐちゃんに関しては私がいちばん望んでいた結末です。よしって感じ。つか、くっついたら私は多分暴れたでしょう(笑)。んでもって、竹本くんは最初から候補ですらなかったので(ごめんよ。でも、私的には竹本くんが候補に入っていたこと自体信じられない)、それも予想通り。でもって、はぐちゃんは花本先生と一緒に行くんだよなと思ってたんだから…うーん、本当に全部思ってた通りだったんだよな−。

でも…それなら、花本先生が青春スーツを装着する必要ってないと思うんですよね。別に修ちゃんとはぐの関係は愛でいいじゃん。無理やり恋つけて恋愛にせずとも、単に愛でいいじゃないか。恋愛じゃなくて愛で修ちゃんがはぐにすべてをささげても私の中ではまったく違和感がないんだけども、私の感覚がおかしいのでしょうか?たとえばあの二人が結婚しても全然ありなんだけど、それでも青春スーツ装着する必要はないと思うけどなー。そこだけは、私の中でかなりの違和感があるので、もうちょっと書き込んでほしかったなぁと思いました。

いや、でも、よかったです。あと短編も猛烈に良かったです。ドラえもんの道具の短編とか。

Posted by koko at 03:44 AM

はちくろ最終巻

[本], [本] 2006.09.22(Fri)

連載が終了していたことをまったく知らなかったので、最終巻と聞いてびっくり。まさかあそこから一気に終わると思わなかった。さすがに駆け足になりすぎた感じはありますが、ちゃんと終わってたことにもびっくり。あそこから一気に終われるとは。

しかし、よくよく考えてみると私ははちくろのラスト…というか、はぐの進む道というのはあれしかないと思っていて、怪我が余計だったもののほとんど予想通りだったはずなんですが…意外感が漂うのはやはり唐突だった花本先生の青春スーツ装着ですね。私は森田さんが大好きだったけど、森田さんとはぐちゃんは絶対にくっつかないと確信していたので、そこは予想通り。つーか、森田さんとはぐちゃんに関しては私がいちばん望んでいた結末です。よしって感じ。つか、くっついたら私は多分暴れたでしょう(笑)。んでもって、竹本くんは最初から候補ですらなかったので(ごめんよ。でも、私的には竹本くんが候補に入っていたこと自体信じられない)、それも予想通り。でもって、はぐちゃんは花本先生と一緒に行くんだよなと思ってたんだから…うーん、本当に全部思ってた通りだったんだよな−。

でも…それなら、花本先生が青春スーツを装着する必要ってないと思うんですよね。別に修ちゃんとはぐの関係は愛でいいじゃん。無理やり恋つけて恋愛にせずとも、単に愛でいいじゃないか。恋愛じゃなくて愛で修ちゃんがはぐにすべてをささげても私の中ではまったく違和感がないんだけども、私の感覚がおかしいのでしょうか?たとえばあの二人が結婚しても全然ありなんだけど、それでも青春スーツ装着する必要はないと思うけどなー。そこだけは、私の中でかなりの違和感があるので、もうちょっと書き込んでほしかったなぁと思いました。

いや、でも、よかったです。あと短編も猛烈に良かったです。ドラえもんの道具の短編とか。

Posted by koko at 03:44 AM

パッション・パレード

[本], [本] 2008.12.16(Tue)

ネットさまよってたら昔懐かしいマンガの思い出話をしてるところに行き当たり、結果私もいろいろ懐かしくなって突然引っ張り出して読んでしまいました。いやー、やっぱりこれ好きだなー。樹さんは朱鷺色、パッパレ、花咲ける、八雲、OZとけっこう読みましたけど、いちばんお話として好きだったのはパッパレだったと思います。
でもですね、久しく読んでなかったので、細かい設定…というか、前編に当たる朱鷺色がかなりうすらぼんやりで、内容忘れてました。多分パッパレもそうだったんで朱鷺色も読んでくうちに思い出すと思うんだけど…パッパレを読んだだけだと朱鷺色の記憶はもう遠い記憶すぎる…

なのに、私ときたらパッパレは残したくせに、朱鷺色は処分してしまっているのです。わ、私のアホ〜!!捨てるなら捨てる、残すなら残す、どっちかにしろよ!朱鷺色とパッパレは完全なる一つのお話なのに、そんな中途半端なことをしたら、パッパレ読み返したときには朱鷺色も読みたくなるに決まってるやんけ!パッパレもないなら特に不都合はなく済むだろうけどさ〜。言うなればタッチの7巻(一部)までを捨てて8巻(二部)以降を残したようなもんですもん。アホすぎる。

実は捨てたのは確か引越しの際なのでわりと最近です。そのときのことも覚えてます。朱鷺色はまだ樹さんの絵がだいぶん古臭かったし、パッパレのほうが好きだったし、そして、話も忘れやしないからまぁ前がなくてもわかるし、程度の気持ちだったんですよね。でも記憶とは風化するもんで、現実問題、今となっては本当おぼろげな記憶しか残ってないっすよ…。
ああ〜、私のアホ〜。朱鷺色、超読みたい。

ちなみに零が好きでしたね。パッパレが好きと言いつつも、私はリン(漢字出ない…)よりも零と蕾が好きでした。
花咲けるも好きだし、八雲立つも好きでしたが、どっちも最後がちょっとうーん(花咲けるは物足りなかった程度で済みますが、八雲のほうは正直あの最後で萎えて処分してしまったというぐらい…)で、樹さんは最後がちょっといつもご都合主義すぎる感があるのですが、パッパレの最後はものすごく好きでした。ご都合主義かもしれないけど無理はないし、むしろああいうご都合主義こそまさしく少女漫画!です。ところで、花咲けるは立人が好きで、八雲は闇己が好きで、パッパレは零が好きってあまりにも樹さんの手のひらの上で踊らされすぎではなかろーか私(笑)。

Posted by koko at 03:49 AM

パッション・パレード

[本], [本] 2008.12.16(Tue)

ネットさまよってたら昔懐かしいマンガの思い出話をしてるところに行き当たり、結果私もいろいろ懐かしくなって突然引っ張り出して読んでしまいました。いやー、やっぱりこれ好きだなー。樹さんは朱鷺色、パッパレ、花咲ける、八雲、OZとけっこう読みましたけど、いちばんお話として好きだったのはパッパレだったと思います。
でもですね、久しく読んでなかったので、細かい設定…というか、前編に当たる朱鷺色がかなりうすらぼんやりで、内容忘れてました。多分パッパレもそうだったんで朱鷺色も読んでくうちに思い出すと思うんだけど…パッパレを読んだだけだと朱鷺色の記憶はもう遠い記憶すぎる…

なのに、私ときたらパッパレは残したくせに、朱鷺色は処分してしまっているのです。わ、私のアホ〜!!捨てるなら捨てる、残すなら残す、どっちかにしろよ!朱鷺色とパッパレは完全なる一つのお話なのに、そんな中途半端なことをしたら、パッパレ読み返したときには朱鷺色も読みたくなるに決まってるやんけ!パッパレもないなら特に不都合はなく済むだろうけどさ〜。言うなればタッチの7巻(一部)までを捨てて8巻(二部)以降を残したようなもんですもん。アホすぎる。

実は捨てたのは確か引越しの際なのでわりと最近です。そのときのことも覚えてます。朱鷺色はまだ樹さんの絵がだいぶん古臭かったし、パッパレのほうが好きだったし、そして、話も忘れやしないからまぁ前がなくてもわかるし、程度の気持ちだったんですよね。でも記憶とは風化するもんで、現実問題、今となっては本当おぼろげな記憶しか残ってないっすよ…。
ああ〜、私のアホ〜。朱鷺色、超読みたい。

ちなみに零が好きでしたね。パッパレが好きと言いつつも、私はリン(漢字出ない…)よりも零と蕾が好きでした。
花咲けるも好きだし、八雲立つも好きでしたが、どっちも最後がちょっとうーん(花咲けるは物足りなかった程度で済みますが、八雲のほうは正直あの最後で萎えて処分してしまったというぐらい…)で、樹さんは最後がちょっといつもご都合主義すぎる感があるのですが、パッパレの最後はものすごく好きでした。ご都合主義かもしれないけど無理はないし、むしろああいうご都合主義こそまさしく少女漫画!です。ところで、花咲けるは立人が好きで、八雲は闇己が好きで、パッパレは零が好きってあまりにも樹さんの手のひらの上で踊らされすぎではなかろーか私(笑)。

Posted by koko at 03:49 AM

有栖川再読

[本] 2009.02.01(Sun)

最近はほんとーーーーーに!本を読まなくなってしまって、もう数年まともに小説読んでないんですよ。子供のころからの活字中毒自体は健在なのですが、私は活字なら小説とか質とかを問わずなんでもいい人なので、ぶっちゃけネットで済んじゃうんですよね。オレンジページとかでも新聞とかでもネットの落書きみたいな文章でも、とにかく文章が読めさえすればなんでもオーケーなもんで…。

でも、なんか相方が京極を読み返してたので、なんとなくつられてなにか読もうかなぁという気になったんですが、京極は分厚くて本持つのがめんどいなぁと思ってなんとなく有栖川を読み返し始めました。いや、読み返すんじゃなくて新しいの読めよって感じですけど、新しいの読むのってけっこう気力いりますからね。こんだけ小説から離れてしまうと、まずはリハビリが必要ですわ。

キャラとしては火村好きでしたけど、お話自体は江神さんシリーズのほうが好きなので、江神さんの方を読み返してみましたけど、孤島パズルなんか面白くて一気に読んでしまいました。いやぁ本当面白かった。次は個人的に超名作と思ってる双頭です。双頭はあの頃もよく読み返してたのでかなり覚えてますけど、楽しみ〜。
そうそう、江神さんシリーズはまさかの新作(失礼)が1,2年前に発行されたんですよね。このミスだかなんだかのランキング系でもけっこう上位にランクインしていたのできっと力作だったんでしょう。むむ。読みたくなってきたぞ。でも、最近せっかく本代かからなくなったのに、いきなりハードカバーを買うのはなぁ。アマゾンで見たら2310円だとお?高えな…。まだ文庫化はしてないしな…。

ところで有栖川の一覧見てたら絶叫城見つけました。お、レビュー見ると絶叫城は結構評価高いですね。私だけじゃなかったんだ。嬉しい。まぁ有栖川は基本的に安定した作家さんで奇跡の大傑作とかを書くタイプでもないけどむっちゃ駄作ってのもないタイプなので、彼のどの作品を薦めるかっていうのはわりと好み次第かなと思うのですが…絶叫城はいいと思います。短編集としては私はこれが一番お勧めですね。特に表題作絶叫城がいいです。あ、でも、火村シリーズを読んできた人が読んだほうがなおしみるものがあると思いますけどね。ちなみに長編での一押しは自分が読んだなかでは圧倒的に双頭です。

ほかの未読作品のレビューも流し見してみましたけど、なんか火村の過去話、少し進展があるのでしょうか?もう過去話も含めてサザエさん化するもんだと思ってたので、ちょっと意外だけど、気になるなぁ。読みたくなってきたぞ。

Posted by koko at 02:02 AM | Comment (0)

オーデュボンの祈り

[本], [本] 2009.03.04(Wed)

伊坂幸太郎の本、初めて読みました。いや、面白かった。これは好きだ。でも、この話は好みは割れるだろうなぁ(笑)。ストーリーやジャンルが大変説明しづらいよ(笑)。でも、不思議な世界ですけど、読み始めればするする読めると思います。読みやすいし、面白い。

最初の方はちらほら聞いてましたけど、確かに村上春樹に似ている印象でした。文章のリズムなども影響受けてるんだろうな〜っていうのと、あと場面がぶつぶつと飛ぶ感じとかも。あと、この話に関して言えば、荻島という世界のファンタジー感が、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの「世界の終わり」(あれよりぜんぜん日常的ですけどね)を思い出す感じだったのもあるかな。最初のうちは。あと城山が、ねじまき鳥のワタヤノボル的な書かれ方だったのも、ありますね。てか、個人的には城山の存在がいちばん村上春樹を思い出したかもしれん。

でも、物語が動き出す辺りになると村上春樹はぜんぜん思い出さなくなります(笑)。ぜんぜん話の進み方が違うので(笑)。これ、一応ミステリーだしね。

なんちゅーか、いろいろやさしい世界でいいです。ちょっと気取った感じだったり複雑な感じだったりするんで、いやんな終わり方とかするかなぁとちょっとだけ心配しながら読んでいたのですが、そういう作家さんじゃないんでしょうね。
次作ラッシュライフも一緒に借りてきてあるのでさっさと読もうと思います。いや、アマゾンのレビューで順番に読んだほうがいいよって書いてあって、出版順も書いてあったんで、バカ正直に順番に読もうかと。

どうでもいいけど、優午が好きだ。カカシなのに、なんでこんなに好きかってぐらい、優午が好きだ。ラッシュライフでも喋るカカシがいるらしいですな。

ところで実はこないだうっかり7冊も図書館で借りてきて「すっかり本読まなくなってるのに…きっと途中で読む気なくすんだろうな〜」と自分で思っていたのですが、あと残り2冊です。残してあるのが、ラッシュライフと有栖川の火村シリーズであることを思うと、これは余裕でいけそうですね(笑)。いちばんハードルが高かった「生ける屍の死」をめでたく読み切れたのが大きかったです。なにせ10年来、何度も図書館で借りては読み始めてはすぐ挫けてきたので…(笑)。「きっと面白いに違いない」と10年間思ってたのですが、読み始めるたびにあの翻訳調の文章と翻訳調の登場人物たち(グリンにチェシャにジョンにジェイムズにジェイスンにイザベルに…って辺りで挫けてしまっていたのです(笑))のハードルが高くてね〜(笑)。でも、読んだ甲斐はあって、すごく面白かったです。これだけ伏線がぱたぱたぱたっとはまっていく感じはなかなか味わえないです。この手の作品では西澤保彦の「七回死んだ男」がいちばん面白いと思ってたんですけど、こっちの方があらゆる伏線を回収して、しかも物語としても素晴らしいクライマックスと締めを用意してあって、スケールが一回り大きい印象。
って気がついたら生ける屍の死の感想になってしまったわ。

Posted by koko at 06:12 AM

オーデュボンの祈り

[本], [本] 2009.03.04(Wed)

伊坂幸太郎の本、初めて読みました。いや、面白かった。これは好きだ。でも、この話は好みは割れるだろうなぁ(笑)。ストーリーやジャンルが大変説明しづらいよ(笑)。でも、不思議な世界ですけど、読み始めればするする読めると思います。読みやすいし、面白い。

最初の方はちらほら聞いてましたけど、確かに村上春樹に似ている印象でした。文章のリズムなども影響受けてるんだろうな〜っていうのと、あと場面がぶつぶつと飛ぶ感じとかも。あと、この話に関して言えば、荻島という世界のファンタジー感が、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの「世界の終わり」(あれよりぜんぜん日常的ですけどね)を思い出す感じだったのもあるかな。最初のうちは。あと城山が、ねじまき鳥のワタヤノボル的な書かれ方だったのも、ありますね。てか、個人的には城山の存在がいちばん村上春樹を思い出したかもしれん。

でも、物語が動き出す辺りになると村上春樹はぜんぜん思い出さなくなります(笑)。ぜんぜん話の進み方が違うので(笑)。これ、一応ミステリーだしね。

なんちゅーか、いろいろやさしい世界でいいです。ちょっと気取った感じだったり複雑な感じだったりするんで、いやんな終わり方とかするかなぁとちょっとだけ心配しながら読んでいたのですが、そういう作家さんじゃないんでしょうね。
次作ラッシュライフも一緒に借りてきてあるのでさっさと読もうと思います。いや、アマゾンのレビューで順番に読んだほうがいいよって書いてあって、出版順も書いてあったんで、バカ正直に順番に読もうかと。

どうでもいいけど、優午が好きだ。カカシなのに、なんでこんなに好きかってぐらい、優午が好きだ。ラッシュライフでも喋るカカシがいるらしいですな。

ところで実はこないだうっかり7冊も図書館で借りてきて「すっかり本読まなくなってるのに…きっと途中で読む気なくすんだろうな〜」と自分で思っていたのですが、あと残り2冊です。残してあるのが、ラッシュライフと有栖川の火村シリーズであることを思うと、これは余裕でいけそうですね(笑)。いちばんハードルが高かった「生ける屍の死」をめでたく読み切れたのが大きかったです。なにせ10年来、何度も図書館で借りては読み始めてはすぐ挫けてきたので…(笑)。「きっと面白いに違いない」と10年間思ってたのですが、読み始めるたびにあの翻訳調の文章と翻訳調の登場人物たち(グリンにチェシャにジョンにジェイムズにジェイスンにイザベルに…って辺りで挫けてしまっていたのです(笑))のハードルが高くてね〜(笑)。でも、読んだ甲斐はあって、すごく面白かったです。これだけ伏線がぱたぱたぱたっとはまっていく感じはなかなか味わえないです。この手の作品では西澤保彦の「七回死んだ男」がいちばん面白いと思ってたんですけど、こっちの方があらゆる伏線を回収して、しかも物語としても素晴らしいクライマックスと締めを用意してあって、スケールが一回り大きい印象。
って気がついたら生ける屍の死の感想になってしまったわ。

Posted by koko at 06:12 AM

ラッシュライフ

[本], [本] 2009.03.05(Thu)

さくさくと伊坂作品読んでおります。いや、面白かった。個人的には、優午がいた分、オーデュボンのほうが好きでしたけど(「高橋」は優午とすごく似てますが…というよりポジションも何もかも同じだと思いますが、なにぶん本人が出てこないからなぁ)、多分、より多くの人に面白いと思われるのはこちらの方だと思います。

オーデュボンでも全体像の組み方がすごかったけど、今回の構成も半端ねえって感じですね。時系列で並べて整理してみた人絶対いるだろうなあ(笑)。多分再読するともっといろんなネタに気付いて面白いだろうし。

チラっと伊藤が話に出てましたね。お。なんか有能とか言われてるぞ。

黒澤が好きでした。素敵な泥棒さんで。つかまったりとかいやんなことにならなくてよかった。この黒澤はどうやら重力ピエロにいるらしいですね。

ところで、このラッシュライフ、なんかどっかの大学かなんかが映画化すると聞いてて確か主演が堺さんだと聞いたと思うのですが…えっと、誰の役?豊田じゃあるまいし、河原崎もいやすぎる。黒澤ならうれしいけど、黒澤役は…主演と言えるだろうか?
と思って調べたら黒澤でした。おお。すごいイメージとぜんぜん違ったけど(爆)、でも、いい堺さんが見られそうだからいいや。

Posted by koko at 02:37 AM

ラッシュライフ

[本], [本] 2009.03.05(Thu)

さくさくと伊坂作品読んでおります。いや、面白かった。個人的には、優午がいた分、オーデュボンのほうが好きでしたけど(「高橋」は優午とすごく似てますが…というよりポジションも何もかも同じだと思いますが、なにぶん本人が出てこないからなぁ)、多分、より多くの人に面白いと思われるのはこちらの方だと思います。

オーデュボンでも全体像の組み方がすごかったけど、今回の構成も半端ねえって感じですね。時系列で並べて整理してみた人絶対いるだろうなあ(笑)。多分再読するともっといろんなネタに気付いて面白いだろうし。

チラっと伊藤が話に出てましたね。お。なんか有能とか言われてるぞ。

黒澤が好きでした。素敵な泥棒さんで。つかまったりとかいやんなことにならなくてよかった。この黒澤はどうやら重力ピエロにいるらしいですね。

ところで、このラッシュライフ、なんかどっかの大学かなんかが映画化すると聞いてて確か主演が堺さんだと聞いたと思うのですが…えっと、誰の役?豊田じゃあるまいし、河原崎もいやすぎる。黒澤ならうれしいけど、黒澤役は…主演と言えるだろうか?
と思って調べたら黒澤でした。おお。すごいイメージとぜんぜん違ったけど(爆)、でも、いい堺さんが見られそうだからいいや。

Posted by koko at 02:37 AM

乱鴉の島

[本], [本] 2009.03.07(Sat)

図書館7冊の最後の一冊、読み終えた〜。久しぶりに有栖川の長編(新しいやつ)読了です。最後に読んだ長編はきっとマレー鉄道だもの。つってももしかしてそもそもマレー鉄道の次の火村もの長編はこれか。火村シリーズ長編の最新刊もこれか?いや、まて、こないだ出てた妃云々ってのも長編だったような。あと白い兎…これは長編じゃないのかな?

整理してきました。
火村シリーズ長編はマレー鉄道→乱鴉→妃で、マレー鉄道と乱鴉の間に白い兎が逃げるという中篇集が挟まっている模様です。久しくミステリーから離れてたので「有栖川だけでも読むものたくさんあるぞ!」と思ってうきうきしてたのに、「…そうでもないぞ」と今気付いてちょっとだけがっかりしています(笑)。ま、有栖川は短編集もけっこう数あるからね。

止まらず一気に読了。面白かったです。本当にこの人は無骨に真正面からミステリーを書き続ける人ですねえ。でもそのわりにはそれなりに時事ネタを取り入れてくるのもこの人の、というか火村シリーズの特徴のひとつかも。おかげでそのなかでなにげに時を止めてる火村とアリスというのがよりいっそう目立つのですが(笑)。でも、その辺は火村シリーズならではって感じで、開き直っていろいろチャレンジしてる感じですよね。江神シリーズの方はやっぱりうかつにアウトコースには投げられないっていう感じなので、二つのシリーズでそういうふうにバランスを取っている気がします。ただ、火村シリーズでがっつり孤島物を書いてみたいという気持ちもあるようなので、個人的には火村シリーズ長編でも「これ!」っていうのが一本出るとうれしいなぁと淡い希望。

話がそれましたけど、このネタでもこれだけ真正面からミステリーそのものの手法で書くのがこの人だなあと思います(笑)。ちょっと要素つめこみすぎの感もあって(ハッシーの存在とかかなり浮いている)、なんかわさわさしてしまっている感じはあるんですけどね。つか、そんなロコツにモデルがいる人を、そんなひどい目に遭わせたらんで〜^^;。いろんな意味でかわいそう^^;。
なんつーか、ツメの甘さというか未整理感みたいなのは感じますが、でも、面白かったです(しかしですね、申し訳ないけど、さすがにこれが年間ランキング一位はないでしょう、本格ミステリベスト10さん)。

ランキングと言えば、長らくミステリー界から離れてしまい、現状がぜんぜんわからないので、読む本探しのために過去のランキング系を見たりしてますが、このミス辺りだと「えっと、私的にはこれぜんぜんミステリーではないんだが…」というものが上位にいたりして面白いっちゃ面白いですね。どうやら私の言うミステリーって世間より相当範囲狭いですね。ちなみにオーデュボンは私的にミステリーでしたが、ラッシュライフはぜんぜんミステリーだと思ってなくて、宮部もぜんぜんミステリーと思って読んでません(火車は入れるかな。でも、模倣犯はぜんぜん違う)。あと小野さんの屍鬼もまったくミステリーと思ってないなー。
でも、別に面白いものなら私的ミステリーじゃなくても大歓迎なので、あえてこのミスに従って読んで手を広げてみようかなぁと。ハードボイルドとかサスペンスとか冒険物とかまったく未知の世界なので。でもやっぱりいかにもミステリーってのも読みたいのでそれは本格ミステリ大賞を参考にしつつ、読んでいこうかなと。

Posted by koko at 05:37 AM

乱鴉の島

[本], [本] 2009.03.07(Sat)

図書館7冊の最後の一冊、読み終えた〜。久しぶりに有栖川の長編(新しいやつ)読了です。最後に読んだ長編はきっとマレー鉄道だもの。つってももしかしてそもそもマレー鉄道の次の火村もの長編はこれか。火村シリーズ長編の最新刊もこれか?いや、まて、こないだ出てた妃云々ってのも長編だったような。あと白い兎…これは長編じゃないのかな?

整理してきました。
火村シリーズ長編はマレー鉄道→乱鴉→妃で、マレー鉄道と乱鴉の間に白い兎が逃げるという中篇集が挟まっている模様です。久しくミステリーから離れてたので「有栖川だけでも読むものたくさんあるぞ!」と思ってうきうきしてたのに、「…そうでもないぞ」と今気付いてちょっとだけがっかりしています(笑)。ま、有栖川は短編集もけっこう数あるからね。

止まらず一気に読了。面白かったです。本当にこの人は無骨に真正面からミステリーを書き続ける人ですねえ。でもそのわりにはそれなりに時事ネタを取り入れてくるのもこの人の、というか火村シリーズの特徴のひとつかも。おかげでそのなかでなにげに時を止めてる火村とアリスというのがよりいっそう目立つのですが(笑)。でも、その辺は火村シリーズならではって感じで、開き直っていろいろチャレンジしてる感じですよね。江神シリーズの方はやっぱりうかつにアウトコースには投げられないっていう感じなので、二つのシリーズでそういうふうにバランスを取っている気がします。ただ、火村シリーズでがっつり孤島物を書いてみたいという気持ちもあるようなので、個人的には火村シリーズ長編でも「これ!」っていうのが一本出るとうれしいなぁと淡い希望。

話がそれましたけど、このネタでもこれだけ真正面からミステリーそのものの手法で書くのがこの人だなあと思います(笑)。ちょっと要素つめこみすぎの感もあって(ハッシーの存在とかかなり浮いている)、なんかわさわさしてしまっている感じはあるんですけどね。つか、そんなロコツにモデルがいる人を、そんなひどい目に遭わせたらんで〜^^;。いろんな意味でかわいそう^^;。
なんつーか、ツメの甘さというか未整理感みたいなのは感じますが、でも、面白かったです(しかしですね、申し訳ないけど、さすがにこれが年間ランキング一位はないでしょう、本格ミステリベスト10さん)。

ランキングと言えば、長らくミステリー界から離れてしまい、現状がぜんぜんわからないので、読む本探しのために過去のランキング系を見たりしてますが、このミス辺りだと「えっと、私的にはこれぜんぜんミステリーではないんだが…」というものが上位にいたりして面白いっちゃ面白いですね。どうやら私の言うミステリーって世間より相当範囲狭いですね。ちなみにオーデュボンは私的にミステリーでしたが、ラッシュライフはぜんぜんミステリーだと思ってなくて、宮部もぜんぜんミステリーと思って読んでません(火車は入れるかな。でも、模倣犯はぜんぜん違う)。あと小野さんの屍鬼もまったくミステリーと思ってないなー。
でも、別に面白いものなら私的ミステリーじゃなくても大歓迎なので、あえてこのミスに従って読んで手を広げてみようかなぁと。ハードボイルドとかサスペンスとか冒険物とかまったく未知の世界なので。でもやっぱりいかにもミステリーってのも読みたいのでそれは本格ミステリ大賞を参考にしつつ、読んでいこうかなと。

Posted by koko at 05:37 AM

ミステリ・オペラ

[本] 2009.03.17(Tue)

いやはや、もう読み終わらないかと思いました。上巻前半を読むのに時間がかかってかかって。まぁ私の場合初めて読む作家さんのときにはいつものことなのですが(読みなれてくればけっこうスピードは早い方だと思うんですけど)、これがなにぶん超大作なので「いつものこととか言ってる場合じゃ…」と焦りました。
いや、この本だけだったならまた延長して借りればいいと思って焦らなかったと思うのですが、今回はなにぶん後ろに有栖川のこれまた大作「女王国の城」が控えていて、しかもこれはおそらく予約が入っているので延長ができないだろうと思われたもんで。そういう状況ならなんで女王国を先に読まんのじゃという感じですけど、いやなんつーか美味しいものは後回しにする性質があるのと、この作家さんは初読なので読みきれるか自信がなかったので、後ろにエサ(女王国)をぶらさげとけば強制的に読まざるをえないだろうという思惑でした(笑)。

結果としては一週間以上かかって上巻の後半に至ったところで思いきりエンジンがかかりまして、そのまま一気にラストまで読了。いやはや…なんだか読みきったときにはぜぇぜぇしちゃいました(笑)。なんつーんでしょう、詰め込めるだけ詰め込んで、ぶん回しにぶん回したパワフルな話。これぞまさに力作って感じで。まぁもともとこの作家さんがそういう人だと思いますが(これまで読んだことなかったけど、勝手にそういう作家さんだというイメージがあります)。あえて言えば大作を書きまくってた頃の島田壮司を思い出すぶん回しっぷりでした(笑)。

前半の次から次へと大量に積み重なっていく謎もすごいものがありますが、怒涛の解決編もすごいです。つーか、あまりにも大量の謎と、あまりにも大量の解決編に、「えっと、これはどの謎だっけな?」とか思い出さなくてはならないほど(笑)。正直に言って粗はたくさんあるように思いますけど、なんだか「細かいことは気にすんな!」と物語に言われてるような気がしてしまいます(笑)。そんぐらいパワフル。

検閲図書館という設定がすごく面白かったです。これ一作にするのは惜しいぐらい面白い設定だなぁと思ったら、続編があるみたいですね。でも、ミステリ・オペラと違って全然タイトルや評判を聞いたことがないので、出来がちょっと心配かも。検閲図書館は気にかかるから読んでみたいけど…。

Posted by koko at 04:54 AM | Comment (0)

新宿鮫

[本], [本] 2009.03.18(Wed)

極めて私らしからぬ本を読みました。自分で言うのもなんですが、なぜ私が新宿鮫?と思います(笑)。

以前からちょっと気にかかっていたのです。大極宮の京極と宮部を読んでいるのにボスの大沢さんの本を読んだことがないというのが(笑)。で、まあ大沢さんを読むならやはり名高い新宿鮫だろうとは思ってたのですが、なにぶん私のテリトリー外すぎるジャンル。というわけで手を出してなかったのですが。
まぁぶっちゃけハードボイルドって過去読んだことがないので読んでみたら好きな世界かもしれないじゃないか…ってことはないにしても(おい)、面白いのは面白いかもしれないじゃないかとは思ってたんで。新宿鮫は評判から見てもまず面白くないわけがないだろうし、本の情報に疎くなっているため最近ブックガイド代わりにしている過去のこのミスランキングで見てもがっつり一位を取ってましたしね(生ける屍、ミステリ・オペラ、新宿鮫と全部このミスで気にしてた作品なわけです。ミステリ・オペラは本格ミステリ大賞も取ってたのでそっちでも引っかかってたけど)。

感想としてはハードボイルドって意外にとっつきやすいというのがまず最初にありましたね。大変読みやすく、昨日までミステリ・オペラで苦心してたのとは裏腹に一日でさらりと読了。構成も細部まできっちり作りこんであって、面白かったです。ラストに向けた盛り上がりもぐいぐい読めちゃいます。鮫島さんも勝手に、もっとなんつーかハードなお人柄かと思ってたけど、そんなことはなくてとっつきやすかったです。桃井さんとかかっちょええし。晶はちと気恥ずかしい感じもありましたけども、主人公の恋人という私的にはちょいちょいうざく思われがちなポジションだけど、キャラは好きでしたし。

というか、私、なんだか「こういう世界は知っている」という感じでデジャブってて。ぶっちゃけなんだか馴染み深い世界だったんですよ。でも、私はハードボイルドは読んだことがないんです。かろうじてハードボイルドに近いかもしれんのは高村薫ですけど、高村薫とは別段デジャブらない。で、考えてみたら、ジャンルが違うんだけどこういうキャラクター観の本をけっこうたくさん読んでたんですよ。何かと言うと、魔界都市シリーズ(笑)。あるいは夢枕獏とか(笑)。かたや伝奇小説、かたやハードボイルドでジャンル的にはまったく違う世界観なんですけど、その中に生きるキャラクターたちの美意識とかロマンとかはすごく似ていると思う(笑)。とゆーわけで、そこらへんを読めるなら、けっこうハードボイルドもイケるという奇説をとなえてみます(笑)。

Posted by koko at 03:03 AM

新宿鮫

[本], [本] 2009.03.18(Wed)

極めて私らしからぬ本を読みました。自分で言うのもなんですが、なぜ私が新宿鮫?と思います(笑)。

以前からちょっと気にかかっていたのです。大極宮の京極と宮部を読んでいるのにボスの大沢さんの本を読んだことがないというのが(笑)。で、まあ大沢さんを読むならやはり名高い新宿鮫だろうとは思ってたのですが、なにぶん私のテリトリー外すぎるジャンル。というわけで手を出してなかったのですが。
まぁぶっちゃけハードボイルドって過去読んだことがないので読んでみたら好きな世界かもしれないじゃないか…ってことはないにしても(おい)、面白いのは面白いかもしれないじゃないかとは思ってたんで。新宿鮫は評判から見てもまず面白くないわけがないだろうし、本の情報に疎くなっているため最近ブックガイド代わりにしている過去のこのミスランキングで見てもがっつり一位を取ってましたしね(生ける屍、ミステリ・オペラ、新宿鮫と全部このミスで気にしてた作品なわけです。ミステリ・オペラは本格ミステリ大賞も取ってたのでそっちでも引っかかってたけど)。

感想としてはハードボイルドって意外にとっつきやすいというのがまず最初にありましたね。大変読みやすく、昨日までミステリ・オペラで苦心してたのとは裏腹に一日でさらりと読了。構成も細部まできっちり作りこんであって、面白かったです。ラストに向けた盛り上がりもぐいぐい読めちゃいます。鮫島さんも勝手に、もっとなんつーかハードなお人柄かと思ってたけど、そんなことはなくてとっつきやすかったです。桃井さんとかかっちょええし。晶はちと気恥ずかしい感じもありましたけども、主人公の恋人という私的にはちょいちょいうざく思われがちなポジションだけど、キャラは好きでしたし。

というか、私、なんだか「こういう世界は知っている」という感じでデジャブってて。ぶっちゃけなんだか馴染み深い世界だったんですよ。でも、私はハードボイルドは読んだことがないんです。かろうじてハードボイルドに近いかもしれんのは高村薫ですけど、高村薫とは別段デジャブらない。で、考えてみたら、ジャンルが違うんだけどこういうキャラクター観の本をけっこうたくさん読んでたんですよ。何かと言うと、魔界都市シリーズ(笑)。あるいは夢枕獏とか(笑)。かたや伝奇小説、かたやハードボイルドでジャンル的にはまったく違う世界観なんですけど、その中に生きるキャラクターたちの美意識とかロマンとかはすごく似ていると思う(笑)。とゆーわけで、そこらへんを読めるなら、けっこうハードボイルドもイケるという奇説をとなえてみます(笑)。

Posted by koko at 03:03 AM

女王国の城

[本], [本] 2009.03.19(Thu)

ハードカバーの分厚さにちょっとビビりつつも、あまりにも楽しみにしていて、逆にもっとあとにとっておきたいと思うほどだった女王国。でも、せっかく借りたわけだし、楽しみにあとに取っておくっつってまた何年も経っちゃっていつのまにか文庫化してましたとかなってもアレなので、意を決して手に取りました。しかし、もう返却リミットまで二日しかなく(予約が入ってるので延長もできない)読みきれるかどうかというのもかなり賭け。
そんなわけで「うむ、読もう!」と思って開けた瞬間に「うっ、二段組…」と呻いてしまいました(笑)。双頭ほど字は小さくないけど(でも最近の本にしてはかなり小さいのでは?)、やはり物理的な量はハンパないです(笑)。

で、読みきれるかなぁ〜とか言ってたのに…ああ!うっかり一晩で読了してしまいました!!楽しすぎて!!

黙々とひたすらに読み続けてたら、なんだかちょうど風呂敷たたむぜって感じのシーンに至ってしまいまして。その時点で3時50分…。あと1時間ちょっと(5時には寝たい)で解決シーンを読み終われるか。せっかくの解決シーンなんだからじっくり読みたいし…ああ!!でもむっちゃ読みたい!!!というわけで、こういうときに必ず辛抱のきかない私は結局エンディングに向かって突入してしまって(笑)もう読み始めてしまった以上ラストまで一気読みするしかないでしょう。

あー楽しすぎた。マジで。読んでて幸せすぎました。楽しすぎて興奮状態で読んでました(笑)。

ミステリーとしてはやはり双頭の悪魔の方が上(3回の挑戦状は伊達じゃない)だと思います。でも、それとはまた違うベクトルで有栖川のワン・オブ・ザ・ベストであると思います。つくづく感慨深いのは有栖川の15年ですよ。いやもう、ホントうまくなったなぁ…(不遜な(笑))。とにかく作家でありたい、作家であり続けたいという思いがすごく強いらしい有栖川氏、作家であり続けるために正面から努力してきたんだなぁという感じがすごくします。新本格第一期組のなかでは珍しく、寡作になった時期があんまりない(長編が少ない時期でも短編を書きまくってたり)というのも、上記のような有栖川の思いが根底にあるような気がします。

どっかの対談で作家の誰だったか(すんません、忘れた)が「有栖川さんは火村シリーズのときは全力を出してない気がするんですよ。それは手を抜いてるということではなくて、本当はオーケストラでばーんとできる力のある人があえてアンサンブルとかで演奏してるみたいな感じで」みたいなことを言ってたことがあったんですが、これ読んだとき「そうそう!」ってすごい同意したんですよね、私。で、女王国を読んだらよりいっそう同意しました(笑)。私は火村が好きだし、わりときっちりまとまってるものが好きなのもあって(この作品は粗があるけどここで良いと思うタイプじゃなくて、基本的には全体の完成度の高いものが好きなんですたぶん)、できたら火村シリーズでもコレ!っていう作品がひとつでいいから欲しい…と思ってはいるのですが、作家有栖川にとっては火村シリーズの存在はとても重要というのも逆に女王国を読んだら痛感しました(笑)。

なんかいろいろ書きましたけど、本当すごく面白かったです。ホントすごく充実した作品でした。

Posted by koko at 05:37 AM | Comment (0)

女王国の城

[本], [本] 2009.03.19(Thu)

ハードカバーの分厚さにちょっとビビりつつも、あまりにも楽しみにしていて、逆にもっとあとにとっておきたいと思うほどだった女王国。でも、せっかく借りたわけだし、楽しみにあとに取っておくっつってまた何年も経っちゃっていつのまにか文庫化してましたとかなってもアレなので、意を決して手に取りました。しかし、もう返却リミットまで二日しかなく(予約が入ってるので延長もできない)読みきれるかどうかというのもかなり賭け。
そんなわけで「うむ、読もう!」と思って開けた瞬間に「うっ、二段組…」と呻いてしまいました(笑)。双頭ほど字は小さくないけど(でも最近の本にしてはかなり小さいのでは?)、やはり物理的な量はハンパないです(笑)。

で、読みきれるかなぁ〜とか言ってたのに…ああ!うっかり一晩で読了してしまいました!!楽しすぎて!!

黙々とひたすらに読み続けてたら、なんだかちょうど風呂敷たたむぜって感じのシーンに至ってしまいまして。その時点で3時50分…。あと1時間ちょっと(5時には寝たい)で解決シーンを読み終われるか。せっかくの解決シーンなんだからじっくり読みたいし…ああ!!でもむっちゃ読みたい!!!というわけで、こういうときに必ず辛抱のきかない私は結局エンディングに向かって突入してしまって(笑)もう読み始めてしまった以上ラストまで一気読みするしかないでしょう。

あー楽しすぎた。マジで。読んでて幸せすぎました。楽しすぎて興奮状態で読んでました(笑)。

ミステリーとしてはやはり双頭の悪魔の方が上(3回の挑戦状は伊達じゃない)だと思います。でも、それとはまた違うベクトルで有栖川のワン・オブ・ザ・ベストであると思います。つくづく感慨深いのは有栖川の15年ですよ。いやもう、ホントうまくなったなぁ…(不遜な(笑))。とにかく作家でありたい、作家であり続けたいという思いがすごく強いらしい有栖川氏、作家であり続けるために正面から努力してきたんだなぁという感じがすごくします。新本格第一期組のなかでは珍しく、寡作になった時期があんまりない(長編が少ない時期でも短編を書きまくってたり)というのも、上記のような有栖川の思いが根底にあるような気がします。

どっかの対談で作家の誰だったか(すんません、忘れた)が「有栖川さんは火村シリーズのときは全力を出してない気がするんですよ。それは手を抜いてるということではなくて、本当はオーケストラでばーんとできる力のある人があえてアンサンブルとかで演奏してるみたいな感じで」みたいなことを言ってたことがあったんですが、これ読んだとき「そうそう!」ってすごい同意したんですよね、私。で、女王国を読んだらよりいっそう同意しました(笑)。私は火村が好きだし、わりときっちりまとまってるものが好きなのもあって(この作品は粗があるけどここで良いと思うタイプじゃなくて、基本的には全体の完成度の高いものが好きなんですたぶん)、できたら火村シリーズでもコレ!っていう作品がひとつでいいから欲しい…と思ってはいるのですが、作家有栖川にとっては火村シリーズの存在はとても重要というのも逆に女王国を読んだら痛感しました(笑)。

なんかいろいろ書きましたけど、本当すごく面白かったです。ホントすごく充実した作品でした。

Posted by koko at 05:37 AM | Comment (0)

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