KOKO日記

まだフィギュア…

[フィギュアスケート] 2006.05.01(Mon)

ええ、まだひっそりフィギュアブームは続いているんです、私の中で(笑)。
と言ってもオフシーズンなので、別段見るものもなく、聞こえてくる話と言えば、スケート連盟の黒くてかっこ悪い話とか、城田強化部長が辞任だってよ、ぐらいな話ばかりですが(笑)。城田さんはこんな素人がちょこっとフィギュア関連サイトを巡るだけで「悪名高き」みたいな冠言葉をいっぱい見るような状態だったので、「あ〜、あの、城田さんが。ついにですか」みたいな感じです。でも、その辺の雑誌だとかが出る以前から当然のごとく悪名は高かったんですけど、どうして悪名が高いのかは私はわかってません(笑)。多分にちゃんとか見ればわかるんでしょうけど。まぁおそらくお金のことだけじゃないんだろうとは思います。

まぁ城田さんの話は置いといて。
見るものがないと言っても、フィギュアって(というかスポーツが全般にそうですけど)過去にさかのぼるのも難しいですからね〜。いろいろうわさに聞く選手とか演技とかを見てみたいっていう欲求がいろいろあったんですけど、なかなか見られませんでした。通しでちゃんと見たい筆頭だった、荒川の2004年のワールドチャンピオンのときのトゥーランドットはずいぶん前に見ましたけど、他にもいろいろ見てみたいものがあったんで。

んで、意を決して探してみて、ちょぼちょぼ見られました。いちばん気になっていたのはすでに伝説と化しているロシアのヤグディンです。いまのプルシェンコは誰がどうかかっても敵わない感じの、本気で異次元にいる孤高のチャンピオンなんですけど…そのプルシェンコのライバルですもんね。しかも、どっちかっていうとプルシェンコのほうが追いかける立場ですよね。どんだけすごい選手なんだっつー話ですよ。私は男子には基本的に興味がなかったし、ソルトレイク自体が全然スルーしてしまったオリンピックなので(村主と恩田のこともほとんど覚えてないです)、全然知らぬまま通り過ぎちゃってるんですよ。ヤグディンも名前だけはちょぼっと聞いたことがある…ぐらい。
で、その伝説のヤグディンの、神が降りたような演技が、ソルトレイクのフリー「仮面の男」という耳知識があったので、それを見てみました。
……うう……やはりすごい……。なんかもう冒頭の動きから「うう、すでに異次元…」っていう感じです。ジャンプすげーし。ステップもありえなくすげーし。そういう技術的な部分もすごいうえに、表現力も素人目で見てもすげーし。ど迫力です。本当すごいっす。
トリノとソルトレイクを比べてもしょうがないですが、トリノのプルシェンコならこのときのヤグディンには負けちゃいますね…。ていうか、トリノは本当に敵がいなさすぎだったなぁ…。トリノのプルシェンコはSPの時には緊張感みたいなのは感じたものの曲想と動きが全然あってなくて(笑)、技術見せつけー!みたいな感じだったし。フリーのときは本当全力出す必要全然なかったしなぁ。トリノでプルシェンコがもっとも生き生きとして力を見せつけたのは、エキシビジョンでしたからね。SPと同じ曲の別アレンジ(生ヴァイオリン入り)で、基本はSPと同じ演技だったと思うんですが…ありゃー絶句ものでした。超絶ステップに思わず息を呑んであっけに取られてしまったぐらいですよ。
で、このプルシェンコが、あのヤグディンと、がつんがつん角突き合わせていたのかと思うと、当時の男子フィギュアはすごかったんだな…としみじみ思います。年齢的にはヤグディンはトリノまで来る選手だったそうなので(先天的な骨の異常による故障で、引退だそうで。切ない)、もし故障がなければトリノも二強として激突していたはずで、だとしたらプルシェンコもエキシでだけ生き生きするみたいなことにはならなかったはずで、運命的なライバルのちょっと悲しい運命ですね(ただし、運命的なライバルのこの二人は、本気で仲が悪いらしいですが(笑))。

さらに見たのは、愉快な選手らしいぞと名前だけ聞いていたサンデュ(いまだ一度も演技を見たことがない)。すごいダンスの技術があるそうなのですが、ダンスがすごすぎて「スケートいらんやん」と突っ込まれていたエキシビジョンが見てみたかったのです。曲目とかがわからなかったんで適当に見てたんですが、幸運にもたまたま行き当たりました。ああ、ダンスすごいです。プロダンサーばりです。が、確かにこれはスケートじゃなくてもふつうにダンスとして成立します(笑)。いや、でも、これは見ごたえがあります、すごく。

あと、ちょっと気になっていたのが2005年のスケートアメリカで優勝したときの高橋大輔。ラフマニノフのプログラムが個人的にすごい大好きだったのです。でも、私は結局全日本とトリノしか通しでは見てないので、どっちも出来がイマイチだったんですよね〜。でも、次シーズンは新プログラムになっちゃうから、ラフマニノフのいいときのが見たいなと思って探したらありました。ジャンプはちょっとミスが出てますが、やっぱり後半すごく良いなぁ。最後のステップ、大好きだ〜。プルシェンコと同列に並べられちゃうと(あのエキシを思い出すとな)ちょっと気が引けますが、やはりすごく魅力的なステップだと思います。プルシェンコのトスカと比べると曲想にぴったり合ってるし(笑)。<SPのときのトスカは、あの力強い超絶ステップが曲から浮いていた…(笑)。でも、トリノではスピンを強化してきたとどっかで見ましたが、確かにスピンはトリノのほうがはるかに早くて良かったです。私、あれが高橋のデフォルトなのかと思ってたけど、スケートアメリカのと比べると全然早くて安定性があって全然よくなってましたね。
ところで、スケートアメリカのを見て改めて気付きましたけど、私、この人のスケーティング、好きみたいです。すごく綺麗。スタイルはちょっとイマイチなんですが(頭が大きいんですよね…(笑))、体が全体に細くて華奢だし、大きくないし、体つき自体も男性的じゃないので…滑ってるところが女子フィギュアと同じ感覚で見られます(笑)。で、私は女子フィギュア好きだから(笑)。

んで、ここでやめとけばよかったのに、ついつい、もう一個見てしまいました。うわさには聞いていたけど、これだけは見るまいと思っていたのに。それはプルシェンコの肉襦袢エキシビジョン。なんで男子フィギュア界、孤高の皇帝が、マッチョな肉襦袢を纏って、あまりの濃さに引いてしまうようなエキシビジョンをかますのよ…(汗)。なんだこの下ネタなエキシビジョン。濃い。濃すぎるよ。肉襦袢の上から赤いジャンパーを羽織っているのですが、途中で脱ぐとその下は金ぴかのタンクトップ…。さらにタンクトップも脱ぎ捨ててマッチョ肉襦袢をさらし、最後には黒いズボンまで脱ぎ捨てて、金ぴかの下着姿ですよ…。こんなチャンピオンでいいんか男子フィギュア界…(涙)。
しかも困るのが、この男、肉襦袢を着てるくせに3回転とかバシバシ跳んでるんですよ。トリノでもエキシビジョンで3-3-3なんか跳びおってからに「そんな簡単に跳んじゃって…試合でも跳べない選手なんか、どうしたらいいんですか」とか思ってたのに。それどころか、肉襦袢で跳んでる。なんでそんなモコモコした肉襦袢を着てる状態でぽんぽん跳べるんですか、アナタ。その異次元な天才っぷりが、なんか虚しいじゃないですか、肉襦袢姿じゃ。
そんなこんなで、下ネタ肉襦袢姿なのに技術だけはトンデモ凄いのを見せられて脱力してたら、アンコールでまた肉襦袢出てきまして。ジャンプの体勢に入ったので、あーまた肉襦袢でジャンプだよ…と思いながら見てたら、今度は3-3-3とか決めやがりました。肉襦袢なのに。

いやー、書いた書いた。あと見てみたいのは、太田由希奈の演技です。今度探してみよう…。

Posted by koko at 03:30 AM | Comment (5)

クロサギ3話

[映像] 2006.05.07(Sun)

初回でかなり「もったいないもったいない」を連発した私ですが、一応脱落せずに見ています。4話は録画してまだ見てないけど。

私は3話はかなり良かったです。だいぶ話がすっきりして、落ち着いてきた感じがします。詐欺ネタは詐欺ネタで進み、黒崎とか氷柱とかのモヤモヤはまたそれはそれという感じで、住み分けできてた感じ。

つーか、わかってきましたけど、氷柱関係がよくないんだよな〜…(笑)。堀北さんのせいではありませんが、彼女が出てくるとすごくテンポが悪くなるのです。初回、2話と彼女がやいのやいの言いに出てくるたんびに流れが止まるので、かなりうっとうしかったんですね。

でも今回はその辺がすっきりしてました。詐欺事件のほうには彼女が絡まなかったからかなと。あと、彼女の方も彼女の方でちょっと話が進んだからね。桂木のところに行ったり、黒崎の過去知ったりね。これまでは特にストーリー的に用もないのにちょろちょろしてた感じだったので、今回はそれなりに話が進んでたのがよかったんじゃないかな。

まぁストーリーに絡んでないなら、イメージとかだけで余計に出すのをやめなされ、というのが私的な希望です。それでもっとテンポよく進めて欲しい。そうすると、あの山下くんのちょっとクセのある演技もだいぶ生きてくるんじゃないですかね。今回はけっこう良かったですもんね。
とりあえず、特に用事のないときの氷柱とか、用事のないときの桂木さんとか、無駄に近づきすぎの刑事さんとか(名前わからず)は出すのを控えるといいと思うな。特に刑事。そこまでわかってて、そんなことまですんなら尾行でもなんでもして黒崎をとっとと捕まえたらええやんけ、という感じなので、本当もっとあとから使って欲しかったよな。いまんとこ、警察の動きって、話的にまったく必要ないと思います。もっとあとになってからで十分。

あと、シリアスは、もっとピンポイントでシリアスにするといいと思う。で、そのほかはテンポを殺さない方向で、よろしくという感じ。氷柱の重さと、黒崎の軽く装っている部分と重い部分のバランスがまったくかみあってない感じがするから(ってか、もしかしてこれはあんな演技をしている山下くんのせいなのか?(笑))。

良くなってきたと言ったわりにはリクエストが膨大ですけど(笑)。でも、本当3話はわりといろんな要素を整理できてたと思うので、これからもぜひ整理して出してもらえるといいのですが。

しかし、それはそれとして。氷柱は人間的にもかなりうっとうしいと思います。そんなことで泣かなくていいよ、黒崎。と思います(笑)。

Posted by koko at 12:16 AM | Comment (0)

ナズグル

[つぶやき], [つぶやき] 2006.05.16(Tue)

ロード・オブ・ザ・リングを今頃ようやくようやく見ております。なぜか、持ち主である相方も全然見ていない特典ディスクまで全部見ているので、えらい時間がかかっていますけど。でもなんか見てて楽しいっていうか、この映画オンチの私でも「映画って素晴らしい」などと思える特典ディスクですよね(笑)。子どものころに見たら、それこそPJが言うように「映画作りたい」なんて思うかもしれない。WETAに入りたいとか、あの効果音を作るチームに入りたいとか。ぜひ子どもが見るといいと思います。
あとヴィゴさんは人間的にすごく素敵な人だなと、FotRのときの特典ディスクでも思ったけど、TTTでもさらに強く思いましたです(笑)。スタントマンとかスタッフとかに好かれてたりする人っていうのはいいですよね。あと、キャンプのときのエピソードを聞いてて、「あ、この人は新選組!における山本くんと同じポジションなんだな」と(笑)。で、こういう人が一人いるといいチームができるんでしょうね。規模は違えど、新選組もいいチームでしたもんね。

しかし、こんなに頑張って特典ディスクを見終わったぞと思ってたんだけど、まだコメンタリーが残ってました…(笑)。FotRのときはコメンタリーがあることに気が回らなかったので、聞いてない。TTTの特典の途中で「そういえば、コメンタリーもあるんじゃん」と気付いたんですよ。でもそのときはTTTの特典の途中だったから「とりあえず特典終わらせようぜ」って感じだったんですけど。
ていうか、そんなのまで全部聞いてたら(しかも何種類もあるんですか?コメンタリー)、本編の「王の帰還」が見られるのはいつになるんだっていう話ですよ。とりあえず特典だけで済ませて先に進むべきだと思いますよ>私。

で、全然本題に話が進んでませんが。えーと、ナズグルですよ。効果音メイキングで久しぶりに出てきたんですけど…ナズグル。私、ナズグルが並み居るクリーチャーのなかでもダントツに怖いんですけど。なんというかね、あの人たちはホラーですよ…(涙)。あの人たちだけはまったく完全にホラーの文脈で登場してますよね。あの先触れの悲鳴からして怖い怖い怖い。しくしく泣いちゃうぐらいに怖いです。一部で追ってくるナズグルはいままでのなかで一番(ホラー的に)怖かったシーンでしたね、多分。でも、アレ以来姿をあんまり見かけてなかったのでほっとしてたのに、二部も終わりのところで、あのイヤァ〜な悲鳴が…………。ファラミアが「ナズグルだ!!」って絶叫した瞬間「いやーーーーー!また出たーーーーー!!」ってな心境でした。なんでナズグルはこんなに怖いのでしょう?でも本当怖いです。怖いんだけど…でも、どこか心引かれる……(笑)。複雑な心境なんですよ。

Posted by koko at 05:30 AM

指輪の罠

[映像] 2006.05.22(Mon)

あー、相方がはまっていた罠に私も一年ほど遅れではまってしまいましたよ…。どうしましょう、すっかり指輪エンドレスロードに突入してしまっています。まんまと。PJすげえな!明日からクドカンの昼ドラが始まるってのに、指輪エンドレスしてる場合じゃ。

私は一度目は全部字幕で見たんですが、相方に「第三部は吹き替えも見てほしい」と言われまして。と言っても、いきなり三部だけ吹き替えで見たら多分声に違和感アリアリだろうと思われたので(という言い訳の元に(笑))、改めて吹き替え版で一部から。うわー、違和感アリアリだ!(笑) 相方は(王様を除き)そうでもなかったようなので、私の場合、多分がっつり全編役者本人の声で見てしまった上に、SEE特典ディスクもフル制覇済みなので、インタビューも見まくってるわけで、声を覚えてしまったせいかと思われます。特にやばかったのはゴラム。アンディ氏のあの声にすっかりはまり込んでいたため、「えっ、これ誰?」ってな感じ。二部からどうしよう、と今からちょっと不安。

ちなみに私はなぜか指輪映画は見てなかったくせに、リアルタイムでLotR字幕問題関係のサイトは追いかけて見ていまして。どうせ意味わかんないから大丈夫という理屈の元、ネタバレもものともせず、全部読み倒していたのです。実際にいま映画を見ても、当時のネタバレはまったく意味を成してなかったのでよかった。ただし、ボロミアがものすごく強烈にインプットされてましたけどね。FotRの字幕誤訳は主にボロミア(とゴンドール)が悲惨な目にあっていたんで、ボロミア関係の記述がすごく多かったんで。
で、そんなの見ていたせいで字幕と吹き替えの記述の違いとか妙に気になっちゃうようになってしまいました。んー、やっぱり吹き替えのほうが考えずにすっと意味がわかるというか、そういう感じはします。わかりやすいですよね。字幕はちょっと考えながら見てる感じはする。無意識に脳内補完をし続けているような…だから解釈間違ってるかも?とか不安になったりします。字幕のときはガラドリエルさまの辺りとか、アルウェン絡みの話とかはかなりわかりにくかった。ただ、さっきも書いたとおり、私はもう役者の声に馴染んでしまっているので、一部を全部見た今でもやはり多少違和感が残り続けているので…んー、役者本人の声がいいなぁってやっぱり思っちゃいます。困りますね。

ちなみに、誤訳でもなんでもないですけど、字幕でイヤだった表現がひとつあって…。それはメリーとピピンを助けに行くときのアラゴルンのせりふ。「メリーとピピンを助けてやろう」って字幕だったんですが、なんかすごいえらそうな言い方だなと思って…(笑)。その言い方だと「助けなくちゃいけない義務はないけど、せっかくだから助けてやろうじゃないか」みたいな感じじゃない?(笑) それですごい違和感を持ったのですが、吹き替え版だと「メリーとピピンを助ける仕事が残っている」とかなんとかってなってて、ほっとしました。そうですよねー。助けることは義務ですよ。あんたたちの当然やるべきことですよねー。で、さらに気になったので、英語ではなんと言っているのか字幕で見てみました。「We will not abandon Merry&Pipin to Death」みたいな感じでした。つまり、「メリーとピピンを見捨てるつもりはない」ってな感じですか。やっぱりいろいろですけど、字幕版の「助けてやろう」だけはやっぱりニュアンスがズレてる気はしました。うむ。

逆に字幕の方が良かったなーと思うシーンは旅立ちのときのフロド。「僕が行きます。・・・道は知らないけれど」私はこれが好きだったんですが、吹き替えだと「僕が行きます。だけど、道がわからない」。雰囲気が字幕版のほうが全然好きですね。「道はわからないけれどでも行くよ」って意志がヘタレなりに出てて可愛いじゃないですか。

とかどうでもいいところに引っかかって英語字幕なんぞチェックしてる場合じゃないんだって。2部の吹き替え版も見なくちゃなのよ。…とかなんとかでやっぱり指輪エンドレスロード…。

Posted by koko at 05:14 AM | Comment (0)

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