KOKO日記

あけおめ&メダリスト・オン・アイス

[フィギュアスケート], [フィギュアスケート] 2007.01.03(Wed)

あけおめです。

正月らしいこと一切せずに、メダリスト・オン・アイスの録画したやつとか見てました。そして、またもや高橋が神降臨演技を。見た人の感想では、高橋ファンでなくともこの日のベストは高橋(か荒川さん。あるいは両方)って意見がとても多かったので期待はしてましたが。贔屓目ではないと思いますが、今回、全日本全体を通してもっともすごかったのは高橋だったなぁと。

OP。岡本さんが来たのはまぁ別にいいんですけど、正直岡本さん映すヒマあったら氷上のスケーターたちを映してほしかったなぁっていうのはあるかも。あんまりショーのOPとか、ああいうの見る機会ないからさー。というわけで邪魔っちゃ邪魔だったかも、岡本さん。失礼。しかし、高橋は一人お手つきジャンプだったので、前後が切られても文句言えない…(笑)。今大会最高の演技をしているはずなのに、こういうところでばしっとキメ切れない…(笑)。

ところで、タッキー&翼はいったいなにをしにきたのん? それと女子アナ3人はいったいなにをするためにそこに3人もいたの?といろいろ疑問はありましたが、まぁ別に演技と関係ないところにいるだけなのでバシバシ編集できるので、いいか。

中野。クロディーヌ。この人、いいときは本当雰囲気がいいですね。なんかパステルカラーの衣装とあいまってすごい清楚な感じで。シンデレラもそうだったし、こういう雰囲気は好きです。調子が悪いときの、つんのめってる感じはなんか生真面目さとあいまってちょっと苦手なんですけど、エキシはアメージンググレイスといい、いいですね。ただ…やっぱり巻き足が気になるかも。私、巻き足って知らなかったんだけど、以前から「この人のジャンプってなんかすごい癖があるけどなんなんだろう?」と思ってたら、やっぱり減点対象ということで。でも、ジャンプの癖って直すの大変そうだからなぁ…。

楽屋裏映像は普段はどうでも良いって思うことが多いけど、今回は織田君がいろいろ面白いことしてくれてたので良かった。浅田が帰ってきたところで「トリプルアクセル、うまかったなぁー!」って声かけてたり、中野のフリーの演技を真似して見せたり。

織田君。あー、去年のフリーですね。あんまり見たことがないやつ。演技はコミカルな振り付けなんだけど、生オケがバックなのでコミカルというよりいかにもクラシックな感じになってて、ちょっと印象がちぐはぐかも…(笑)。アンコールは今期フリーの後半。
でもふと思ったけど…そんな急に荘厳な感じでやる必要あったのかな?って突然思いました。表現力の幅を広げるのは大事だとは思うけど…でも、自分のカラーを作るのも大事だと思うし、織田君の場合そういうの個性にできるわけだし。SPはその点よかったですよね。ジャズでちょっと大人な感じも出しつつの、ちょっとコミカルな振りも入れつつの。織田君の良いところと成長したところが同時に出せてた気がします。

村主。あー、ボレロです。SPをそのまままるまるやりました。ノーミスのパーフェクト演技!しかしいい演技なだけに、なぜそれが試合のときにできなかったのか…と少し切ない感じもします。試合ってそういうもんですけどね…。でも、ここでできたっていうことは怪我とかではなかったのですね(なんか股関節がどうの見たりもしてたから)。それはよかった。

澤田。これ、どこぞで前に見た。3連傘と最後の4連続2Aがすごいインパクト大でした。が、今回はジャンプがあんまり調子よくなくて残念でした。

恩田。全然良かったと思うのですが…確かに表現力がついてきたと思うしそれはよかったんだけども、エキシぐらいちょっと元気な恩田が見たいなーと思うのは私だけか?SP、フリー、エキシ全部同じようなタイプの曲ですよね…。SPは前は春の海だったから違ったけど、変えたら同じ路線になったし。確かに表現力は弱点だったが、表現力をつけるためにもともと持っている個性を抹殺する必要はあるのか?と。織田君のフリーと同じ系統の疑問だけど、織田君以上に恩田さんは完全抹殺になっちゃってて、ちょっとなーと思います。

武田。これも澤田と同様どこぞで見たけど、これ、大好きです、私。武田の笑顔は本当すごいっすよね(笑)。あとダンス、すごいすごい。可愛くって楽しくって、武田のカラー全開。かわいいなーかわいいなーかわいいなー。
ウワサに聞いていた神崎さんのヨン様がダイジェストに入ってしまった…。残念。
本田君。アランフェスですね。ジャンプが失敗でもったいなかった。でも後半のイーグルとか、やっぱりいいなぁ。

高橋。まずノクターン。わー、ようやくテレビでノクターンがフルで見られました。本当この人は曲の雰囲気で滑りや動きががらっと変わるよね。繊細でどことなく切ない演技が堪能できました。このプログラムは決めポーズとかもないし、動きとかは基本地味なんですが、その分高橋の感性、センスみたいなのがもろに出る気がします。今回見ててすごいなぁと思ったのが、ジャンプに入るときの入り方。この人、ジャンプに入るときに曲の雰囲気のままで跳ぶんですよね。どうしてもジャンプだとおりゃっってなっちゃう人が多くて、ジャンプだけ浮いちゃう場合が多いと思うんですけど、高橋はあくまであのノクターンの曲調に乗せて滑らかに跳ぶんですよねー。その前のスケーティングも助走って感じじゃなく滑らかな滑りから入ってますし。無意識というか、自然にやってることなんでしょうけど。
あとレイバックスピンが綺麗だー…。まるで狙ったかのようにライトが体の向こうから当たってて後光状態になってるのもすごい効果。本当絵のように決まってるシーン。こういうの見ると、レベルが取れないからってことでレイバックが試合用プロではお蔵入りしちゃったりするのが残念ですね…。特にオペラ座はレイバックのほうが絶対合ってたからなぁ。レイバックが代表ですが、ちゃんと綺麗なポジションのスピンも持ってるのに、レベルを取るためのスピンにした結果へっぽこスピンになっちゃってるっていう状況がちょっととほほ。オペラ座はレベル4は取れてるけども、やっぱりへっぽこに見えます…。レベル4のへっぽこスピンとレベル2の美しいスピン、見る側からするとレベル2でも美しいスピンが見たいわけで。新採点の悩ましい部分だよなぁ。

で、アンコールでロクサーヌ。ノクターンの黒衣装でのロクサーヌってなんか逆にいいかも。普段は露骨にギラギラですが、黒衣装だとなんかうちに秘めたセクシーさって感じになって。いや、演技自体はもう色気大爆発ですけども(笑)。今回はロクサーヌ席のアピールがそんなに目立たなかったのはカメラワークのせいかな?N杯のときのほうがここの衝撃はでかかったかも…(笑)。あ、そうか、多分N杯のほうが体のラインが出てたからだな。しかし、ストレートラインからはこれは本当にすごすぎ。何度見ても、息を呑んで見入ってしまうド迫力。さらに折り返しちゃってまだまだ行く。うー、本当すごい…(鳥肌)。そんでもってしまいには駄目押しのごとくめっちゃ高いバレエジャンプから高速連続スピンで、最後は悪い男のキメ顔(笑)。前々から思ってたけど、これは本当キラープログラムだと思うわー。
今回はカメラワークはわりと良かった気がしました。まぁところどころなぞの天井カメラとか切り替えが若干遅れて腕をあげるキメポーズに間に合わなかったところとか、なかったわけじゃないけれども、下から撮ってるカメラが頑張ってくれてたよなー。普通に滑ってるところが、いつになくスピード感が出てて、よかったです。ちゃんと動きにも追いついていってたしね。

でも、それを損ないまくってくれたのが、解説!解説!!せっかくいつになくあの死の呪文を吐く(「姉の魅力にまいっちんぐ」「春も夏も冬も亜紀は元気です」)実況アナが、冒頭にちらっと呪文を唱える程度で演技中は黙りこくって大人しくしていたというのに!やーぎーぬーまー!お前は何で一人でべらべらべらべらと演技と関係ないことをしゃべり続けているんだ!!黙れ!!ノクターンのあの静謐な演技中に、なんでお前はいつまでもいつまでも、筋トレ話、しとんねん!!ノクターンと筋トレて!!ステップシークレンスはポイントになるとか、もーーーー、いまそういうの必要ないから!!!これ、エキシだから、ただただステップを楽しみたいの!!ポイントがどうとか関係ないの!!
ロクサーヌでも前半は、せっかく客席悩殺アピールをしているってのに、全然関係ない話をべらべらべらべら、黙れ!!気が散るだろ!!と思っていたら、ストレートラインステップに入った辺りから、ぱたっと喋らなくなりました。わあ、黙った!やった、高橋のステップがあの呪いの実況と解説の口を塞いだんだ!!と喜びました。でも、終わったあとに当の八木沼に「言葉はいりませんね」などとしれっと言われて、また逆上。お前が言うなー!!ぜぇぜぇ。

今大会、男子は実況&解説的にはわりと恵まれた状況だったため、このノクターンとロクサーヌのやかましい八木沼解説には本当に参りました。特に高橋は音楽との調和がいいので…音楽もちゃんと聞こうとしてしまうので、いっそう八木沼の声が邪魔で邪魔で。慣れれば、この声脳内消去できるかなぁ…。いまんとこリピするたびに「筋トレ筋トレうるさいわー!!」と逆上しちゃうんだけど…。

いらんことで興奮しすぎてしまった。
続いて、浅田。ていうか、浅田の演技がどうこう以前に、生オケの音が変すぎます。大丈夫じゃないな、こりゃ。さらに、もともと全然好きじゃないエキシなんですよね…(汗)。浅田にはまってない感じがしちゃって…。曲自体はボーカル入りで可愛いと思ってたんだけど、その曲も生オケで変なことなっちゃってるし。まぁでも16歳だし、表現力とか求めてもね。でも、彼女は、経験積んでくればすぐ良くなると思うけど。

トリは荒川さん。トゥーランドットプロバージョンってことでいいのかしら。いやー、壮大になったねぇ。もともと壮大で男前な滑りをする選手でしたが、3割増ぐらいの勢いでもっと壮大に雄大になってるな…(笑)。おなかいっぱいってぐらいにためてためてためた演技。いやー、一年で本当変わったね。本田君はそうでもないけど、荒川さんは本当に滑りが変わったなぁと思いました。
でも……わー、試合用のほうが好きだったかもしれない^^;。すみません、すみません。トリノのやつ、何度も見ちゃったからかなぁ。なんか今回のはストーリーがなかったような気がしました。試合用のときのはトゥーランドット姫の氷の心が溶けていくっていうストーリーに演技の流れがある程度沿ってたと思ってるんですが。いや、曲も話も知らんので勝手な推測ですけど。でも、あのイナバウアーから3-2-2に行くところの旋律がメインでしょ?そこがちゃんと起承転結の結になっててそこから感動のエンディングで締めってな感じになってた(その上そこを滑ってるときの荒川の笑顔がいっそう感動的だった)のでよりいっそう感動したところがあったと思うんですが、今回あちこちにそのメインの旋律が散らばってたので、起承転結がわからんかったんです。
あと、確かに荒川さんの壮大な滑りは大好きだし素晴らしいんだけど、私、ステップとかも好きなんですよね。You Raise Me Up、アヴェ・マリア、そして今回のトゥーランドットプロバージョンと、なんつーか、キレのいい要素がほとんど見あたらないのがちょっと惜しいです。やっぱりメリハリってのも大事じゃないかな。全部そういう感じの曲ばかりだからなぁ。私、ドルトムントワールドのときのSPの白鳥の湖、妙に好きなんすよ。キレキレで。トリノのSP幻想即興曲も好きなんですよ。そういうのも見たいな、やっぱ。

ま、番組としては、高橋の予定外だったロクサーヌフルを全部流してくれただけで、本当幸せでした。やぎぬまは本当にうるさかったけどな。それに、エンディング全然映ってなかったけどな。また岡本さんが…いや、細かいことで文句は言うまい。絶対ロクサーヌは放送されないと思ってたから、全部見れただけでよかったです、本当に。

Posted by koko at 05:21 AM

ジャパンスーパーチャレンジ

[フィギュアスケート] 2007.01.05(Fri)

表現力・芸術性を競う大会っていう、不思議大会だったのですが。こりゃもう高橋はオハコなんじゃ?と思ったけど、なんか見てみたらけっこうすごく微妙感漂う放送だった(笑)。男子は西岡さんがいつもよりうるさかったし、その内容がやたらと勝負勝負って煽る感じで。でもいくら勝負勝負煽られても、表現力や芸術性を競うったってねぇ?って感じで所詮お遊び大会なので、その辺の落差が微妙だったんだと思います。

神崎さん、かーっと。なんでやねん!前回のメダリストオンアイスも、ウワサのカン様が見れると思ったのに見られないし、今回もすごい凝ってる感じのプログラムだったのに〜。小塚くんのエキシは個人的にはイマイチ…。N杯でもそうだったんで、そんなに好きなプロじゃないんだろうな、私。まぁまだ17歳だから。
織田くんはルースター。パジャマのエキシ。これはよかった。問答無用によかったです。勢いもあり、楽しさもあり、ジャンプは跳びまくり、いちばん会場を盛り上げたんじゃないですか?こう見ると織田くんやっぱりいいなぁ。で、やっぱり今期のフリーはちょっと合ってないし、まだモノにできてないんだなって感じがしましたねぇ。でも、将来的にはそういう表現系の挑戦もきっと生きてくるんだろう。

高橋はもちろんロクサーヌ。ライトアップされてない会場でのロクサーヌって、やりづらかろう…。途中の悩殺シーンが実況席の前で、本田君と目が合ってしまってうっかり笑ってしまってた(笑)。まぁ確かにあれを本田君に向かってやってどうするって感じだな(笑)。全体的には直前のメダリスト・オン・アイスのロクサーヌが神降臨だったもんで、今回は至って普通な感じでした。いや、ジャンプは全部決まったし、ミスないし、良かったんだけどね。あれですわ、MOIで120%ぐらいの興奮を味わっちゃったので、80%じゃちょっと満足できないの、みたいな感じ(笑)。本人も最後のほうバテちゃって不満足って言ってましたし。ていうか、こんな余興みたいな大会の演技でも、反省点を振り返るまじめないい子…(笑)。
高橋が一位。表現力が満点。でも、織田くんが一位でも全然おかしくなかったですね。つか、やっぱどっちでもいいわ、これ(笑)。

女子はうーん、実況がなんか浮かれていてうるさいな。勝負勝負煽られるよりは気楽なほうが、個人的には助かるけども、なんとなくセクハラちっく。あ、そうか。女子のエキシを男三人で語ってるのがいけないんだ、多分。

さりげなく太田由希奈がかーっと。どういうこっちゃ!!表現力だぞ表現力!太田を出さずにどうするよ。
武田奈也はもう本当可愛いとしかいえない。その言葉しか思いつかん。ほんっとーーーに可愛いのだ。MOIよりもよかったですね(ただし、髪型はMOIのほうがよかった)。

プルシェンコ。珍しく3A失敗。でも、余裕の演技。トスカならあのステップが見られるなと思って楽しみにしてましたが、改めて本当にすごいステップ。でも…絶対真似してほしくねぇな(笑)。これはプルシェンコにしかできないし、プルシェンコにしかやってほしくない。いくらこれをやったらレベル4だといっても…(笑)。なんでこんな動きなんだろか、この人は?ストレートラインはまだ少し普通かも。サーキュラーは変態すぎると思う。
荒川さん。ボーカル入りトゥーランドット。MOIではなんとなく物足りない気分だったけど、なぜか今回はすごく良いように感じたですよ。壮大な滑りが今回はとても気持ちいです。なぜだ?

ダイジェストに太田が。けっこう長くやりましたけどね。この人は指先の動きと体のラインがとてもいいですよね。
浅田真央はエアロと登場。去年のエキシビですね。うーん、こっちのほうがいいなぁ。素直に可愛いです。

後半はまぁ気楽に見られました。ていうか、そもそもそういう気分で見たかったのに…最初の西岡さんが対決ムードを煽りすぎなだけだったんだな。あー、でもカメラワークよくなかったですね。なんかすごい素人っぽい感じのカメラワークだったぞ。全体的に。あと、一応は試合だからっていう前提でライトアップなしだったんだとは思いますが…うーん、やっぱりライトアップあったほうがよかったかも。

Posted by koko at 04:49 AM | Comment (0)

東京ワールド

[フィギュアスケート] 2007.01.09(Tue)

またまたアイスショー放送がありました。どんだけフィギュアスケートを放送すんだ、この年末年始。BSにとても心惹かれますが(BSフジの全日本放送とかBSジャパンの今日の放送の完全版とか)、反面、とっても見切れないとも思います(^^;;。地上波だけでもすでにアップアップだもん。また高橋は日本選手の中でも特に皆勤賞なみに働きまくっているしね〜。荒川さんの次にショー出演が多いんじゃないか。

前回のジャパンスーパーチャレンジだっけ?大会がちょっと中途半端だったので、どうかな?と思ったけど、今回はすごく良かったです。でも、JSCだって中途半端って言ってもミスとかはないし、ノリノリ具合の違いだけだから…本当に12月以来鬼のように安定しているなぁ。

なんかもう全日本の調子のままワールドに突入しちゃえばいいのにって思ったりもするんですけど、まだ2ヶ月以上ありますね。長いな。なまじかこの調子を維持できればちょっと本気でメダル圏内な感じなので、欲が出てしまいます。でも二ヶ月も維持できるもんなのか…?(心配性)

やっぱり本命はランビエール、ジュベール…あとバトルの回復状況によってはバトルでしょうか。どうやらジャンプなども復活していていい感じの様子なので、バトルは通常レベルで考えたほうがよさそうだなと思ってますが…。ウィアーはちょっと今シーズンはいい話が一向に聞こえてこなくて、かなり厳しそうな感じです。あとはライサチェック?ただ、ライサチェックと織田くんって似たポジションですよね、おそらく。上位選手が崩れたときにメダルをかっさらうっていう…。その意味では飛び込んでくる可能性は織田くんともども十分ありますが。

結局自力優勝が可能と見えるのは基本的に4回転を持っている選手ということで、ランビエール、ジュベール、そして高橋(そもそもここに加われたことがすごい!んですよね。12月になるまではこんなとこに入れるとは思ってもみなかった)の三人。

ランビエールは今期、なかなか調子が上がっていない上にジャンプの入りがそうとう難しいプロに挑戦していて、国内選手権ではほとんどジャンプが決まっていなかった様子です。しかし、これまでも最終的にはなぜか3月のワールドでは辻褄を合わせて優勝をさらってきた男でもあるんですよね…。スケカナと国内戦の様子では今期はちょっとまとめられないような気がするけど…。でも過去2大会のことを思うと「という風に見せかけて〜」的なことが起きそうで、怖い選手です。本来はそういうタイプじゃないと思うのに。

ジュベールは多分現実的にいちばんチャンピオンに近い男だろうなぁ。何しろ今期は調子いいし。個人的には面白くてしょうがないけど反面大物に見えないという事情があり(だって007…)、こんなこと書いてるとなんか不思議な気分になってしまうのですが、やはり4回転を1プログラムに3回入れられる安定したジャンプはすごいです。そのほかもそこそこ点をもらっているので…うーん。やっぱり普通に演技したらジュベールなんだろうなぁ。

で。高橋。表彰台の一番上を目指すならば、まぁ全日本並の神降臨演技が絶対条件ですよね(汗)。神降臨演技が絶対条件って辺りですでにだいぶん厳しいわけですが(笑)。ただ、以前に比べて、神降臨演技を披露できるスーパー高橋の登場確率が、飛躍的に高くなっているのも確かです。だって、去年までは前は年に一度現れるかどうかだったんだから。N杯で織田くんファンに言われてたもん。「年に一回みられるかどうかの本当に強い高橋君が来た」って。とは言え、なにしろ直近過ぎる12月以降の話なので、この状態がどれだけキープできるものなのかは想像がつきませんわ…。
でも、もし神降臨演技が来たとしても、まだジュベールを追い越せるかはなんともいえないですよね〜。ジュベールが3回4回転を決めてきたら…高橋が神演技でも厳しい。しかし、だからと言ってジャンプ構成はすでに今の高橋の上限を極めていると思うので、あとはジャンプ以外の要素で加点勝負になってくるのかなと思うんですけど、そっちについても織田くんのように確実に加点が取れる状態じゃないんだよね。

そもそも、フリーのオペラ座ってすごく大変なプログラムなので、ノーミスで滑りきることにハードルがある。個別の要素にしても、ジュベールも別段スピンが得意な選手だとは思わないけど高橋も全然スピンは弱いしね(汗)。点数的にはけっこう弱点といってもいいんじゃないですかね(汗)。
ステップはいくらなんでも高橋のが点もらえると思いますが、レベル4が取れるとは思わないほうがいいですから(まだN杯と全日本でしかもらえてないから)…そうなると加点がそこまで大きくつかないですもんね。今回に限らず、高橋はステップで安定的にレベル4が取れるようになったら、点数的にはかなり強くなれるんだけど…レベル4になにが足りないんでしょうね〜。ステップのレベル認定は主観により過ぎててわからん…。
あと、ジャンプも…前半3つのジャンプは、成功すれば4回転も含めてすごく綺麗に跳べていると思うのですが、後半の5連続ジャンプは、やはり決めることだけで精一杯なのでしょう。ランディングがあんまり綺麗じゃないときがちょいちょいあります。特に鬼門になっている3Loジャンプは、ランディングの悪さが去年までの高橋そのままだと思うし。あと、3-2-2もコンビネーションジャンプで詰まる感じが出ちゃうことが多いような。前半3つのジャンプやSPのジャンプから見て基本的には直ってきているのは間違いないと思うんだけどね。

しかしこんなことをつらつら考えていると「まだまだ大量に改善できる余地があるんだな、まだまだ彼はすごくなれるんだ、がんばれがんばれ」なんて思っちゃう辺りがもう(笑)。

Posted by koko at 05:10 AM | Comment (0)

シマウマが!

[フィギュアスケート], [フィギュアスケート] 2007.01.16(Tue)

なんかあの富士ゼロックスのCM(田臥選手が出てたやつ)に、なんとランビエールが出てますね!しかも、よりにもよって、あのトンデモなシマウマ衣装で(笑)。いやー、あのCMなにげに気に入ってたので、そこにランビが来ただけでもおもろいのに、わざわざあの衣装で…(笑)。

ところで、あれ、シマウマ柄だなぁとは思ってましたけど、本当に動物のシマウマをイメージして作られた衣装らしいですね。何でヴィヴァルディの四季でシマウマをイメージしちゃったのかだいぶ謎に満ちてますが、それ以上にシマウマをイメージしているのになんであんな鮮やかなオレンジと鮮やかな青というトンデモなカラーリングになっちゃったのかが本気で謎です。いや、面白いからいいですけど。…いいのかな?
それにしてもこのランビのシマウマといい、ジュベールの背中に「007」(あるいは左胸に「007」)とロゴの入った冗談のような衣装と言い、ユーロ圏の衣装センスはすごいものがありますよね。ランビはともかくジュベールは、あの衣装とあのプログラムってだけでついつい軽んじてしまいますけど(だって、猫パンチとか。でも、何度見ても笑えて好きだけど(笑))、今年の世界選手権金メダルの本命なのよね。そうか、そう思うとあれフリーじゃなくてよかったなぁ。

Posted by koko at 04:24 AM

ランビが!

[フィギュアスケート] 2007.01.18(Thu)

昨日から富士ゼロックスのCMが始まったばかりだとゆーのに、衝撃の情報が。
ランビエールがユーロ選手権欠場を決定したそうです。どうやら精神的なもの、モチベーションがあがらず、悩んでいる様子…。ユーロはともかく東京ワールドはどうなるのかと言うと、まだユーロ以降は未定とのこと。東京ワールドも出場するかどうか未定。

ううーん、この状況では、ランビは東京くるよ!とはとても言えないよな〜…。

もともとランビは膝に故障があるし、すでにワールド二連覇、オリンピック銀メダルを獲ってて、その上将来は医者になりたいという夢を持ってはるので学業も大事(文武両道ですなぁ)。しかし、見た目よりけっこう若いんですよね。高橋とひとつ違い。織田くんと2つ違い(書いてて信じられないが)。というわけで、年齢的にはまだまだ続けてほしい年齢。そんなこんなでオリンピック後は去就が注目されていた記憶ですが…今シーズン参戦ということでみんなほっとしてたと思うんですけどね…。

いやー、確かに今シーズンのランビエールはどうなのかなぁっていう感じはあったけどもさ、でも、東京ワールドに来ないっていうのはかなりショックです。なにはさておいてもディフェンディングチャンピオンだしさ。それに私、まだ調子のいいランビエールの演技を見たことがないんだよお。男子をちゃんと見始めたのが今シーズンだから。見たかったのになぁ…。
それに勝負事としても、やっぱりねぇ、直接対決で決めたいし。なによりも勝負事としては、ジュベールが可哀想だよね。今シーズンはもう「打倒ランビエール!!」の一念で頑張ってきたんだろうと思うし(彼は日本勢なんぞ眼中にもあるまい)。メラメラ燃え盛っているのが傍目にも丸わかりでしたし。あーあ。
あと、東京ワールドに来なかったら、なにげに富士ゼロックスも可哀想なんだけども^^;。

でも、確かにランビの状況でモチベーションを維持するのは本当大変だと思います。仕方ないと思う。膝も悪いし。なので、ランビに来いとはとても言えないのですが、やっぱり残念は残念。東京で直接対決してほしかった。

それにしても、正直日本強すぎないだろうか。女子はまぁ強いのわかってたけど、男子までこんなことになるなんて。なんかけっこう強いんだよね〜、気付いたら。ランビが抜けるとなると高橋、織田くんともにメダルが取れてしまう可能性すら出てきます(これはさすがにアマアマですけど^^;)。ノーミスの構成で行くとジュベールと高橋が二強(ジュベールのほうが上です)、ちょっと開いて、ライサチェックと織田くん、怪我の予後次第ではバトル辺りが団子。これはもう誰が3位に飛び込んでも不思議じゃない。怪我の予後が良くて通常の状態で考えていいならバトルがアタマひとつ抜けそうですが(カナダはまさにいま国内戦なので怪我明けの情報が入ってくる直前)。ウィアーは今シーズンはむりっぽいなと思いますが、もちろん3位狙いの団子に入ってくる可能性はあります。しかし、どうもフリーがまとめられない感じがしちゃうんだけどね。あとはプレオベール?プレオベールはさすがに表彰台はないと思いたいです。とか言ってる隙にサンデュがいきなり飛び込んで来たらどうしようっていう感じもありますけど^^;。あと、去年の女子みたいにいきなりキミー・マイスナーみたいなのが飛び込んでくるとか?誰がいるんだ、そういうの。トーマス・ベルナーとか?あとはロシア勢ですか。しかし、なぜか私ロシア勢全然わからないんですよね〜…。誰が有力なのかすらわからんです。困ったもんだ。

あー、せっかく高橋がユニバーシアードでSP一位になったというのに、ランビ情報でそれどころではなくなってしまった。それにしても高橋のSPの安定感はただごとじゃないですね。なにげに、高橋は今シーズン一度もSPでミスをしてないんだよな。すごいなぁ…。

Posted by koko at 05:13 AM | Comment (0)

ユーロ選手権その他もろもろ

[フィギュアスケート] 2007.01.26(Fri)

ユーロ選手権開催中。うちはJ-Sportsとかは契約してないので、見られないわけですが、昨日のSP、今日のフリーとなんとなーく微妙にオンラインリザルトやらなにやらをリアルタイムで追いかけていました。

ランビエール欠場により、ジュベール圧勝かと思いきや。SPで4-3のコンボが入らず、ジュベールの点数があんまり出なかった。でも、そこまでかなり壮大な自爆大会だったので、ジュベが一位だったのですが…最終滑走のベルナーくんがここに来て神演技を披露。ジュベを抜いた!!ひえー!!ジュベの007、ランビエールのシマウマの系譜に連なるキテレツ衣装のベルナー君が!!ちなみにどピンクのシャツに黄緑?若草?色のスカーフ、黒いオーバーオールという姿で、バッハの「トッカータとフーガ」を踊ります。意味わかんないよ、ベルナーくん。
実はこの選手、高橋と同じスケカナに出場してまして、SPでは高橋、ウィアーに次いで3位だったので放送があったのです。で、あまりのわけのわからないインパクトに面白くなって、演技を残してあるほど。なので、「あれ?ベルナーってあれだよな?!」と私は何者かわかったのですが、わからなかった人も多かった様子。

いやー、でもベルナーくんは全然知られていなかったけど、動画で見た感じ、たまたまラッキーでこの位置につけたという感じじゃない。スケーティングもなかなか見ごたえがあるし、スピンもステップも弱点らしいものがあんまり見当たらないです。ジャンプは綺麗だし。スケカナも今回のユーロもフリーがまとめきれなかったですが…なんか一二年前の高橋みたいな印象なので、来年あたりぐっと伸びてきそうです。

で、ユーロは最終グループは全員?ぐらいの勢いでぽんぽん4回転を跳んできたようで、ひえー。すごいなぁ。まあ、全体的に点は低いけど…^^;でも点数以上にドラマの多い非常に見ごたえのある大会だったみたいで、いいなぁ、見たかったなぁ。

しかし、今大会でくっきりはっきりしたのが、男子は勝つためには4回転が事実上必須ということですね。プレオベールという愉快なフランス人は素人目に見てもスケーティングが荒くて汚いのですが(ごめん)、SSで7点出てる。どういうこっちゃ!と言いたくなりますね(笑)。いや、プレオ自体は面白いので好きですけどね。まぁつまり4回転が決まれば7点ぐらいはもらえるっつーことなんですね。自分がめっちゃ応援している高橋は最近ようやく人に恥じないクワド持ちになりましたし、織田くんと差が出たのがクワドの有り無しだったのは確かなんで、別にクワド持ちにPCSが出ても高橋的には全然困りはしないのですが…でも高橋のことは無関係にちょっと釈然としないような気もする。クワドが決まったらSSがぼーんと高得点、決まらなかったらどこーんと墜落っていうんじゃ、なんとゆーのかスケーティングそのものの技術はどこで採点するんですか?っていう感じがする…のかな。SSってのは、そういうのを見る採点じゃなかったのかっていう…。クワドなしのバトルがクワドありのプレオにSSで負けてたら…とか思うとちょっと寒気するし。
かと言って、クワド持ちを特にPCSに反映させてなかった今年前半もなぁ。SSがスケーティング技術だとすると、実は今シーズン前半のスケアメ織田くんのSS、あれはあれで出すぎだと思ってたし(TESで加点つきまくりなのは納得なんだけど)。なんか、結局どっちにしても釈然としないんですよね。SSってなんなんだいったい!!っていう結論なんですけど。
SSを名前の通りスケーティングスキルだと思うからひっかかるんであって、SSは要するに順位点みたいなもんだと思うべきなんでしょうかね。

でもなぁ、クワドを入れろというならば、TESでの基礎点をまず見直してほしいですよねぇ。PCSとかに反映させるのはやっぱりなんか違う気がする。あのクワドの基礎点の低さがクワドに関するもろもろの諸悪の根源だしさ。


さて、その横で全米選手権も始まり、ライサチェックとウィアーのガチンコ対決です。どちらもベストに近い演技をして、1点差もない僅差で競り合ってます。今シーズンのウィアーはどうかなと思っていたのですが、さすがに全米では一歩も引かないですね。とは言っても、もともとSPに不安がありフリーが大得意なライサと、SPが得意でフリーには不安どころじゃ済まない心配を抱えている今シーズンのウィアー…。SPでライサに上を行かれていると、ちょっと厳しい感じがします。とにかく今シーズンのウィアーのフリーはいったいどうなったら正解なのかわからないぐらいグダってる演技しか見てないからなぁ。どうまとまるのかさっぱりわからない。

しかし、アメリカ二人とも公式練習ではバンバンクワドを跳んでたらしいので、いやー、なんかさすがに役者がそろってきたなぁって感じがしますね。プルが今シーズン休業、さらにランビのユーロ欠場となって、東京ワールドがなんかショボくなっちゃいそうな感じがしてましたが、いやいや、ここに来て、なんかとても楽しそうな気がしてきました。ユーロでクワドを跳んでた選手やらライサやらウィアーやらがクワドをぽんぽん跳んできたら、すごいわぁ。全然予想外の選手がいきなりぽーんとメダル持っていったりして。こえー。高橋もね、12月以来あまりにも調子がよすぎたため、予想がまったく立てられないっていう怖い状況なんですよね、今。だって、N杯でいきなり覚醒して以来、一度もミスしてないんだもん…^^;。だからジャンプミスした場合の予想がまったく立てられないのです。でも二ヶ月後もこんな状態のままでいるかはわからないし。

でも、まぁ大会は盛り上がる方が嬉しいですわ、やっぱ。ちなみに自爆大会がいちばんいや。

Posted by koko at 05:08 AM | Comment (0)

全米選手権その他

[フィギュアスケート] 2007.01.29(Mon)

全米選手権男子フリーが終わって、これまた、面白かったようで。

で。ライサチェックが来ましたねー!ここに来て、4-3を決めたかぁ。そうかぁ。全日本での高橋と同じような、ノーミス神降臨演技。ワールドでも優勝候補としてライサチェック急浮上です。うーん、ライサかぁ。盲点。というかアメリカ勢が今シーズンはあんまりモチベ上がらない気がしてたので、全体に盲点でした。織田くんと同じようなことになるかと思ってたんだけど、そうかぁ、クワド入ったかぁ。ユーロのクワド祭りと言い、ライサと言い、高橋と言い…これは本気で、新採点導入以降沈んでいたクワド時代が再来したかなって感じですね。いやー、本当役者がそろってきたなぁ。思いがけない盛り上がりでドキワクですよ。

とは言え。ライサチェックって名前はずーーーーっと知っているのですが、どうも何の因果か一度も見たことがなかったのです(…おい)。名前だけはよーく覚えているのですが、顔もよくわからなかったぐらい、印象が薄い選手でした。スケアメではいくらなんでも放送したはずだと思うのですが…飛ばしてしまったみたいで。とゆーわけで、ライサのフリーのカルメンは3年目のプログラムらしいのに、今回初めて見ました(汗)。で、見たところ、なんで自分が飛ばしてたか判った気がする。…多分前半が退屈だったんだろうなぁ…(すみませんすみません)。後半は闘牛士で盛り上がるのに、その盛り上がるところまで待てなかったらしい…^^;。

で、拝見して、まず思ったこと。ライサと高橋が続けて滑ったら、多分モデルとそこらのちんちくりんの子どもみたいに見えるだろうということ(爆)。ライサってば、本当モデル並みのスタイルなんだもんよー!背たかーい!手足ながーい!頭ちっちゃーい!いやー、マジでスタイル良いなぁ。参ったなぁ。立ち姿だけ見てるとまったく勝てる気がしねぇ(笑)。

ま、でも…演技自体は、高橋といい勝負って感じの構成でしたね。でも、スピンはちゃんとしゃがめてるし、ライサのほうがうまいな…というより、高橋のスピンはいまんとこメダル候補の誰にも勝てる気がしないのだけど……^^;。とりあえず加点は置いといて、レベルの取りこぼしだけしないようにがんばれ!って感じだもんな^^;。ステップはなんかおもろい動きがありました(シュワッチってな感じで、どこへ飛んでいくのかと思いました)。

まぁこれで、優勝候補に堂々と名乗りを上げたライサ。いまんとこ、ジュベがクワド3回(SPでも4-3)、ライサがフリーで4-3コンボ、高橋がフリーでクワド一回って感じです。ただ、高橋はクワド一回構成で考えられる限りの点を稼ぐ点取り構成のため、実はジュベよりもフリーの基礎点は上。でも、今回のライサの構成は高橋も超えたっぽい、かな?うーん、正直拮抗しすぎていて、まったく予想が立たないなぁ。基礎点は多分ミスひとつで入れ替わるぐらいの差しかないような気がする。ただ、後半顕著になったクワド有無によって、PCSで差をつけられる可能性も考慮すると、高橋はSPでもフリーでもどっちでもいいからもう一度クワドを入れたほうがいいのかもしれないんだけど…どっちにしてもハイリスクで怖い。SPの4-3はもちろんハイリスクだし、フリーに至っては…いったいどこにもう一回入れるんだって感じだし。無理やり入れるとしたら、最初の4Tを4-3にして、3A-2Tを4T…?あ、これだとザヤックか。最初を4-2か、後半の3F-3Tを3F-2Tにする必要がありますね。しかし、それだと、どっちにせよ、リスクの高さに対して言うほど点数的なメリットがないんだよなぁ。でも、PCSでの格付けの関係でクワドを2回入れる必要があるとなったら、これがまだしも現実的なのかな…現実的かなぁ〜…。どうなんでしょうか、スタミナのほうは?後半のジャンプがもともと鬼構成なのに、その前にクワドを二回跳んでスタミナ持つかな?かと言ってクワド一回をクワドコンボに変更するだけだと、点数的にはクワド一回のほうが高いぐらいで、ぶっちゃけジャンプミスの確率をあげるだけ!クワドコンボを入れるなら4回転は二回跳ばないと、現オペラ座の点取り構成に対抗できないんだよね。しみじみモロゾフの点数稼ぎプロは優秀だわぁ(笑)。クワド増やすより今のままのほうが断然お得だもんなぁ。

ちなみに、いちばん高得点にできる構成は、後半の3F-3Tを4T-3Tにするだけというお手軽構成変更なんですけど…なんと4T2回3A2回、しかも4Tコンボは後半! 無理!(笑)

今のままでも十分優勝候補の一角だとは思いますが、どうなんだろうなぁ。本当クワド祭りの流れが一気に加速しているので、一回か二回かコンボかでPCSで差をつけられる可能性もなきにしもあらず…なのかな。わかんねぇー!メダル狙いならいまのまま、金狙いでノーミスのジュベにもライサにもがっつり勝とうっていうんならいずこかにクワドコンボを入れるって感じでしょうかねぇ。わぁー、こえーなー!

ちなみに今まで書いてきたことはすべてノーミス神演技を披露する前提です。今回は本当戦国時代の様相なので、ひとつでもミスがあったら落ちると思います…。わぁー、マジこえーよー!
しかし、今回の男子シングルは本当熱いですよ!本当拮抗しているので多分いちばん面白いです。高橋ファンとしては心臓には悪いけど(笑)。でも、やっぱり自爆大会とか見たくないからね。オリンピックとかしょんぼりだったし。みんないい演技ができるといい。

反対に女子は浅田真央がなぁ、頭二つぐらい抜けすぎてて、鉄板すぎる。まぁ最近ご存知の通り不安定なので、ミスの可能性も高いわけですが、それも含めて結局は浅田次第なんだよね。しかも、浅田は1ミスぐらいなら、GPFみたいにその後集中力を切らさなければ、なお優勝する可能性が高いと思います。で、次が安藤。これもノーミスならけっこう鉄板だと思います。ノーミスじゃない場合はもちろん波乱があるわけなので(しかも上位二人は不安定だしね)、全然決まりじゃないんだけど……ノーミスの演技でもある程度力が拮抗している今回の男子と違って、女子はノーミスだと鉄板なので、ちょっとね、自爆大会が嫌いな私としては、盛り上がりに欠けるんです。誰かがミスしたら…っていうのはちょっとね。でも、ここに来てもともと爆発力のある(しかしちと不安定な)イタリアのコストナーが復活してきたので面白くなってきたなあって感じ。マイズナーやキム・ヨナはいまいちパワーを感じず、どうもミス待ちの印象が強いですが、コストナーは自分から飛び込んでくるパワーがあるような印象なんです。

ちなみに私、荒川さん以来、本当女子ではこれと言って応援している選手がいなくなってて、どうも試合を見てても緊張感に欠ける感じでした。敢えて言うなら武田奈也と澤田亜紀は可愛くて好きですが、武田はまだジュニアだし、澤田はまだワールドクラスの選手ではないしなぁ。
で、いまんとこ、結局いちばん応援している選手はグルジアのエレーナ・ゲデヴァニシヴィリってことになりそう。オリンピックですっごい目に付いたんですよね〜。確かこの難しすぎる名前ネタでエントリーにもしたような記憶。彼女は今シーズン、ロシアと出身国グルジアの政情不安に巻き込まれてしまって、ロシアにいると逮捕されてしまうってんでロシアを退去せざるを得なくなり、行き先がなくなってしまっててスケートができない状態に陥っていたんですよね。そんなわけで、今シーズンの試合はN杯も欠場になってしまって、今後彼女はどうなるのか?スケートを続けられるのか?っていう感じだったのです。でも、どうやらアメリカに行けたようで。ユーロ前三週間しか練習できなかったようで、決して完全な演技ではなかったけども、とにかくリンクに帰ってこれてよかったと思います。今回だけじゃなくて、今後もアメリカで練習できるといいんですけどね…どうなるのかな。あと、彼女は東京ワールドには来れるのかな?ぜひ来てほしいですね。
でも、オリンピック以来一年ですが…すごい女性らしい体つきになってましたね。おっきくなったなぁ。練習不足で体が絞れてないのもあるかもしれないけど、太ったって印象はあんまりなくって…いやぁ、なんか色っぽくなったぞ。なんか胸でかいし。どきっとしてしまいましたよ。フィギュアスケート選手ってあんまり胸大きい人いないから、新鮮だなぁ。

Posted by koko at 01:55 AM | Comment (0)

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